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【季節の花図鑑】1~12月までガーデニングで人気&代表的な花をご紹介!

一年中絶え間なく季節の花が咲き続けている花壇って憧れますよね。そんな素敵な庭づくりを実現するためには、まずは季節の花の種類や開花時期を知ることが基本!花には一年草・宿根草などの分類があり、育て方も異なります。ガーデニングで人気の花を1ヶ月ごとにご紹介します。
2020年8月27日
atsugon
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ガーデニングで人気の季節の花の種類を知ろう!

一年を通して花の絶えない花壇を作りたい!ガーデニング好きな人なら誰もが願うことだと思います。でも、季節ごとに一年草を丸ごと植え替えていたのではお金も手間もかかります。宿根草や球根植物もうまく利用しながら、開花が途切れないガーデニングの計画を立ててみましょう。この記事では、ガーデニングでよく使われる人気の花を1ヶ月ごとにご紹介していきます。育てやすさや開花時期についても一覧にまとめましたので、参考にしてみて下さいね。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】1月の花:プリムラ

育てやすさ:★★★★ 植え方:苗、種 開花時期:12月~4月 ほかのこの時期の花:クリスマスローズ、クロッカス

花の少ない冬の花壇をぱっと明るくしてくれるプリムラ。青・ピンク・黄色など原色系の鮮やかな花色があり、フリル咲きなどのバリエーションもあります。あまり株が大きくならないので寄せ植えにも向いています。

名前/種類

プリムラは、サクラソウ科サクラソウ属の総称を指し、世界で600種類ほどの品種があります。ヨーロッパ原産の多年草ですが、日本では暑さと湿気に弱いので一年草扱いです。日本でプリムラという場合は改良された園芸品種を指すことが多く、ヨーロッパサクラソウと呼ぶこともあります。

花言葉

品種によって花言葉が異なり、プリムラ・ジュリアンは「青春の喜びと悲しみ」、プリムラ・ポリアンサは「可憐」「富貴」「無言の愛」、プリムラ・マラコイデスは「気取らない愛」「素朴」です。

代表的な品種

●プリムラ・ジュリアン:草丈が10~30㎝ほどと小ぶりで、茎が短くまとまって花を咲かせる性質があります。 ●プリムラ・ポリアンサ:ジュリアンよりも花が大きく、色のバリエーションが豊富です。 ●プリムラ・マラコイデス:茎が長く、たくさん花を咲かせる中国原産の品種です(下の画像)。

育て方のコツ

初心者は冬前に出回る苗を買って植え付けましょう。植え付けの際、株分けをして育てることもできます。寒さには比較的強いですが、霜にあたると枯れることがあるのでご注意を。花が咲き終わった後はこまめに花柄を摘み、つぼみに日光が当たるようにすると次々に花が咲きます。開花期間中、花が少なくなってきたなと感じたら液肥を与えて下さい。ガーデニング上級者は、6~7月頃に種をまいて苗作りや夏越しにもチャレンジ!

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】2月の花:フクジュソウ

育てやすさ:★★★ 植え方:苗 開花時期:1月~4月 ほかのこの時期の花:スイセン、ストック

厳しい寒さのなかで茎を伸ばし、可憐な花を咲かせるフクジュソウ。山野草のイメージがあり、和風の庭やロックガーデンにぴったり。1月初旬に花を咲かせることから、お正月の鉢花としても親しまれています。

名前/種類

キンポウゲ科フクジュソウ属の日本原産の多年草です。英名ではアドニスと呼ばれ、元日草、朔日草などの別名もあります。自然界では落葉樹の下などに多く自生しています。日本に自生するフクジュソウは4種類といわれますが、園芸品種としては江戸時代から改良が進められ、よく目にする黄色以外に赤や白、緑色の花色の品種もあります。

