洗車は必要?
車やバイクなどの車両は経年で汚れが付着します。拭き取りやケアをせずに放置してしまうとサビを発生したり、傷が付いてしまったり、中にはエンジンが不調を起こして運転できなくなってしまうケースまであります。
そのため、定期的に愛車を洗車することで、愛車の不具合を感知できたり、拭き取り時にパーツの劣化を発見したり、壊れてしまった箇所を修理することもできる必要なケアと言えます。
汚れを落とすことが大切!
洗車のメリットで1番大きなポイントは汚れを落とすことです。時間と共に泥汚れやホコリが堆積していきますので、時期や保管方法によっては2、3日でホコリやチリが堆積してしまいます。このままでは愛車の見栄えがよくありません。こういった汚れを一気に落とすことが洗車作業でもっとも重要なことです。
洗車の醍醐味とは?
洗車機や手作業にて洗車するということは、愛車の各部を点検することへもつながります。たとえば、タイヤの空気圧をチェックしてボルト類が緩んでいなかなどもチェックする重要なケアです。
そのためきれいにするだけではなく、愛車のメンテナンスという作業をすることが洗車という車両のケアです。日頃チェックし忘れていた箇所を点検することで、出先でトラブルを回避できます。
新たなワックスでコーティングする!
仕上げとしてワックスなどでコーティングすることがあります。ただ、こちらは経年でコーティング剤とも言えるワックスの効果が落ちてきますので、定期的なコーティングをする必要があります。
洗車をすることで古いコーティング剤やワックスを除去する役割もあるので必須です。
古いコーティング剤の上から新しいワックスを塗ることはよいメンテナンスとは言えませんので、洗車しながら古いワックスを落として、改めてコーティングするべくワックスを塗布していきます。
洗車と天気は関係する!
晴れていれば洗車後の乾きも早いですし、自分が濡れることもありません。その反面では車両全体をきれいにできないといったケースもあります。
洗車作業が苦手であったり、短時間で終わらせたい方に多いですが、丹念に洗車するということよりも、拭き取りもせずにさっと手短かに洗車を終えてしまうケースがあります。ですが、この方法では単に車を濡らしただけですので、きれいになったということではありません。
天気によって撥水性が違う!
天気がよい日に行う洗車であれば撥水もよいため、短時間で愛車が乾きます。そのため水垢が付きにくい天気と言えます。ですが、洗車は晴れた天気の日ばかりにメリットがあるわけではありません。
雨の日の洗車でも効果を得る方法があります。今回、雨の日に洗車をする方法を初めて知る方も多いことでしょう。確かにすべてがメリットとは言い切れませんので、まずは雨の日に行う洗車のデメリットからご紹介していきましょう。
洗車を雨の日にするデメリット①
雨の日は何と言っても作業がしにくいです。雨の強さにもよりますが、自分自身も濡れることが多いですので傘をさしながらの作業であったり、カッパを着たりしながら行うこととなります。洗車機であれば簡単な作業でも、DIYでは十分に洗車作業を行えないこともあります。
天気が雨だと自分が濡れるデメリットがある!
大粒の雨の日ではとくに濡れやすく、洗車する前に塗れにくい服装を準備しなければいけません。たとえば、長靴やポンチョ、手袋などが必要となります。
1台の愛車を洗車する場合、時間にして約30分以上かかることがありますので、完全に雨に濡れない格好をしなければならず、そこにまずデメリットがあります。
洗車を雨の日にするデメリット②
次のデメリットとしては、ケミカル系の手入れがしにくいという難点があります。汚れを落とし、洗車を終えたあとに可動部へグリスやスプレーでオイルアップすることがありますが、これらが使いにくいというデメリットがあります。
雨水によって各部へしっかりと油分が塗布できませんので、せっかくのサビ止め剤でもあまり意味がもてないためメンテナンスのデメリットを感じてしまうことでしょう。
雨の日はサビが進行しやすい!
サビ止め剤が入ったカーシャンプーがあり、そうしたアイテムを使うことで愛車をサビから守ることができますが、雨の日ですとその効果は半減してしまいます。
せっかく高価なカーシャンプーを使用しても、酸性が強い雨水によってその効果を得ることはできません。そのため、サビ止めを行えない洗車の作業は大きなデメリットとも言えます。
洗車を雨の日にするデメリット③
愛車の汚れを流すことはできても、仕上げ作業がしにくい傾向にあります。少々の雨であれば作業できますが、勢いの強い雨の日ですと、各ケミカル品による最大限の効果を発揮することができません。
愛車をきれいにすることが洗車作業ですので、磨いて曇り1つない仕上げにしたい方の場合、雨の日には向いていないと言えます。洗車してピカピカになった愛車を眺めることも有意義なひと時ですが、そうした時間を満喫することができない点はデメリットです。
雨の日は拭き取りやコーティングができない
ピカピカに輝かれ、撥水できるワックスで仕上げた愛車の塗装面を見ることはとても気持ちよい光景ですが、雨の日にそうした光景を目にするケースはほとんどありません。
汚れを除去することはできても、撥水効果のあるワックスでコーティングすることができませんので、本格的な撥水仕上げ作業をするには向いていません。
そのため、雨の日に洗車をする場合は、外装に付着した汚れを除去することしかできない点がデメリットと言えるでしょう。
洗車を雨の日にするメリット①
今度は雨の日に洗車を行うメリットについてご紹介します。愛車を青空駐車をしている場合であれば、泥や小石などの汚れもおおむね雨水によって流されていきます。
そのため、天気が良い日と比べると洗車で細やかに磨く手間が省けるメリットがあります。とくに車の上部は見えにくく、手も届きにくい箇所です。そのため、雨水によって高い箇所の汚れが下へ流れ落ちていくので洗車時間を短縮することが可能です。
雨の日はすでに汚れが落ちている?
