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多肉植物って初心者でも育てやすい?育て方のコツや寄せ植え方法をご紹介!

多肉植物は愛らしい姿で人気のある植物です。品種が多いため好みの種類を見つけられることでしょう。日光の当て方や水やりなど育て方のコツをおさえれば、初心者でも簡単に育てられます。多肉植物の植え方から手入れについて、増やし方や寄せ植え方法までを解説していきます。
2020年8月27日
gauyorim
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多肉植物について

多肉植物は多種多様

多肉植物はもともと乾燥した地域の植物で、水分をたくわえていることから、ふらんだ葉っぱや茎をしています。その特徴的な姿はかわいらしくて人気の高い植物です。多肉植物は品種がとても多く、形や色、サイズなどがさまざまあります。そのため誰もがひとつは好みの品種を見つけられるはずです。また、多肉植物はインテリアグリーンとしてもおすすめで、どんなテイストのお部屋でも最適な品種をあわせられます。

初心者でも育てられる多肉植物

多肉植物は、あまり水やりをする必要がないこともあって育て方は簡単です。なので初心者でも育てやすい植物になります。とりあえずお部屋に植物を飾ってみたいという時、まず候補にあげられるのは多肉植物です。後項で解説しますが、多肉植物にはグループがあります。そのグループごとに育て方のコツは多少異なるものの、基本的には難しくありません。どの品種を選んでも、ほとんどは問題なく育てられます。

多肉植物のグループ

三つの多肉植物のグループ

多肉植物は大きく三つのグループに分けられます。春秋型、夏型、冬型です。これらはそれぞれの型名が成長期にあたるという違いで分けたグループになります。各グループにあわせた環境を意識することが、育て方のコツです。育ていく多肉植物が、どのグループに属するのか先に確認しておきましょう。多肉植物をインテリアグリーンにするなら、エアコンを使ったり置き場所を変えたりすれば、季節を考える必要がなくなります。

春秋型の多肉植物

春と秋に成長するグループの多肉植物を春秋型といって、暑い夏と寒い冬は成長を休みます。この多肉植物の成長に必要な気温は、10度〜25度ぐらいです。時期的には、3月〜5月、9月〜11月ごろが該当します。春秋型の多肉植物は、主に欧米とメキシコが原産です。

夏型の多肉植物

夏に成長するグループの多肉植物は夏型です。成長期は4月〜10月ごろで、中でも気温が20度〜30度ほどまで上がる時期が適しています。11月〜3月ごろの冬になると成長を休むというタイプです。夏型というだけあって暑さを好みます。それは原産地の環境が影響していて、それはどこかというと熱帯地方です。暑さとともに日光を好むため、日光の当たる場所で育てないといけません。

冬型の多肉植物

冬に成長するグループの多肉植物は冬型になります。寒さに強く暑さに弱いタイプです。気温が5度〜20度の範囲内で成長します。その時期は9月〜6月ごろです。夏の暑さが苦手なため、夏場はなるべく涼しい場所で育てる必要があります。こうした冬型の多肉植物となった理由は、やはり原産地の環境です。このタイプは高山に生息するため、暑さよりも寒さに耐久性があります。

多肉植物の初心者向け品種

多肉植物の品種選びは必要

多肉植物はたくさんの品種があると説明した通りです。なので初心者は、どの多肉植物の品種にすればよいのか迷ってしまうことでしょう。インテリアグリーンにするなら、お部屋の雰囲気にあう品種を選びたいところですが、その中でも育てやすい初心者向けの多肉植物にしたいはずです。初心者におすすめの属や、有名な品種をご紹介します。多肉植物を置く予定の場所にあった品種を選ぶと、失敗を減らすことが可能です。

初心者におすすめな多肉植物の属

エケベリア属の多肉植物は、いくつもの葉っぱの並び方がお花のように見えます。そのため草花と寄せ植えにしても違和感がありません。お花の要素も加えたい場合に適しています。セダム族の多肉植物は、かわいらしく太った葉っぱが特徴的です。カランコエ属の多肉植物はさまざまなタイプがあって、好みの中から選べるでしょう。センペルビウム属は丈夫なので、多肉植物をちゃんと育てられるか不安な人におすすめです。

