検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

初心者でも簡単!おしゃれな寄せ植えの作り方のコツとは?おすすめの組み合わせ例も!

寄せ植えとは、一つの鉢の中に複数の植物を植えることです。季節の移り変わりを身近に感じながら、ガーデニングを楽しんでみませんか?難しく考える必要はありません。ここでは、初心者の方が気軽に始められるような、基本的な寄せ植えの方法をご紹介します。
更新: 2021年3月1日
fumiko23
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

ステン共柄移植鏝

アルス クラフトチョキ 園芸・農作業・家庭菜園用 EG-330H-W

コンパル 鉢底ネット 5枚組

PC 土入れ 3ツ組 グリーン

ミツギロン 園芸用品 サポートグッズ サニーシートM ダークグリーン

ガーデニング初心者の寄せ植えの基本/始め方

寄せ植えは、気軽に楽しめるガーデニング。初心者にこそおすすめです。 玄関や、画像のようなベランダなどの土のない場所でも、やり方次第で立派なガーデンになります。そして、地植えとは違って、鉢植えは移動できるというメリットがあります。 玄関などいつも人目につく場所には、花期が過ぎた寄せ植えを取り替えて、いつもおしゃれに楽しんでください。

作り方も、少しの基本さえを押さえていれば、初心者でも簡単におしゃれな寄せ植えを作ることができますし、失敗しても簡単に作り直すこともできますから、気負わずに始めてみてください。 ここでは、何を作ってもいいと言われても、作り方もコツもわからないという初心者の方に、画像を加えながら、基本的なやり方の説明をします。

基本の道具

必要な道具は、3つだけ

シャベル:土入れに使います。メモリが付いているものは、球根を植えるときに便利です。 ハサミ:切り戻しをしたり、草花を収穫したりする時に使います。 鉢底ネット:硬いビニール製の網で、鉢の底に敷いて土が外に流れないようにするためのものです。

ステン共柄移植鏝

出典:Amazon

アルス クラフトチョキ 園芸・農作業・家庭菜園用 EG-330H-W

コンパル 鉢底ネット 5枚組

出典:Amazon
出典:Amazon

あると便利な道具

ジョウロ:ハス口(水の出る部分)が大きく、穴が小さくて数の多いものが、水圧の柔らかい水遣りができるのでおすすめです。 土入れ:シャベルと同じ機能を持っています。片方の先を斜めにカットしてあるので、土がこぼれにくくなっています。 株の隙間に土を入れ込むときに便利な道具です。 ステンレス製もあります。 フルイ:用土の粒子を揃えるときに使います。 また、一度使用した土の中に残った根や石などを取り除くときにも便利です。 ガーデニングシートやバットなど:土の配合をするときや、草花の植え替えをするときに使うと、周囲を汚さずに作業ができます。 (画像参照)

トタン製 散水ジョーロ

出典:Amazon
出典:Amazon

PC 土入れ 3ツ組 グリーン

出典:Amazon

ステンレス フルイ 30cm

出典:Amazon
出典:Amazon

ミツギロン 園芸用品 サポートグッズ サニーシートM ダークグリーン

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

初心者の植物選び

何を選べばいいの?なんて考えることはありません。 基本はあなたの好きな花を一つ、選んでください。 その選んだ花を複数植え込んでボリュームを出す、色違いでグラデーションをつけるといったやり方で、それだけでも十分素敵な寄せ植えになります。

初心者が気をつけるべきコツ

数種類の草花を混植する場合は、すぐに寂しい寄せ植えにならないよう、花期を確認して、なるべく咲く時期が重なるようなものを選びましょう。 また苗は、茎のしっかりしたもの、葉が綺麗な緑色のもの、さらに大きさが揃っている、枚数が多いものを選んでください。 ヒョロヒョロとしてしているもの、下葉が落ちていたり黄色くなっているものは、日照不足、栄養不足と思われるので避けましょう。

寄せ植えは、一度作ったらずっとそのまま、ということはありません。花期によって違いはありますが、だいたい3ヶ月程度、季節の移り変わりに沿って更新したり、花期が終わったものだけ植え替えるやり方もあります。

鉢を選ぼう

鉢の種類

鉢にはいろいろ種類があります。 一般的な素焼きの鉢で少し詳しく説明しますと、大まかに普通鉢と深鉢の二つに分かれます。 大体の草花は普通鉢で大丈夫ですが、観葉植物ですと根がよく伸びるので深鉢が適しています。 鉢の大きさは鉢の口径で決まっており、「号」で表します。 一般的な素焼き鉢だけでも、細く深さのあるもの、低くて浅いもの、甕型、スクエア型などがありますし、素材も、プラスチック、ブリキ製、木製コンテナ、ハンキング、籠など、多種多様です。

