ブライワックスでアンティーク調に
アンティーク調の家具をDIYしたい
アンティークの家具に憧れを抱く人は多いことでしょう。でもヴィンテージと違ってアンティークは基本的に高級品です。我が家のインテリアに加えたくても、由緒あるアンティークには手がでません。なのでアンティークのようにみえる「アンティーク調」の家具をDIYするのがおすすめです。このDIY方法が分かれば予算の心配をすることなく、念願のアンティーク家具をいくつでも増やせます。
アンティーク調にするならブライワックス
アンティーク調の家具をDIYする方法とは、ブライワックスという木材用の着色ワックスを塗装することです。ブライワックスを塗装すれば、ホームセンターで安く販売されている木材でも、高級感のあるアンティーク調に仕上げられます。
どんな木材でもアンティーク調に
100均ショップに100円(2018/4/2時点の価格)で売られている、すのこはDIYで人気の木製アイテムですが、こういったものまでアンティーク調にできます。
ブライワックスの魅力
ブライワックスは使い方が簡単
ブライワックスの使い方は簡単で、塗装DIYの初心者でも上手にアンティーク調仕上げができます。多くの塗料の塗り方は、最後に仕上げとしてのワックスなどを上から塗らないといけません。でもブライワックスは着色ができるワックスのため、単体で塗装を完結させられるのです。また、後項で詳しく解説しますが、より美しい仕上げにするための塗り方として、オイルステインを下塗りする方法があります。
おしゃれに木材を保護する
木材を塗装する目的は、色をつけるだけではありません。木材の表面を保護する役目もあるのです。何も塗装せず素の表面のままだと、空気中の湿気を吸うので劣化が速まってしまいます。それに傷もつきやすくなることでしょう。ブライワックスは保護剤としての能力が高く木材を守ってくれます。しかもおしゃれな姿に仕上がるため、何も塗装していない木材があるなら、ブライワックスを使うのがおすすめです。
ブライワックスの使い方のコツ①
ブライワックスの色を知る

ブライワックスを塗装することで、木材をアンティーク調に仕上げられると説明した通りですが、色の変化をつけることができます。ブライワックスは1色だけでなく14色もあるからです。アンティーク調になりながらも、色による違いを楽しめます。どの色のブライワックスを塗装するかで、印象も大きく異なってくるため、色の選び方が重要です。まずはどんな色があるのか知っておきましょう。
ブライワックスの色を選ぶ方法
ブライワックスの色である14色が分かったら、イメージする仕上げに適した色を選びます。木材の自然な風合いをなるべく残すなら薄めの色、重厚感をだしたいなら濃いめの色といったように使い分けてください。また、明暗以外にも色味の変化があります。ナチュラル系や、シャビーなヴィンテージ、シックでスタイリッシュなど、お部屋のテイストにあった色味にするとおしゃれにマッチします。
ブライワックスの使い方のコツ②
アンティーク調に最適な色
ブライワックスの14色の中で、アンティーク調仕上げに最適な色は4色になります。アンティーク・マホガニー、スパニッシュ・マホガニー、チーク、チューダー・オークという色名のブライワックスです。どれも茶色ベースに赤味がかった色合いという特徴を持っています。赤味がポイントで、実際の高級なアンティーク品の多くは赤味を含んだ色合いです。この雰囲気を違和感なく演出してくれるのが、これらの色になります。
おしゃれなアンティーク調の色
上記の4色は、あくまで高級感のある本来のアンティークを表現するのに適しています。もう少しカジュアルなおしゃれさを持った、ヴィンテージよりのアンティーク調にするならブラウンベースの6色がおすすめです。ジャコビアン、ダーク・オーク、ミディアム・ブラウン、オールド・パイン、ラスティック・パイン、ウォルナットが該当します。これらの色は赤味がみられず、どんなインテリアにもあわせやすいです。
人気のアンティーク調の色
ブライワックスの色でもっとも人気の高い色はジャコビアンです。黒色系のブラウンで、あか抜けたスタイリッシュさが感じられる色をしています。憧れのカフェにあるような家具、男前インテリアやブルックリンスタイルで主役になる家具をDIYするなら、このジャコビアンがおすすめです。他にも着色をしないクリアという種類もあります。これはワックスの効果だけを得るもので、木材の風合いを最大限に活かせます。