初心者に最適な多肉植物の品種

外でも育ちやすく丈夫な多肉植物は「虹の玉」です。「女雛(めびな)」は、葉っぱの並びがお花に見えます。しかも春〜夏ごろには本当に開花します。「十二の巻」はほとんど手間のかからない強い多肉植物です。水やりは少なくてすみ、管理の時間が少しもさけない人でも育てられます。細長い円錐状の葉っぱが上方向へ生えていて、しまの柄が特徴です。他にも「カシミアバイオレット」や「カネノナルキ」といった品種があります。


多肉植物に適した環境

多肉植物は乾燥が適している

多肉植物は水をたくわえた葉っぱや茎を持つことからも分かる通り、乾燥への適応力があります。これは原産地の環境がそうさせた進化で、乾燥した場所に生息してきたからこそ、湿度の高い場所は苦手です。そのため多湿となる場所には置かないようにしてください。湿気のこもらない風通しのよい場所が、多肉植物の置き場所として適しています。梅雨の時期は、どの場所でも湿度が上がりすぎてしまうので気をつけましょう。

多肉植物は日光を好む

多肉植物は日光を好みます。日光を浴びることで元気に成長するのです。理想は直射日光の当たらない明るい日陰になります。でも季節に注意したうえで直射日光を当てると、強い多肉植物として成長してくれるのです。春と秋は、直射日光に当てても大丈夫ですが、夏の直射日光は枯れる恐れがあるため明るい日陰にしておきましょう。冬は寒さに気をつけながら日光を当てるようにしてください。日光が育て方の一つのコツになります。

多肉植物は寒さに弱い

多肉植物は冬型であっても成長に必要な気温は5度〜20度です。品種によってさまざまですが、基本的にはこの5度よりも低い温度になると枯れ始めます。夏型、春秋型はさらに寒さへの耐性はありません。このため寒くなってきた時期から冬、そして暖かくなるまでは、室内で育てるようにしましょう。特に初心者は多肉植物をインテリアグリーンとして育てた方が安心です。ただし、日光の当たる風通しのよい場所へ置かないといけません。

多肉植物の育て方で必要なもの

多肉植物もジョウロが必要

これまでインテリアグリーンを育てていたりガーデニングをおこなったりと、植物を育てたことのある人なら当たり前のように持っているジョウロは、園芸初心者だと所持していません。多肉植物の基本的な管理方法は水やりになるため、水やりをするための道具となるジョウロは用意しておいてください。ジョウロはさまざまな大きさや水の注ぎ口といった形があります。育てる多肉植物のサイズにあわせたジョウロが使いやすいです。

多肉植物に必要な鉢

ほとんどの多肉植物は、すでに鉢に入れられて販売しています。おしゃれな鉢に入った多肉植物もあるので、最初は植え方を知らなくても大丈夫です。でも鉢の底に穴があいていないといけません。水やりした水が流れでずにたまり、根っこがくさって枯れてしまうからです。それに鉢底へ穴がないと、そこから酸素を得られなくなってしまいます。鉢植えの多肉植物を購入する際は、まず鉢底に穴があるかどうかを確認してください。

多肉植物の基本的な育て方

多肉植物の基本的な育て方は水やり

多肉植物は、日光の当たり具合や風通しのよさといった適した環境に置きさえすれば、あとは水やりが主な育て方になります。水やりを正しくおこなうことで、多肉植物を枯らすことなく育てられるのです。でもあまり水やりを必要としません。多肉植物は乾燥した地域が原産地で、水をためた葉っぱや茎を持つためになります。多肉植物を植えている土がしっかりと乾いたのを確認してから、ふんだんに水やりするようにしてください。

多肉植物にほどこす肥料

植物を育てるうえで耳にする肥料について、園芸に慣れていない人にとっては、できれば避けたい手入れでしょう。多肉植物は丈夫な植物なので、肥料はほどこさなくても問題ありません。これが初心者でも簡単に育てられるポイントの一つです。でも成長を早めたい時などは、適切な肥料を与える必要があります。成長期にのみ、ゆるやかに効果がでてくる緩効性(かんこうせい)の肥料を適量だけ与えてください。