花言葉

日本では、名前の通り縁起の良い花として扱われ、「幸せを招く」「永久の幸福」などの花言葉があります。

代表的な品種

●福寿海:昔からある品種で、丈夫で育てやすいため、地植えにも適しています。 ●秩父紅:花色がオレンジ色を帯びた園芸品種です。下の画像の花です。

育て方のコツ

フクジュソウは春先に開花した後、夏に枯れ、12月頃にまた芽吹きます。そのため、苗の植え付けは10~11月頃に行います。根が太いので、鉢植えにする場合は苗よりも一回り大きめの鉢を用意して下さい。直射日光や水不足に弱い繊細な性質も持っています。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらこまめに水をやり、半日陰のような場所で育てた方がよいでしょう。休眠している時期も、水が不足すると枯死してしまうので水を切らさないようにして下さい。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】3月の花:ノースポール

育てやすさ:★★★★ 植え方:苗、種 開花時期:12月~5月 ほかのこの時期の花:フリージア、サイネリア

それほど手がかからずたくさんの花を咲かせるノースポールは、寄せ植えにもよく用いられる人気者です。花壇が白い花で埋め尽くされるように株を広げて咲くことから、「ノースポール(北極)」という名前がついたといわれています。よく混同されるマーガレットとは同じキク科に属しますが、マーガレットよりも花が小さく、草丈も低めです。

名前/種類

キク科フランスギク属に分類される一年草です。園芸品種としてはクリサンセマムという名前で流通していることもあります。ノースポールという名前は、もとは園芸品種の1種類を指す名称でしたが、最近では品種全体を指してこう呼ばれるようになりました。英名では「ミニマーガレット」「スノーデイジー」、日本名では「寒白菊」などの別名もあります。

花言葉

長い期間にわたって花を咲かせ続けることから「誠実」という花言葉があり、すっきりとした花色から「高潔」「清潔」という花言葉や、冬の訪れとともに開花することから「冬の足音」という花言葉もあります。

代表的な品種

ノースポールは通称で、正確には「レウカンテマム・パルドサム」といいます。レウカンテマムは、クリサンセマムの新しい分類名です。しかし、クリサンセマムという分類が定着してしまっているので、「クリサンセマム・パルドナス」や「クリサンセマム・ノースポール」と表記されていることも多いです。ノースポールによく似た花色の違う近縁種に「クリサンセマム・ムルチコーレ」(下の画像)があります。

育て方のコツ

ノースポールは、植え付けの際に緩効性肥料を施せば、後は手をかけなくても育ってくれるので、ガーデニング初心者向きの花です。長い期間にわたって花を咲かせますが、生育が盛んになるのは暖かくなり始める3月に入ってから。苗を植え付ける際は、株が広がることを見越して20cmほど間隔を空けて植えましょう。葉が蒸れてくると病気にかかりやすくなるので、春先に一度切り戻しするとより長く楽しむことができます。乾燥に強いので、水やりはやや控えめにして下さい。


【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】4月の花:チューリップ

育てやすさ:★★★★ 植え方:球根 開花時期:3月~5月 ほかのこの時期の花:パンジー、ビオラ

春の訪れを教えてくれるチューリップ。気温が20℃前後になるとぐんぐん成長し、桜が終わる頃に花を咲かせます。一度植え付ければ肥料もほとんどいらないことから、花壇ではおなじみの存在です。長い茎は春の強風にあおられやすいので、何本かまとめて植え付けるのがおすすめ。

名前/種類

ユリ科チューリップ属に属する球根植物です。オランダで球根の生産が盛んに行われていますが、原産地はだいぶ離れたトルコです。日本では、富山県や新潟県での栽培が有名です。園芸用として開花時期や草丈、花の色や形が異なるありとあらゆる品種が開発されています。

花言葉

チューリップ全体を指す花言葉は「思いやり」。色別の花言葉では、赤は「愛の告白」「真実の愛」、ピンクは「愛の芽生え」「誠実な愛」、黄色は「望みのない恋」「名声」、白は「失われた愛」、紫は「不滅の愛」となっています。愛情にまつわる花言葉が多いですね。