鉢選びで気をつけること

いくつか並べる場合は、鉢の色やテイストを揃えるのがコツです。それだけで洗練された印象になりますので、植物に似合うかどうかだけではなく、どういう空間にしたいかということもイメージしながら選んでください。

素焼き鉢

素焼き鉢は重い、壊れやすいなどの欠点はありますが、通気性や排水性が良いという利点があります。 鉢壁が多孔質のために乾燥しやすいのが特徴で、根腐れを防止できます。 テラコッタ鉢はおしゃれで人気ですが、素焼き鉢よりも硬く焼いてあるため、通気性・排水性で劣ります。

プラスチック鉢

素焼き鉢とは逆に、軽くて壊れにくいため、使いやすいのがプラスチック製の利点です。画像はよく見かける横長のプランターです。他にもいろいろなデザインがあり、初心者の方にも扱いやすいです。 また、鉢底穴と土の表面からしか水分が蒸発しないので、水が好きな植物に適しています。 しかし、真夏の直射日光に当たると土がかなり高温になるため、根がダメージを受けます。鉢を二重にして土が高温になるのを防ぐ、鉢台を利用して風通しをよくするなど工夫しましょう。

木製コンテナ

ナチュラルな雰囲気が人気の木製コンテナ。 画像のようなスクエア型の他、焼き杉樽のコンテナをよく見かけると思います。 素焼き鉢と同様に排水性もよく、また熱を伝えにくい素材であるため、植物はダメージを受けにくいです。 欠点というと、腐食することですが、直接地面に触れないよう足つきのものを選んだり、レンガやポットフィートを利用することで長期間使用できます。

ハンキングバスケット

ハンキングには吊りかごタイプのものと、壁掛けタイプのものがあります。 吊りかごタイプは、ヤシの実の繊維でできたマットが付いていることが多く、軽くて通気性・排水性が抜群です。 高い場所に飾ることが多いので、画像のように垂れ下がる草花や草丈の低いものを選ぶといいでしょう。


壁掛けタイプは、半円形のものやドーナツ型など、様々なデザインがあります。 フェンスなどにS字フックなどで掛けられるため、目線の高さで楽しむことができます。

ハンキングも鉢と同じように、ウォータースペースが必要です。 また、乾燥しがちなので、保水性の高い土を使用することをおすすめします。

鉢もお色直しでおしゃれに

好みの鉢が見つからない! そんな方は、自分好みの色にペイントし直してみるのもいいでしょう。 鉢と一緒に花台などもコーディネートすれば、さらにイメージは広がり、楽しみが増えます。

やり方は簡単! 手持ちの鉢に、水性ペンキやアクリル絵の具を刷毛かスポンジで塗るだけです。すぐにできるので、初心者でも手を出しやすいのではないでしょうか。 カラフルにもアンティーク調にも、お好みに仕上げておしゃれに楽しんでください。 画像のように、模様などを描いてオリジナルを楽しみましょう。

おしゃれな寄せ植えを作るコツ/単植という方法

どんな雰囲気のものがお好みですか? 優しい色合い?華やかなもの?シックにまとめる?ナチュラルにグリーンでまとめるのも素敵ですね。 寄せ植えの作り方で気をつけるといいポイントがいくつかありますので、ご紹介します。

単植にして強調する

上でもご紹介したような、一つの草花だけを植える方法。これを単植と言いますが、この方法では、パンジーやビオラ、デージーなど、よく見かけるけれども主役にはなれないような、添え物的な草花でも、空間を華やかに演出することができます。 また、作り方も簡単で、どんな植物でも映えますから、初心者でも失敗しません。

調和させて背景に

画像のように、単植のものを集めることで背景も作れます。

おしゃれな寄せ植えを作るコツ/色合わせの方法

単植でも混色でも、色合わせは大切です。 同色でまとめたり、グラデーションをつけるやり方は、調和がとれて落ち着いた雰囲気になりますね。同色系でまとめる場合は、暖色系、寒色系を意識して選ぶとおしゃれな印象になります。