ブライワックスの使い方のコツ③
木材を研磨するのが塗り方の基本
木材は表面を磨く研磨(けんま)という処理をほどこしてからでないと、塗装できません。そのままでは表面がザラついていて、スムーズな塗り方ができないためです。それに表面が滑らかでなければ、家具として使いづらかったり、触り心地が悪かったりします。これでは高級なアンティーク調とは呼べません。丁寧に研磨をして、アンティーク調に見合う資材へと加工する必要があるのです。
研磨はサンドペーパーを使う
木材の表面の研磨処理には、サンドペーパーが適しています。サンドペーパーにも種類がいろいろとあって迷ってしまうかもしれません。記載されている番号に注目してください。番号の少ないほどヤスリの目があらくて、番号が大きいほど目は細かくなります。まず目のあらい番号で大まかに削り、次に目のこまかい番号で磨いていく流れが基本的な研磨方法です。
道具を使って効率よく研磨する
木材全体の表面を研磨しないといけませんが、手にサンドペーパーを持って磨くのは大変です。道具を使えば、楽に効率的な研磨ができます。大きな家具をよくDIYする可能性があるなら、電動サンダーを購入しましょう。サンドペーパーを取り付けるだけで、電動で研磨してくれます。そこまで必要ない場合は、ハンドサンダーがおすすめです。100均ショップに100円(2018/4/2時点の価格)で売られているものが使えます。
木材を掃除する
研磨をほどこした木材は、木の粉やクズにまみれています。これをしっかり拭き取ってきれいに掃除してください。木材に木の粉がついたままの塗り方でブライワックスを塗装すると、木の粉をすり込んでしまって美しい仕上がりになりません。特にアンティーク調は、きれいな状態が前提ということをふまえておく必要があります。また、木の粉を吸ってしまわないようにマスクやゴーグルをして研磨しましょう。
ブライワックスの使い方のコツ④
アンティーク調の傷をつける
アンティークはきれいな状態でないといけませんが、多少の傷はあった方がリアル感を演出できます。そのためあえて自分で木材へ傷をつけるのです。塗り方の前に傷をつけておけば、ブライワックスが傷をよい雰囲気で目立たせてくれます。先に傷をつけることがコツです。塗装後の傷は、ただの損傷にしか見えなくなるので気をつけてください。
傷をつけるための道具
木材へ傷をつけるための道具は何でも大丈夫です。小さく細かな傷をつけられるのはナイフやカッターになります。ハンマーでたたくと味のある打撲傷をつけることが可能です。クギの抜き穴跡は、そのままですがクギを打ったあとで抜くと再現できます。他にもいろいろな道具の使い方を工夫して、さまざまな傷を表現してみてください。自然でリアルに見せることがポイントです。
ブライワックスの使い方のコツ⑤
傷をつけすぎないように気をつける
上項で傷をつけてよりリアルなアンティーク感をだすと説明しましたが、やりすぎには気をつけてください。傷は簡単につけられるので、ついつい傷だらけにしてしまいがちです。傷が多くなると高級なアンティークではなくなってしまいます。シャビーなヴィンテージ感をだすなら傷がたくさんあってもよいのですが、アンティークには適しません。
目立たないところへ傷をつける
大きな傷が目立っているとアンティークとしての価値がなくなります。アンティーク調はフェイクですが、リアルに近づけてこそです。そういった再現を目指しましょう。なのでその木材の顔ともいえる場所へ大きな傷をつけるのではなく、あまり目立たないところへ小さな傷をつける程度にしておいた方がよいです。先にいらない木材で傷のつけ方を練習し、どのように見えるのかを覚えてください。
ブライワックスの使い方のコツ⑥
ステインを下塗りする
木材へブライワックスを塗る前に、ステインという塗料を下塗りしておくと、より美しい仕上げになります。ステインは木材の繊維の奥へ染み込んで色がつくタイプの塗料です。ステインには水性と油性があって、油性のステインをオイルステインといいます。それぞれにメリットとデメリットといった特徴があるので、目的にあった方を使ってください。木材の表面を研磨したあとに塗っていきます。
ブライワックスが塗りやすくなるステイン