車やバイクは駐車しているだけでもホコリが堆積していきます。とくに黄砂や花粉の時期ですと、自然発生する汚れも堆積していきますので1日で汚れが目立ってしまうことがあります。
ですが雨の日であれば、そうした汚れが飛散せず、愛車へ堆積もしていませんので細部への掃除も簡単というメリットを感じられます。
洗車を雨の日にするメリット②
天気がよい晴れた日に行う洗車ですと駐車スペースが狭い住宅地などでの場合、近隣への気配りも重要となります。水を勢いよく放水したり、ブラシで擦ったりと水が飛び散る要因が多々あります。
そのため、近所への洗濯物や車両類、建物の外壁などへ洗車で汚れた水が飛び散ることがあり、そうしたことが頻繁に続くとトラブルの元ともなりかねません。ですが、雨の日であればストレスを感じずに洗車できますので大きなメリットの1つです。
雨の日は周囲への気配りがいらない!
とくに強い雨の日に洗車をすることがおすすめです。やはり、近隣と密接しているスペースで行う狭い所での洗車作業では多くの汚水が飛散する傾向にあります。
そうしたことを嫌う近隣住民ともトラブルとならないためにも、雨が強い日に愛車を洗車してみましょう。汚水の飛散も抑えられる上、気兼ねなくゴシゴシ洗いやすい日ですので愛車の汚れもきれいに落とせて一石二鳥です。
洗車を雨の日にするメリット③
洗車とは愛車に付着した汚れを除去する作業です。ただ洗車が苦手であったり、嫌いであったりとケアが面倒だと感じている運転者も数多くいます。
ですが雨の日に行う洗車作業であれば、長期間堆積してしまった泥汚れなどでも雨水によって柔らかくなっており、とても拭き取りやすい状態です。
そのため、天気のよい日に行う洗車よりも短時間できれいにできるので、洗車が苦手な方でもとてもスムーズな作業をこなせます。
雨の日は頑固な汚れを落としやすい!
車には走行中にほこり、泥、砂、石以外にも飛んでくる虫が付着することがあります。小さな虫でもフロントガラスにしっかりとこびり付き、乾いてしまうと中々取れません。
走行する地域や季節によっても多くの虫、または鳥のフンの被害を受けることがありますので、こういった汚れでも雨水のおかげで柔らかく拭き取りやすい状態となります。
そのため、雨の日はしっかりと車両が濡れたことを確認してから作業しましょう。これにより走行中の視界性も格段に上がり、些細な汚れなどで事故を起こすことも回避できて安全です。
雨の日におすすめの洗車の仕方
雨天時の手作業でのケアは労力がかかりますし、拭き取り作業をしようにも傘をさしていれば両手が使えません。そのため古いワックスを除去することもできないので、洗車作業をしにくいと言えます。
ワックスの塗布をしなくてもいいので、簡単に汚れだけ除去したい場合や先のように近隣問題がある場合におすすめの方法もあります。
雨の日は高圧洗浄機を使って洗車すると効果的!
高圧洗浄機という便利な道具があります。こちらを使うことで雨の日でも端的な洗車作業を行うことができます。塗ってある古い撥水用ワックスでも簡単に除去できますのでおすすめです。
強い水圧で放水されますので、頑固な汚れでも短時間できれいに落とすことができ、車の上部へも届くホースで洗車できますので、身長が低い方や女性でも簡単に愛車のケアを楽しむことができます。
洗車機で簡単にケアできる!
雨の日の洗車が面倒であったり、急いでいる時にはやはり洗車機を使ったケアが便利ですので、ガソリンスタンドにて洗車機を使って愛車の手入れをしましょう。
DIYが苦手な方でも洗車機が自動で全体をきれいにしてくれます。しかも数分で終わりますので、洗車機を使うことで雨の日や隙間の時間でも愛車をきれいにできます。
その後、拭き取り作業は必須ですが、これにより仕上げ作業の撥水コーティングもきれいに行うことができます。洗車機で洗った後、スタッフの慣れた作業で撥水作業も可能ですのでおすすめです。
愛車を洗車して走りに行こう!
今回は、雨の日に行う車の洗車についてご紹介しました。意外と知られていなかったメリットを感じていただけたことでしょう。車に限らず、バイクでも同じように洗車することで車両の劣化を見つけることも大きなメリットです。
乗車前点検ともなる各所の不具合を見つけることは洗車作業の面白さや醍醐味と言えます。雨の日の洗車は決して悪いことばかりではありませんので、ぜひこれからの梅雨のシーズンに愛車をケアしてみませんか。
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