色の濃淡、明度など、やり方によって印象が変わる

白や紫などのブルー系の花、シルバーリーフでまとめた寄せ植え。

清楚な印象の作り方は

シルバーリーフや白花でまとめてみましょう。 単植、混植共にこの色で作り、人気のホワイトガーデンを作るやり方もあります。

葉の色でもある緑は、どんな花色にも合う最強色

赤系や紫系など、少し合わせるのが難しい色同士を寄せ植えにする作り方のコツは、間に緑を挟むことです。 画像のように、シルバーリーフが間に入っていることで、上品に仕上がっています。

反対色の組み合わせ

それぞれの色が引き立てあって、鮮やかに目に映ります。

芽吹きの季節の春には優しい色合い。気温が上がった夏にははっきりした濃い色、純度の高い色。秋には深くニュアンスのある花色を選ぶなど、その季節らしい色合いを意識してみるのも素敵です。

おしゃれな寄せ植えを作るコツ/立体的にする方法

パンジーやクリサンセマムなどを、単植で茂らせるのも可愛らしいですが、背丈の違う草花を組み合わせて高低差をつけると、より華やかな仕上がりになります。

作り方

鉢の中心、または後方に草丈の高い植物を配置し、周りに草丈の低い植物を配置する。 上に伸びる植物は、大抵は花を上で咲かせますから、株元をカバーするように花を咲かせてあげるのがコツです。

草花には、上にすっと伸びるものと、草丈は低くこんもり茂るもの、横に広がるものがあります。それらをバランスよく組み合わせ、配置すると良いでしょう。

おしゃれな寄せ植えを作るコツ/草花のフォルムを意識する


複数の植物を混植する時、何を気をつけたらいいか。 色や草丈ももちろんですが、全体の姿形、花や葉のフォルムにも注目してみてください。 花も葉も、大きさや形が似たようなものばかりでは、寂しく感じたり、逆にぼってりと重くなってしまったりします。

小花が集合して咲くものや、細い花びらのもの、ラッパのような花形のものなど、花の形も様々ですが、葉も丸いもの、細いもの、深い切り込みが入っているものなど色々ありますので、全体のバランスをよく見ながら選んでください。

リシマキアやヒメイワダレソウなど這性を使ったり、画像のようにワイヤープランツなどのつる性植物を取り入れると、全体的に動きが出ます。

おしゃれな寄せ植えを作るコツ/葉色と実の効果

寄せ植えの楽しみは花だけではありません。 葉もグリーンだけでなく、シルバー系、ブルー系、イエロー系、銅葉... いろいろあります。画像のように、それらを効果的に使うことで、シックになったり、ぱっと華やかになったりと、とても表情豊かに仕立てることができます。

春の寄せ植え

夏の寄せ植え

すっと上に伸びたり垂れ下がったりの葉が涼しげな、風を感じる寄せ植え。

観葉植物を寄せ植えにするのも清々しい。

秋の寄せ植え

実と葉の色でぐっと秋らしく。実を加えると、初心者でも容易に季節感を出すことができます。

冬の寄せ植え

寄せ植えの基本、注意点

寄せ植えを作るにあたって、コツとは別に、気をつけるべき点があります。 それは、植物の性質です。 ●日向が好きなのか、日陰を好むのか ●乾燥気味に育てるのか、水を好むのか 日向が好きな植物と日陰が好きな植物を一緒にしたり、乾燥気味に育てた方がいい植物と水を好む植物を一緒に植えると、あまり育たなかったり、どちらかがダメになってしまうこともあります。 この2点は、植物を元気に育てるためには重要です。

また、植物は成長します。 苗を買ってきて寄せ植えを作る場合は、植え込みすぎないように、成長を見越して余裕を持たせてください。 最初から完璧に完成形を作ってしまうやり方では、根が窮屈になってしまい、うまく育ちません。

実際の作り方・基本

準備するもの

土入れ(またはシャベル)、鉢底ネット、鉢底石、土、鉢、花苗 鉢底石:文字通り、鉢の底に入れる石です。軽石や、赤玉土の大玉でも構いません。排水を良くし、鉢底から空気を取り入れ、根腐れを防止するために必要とされています。微塵が少なく排水性の良い土を使ったり、通気性の良いスリット鉢を使うことで、鉢底石がなくても問題ないこともあります。 鉢底ネットも、スリット鉢を使用する場合は必要ありません。

作り方/ステップ1

使用する鉢に、鉢底ネットを敷きます。

出典: http://gardening123.blog38.fc2.com/blog-entry-579.html

作り方/ステップ2

鉢底石を入れます。鉢底石の量は、全体の5分の1くらいが目安です。 画像下のようにネットに入ったものを使うと、再利用するときに便利です。

出典: http://gardening123.blog38.fc2.com/blog-entry-579.html
出典: http://item.rakuten.co.jp/b-bselect/4935682-137828/