代表的な品種

古くから多数の園芸品種が流通しているため、代表的な品種を特定するのは難しいのですが、近年人気のちょっと珍しい品種を幾つかご紹介します。 ●バレリーナ:バレリーナが手を広げたような花の形が特徴的なユリ咲きの品種。甘い香りがあります。 ●チャーミングビューティ:八重咲きのチューリップ。淡いオレンジ色が清楚な雰囲気です。 ●スプリンググリーン:白い花弁に緑色の筋が入ったビリデ咲きの品種。春の訪れを感じさせる初々しい色合いが人気です。下の画像の花です。

育て方のコツ

球根を植え付ければ、後は芽が出てくるのを待つだけなので、初心者でも簡単に栽培できます。気温が高いうちに植え付けると土の中で球根が腐ることがあるので、十分に気温が下がってから植えるようにしましょう。花が開き始めてから散るまでの日数は1週間~10日ほど。翌年以降も大きな花を咲かせたかったら、地上部が自然に枯れるのを待ってから球根を掘り出して風通しの良い場所で保管します。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】5月の花:バラ

育てやすさ:★★ 植え方:苗、接ぎ木 開花時期:5月~6月(一季咲き)、4月~11月(四季咲き) ほかのこの時期の花:ネモフィラ、スズラン

花の女王ともいえる存在感のあるバラ。こまめな手入れや肥料をたくさん必要とすることから、ガーデニング初心者はちょっと尻込みしてしまいますが、比較的栽培が容易な品種もあります。一度植えたら長く楽しむつもりで計画を立てましょう。

名前/種類

バラ科バラ属の総称を指し、約200種類ほどの品種があります。花に芳香があるため、古来から香水などの材料として栽培されてきました。生態により木立性とつる性に大きく分けられ、木立性の中でも矮性の品種がミニバラになります。また、開花時期によって四季咲きと一季咲きがあり、おおまかにいうと木立性のものは四季咲き、つる性のものは一季咲きが多くなっています。

花言葉

バラ全体の花言葉は、花の女王にふさわしく「愛」と「美」。色別では、赤は、「あなたを愛してます」「熱烈な恋」、白は「純潔」「私はあなたにふさわしい」、ピンクは「しとやか」「上品」、黄色は「愛情の薄らぎ」などの花言葉があります。

代表的な品種

多くの品種がありますが、ここではつる性のモッコウバラについてご紹介します。モッコウバラには白と黄色があり、白には香りがありますが黄色にはありません。とげが少なく、しなやかな枝に小さな花をたくさん咲かせます。早咲きの一季咲きで病気にも強いので、初心者向きの品種です。

育て方のコツ

バラは種類によって育て方が異なるので、まずは情報を集めて自分が育てたいバラを決めましょう。初心者は、一年を通してお手入れが必要な四季咲きのバラよりも、春に一度大輪の花を咲かせる一季咲きの方が育てやすいかもしれません。つる性のバラを育てる場合は、何年か経って成長した時のことも考えて植える場所を選びましょう。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】6月の花:ラベンダー

育てやすさ:★★★ 植え方:苗、挿し木 開花時期:5月~7月 ほかのこの時期の花:アジサイ、アリウム

風に揺れるラベンダーの群生は、北海道の初夏の風物詩としても知られます。香りがよく、ハーブや精油としても用いられるラベンダーは、多年生で小低木に成長するため、上手く育てれば毎年花や収穫を楽しむことができます。

