ウッドデッキにおすすめの材料は?
ウッドデッキはお家のインテリアとして本当に素敵なものですよね。どんなインテリアよりも強いインパクトがあり、あたたかい家庭を感じさせるおしゃれアイテムです。
そんなウッドデッキを作ってみたいと考えている方は多いのですが、いざ作ってみようと思ってもどんな材料を使えばいいのか、選び方が分からない方が多い様子ですので、おすすめの材料や選び方を紹介させて頂きます!
ウッドデッキ材料の選び方は?
選び方①価格
ウッドデッキ木材の選び方でとても大切なポイントの一つが価格です。どんなに良い木材でも手が届かなければ検討しようがありません。とはいえ、基本的におすすめの木材は少し価格が高いものが多いのも事実。
後述しますが、ハードウッドは高い傾向にありますので、ちょっと価格的に厳しい場合はソフトウッドにもおすすめの木材があります。
選び方②加工性
ウッドデッキ材料の選び方のポイントには加工性もあります。DIYでウッドデッキを作るのであれば、簡単に加工出来た方が良いですよね。耐久性はとても高いけど加工性が悪く簡単に扱えない木材もありますので、簡単に加工出来る木材がDIY初心者にはおすすめです。
選び方③耐久性
選び方の大事なポイントには耐久性もあります。ウッドデッキは大型のDIYですので、出来れば一度作ったあとのメンテナンスは少ない方がいいですよね。弱い木材であるほどメンテナンス量は上がってしまいますので、一度作ったらほったらかしにしたい方は耐久性が高い木材を選びましょう。
ウッドデッキに使う材料の大別
ソフトウッド
ウッドデッキに使う木材は大別すると二種類あり、一つ目がソフトウッドです。ソフトウッドはその名の通り、柔らかくて簡単に加工出来るのがポイント。よくDIYに使われているのもソフトウッドであり、のこぎりなどでも簡単に加工出来る為重宝されています。
ですが、ウッドデッキにすると耐久性で難がある場合が多く、メンテナンス量が上がってしまいます。
ハードウッド
ハードウッドは文字通り、とても硬い木のことです。ウッドデッキを作るのであれば出来るだけハードウッドを選びたいところ。ハードウッドはメンテナンスがあまりいらないと言われるほど耐久性が高く、長い目で見て時間とコストがかかりません。
しかしハードウッドは硬いのでDIYしづらいというデメリットがあります。また価格も高い傾向にあります。
ウッドデッキにおすすめの材料①サイプレス
サイプレスの特徴
おすすめの木材一つ目はサイプレスです。サイプレスはオーストラリア産のハードウッドの一つなのですが、ハードウッドなのに加工性が良いのが特徴。ハードウッドで簡単に加工出来るというのは大きなポイントですね。DIY初心者でも扱えるウッドデッキ木材です。木目もインテリア性が高くおしゃれですね。
インテリア性の高いサイプレス
サイプレスは肌触りが良いのも大きな特徴です。人が過ごすところですから、肌触りが良いのは嬉しいですよね。また見た目のインテリア性だけではなく香りも良い木材ですので、ウッドデッキをDIYする時は良い香りにウットリする方もいます。
また、耐久性が高いという面でも優れており、世界一白アリに強い木材と言われています。
ウッドデッキにおすすめの材料②イタウバ
イタウバの特徴
おすすめの木材二つ目はイタウバです。イタウバは南米ブラジル原産の木材で、強度が強く折れにくいので、とても信頼出来る木材として公共事業にも使われてきました。イタウバでウッドデッキDIYをすれば、30年ほどは大掛かりなメンテナンスが不要とも言われています。見た目も綺麗でインテリア性が高いですね。
DIY初心者にもおすすめ
イタウバはハードウッドですのでソフトウッドと比べれば加工は簡単ではないかもしれませんが、十分に加工出来る範囲ですので是非使ってみて下さい。イタウバは経年劣化も少なく、また防腐処理も必要の無い木材ですので、敏感なお子様がおられる家庭にもおすすめ出来ます。
ウッドデッキにおすすめの材料③アマゾンウリン
アマゾンウリンの特徴
アマゾンウリン(アマゾンジャラ)はブラジル原産のハードウッドです。色は赤褐色をしており、ウッドデッキにするととてもおしゃれなインテリアになってくれます。耐用年数は25年ほどですが、メンテナンスをすることでもっと長く使えることも。また、ハードウッドではあるものの比較的安価に買えるのもメリットですね。
