地面が陥没?!世界の巨大な「シンクホール」9選!日本にもあるの?のイメージ

地面が陥没?!世界の巨大な「シンクホール」9選!日本にもあるの?

地面が陥没する「シンクホール」世界中には巨大なシンクホールが多数存在します。そこで今回世界中のシンクホールを地域別に9か所集めてみました。この地面が陥没する現象の原因はどういうものがあるのか?そして日本での有無についても記載していきます。

2020年06月07日更新

麦食くま
麦食くま
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目次

  1. はじめに
  2. 地面が陥没するシンクホールとは
  3. 地面が陥没「世界のシンクホール」① イスラエル
  4. 地面が陥没「世界のシンクホール」② ヨーロッパ
  5. 地面が陥没「世界のシンクホール」③ 北米
  6. 地面が陥没「世界のシンクホール」④ 中南米
  7. 地面が陥没「世界のシンクホール」⑤ アフリカ
  8. 地面が陥没「世界のシンクホール」⑥ オセアニア
  9. 地面が陥没「世界のシンクホール」⑦ ロシア
  10. 地面が陥没「世界のシンクホール」⑧ アジア
  11. 地面が陥没「世界のシンクホール」⑨ 日本
  12. まとめ

はじめに

「シンクホール」と呼ばれる現象が世界中に起きています。定期的にニュースで登場し、最近では同時多発現象とまでいわれ、気になるキーワードの一つになりました。ここで改めてこの「シンクホール」は、どのようなもので、どうして発生するものか?その原因と世界中の有名な「シンクホール」にはどんなものがあるのか?世界を8か所の地域と日本の合わせて9か所に存在するシンクホールについてこれから紹介していきます。

地面が陥没するシンクホールとは

シンクホールとは何か?

最近ニュースでも話題になっている「シンクホールと」は何か、日本語では「陥没穴」と呼ばれる現象を一口で説明すると、何らかの理由により地下内部に空洞が発達し、その上の部分である表層(地面の部分)が突然崩落する現象をいいます。元々は自然現象で起きていましたが、最近は人工的な要因で起こることもあります、また、海面の下のシンクホールの事を「ブルーホール」と呼びます。

シンクホールができる原因は

シンクホールができる原因ですが、地下水による浸食や化学変化によって地下にある岩石もしくは空間が崩壊することによって、中の穴が地表にまで到達してしまう現象です。これは、長期的には崩壊しやすいと言われている石灰岩でできているカルストの地形では多く見られます。最近は人工的な理由。採掘場や鉱山だった跡地の崩落や都会の道路が突然陥没する現象も起きています。

旧約聖書にも「シンクホール」を思わせる記述

実は、最も古い書物の一つでもある「旧約聖書」の中にもシンクホールを思わせる記述があります。「モーセが、これらのすべての言葉を述べ終ったとき、彼らの下の土地が裂け、 地は口を開いて、彼らとその家族、ならびにコラに属するすべての人々と、すべての所有物をのみつくした」(口語訳聖書:民数記/ 16章 31ー32節)これは神の意に反した人が地中に落ちる所ですが、シンクホールを思わせる現象ですね。

地面が陥没「世界のシンクホール」① イスラエル

死海周辺に3000個の穴

シンクホールが世界中で急激に増えている場所があります。それはイスラエルの死海周辺です。現在3000個以上の小さなシンクホールが日々増え続けています。死海は体が浮くほどの塩分を持っている湖ですが、観光開発が進みミネラル分も豊富とばかりに、観光資源として死海の水を利用した工場が乱立しています。その影響でシンクホールができはじめ、死海そのものの水位も下がっています。

1980年代発見後も増え続ける穴

死海周辺のシンクホールは1980年代登場しました。10年後の1990年に40個程度あったのですが、その後毎日のようにシンクホールが発生するようになり、気が付けば3000個を超えるシンクホールが日々出来ている状態です。最近では隣国ヨルダンでも数百のシンクホールが確認され、20年後には死海そのものの水がなくなるとも言われており、早急な対策が必要です。