名前/種類

シソ科ラベンダー属の多年草です。英名はラベンダー、和名では「薫衣草(くんいそう)」と呼ばれることもあります。花穂はポプリの材料に使われます。

花言葉

「沈黙」「期待」「不信感」「疑惑」「私に答えてください」などの花言葉があります。

代表的な品種

●イングリッシュラベンダー(コモンラベンダー):ラベンダーというと真っ先にイメージする細い花穂の品種。冷涼な環境を好み、高温多湿に弱いので、日本の気候にはあまり適していません。 ●フレンチラベンダー:ウサギの耳のような苞(ほう)を持つ最近人気の出てきた品種。耐暑性があり、丈夫なので比較的栽培が容易です。

育て方のコツ

日当たり・風通しの良い場所で育てます。酸性土壌を嫌うので、ややアルカリ性寄りの水はけの良い土を用意して下さい。植え付けは春と秋にできますが、暑さに弱い品種は秋に植えつけた方がしっかりと根を張るので育てやすくなります。花穂の収穫は5~6月頃に行うのがベスト。併せて切り戻しをすることで、蒸れを防ぐことができます。肥料をあげ過ぎると葉ばかり茂って花をつけにくくなるので注意して下さい。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】7月の花:ペチュニア

育てやすさ:★★★ 植え方:苗、種、挿し芽 開花時期:4月~10月 ほかのこの時期の花:アサガオ、ガーベラ

ラッパのような形の花をたくさんつけるペチュニアは、近年花色や生態の違う品種が豊富に店頭に並ぶようになりました。生育が旺盛で、ひと株で鉢がいっぱいになるほど次々に花を咲かせます。

名前/種類


ナス科ペチュニア属の一年草または多年草です。日本に入ってきたのは江戸時代で、ツクバネアサガオとも呼ばれました。しかし、雨に弱いなどの欠点があり、あまり人気が出ませんでした。昭和に入ってから、原種のペチュニアを品種改良したサフィニアという品種が登場し、ガーデニングに盛んに用いられるようになりました。

花言葉

「あなたと一緒なら心が和らぐ」「心のやすらぎ」などの花言葉があります。これは、ペチュニアの花がタバコの花と似ているため、タバコを一服するとほっと落ち着くといった意味から派生したといわれています。

代表的な品種

●サフィニア:ペチュニアを一躍花壇の主役に引き上げた人気品種。花びらが厚く、雨に強いです。花の大きさは中輪~大輪で、八重咲きのものもあります。 ●さくらさくら:桜のような淡いピンク色の花が特徴。耐寒性があり、関東以西の地域では戸外での越冬も可能です。 ●ギュギュ:茎が間延びしにくく、鉢の中でぎゅっと詰まってこんもりとした形を作ります。切り戻し後の回復力も強いです。

育て方のコツ

4月頃から苗が出回り始めるのでそれを買って植え付けるのが最も簡単な方法です。暑さには強いですが、雨に当たりすぎると花びらが傷むことがあります。長期間に渡って次々に花を咲かせ続けるので、開花期間中は1週間に1度の割合で追肥を。摘芯や花柄摘み、切り戻しをこまめに行うと長い期間花が楽しめます。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】8月の花:ヒマワリ

育てやすさ:★★★★ 植え方:種、苗 開花時期:7月~9月 ほかのこの時期の花:マリーゴールド、インパチエンス

広い畑で背の高いヒマワリが群生している風景は、誰もが連想する夏の風物詩。暑さに負けずに咲き続けるヒマワリからはエネルギーをもらえるような気がしますね。

名前/種類

北アメリカ原産のキク科ヒマワリ属の一年草です。日本名では、日輪草・日車草などの別名もあり、英語ではサンフラワー、フランス語ではソレイユと呼ばれます。種が大量に収穫できるため、古来から食用油の原料として広く栽培されてきました。草丈30cm程度のミニヒマワリから2m以上の高さに育つヒマワリまで幅広い種類があり、生育場所に応じて選べます。