ウリンよりも固い
後述するウリンという木材はウッドデッキに使う木材の代表格なのですが、そのウリンよりもアマゾンウリンは硬いのも特徴。硬いということは加工しにくいということでもありますが、耐久性も上がります。また樹液も出にくい木材ですのでメンテナンスが簡単です。
ウッドデッキにおすすめの材料④セラガンバツー
セラガンバツーの特徴
セラガンバツーはマレーシアやインドネシアで作られているハードウッドです。あまり聞きなじみの無い木材名かもしれませんが、ウッドデッキにはよく使われています。ハードウッドの中では安価で加工がしやすい木材ですので、DIY初心者にもおすすめ出来る木材です。
公共事業にも使われる木材
リクシルの新型人工木デッキ材、木彫を床材に使ったスカイデッキの完成です。フェンスはハードウッドのセラガンバツーを使った高耐久仕様です。足元に植えられたクレマチスが咲いたらさぞキレイでしょうね。 pic.twitter.com/lNQRYP56RF
— エクスリーフ (@ex_leaf) November 25, 2016
安価で加工がしやすいセラガンバツーは公共事業にもよく使われる木材です。安価ではありながらも耐久性はしっかりあり、15年ほどは大掛かりなメンテナンスなしでも使うことが出来ます。色合いは茶褐色で重厚感があり、とてもおしゃれ。
ただし選び方には注意が必要。セラガンバツーはピンホールと呼ばれる虫食い穴が出来やすい木材ですので、虫食い穴が多くないか注意しましょう。
ウッドデッキにおすすめの材料⑤イペ
イペの特徴
イペはブラジルや南米アマゾン原産のハードウッドです。色は黄褐色で優しいおしゃれな色合いなのが特徴。耐久性が非常に高いため、ウッドデッキに使った際は軽いメンテナンスで30年以上使うことが出来ます。
耐久性と防虫性に大変優れた木材ではありますが、加工が簡単ではないのでDIY初心者は加工に手こずる可能性があります。
移り変わりを楽しめる木材
イペの色合いはおしゃれな黄褐色ですが、年数とともに色合いが変わり、最後はナチュラルな褐色に変わっていきます。その移り変わりを楽しめるのもイペの良さですね。ただしイペは価格がハードウッドの中でもトップクラスに高いので、かけられる費用との相談になります。
ウッドデッキにおすすめの材料⑥ウリン
ウリンの特徴
ウッドデッキにインテリアさを求める方に大人気なのがウリンです。ウッドデッキと言えばウリンと言う方も多いほど定番の木材ですので、迷ったらウリンがおすすめ。見た目もとてもおしゃれな木目をしており、深い赤褐色がとても美しい木材です。
コスパを求める方におすすめ
ウリンは抜群の耐久性を持っており、30年はゆうに使える木材。しかし安定供給されており、イペと比べれば価格は抑えられます。また、ウリンは数か月ほどの間樹液が出る可能性がありますので、メンテナンス方法も知っておく必要があります。
ウッドデッキにおすすめの材料⑦ウエスタンレッドシダー
ウエスタンレッドシダーの特徴
ここからは比較的安価で加工のしやすいソフトウッドを紹介させて頂きます。一つ目のおすすめソフトウッドがウエスタンレッドシダー。ウエスタンレッドシダーはハードウッドと比べて柔らかい木材ですので加工がしやすくDIY初心者にも向いています。釘打ちをする際も割れにくいので簡単にDIYが出来ます。
ソフトウッドでつくるならウエスタンレッドシダー
ウッドデッキを作る際は、基本的にハードウッドがおすすめですが、もしも費用やDIYの容易さを求めてソフトウッドを選ぶのであればウエスタンレッドシダーがおすすめです。ウエスタンレッドシダーは比較的耐久性も高いのでメンテナンスをしっかり行えば長く使うことが出来ます。色も暖色系でおしゃれです。
ウッドデッキにおすすめの材料⑧レッドウッド
レッドウッドの特徴
もう一つおすすめしたいソフトウッドがレッドウッドです。その名の通り赤い色合いの木材で、おしゃれな渋いウッドデッキを作りたい方におすすめ。また、ウエスタンレッドシダーよりも耐久性が高く、塗装をしなくても腐食や虫害しにくいという特性があります。
ウエスタンレッドシダーの方がベター?