地面が陥没「世界のシンクホール」② ヨーロッパ

ギリシャで発生したシンクホール

2016年10月21日ギリシャ北部のイオアニア(ヨアニナ)の町で突如、オリーブ畑に巨大なシンクホールが発生しました。大きさは、面積約200平方メートル、深さは底の部分で約30メートル。科学者の見解では10月中旬にギリシャで起きた地震活動が原因とのことですが、過去の地震が原因でシンクホール発生の情報はありません。周辺地盤も危うい状態。世界中で発生しているシンクホールでも最大級です。

クロアチアの「レッドレイク」

クロアチア南東部にあるイモツキの町。ここは「ブルーレイク」という美しい湖が有名ですが、実はこの近くに「レッドレイク」と呼ばれるシンクホールがあります。これは巨大な陥没湖で、湖面から湖底まで深さ290mで、湖面から崖の頂上まで240m。合わせて530mあります。絶壁が酸化鉄を含んだ赤い石灰岩でできており、この絶壁の色から「レッドレイク」と名付けられました。

地面が陥没「世界のシンクホール」③ 北米

アメリカテキサス州「悪魔の陥没穴」

アメリカテキサス州西部の中心地サンアントニオから北西方向に133マイル(車で2時間)の位置に「デビルズ・シンクホール(悪魔の陥没穴)」と呼ばれる巨大なシンクホールがあります。この穴は入植者により、1867年に発見されました。穴の大きさは、12~18m。底までの深さは約121mあります。穴の内部には、コウモリが400万匹も住んでおり、正しく悪魔の穴です。

アメリカミシシッピー州「アイホップシンクホール」

2015年にアメリカミシシッピ州のメリディアンの町に新しく作られたレストラン「アイポップ」の駐車場にて突然シンクホール現象が起きました。陥没穴の長さは、約180mで幅15mほどです。深さは9mで、駐車していた車が陥没穴の底に入り込みました。負傷者がいなかったことが幸いです。原因は地中内部に通っていた古いパイプとのこと。人工的な原因のシンクホールです。

アメリカオレゴン州「ハイウェイ101」

2016年にオレゴン州のハイウェイ101に「シンクホール」ができました。 穴の底までの深さは18mと、それほど巨大ではありませんでしたが、実は前年の12月にも大雨による陥没が発生していたため、人々は「モンスター」と呼びました。これ以上の被害を食い止めるため道路は閉鎖され、修復には数千トンの専門材料を必要としました。道路閉鎖で経済的なダメージを受けた企業もありました。

地面が陥没「世界のシンクホール」④ 中南米

メキシコ「ゴロンドリーナス(スワロー)洞窟」

首都メキシコシティから北に500km。車で8時間以上かかる所に「ゴロンドリーナス洞窟」と呼ばれるシンクホールがあります。この洞窟の深さは開口部から底までは333m。実はその内部からまだ小さな穴が続いていて、それを加えると512mに。この洞窟は別名「スワロー洞窟」と呼ばれ、数千羽のツバメやインコが洞窟内に生息。朝になればそれらが一斉に外に出ていき、夕暮れ時に戻ってきます。

ベリーズ「グレートブルーホール」

地上の洞窟が水没し、浅瀬から穴が開いた地形になった「ブルーホール」この海の「シンクホール」で有名なのは、中央アメリカのベリーズ。世界2位の広いサンゴ礁があり、その中に世界最大の巨大な「グレートブルーホール」があります。1996年に世界遺産に認定され、直径313mで深さは120m。底の部分は外洋とつながり、魚が入ってきます。水深40m位の内部には鍾乳石のつららが見られます。

グアテマラ共和国

2007年2月23日、中米グアテマラ共和国で突然住宅地の真ん中に巨大な縦穴が開きました。この穴は10数戸の家屋を穴の底に飲み込み。5人が死亡。穴の深さは100m以上。この巨大シンクホールの原因は、下水道施設の破損によるもので、この結果水と多くの土壌が一緒に流され、住宅地の地下内部が巨大な空洞になり、突然起きてしまった事故です。この穴を埋めるために3億円かかりました。