花言葉

生育途中の若い花が太陽を追いかけるように花の向きを変えることから、「私はあなただけを見つめる」「崇拝」「愛慕」などの花言葉があります。

代表的な品種

●サンリッチ:園芸用の代表的な品種。種まきから発芽までの日数によって草丈が異なり、1mから2m弱の大きさになります。鮮やかな黄色~オレンジ色の花びらが特徴。   ●ジョーカー:花弁の色が2色の珍しいヒマワリ。 ●小夏:草丈20cmほどの世界最小といわれるミニヒマワリ。花粉が出ず、花もちがよいので切り花にも向いています。

育て方のコツ

4~5月頃に種をまいて育てるのがポピュラーな栽培方法。ヒマワリの種は大きく、発芽率も良いので子供でも簡単に育てられます。ただし、種は日光に当たると発芽しないので、種の上には必ず土をかぶせるようにして下さい。また、根が弱いので、可能な限り種まきをしたのと同じ場所で育てましょう。苗を植えつける場合は、なるべく根を切らないようにします。葉が増えてきたら頂点の部分を摘芯すると、脇芽が伸びて花の数が増やせますよ。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】9月の花:リンドウ

清楚ながら、凛とした花色で存在感のあるリンドウ。開花期間は短いですが、栽培してみる価値のある花です。鉢花として楽しむ矮性種から、切り花に使われる高性種まで種類は豊富です。

育てやすさ:★★ 植え方:苗、株分け、挿し芽 開花時期:9月~11月 ほかのこの時期の花:アスター、センニチコウ

名前/種類

リンドウ科リンドウ属の多年草です。リンドウ属全体としては400種類ほどあり、そのうち日本には18種類が生息しています。山野草として自生しているものもあれば、園芸用に改良された品種までさまざま。深い青紫色の容姿は古くから高貴な花として愛されてきました。根が漢方薬として利用され、竜の胆のように苦いといういわれから「竜胆」という別名もあります。

花言葉

野生のリンドウが群生せずに1本でも咲くことから、「悲しんでいるあなたを愛する」「正義」「誠実」などの花言葉があります。

代表的な品種

●エゾリンドウ:北海道から近畿地方にかけて自生する日本固有種。草丈が高く、高性の園芸種の品種改良に用いられています。 ●オヤマリンドウ:関東から四国にかけて自生する矮性種。 ●シンキリシマリンドウ:霧島で発見されたキリシマリンドウと花期の早いナツリンドウの交配種。耐暑性があり、丈夫で育てやすいので、鉢花として流通しています。

育て方のコツ

リンドウは日光が当たると花を開き、当たらない時は閉じています。もとは高地に自生する山野草なので、夏の暑さは苦手です。苗を植える場合は涼しくなってからにしましょう。日当たりがよく、やや湿り気のある土を好みます。花が終わると地上部が枯れますが、うまく越冬すれば翌年も花を咲かせることができます。株が大きくなってきたら植え替えをして下さい。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】10月の花:コスモス

育てやすさ:★★★★ 植え方:種、苗 開花時期:7月~11月 ほかのこの時期の花:アゲラタム、ケイトウ

風に揺れるコスモスは、秋の風情を感じられる花。春に種をまけば、秋口には見事な群生になります。風で倒れやすいのが難点なので、柵などで風対策を万全に。

名前/種類

キク科コスモス属の一年草です。メキシコが原産で、2~3mほどの草丈になるものもあります。痩せた土地も適応し、乾燥にも強いのでガーデニングにあまり時間をかけられない人にもおすすめ。花色はピンクや白が一般的ですが、園芸品種では黄色や茶色もあります。開花時期は品種によって異なります。

花言葉

清楚でしなやかな花姿から、「乙女の真心」「調和」「謙虚」などの花言葉があります。

代表的な品種

●センセーション:早咲きの品種で、花が大きく、丈夫で育てやすい普及品種です。 ●ハッピーリング:花の中心にある色の濃い輪のようなぼかし模様が特徴。花びらの色のグラデーションが楽しめます。 ●イエローガーデン:品種改良で作られた黄色い花色のコスモスです。