ウッドデッキにソフトウッドを選ぶ際は、ウエスタンレッドシダーの方が多く選ばれています。どちらも耐久性が高いソフトウッドですので、どちらを選んでも問題ありません。ですが流通量などからウエスタンレッドシダーで作る方がベターと言われています。
ウッドデッキに使うのはおすすめ出来ない材料
SPF材の特徴
作ってはいけないといお訳ではもちろんありませんが、ウッドデッキにするのにおすすめ出来ないのがSPF材です。SPF材とは、明るい色合いの「スプルース・パイン・ファー」の三種類の木材の頭文字をとっています。安価で加工しやすくDIYに重宝されていますが、ウッドデッキにするには腐りやすく、耐久性の面でおすすめ出来ません。
SPF防腐注入材なら多少は持つ
もし価格面のメリットを求めてSPF材を選ぶ際は、必ず防腐注入材を選びましょう。防腐注入材は防腐処理がしてあるため、多少耐久性が上がります。とはいえ長期間の使用はやはり難しいので、出来れば他のソフトウッドを選びましょう。短期間しか使わないなどの理由がある場合にはおすすめです。
ウッドデッキのメンテナンス方法
メンテナンス①砂ぼこりを払う
ウッドデッキは屋外にありますので、当然砂ぼこりが付きます。この砂ぼこり、実は状態を悪化させる原因の一つなんです。砂ぼこりを放っておくと乾燥しやすくなり、ひび割れの原因になってしまいますので、定期的に掃除をして砂ぼこりを払ってあげましょう。
メンテナンス②ささくれやトゲを削る
ウッドデッキは一度設置したらほったらかしになりがちですが、木材ですので反ったりなどして、ささくれやトゲが出てきます。ソフトウッドならまだしも、ハードウッドのささくれやトゲは硬くて危険ですので、紙やすりやサンダーで削りましょう。
メンテナンス③ソフトウッドへの塗装
ソフトウッドは腐食しやすい木材ですので、数年に一度、保護をするための塗装をしましょう。ペンキやニスを使うとむしろ寿命が短くなってしまいますので、オイルステインを使うのがおすすめです。
メンテナンス④ハードウッドは高圧洗浄機で
ハードウッドは耐久性が高く、ソフトウッドに比べるとメンテナンスをあまり気にせず長く使うことが出来ます。しかし、やはり屋外に置いておけば汚れてしまいますので、汚れてきたら高圧洗浄機やブラシなどで汚れを落としましょう。
また、ハードウッドは褐色しやすい木材ですので、おしゃれインテリアとして色合いも大切にしたい方は塗装もしましょう。
ウッドデッキの材料費を安くする方法
傷みやすい箇所は強い材料をを使う
ハードウッドを使いたいけど、材料費を抑えたい方におすすめなのが、傷みやすい箇所だけハードウッドを使うという作戦です。ウッドデッキは土台、柱、床などで作られていますが、やはり土台部分が一番傷みやすい箇所ですので、そこにはハードウッドを使いたいところ。出来れば柱まではハードウッドを使いましょう。
傷みが遅い箇所にはソフトウッドを選ぶ
逆に床部分は痛みが遅い箇所なので、ソフトウッドを選んでも大丈夫です。ただし色合いが合わないとおしゃれインテリアとしての役割を果たせないので、選び方には注意して下さい。また、ソフトウッドでも塗装をしっかり行えば耐久性は上りますので、手間は少しかかりますが塗装も行いましょう。
屋根をつければオールソフトウッドも可
もしも全てソフトウッドを使うことを検討している場合は、出来れば屋根をつけましょう。屋根で雨や雪をしのげれば、耐久性は一気に上ります。これはハードウッドの場合でももちろん有効な手ですので、屋根も一緒に検討しましょう。
ウッドデッキの材料に関してのTwitter
残材でウッドデッキDIY
そういえばこの前のウッドデッキ完成しました!
— とうふメンタル (@toufuka151) February 17, 2018
夫「題して『古民家風デッキ』( ´ー`)」
材料は前職で出た残材を貯めていたものを使ったので、材料費は防腐剤の一万円だけです♪ pic.twitter.com/2qF1y3zR4p
こちらのツイートでは、残材だけを使ってウッドデッキDIYをしています。他にも多くの方が残材をウッドデッキに変えていますが、もし木材がバラついているとあちこちで色々な問題が発生する可能性も。出来れば同じ木材で統一させたいですね。
防腐剤で長持ちさせる
ちゃんとやる気なら防腐剤とか塗ってるやつでやれば10年は持つよ!
— あっちゃまちゃん (@chamachama1213) January 11, 2018
ウッドデッキの材料とかね
もっとやるならトタン板じゃないけどそれっぽいの打ち付ければちょっとした家みたくできるやで
やりだしたら金とまらなくて倉庫買えばよかったってなるけど
こちらのツイートでは、防腐剤をしっかり使った木材をおすすめしています。ウッドデッキは屋外のインテリアですので、どうしても腐食との戦いになります。ハードウッドであれば腐食はしにくいのですが、ソフトウッドはどうしても腐食してしまいますので、ソフトウッドを使う際は防腐剤を使って長持ちさせましょう。
まとめ~ウッドデッキにおすすめの材料~
今回の「ウッドデッキにオススメ木材8選!良い木材の見分け方・材料選びも解説!」はいかがでしたでしょうか? 加工が簡単なソフトウッドからおしゃれでインテリア性も高いハードウッドまで紹介させて頂きましたが、出来るだけハードウッドを選ぶことをおすすめします。
やはりハードウッドは耐久性が高く、長い目で見ればコストもかからないので、最初はお金がかかっても総合的には安価です。しかし、ソフトウッドの方が木目や節が美しいという場合もありますので、選び方は人それぞれ。是非今回の内容を参考に選んでみて下さい。
DIYが気になる方はこちらもチェック!
今回はおしゃれインテリアでもあるウッドデッキの材料選びに関して書かせて頂きましたが、材料を選んだあとは製作をしなければいけませんよね。下記リンクには、今回紹介させて頂きました「イタウバ」を使ったウッドデッキDIY方法の記事を用意しましたので、気になる方は是非見てみて下さい。
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