多肉植物の育て方のコツ

多肉植物の育て方のコツは水やり

多肉植物の主な手入れは水やりと上項で説明しましたが、上手な育て方のコツはこの水やりにあるのです。当然ながら、すべての植物は水分がなくなると枯れてしまいます。これは多肉植物も同様です。でも多肉植物は水やりの手入れをしすぎると、根っこがくさって枯れます。水を与えすぎてもダメということです。適量を見極めるのが、手入れのコツになります。コツの習得は少し難しそうと思われるかもしれませんが、簡単です。

多肉植物の土の状態を確認するのがコツ


多肉植物の最低限の手入れとして、土の状態をチェックするクセをつけましょう。これが正しい水やりのコツです。土の表面を触り乾燥を確認してから数日たつと、土の全体が乾きます。ここでふんだんに水やりするのです。ただし、土の表面の乾燥を確認後一週間以上たつと水分が足りずに枯れてしまうため、この前には水やりしてください。慣れてコツをつかめば、多肉植物や土の状態を見ただけでも水やりのタイミングが分かります。

多肉植物の植え方

多肉植物は植え替えが必要

多肉植物に限らず、植物は生きているので成長します。成長するということは大きくなるわけです。鉢植えの場合、多肉植物が植わっている空間は定まっていて、成長により根っこが鉢いっぱいに張ってもそのスペースは変わりません。根っこが鉢内できゅうくつになってしまうことを根詰まりといいます。このままにしておくと、やがて枯れてしまいます。これを回避するため、多肉植物も植え替えという手入れが必要になるのです。

多肉植物の植え替えと時期

多肉植物を植え替える際の植え方では、時期が重要になります。成長期にあたる期間よりも早めに植え替えするのが正しい植え方です。もとの鉢から多肉植物を取り出したあと、新しい鉢へすぐには植え替えず、明るい日陰で三日間ほど乾燥させるのがこの植え方のコツになります。植え替えの頻度は、一年に一回が理想です。植え方は水やりに比べて手間はかかりますが、多肉植物をずっと楽しむためには必要な手入れになります。

多肉植物の植え替え方法

植え方の解説です。もとの鉢から多肉植物をゆっくりと取り出します。根っこについている土を慎重に軽くだけ落としてください。悪くなった根っこがあればカットしましょう。新しい鉢の底へ鉢底ネットを置き、鉢底石を入れます。鉢の深さに対して半分よりも少なめに多肉植物向けの培養土を入れ、真ん中に多肉植物をのせてから、培養で埋めていきます。新しい鉢は、もとの鉢よりも一回り以上大きなサイズにしないといけません。

多肉植物の増やし方

多肉植物の三つ増やし方

多肉植物を育てていると愛着がわいてきます。増やし方が分かれば、そのかわいい多肉植物を増やすことが可能です。置ける多肉植物が増えると、にぎやかで明るくなります。また、初心者でも簡単に育てられる多肉植物は、プレゼントにも最適です。興味だけでもある人なら、手入れにつまづくことなく育てることが可能でしょう。増やしておすそわけしてください。葉挿し、挿し木、株分けと、多肉植物は三つの増やし方があります。

多肉植物の葉挿しによる増やし方

多肉植物の葉っぱを土に挿し、一つの株に成長させることが葉挿しという増やし方です。多肉植物を移動させたり手入れしたりしていると、葉っぱが取れてしまうことがあります。この葉っぱを多肉植物用の培養土へ挿して、水やりをしないで日陰に置いておけば、成功するなら一ヶ月以内には根っこがでるはずです。多肉植物に生えている葉っぱを採取する際は、水やりをする前の乾燥時が適しています。

多肉植物の挿し木による増やし方

葉っぱからの増やし方を葉挿しといいましたが、茎による増やし方は挿し木です。茎は先の方から10cmぐらいの長さでカットします。芽のある茎にしてください。切った断面を乾燥させることがコツです。そして葉挿しと同じように、多肉植物用の培養土へ切り口側から挿し、水やりせずに日陰で育てます。何日かすぎれば根っこが生えて成長し始めるので、手入れをしながら育てましょう。親株も新芽がでて修復されます。