資材へ直接ペイントしても塗料がうまくのらない場合もあります。そういった時、色をつけたい塗料をきれいにペイントするために使うのが、シーラーと呼ばれる下塗り塗料です。ステインはこのシーラーの効果もあわせ持っているため、下塗りしておくとブライワックスが塗りやすくなります。そのうえブライワックス単体での塗装よりもきれいに仕上がるので、おすすめです。
ブライワックスの使い方のコツ⑦
ウォーターベース・ウッド・ダイを使う
木材をアンティーク調に仕上げるうえでおすすめのステインが、ウォーターベース・ウッド・ダイです。木材の風合いがより引き立ちます。このステインも色がさまざまあって、9色から選ぶことが可能です。下塗りに使う塗料なので、ブライワックスと重ね塗りすることになり、色の組み合わせ効果を得られます。ステインの色とブライワックスの色を重ね合わせられるのです。
オリジナルの色合いを作りだす
ステインとブライワックスの組み合わせで表現できる色合いは豊富です。ブライワックスの重ね塗り回数によっても変わってきます。そのため自分だけの色合いでアンティーク調を再現することが可能です。ウォーターベース・ウッド・ダイを塗るためのスポンジブラシがあるので、この専用の道具を使った方がよいでしょう。このステインをひと通り塗ったあとは、浸透させるようきれいに拭き取ってください。
ブライワックスの使い方のコツ⑧
ブライワックスを塗装する
木材へステインを塗ったら、ブライワックスを上塗りしていきます。塗るための道具は布地、スポンジなどがあり、アンティーク調に仕上げるためにはスチールウールがおすすめです。スチールウールについては下項で詳しく説明します。また、ブライワックスの原料は蜜蝋やカルナウバ蝋などです。なかなか洗い落とせないため、ビニール手袋かゴム手袋を着用して作業した方が後処理が楽になります。
ブライワックスの使い方のコツ⑨
スチールウールを使った塗り方
アンティーク調へ仕上げるためにブライワックスを塗装するなら、スチールウールを使うのがおすすめです。木材へ染み込ませることを意識しながら塗り込むのがコツになります。スチールウールには木材を研磨する効果もあるため、ブライワックスがよく浸透し、触りご心地も向上するのです。ただしスチールウールによる塗り方は少し慣れがいるのため、いらない木材で練習しておくのがよいでしょう。
ブライワックスの使い方のコツ⑩
仕上げに磨き上げる
ブライワックスは30分もあれば乾きます。乾いたらきれない布地でしっかりと磨き上げるのが、きれいに仕上げるコツです。この仕上げの磨き上げは、ブライワックスを木材へ浸透させ光沢をだす目的があります。それとブライワックスは色移りしやすく、その防止のためにも必要な作業です。きれいな白い布地を使えば、色の移り具合を確認できます。
ブライワックスの使い方のコツ⑪
ブライワックスは重ね塗りする
上項までがブライワックスの塗り方です。でもブライワックスは重ね塗りしてこそ真価を発揮します。ステインに上塗りするだけでなく、ブライワックスを重ね塗りするということです。これによって深みのあるアンティーク調になっていきます。
塗装を繰り返す
一度塗ったあとは、乾燥させて布地で磨き上げてください。それを繰り返すことで重厚感が増し、高級なアンティーク家具を作り出せるのです。
ブライワックスの使い方のコツ⑫
もうひと工夫加える
さらにもうひと工夫加えることで、より完璧なアンティーク調へと加工できます。それはタワシでこすることです。仕上げに布地で磨き上げますが、その前にタワシで磨いてください。こうすることで木材の風合いを目立たせられます。美しい木目や質感をした木材へと変身させられるのです。その次に布地できれいにします。
ブライワックスの使い方のコツ/まとめ
木材の塗装DIYでよく使われるブライワックスの魅力と、アンティーク調に仕上げる使い方のコツを解説してきました。使い方は簡単でコツをふまえて塗装すれば、よりリアルで美しいアンティーク調になります。軽く傷をつけ、ステインを下塗りし、ブライワックスも重ね塗りするようにしてください。色の選び方も重要です。インテリアに最適なアンティーク調の家具をDIYしてみましょう。
アンティーク調仕上げが気になる方はこちらもチェック!
今回はブライワックスの使い方のコツについて解説しましたが、ブライワックスについてもっと詳しく知りたい、アンティーク調仕上げが気になるという方は、下記のリンク記事を読んでみてください。
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