地面が陥没「世界のシンクホール」⑤ アフリカ

エジプト「カッターラ低地」

世界最大の巨大な陥没穴(シンクホール)は、エジプトにあります。エジプト北西部のリビア砂漠にある「カッターラー低地」は、最も深いところで海面から133mも低く、穴の幅は120kmから80km。低地の総面積は18,000平方キロメートル。底の部分は塩田のようになっています。あまりにも大きいので、「穴」と言う雰囲気ではありませんが、まぎれもなく世界最大です。

地面が陥没「世界のシンクホール」⑥ オセアニア

ニュージーランド「ハーウッドホール」

ニュージーランドにある、世界中から多くの人々が探検に訪れる最深の垂直洞窟「ハーウッドホール」入口が50mで巨大な幅ですが、洞窟の内部で途中最大187mまで広がっている場所があります。深さは357mあります。底まで来ると内部が複雑に入り組んでいて、別の洞窟につながっている部分もあります。ここは洞窟内に流れていた川が原因でできた伝統的な形成方法で作られたシンクホールです。

地面が陥没「世界のシンクホール」⑦ ロシア

ベレズニキシンクホール

ロシアでは、旧ソ連時代の遺物が原因でできた巨大シンクホールがベレズニキの町にあります。この町は元々旧ソ連の鉱山でした。鉱山閉山後に都市を建設しましたが、その鉱山でできた穴をしっかりと埋めなかったために起きているシンクホールで、町の一部の地域に集中して毎日のようにシンクホールが発生しています。学校の閉鎖まで追い込まれ、範囲拡大が懸念されていて、町の移転も検討されています。

地面が陥没「世界のシンクホール」⑧ アジア

オマーン「ビマシンクホール」

シンドバッドの故郷。中東のオマーンの首都「マスカット」から車で1時間の場所にある「ビマ・シンクホール」石灰岩の浸食が原因で形成され、長さ約40m、深さ約20mのシンクホールです。穴の中は湖になっていて、水の透明度が素晴らしいので「天然プール」とも呼ばれます。政府が穴の壁に階段を設置したので誰でもこの水の中に入れます。水の中には小さい魚も生息しています。

中国西沙諸島のシンクホール

2016年に中国の科学者たちにより、南シナ海のパラセル(西沙)諸島沖に巨大な海底の穴が世界で最も深い水中のシンクホール(ブルーホール)がわかったと発表がありました。その穴の深さは300mあり、地元では「龍の穴」と言われています。科学者はこの穴を研究することにより、数万年にわたる気候あるいは水位変化に関する詳細な情報わかる可能性があると期待しています。

地面が陥没「世界のシンクホール」⑨ 日本

人里離れた地帯で起きている日本のシンクホール

最後に日本です。日本にもシンクホールが存在するか?例えば観光地になりうる大自然の巨大なシンクホールはありません。ただあまりニュースにはなりませんが、日本でもシンクホールは実際に起きています。そこは例えば元防空壕の跡だとか、古い炭坑や鉱山跡地で起きています。人工的に掘られた空洞による原因ですが、幸いにも人里離れた山林で起きています。

記憶に新しい福岡の巨大シンクホール

2016年11月8日。ついに日本でも巨大なシンクホール現象が福岡で発生してしまいました。ここは、福岡市地下鉄七隈線の延伸工事が長い間行われていて、そこでできた「空洞」が原因より起きてしまいました。最初は道路の左右2か所に陥没穴が発生し、その後道路全体が陥没しました。この時は博多駅前350mが通行止めになりました。世界中でシンクホールの事故のニュースは良く報道されますが、ついに日本でも起きてしまいました。

まとめ

世界のシンクホールを地域別に9か所に分けて記載しました。シンクホールは大きく自然由来のものと人工由来のものに分かれていました。自然由来のものは、巨大な洞窟だったり、湖や海中にあるものだったりとにかく「美しい」観光地で、機会あれば行ってみたい気がしますが、人工的な物は「あってはならない」ものばかり。こちらは普段の生活が脅かされますから、今後できるだけ起きてほしくないものです。

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