多肉植物の株分けによる増やし方

葉挿しと挿し木は、新たに株を作ることから始める増やし方です。株分けは、親株を分割して複数の株に分ける増やし方になります。株分けのタイミングは植え替えの時です。大きくなりすぎた多肉植物を小さく分けたいなら、株分けが適しています。手で割るかナイフでカットすれば大丈夫です。根っこ、茎、葉っぱと、全てのパーツが一つの株へセットになるよう分けてください。一株はある程度の大きさでないといけません。

多肉植物の寄せ植え方法

多肉植物は寄せ植えに向いている

多肉植物の育て方として寄せ植えがあります。寄せ植えとは、複数の株を一つの鉢へまとめて植え付ける方法です。簡単に楽しむだけなら一つの多肉植物だけでもいいでしょう。でも複数の種類の多肉植物を寄せ植えすると色や形に変化のある鉢植えができて、彩り豊かな楽しみ方ができるようになります。インテリアグリーンとする場合はあまり気にしなくても大丈夫ですが、春秋型、夏型、冬型でそろえると育てやすいです。


多肉植物の寄せ植えアイデア①

多肉植物の寄せ植え形態

多肉植物の寄せ植えは、自由に組み合わせる楽しさがあります。でも初心者にとっては、どのように作り上げたらいいのか分からないことでしょう。そこで寄せ植えのポイントを解説します。まずは形態です。鉢や器に寄せ植えするのが、もっとも一般的な形態になります。リース状に寄せ植えする形態は、そのままリースとして多肉植物を飾ることが可能です。寄せ植えした多肉植物を天井から吊るすハンギングなどがあります。

多肉植物の寄せ植えアイデア②

多肉植物を寄せ植えする鉢や器

多肉植物を鉢や器に寄せ植えする場合、こだわるのはその鉢や器です。どんな多肉植物を組み合わせるのか考えるのはもちろん重要ですが、おしゃれな鉢や器にすると植える多肉植物がより映えます。鉢でなくても底に穴があいていれば、どんな器でも構いません。自分で穴をあけても大丈夫です。シンプルな陶器、ヴィンテージやシャビーなテイストにあうブリキ缶、洗練された印象のガラス、ナチュラルな木材などの素材があります。

多肉植物の寄せ植えアイデア③

多肉植物の色を活かした寄せ植え

多肉植物の色や形について特に意識せず寄せ植えしてもいいのですが、色の違いに着目して組み合わせると、きれいにまとまります。多肉植物の色はさまざまあるので、それを活かした配色をふまえて寄せ植えするのです。同じ系統の色だけ、少しずつ変化するように見えるグラデーション、あえてばらばらの色合いでカラフルになど、多肉植物の色は寄せ植えで重要になります。

多肉植物の病害虫

適切な手入れをしないでいると、多肉植物は病害虫の被害を受けることがあります。こういった被害を受けないように予防する、被害があったらすぐに対応することが大切です。ほうっておくと多肉植物は枯れてしまいます。害虫はコナカイガラムシが有名で、見つけしだい取り除いてください。日光が足りなかったり湿気が多いと、黒点病にかかる恐れがあるので、多肉植物を置く環境に注意が必要です。

多肉植物のまとめ

多肉植物の育て方を解説してきました。重要なのは水やりしすぎないことですが、必要になる普段の手入れは水やりぐらいです。あとは環境となる置き場所に気を配ってください。多肉植物はこれだけで初心者にも育てられます。増やし方も簡単なため、いくつでも増やすことが可能で、ギフトに最適です。それと多肉植物の色や形の魅力を最大限に引き出すため、寄せ植えにも挑戦してみましょう。素敵なインテリアグリーンになります。

多肉植物の詳しい育て方が気になる方はこちらもチェック!

今回は初心者でも簡単にできる、多肉植物の育て方と寄せ植え方法を主に解説しましたが、育てるための準備やおすすめの品種についてもっと詳しく知りたいという方は、下記のリンク記事を読んでみてください。