作り方/ステップ3

鉢底石を敷いた上に、少し土を入れます。土は、ガーデニングの土や花や野菜の培養土を利用するのが簡単です。

出典: http://gardening123.blog38.fc2.com/blog-entry-579.html

作り方/ステップ4

ビニールポットのまま、苗を仮置きしてみましょう。高さや配置のバランスを確認します。その時に、黄色くなった下葉などは取り除いておきます。

作り方/ステップ5


草丈の高いものや、メインの植物から植えます。ビニールポットから外した時に、根がぐるぐるに回っているものは、優しくほぐしてから植えつけます。

出典: http://kateisaiennkotu.com/kihon/naenouetsukekata.html

作り方/ステップ6

土は鉢の縁まで入れずに、2〜3センチほど下の位置にします。これをウォータースペースといい、水遣りをしても土があふれることがなくなります。 苗と苗の間の隙間に、きちんと土を入れましょう。棒などを使ってつついて、しっかり入れます。こうすることで、水遣りをした時に隙間に土が沈んで、苗が浮いてしまうのを防ぎます。

出典: http://www.omasa.org/words/a/waterspace.html

作り方ステップ7

植え終わったら、たっぷり水遣りをしましょう。鉢の下から、水が流れ出るまであげてください。

春に向けて、二度おいしい仕込みの方法

冬の間はそれほど花は多くありませんが、晩秋から初夏にかけて長期間楽しめる花もあります。 そういった花や葉ものを取り入れた寄せ植えに、もう一つ、仕掛けを加えてみませんか? 春に咲くチューリップやムスカリ、ヒヤシンスなどの球根植物は、秋〜初冬に植え込みます。植える時期が10月〜11月となっていることが多いですが、12月でも多少芽の出が遅れるくらいなので大丈夫です。 秋の寄せ植えが終わる頃、球根も用意して、苗と一緒に植えてみてください。 冬の間は草花が、暖かくなってくると、仕込んでおいた球根がにょきにょきと顔を出して、寄せ植えを一新してくれます。

植え替えラクラク!カセット式の寄せ植えという方法

花期の短い花も寄せ植えにしたい、でもすぐに作り直しのは大変... そんな時に便利な方法があります。 カセット式、入れ替え式と言われる方法です。

作り方

入れ替えようと思う草花を小さめの鉢に植え、その鉢ごと他の草花と寄せ植えにします。 このやり方で、その鉢を取り出して新たな苗と交換するだけでリメイクが完成します。

この方法の素晴らしいのは、土に植える苗だけでなく、切り花も取り入れることができるということです。 切花を取り入れる作り方は、入れ込む鉢にビニールを敷き、オアシスを入れて生けてください。 例えば、クリスマスの寄せ植えにコニファーの鉢を入れておいて、お正月仕様には松や千両、菊などを生けたオアシスに入れ替えれば、お色直しするのも簡単ですので、忙しい年の瀬にも重宝します。

基本のお手入れ方法

基本のお手入れは水遣り、花柄摘み、切り戻しが主な作業になります。

水遣りの基本

土の表面が乾いたらあげる。 夏は毎日、朝晩必要になってきますが、水の遣りすぎは根腐れの原因になります。

花柄摘み

繰り返し花を咲かせるのにも必要な作業です。 花後にそのままにしておくと、種を作ることにエネルギーが使われて、新たな花芽ができにくくなってしまいます。 やり方:花茎の付け根を、手で摘むかハサミで切ってください。

切り戻し

切り戻しも、繰り返し花を咲かせるために必要です。 また、徒長する苗の形を整えたり、枝を分岐させて花芽を増やしたり、蒸れによる病害虫の防止にもなります。 やり方:だいたい1/3〜1/2くらいのところの節(葉の付け根に新芽が出ていたりします)の少し上を切ります。

こんな時は、植え替え時

樹木や宿根草の場合は、株が大きくなってきたら、一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けてください。 鉢の下から根が伸びている、用土に水が染み込まない、下葉が枯れたり黄色になってきたら植え替え時です。

最後に

植物は生き物ですから、日々のお世話が必要です。 たかが水遣りだけでも、毎日となれば疲れてしまうこともあるでしょう。 それでも、わざわざ時間を割いてお世話をする、その心のゆとりが生活に潤いを与え、満ち足りたものにしてくれるのではないでしょうか。