育て方のコツ

早咲き・夏咲き・秋咲きと品種によって開花時期を選べるようになりました。種の発芽率もよいので、種をまいて育てるのも比較的簡単です。植え替えを嫌うので、地植えをするか、早い時期に定植させて下さい。地植えなら晴天が長く続かない限り水やりは必要ありません。草丈を抑えつつ、たくさん花を咲かせるには適度な摘芯が効果的です。


【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】11月の花:サルビア

育てやすさ:★★★ 植え方:苗、種、挿し芽 開花時期:6月~11月 ほかのこの時期の花;ベコニア、ダリア

燃えるような赤い花が特徴的なサルビア。世界中に広く分布し、赤色以外に白や青、紫のサルビアもあります。食用やハーブとして用いられる品種も。

名前/種類

シソ科サルビア属の非耐寒性多年草です。本来は宿根草ですが、寒さに弱いので日本では一年草として扱われることが多いです。

花言葉

「尊敬」「知恵」「良い家庭」「家族愛」などの花言葉があります。人気長寿アニメ「サザエさん」の秋の花壇の花としてもよく用いられていますね。

代表的な品種

●サルビア・スプレンデンス:鮮やかな赤色の最も一般的なサルビアの品種。園芸種はさらに矮性・中性・高性に分類されます。 ●サルビア・ファリナセア(ブルーセージ):ラベンダーのような青い花色が特徴。比較的耐寒性が強く、暖地なら越冬も可能です。 ●サルビア・エレガンス(パイナップルセージ):高性の品種で、花や葉にパイナップルのような香りがあります。

育て方のコツ

4月~6月頃にポット苗を植え付けるのが簡単な方法です。長い期間にわたって花を咲かせるので、元肥はたっぷりと。開花期間中も月に1回は追肥をして下さい。病気にはほとんどかかりませんが、害虫の被害を見つけたら早めに薬剤で対策を。大きく育ってきた夏に一度切り戻しをすると秋以降も長く花を楽しむことができます。

【ガーデニングで有名な季節の花図鑑】12月の花:ガーデンシクラメン

育てやすさ:★★★ 植え方:苗、種 開花時期:11月~4月 ほかのこの時期の花:クレマチス、ハボタン

最近になって普及が進み、ポット苗の価格もだいぶ安くなってきたガーデンシクラメン。室内で育てるシクラメンと違い、耐寒性があるため栽培は比較的容易です。花の少ない冬の時期に可愛い花が楽しめます。

名前/種類

ガーデンシクラメンは、耐寒性のある原種系のシクラメンを日本の育種家が品種改良で作り出した矮性の品種です。サクラソウ科シクラメン属に属し、球根性の多年草なので夏越しが可能。現在は世界中の育苗会社がさまざまな花色や形のガーデンシクラメンの育種に取り組んでいます。

花言葉

「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」などの花言葉があります。

代表的な品種

●スーパーベラノ:シクラメンの大敵であるボトリチス病に耐性があり、花の数も多くて育てやすい品種です。 ●プチビクトリア:花のゆるいフリンジと花びらの先にある縁どりが特徴。大輪のビクトリアをガーデン用に改良した品種です。

育て方のコツ

鉢植えで育てる場合は、日当たりのよい場所に置いて管理します。耐寒性がありますが、気温が0℃以下になる時期は暖かい場所で管理を。水やりの際は花やつぼみに水をかけないように注意して下さい。花が咲き終わり、枯れてきたら花柄を摘み、つぼみを日光に当てるようにすると次々に花を咲かせます。

まとめ

「季節の花図鑑」いかがでしたでしょうか?ここで挙げた花の種類や育て方はごく一部なので、興味をもった花があったらもっと深く掘り下げて調べてみて下さいね。季節を通して花の絶えない素敵なお庭や花壇作りができることを祈っています。

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