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ヘブライ語と日本語の共通点が多いってホント?日本のルーツは古代イスラエル?

同じアジアでも東の端と西の端に位置する日本とイスラエル。縁もゆかりもないように感じる二つの国ですが、それぞれの言語である日本語とヘブライ語を調べると共通点が見えてきます。ヘブライ語と日本語の似ている言葉や、言語以外の日本とイスラエルの共通点を紹介します。
更新: 2024年7月30日
sibatyuusann
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そもそもイスラエルってどんな国?

昔も今もこの場所で話されていたイスラエル人の母語ヘブライ語と、わたしたちの母語である日本語との関係性についてせまります

現在のイスラエルは地中海に面した小さな国です。大きさは2.2万平方キロメートルで、日本の四国程度の大きさです。首都はエルサレム。 人口は868万人(2017年5月現在)で、住んでいる民族はユダヤ人とアラブ人です。宗教は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教です。

首都エルサレムー有名な宗教の聖地

観光名所として有名なエルサレムには、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のそれぞれの聖地があります。

他にも、死海エステ、きれいな珊瑚と熱帯魚が楽しめる紅海、ネゲブ砂漠、地中海沿岸の古代ローマの遺跡などの観光スポットが存在します。歴史的には、聖書の舞台となった土地でもあり、古代の歴史について実際に学べる興味深い国でもあります。

ヘブライ語ってどんな言語?

ヘブライ語は右から左に書きます。古代に、石板にヘブライ語文字を刻むとき、石工が右手にカナヅチ、左手にノミをもって作業したことに由来するという説があります。 戦前の日本も横書きの看板やポスターでは、右から左に書くものがありましたが、これはヘブライ語の文化とは関係がないようです。

ヘブライ語とは旧約聖書の時代に古代イスラエル人(後のユダヤ人)の言語です。西暦70年にユダヤがローマ帝国によって滅びた後は、ユダヤ人は各地に離散して住むことになりました。

離散した土地で、ユダヤ人はギリシャ語やその土地の言語を使うようになりましたが、毎週の宗教行事の中では、ヘブライ語聖書や祈祷文を読み、ヘブライ語を使い続けました。およそ2,000年こうした状態が続きましたが、ヘブライ語という言語は存続し続けました。

19世紀にヘブライ語協会を設立

しかし19世紀末、エリエゼル・ベン・イェフダーという人物が、ヘブライ語の新聞社を創設し、ヘブライ語協会を設立しました。彼の努力により、日常の言語としての存在を失いつつあったヘブライ語は、ふたたび普段使いの言語となりました。この努力はやがて、ユダヤ人の故国への復帰、国造りに貢献することとなりました。

この記事では、そんなヘブライ語と日本語の意外な共通点、日本人のルーツは古代イスラエル人説が唱えられる理由を紹介します。

ヘブライ語と日本語の共通点①:字の形が似ている

図表で見ても分かるように、ヘブライ語と日本語のカタカナの字の形が同じ、あるいは類似している文字があるという共通点があります。例えば、ヘブライ語の“K”を表す字の形と、カタカナの“コ”は形がそっくりです。他にも、ヘブライ語の“N”を表す字の形と、カタカナの“ノ”は似ています。

カタカナとヘブライ語の類似点

さらに、ヘブライ語の“ts”を表す字の形を、上下ひっくり返すと、カタカナの“ス”とそっくりになります。ヘブライ語の“Sh”を表す字の形を、裏返しにすると、カタカナの“シ”の形になります。 このようにヘブライ語と日本語には形の類似している文字があるという共通点があります。

ヘブライ語と日本語の共通点②:発音と意味が同じ

ヘブライ語と日本語の共通点として、発音と意味が同じ、あるいは類似した単語がいくつもあるという点があります。

例えば、日本語の帝(ミカド)に似た発音のヘブライ語、「ミカドル」には「高貴なる人」という意味があります。日本語の侍と似た発音のヘブライ語「シャムライ」には「守る者」という意味があり、日本の侍の志と似たものを感じます。

日本語と似た発音で同じ意味の言葉も


測ると似た発音のヘブライ語「ハカル」には、日本語と全く同じ「測る」という意味があります。火傷と同じ発音のヘブライ語「ヤケド」は、これまた日本語と同じ「火傷」という意味です。 こうして、ヘブライ語と日本語の発音と意味が類似している単語を探していくと、日本語のルーツはヘブライ語にあるのかもという気持ちになります。

ヘブライ語と日本語の共通点③:君が代の歌詞

日本を代表する有名な歌の歌詞もヘブライ語で解釈できるそうです。そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、ヘブライ語でも解釈できる日本の有名な曲として「君が代」をまず紹介します。 君が代の歌詞は次の通りです。“君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりて こけのむすまで”

君が代の歌詞をヘブライ語にすると歌詞は次のようになります。 ”クムガ・ヨワ テオニ ヤ・チヨニ サッ・サリード イワ・オト・ナリァタ コカノ・ムーシュ・マッテ” このヘブライ語の歌詞に使われている単語の意味は次のようになります。“立ち上がれ シオンの民 神に選ばれし者 喜べ人類を救う民として 神の預言が成就する 全地で語り鳴り響け”

君が代とヘブライ語との類似性

君が代の歌詞に使われている日本語には、ヘブライ語と類似した単語があり、そして、意味が通じる歌詞にもなるというのは、偶然の一致かもしれませんが、とても興味深いです。

ヘブライ語と日本語の共通点④:ソーラン節の歌詞

北海道民謡のソーラン節も日本を代表する歌のひとつです。 この民謡の歌詞にも、ヘブライ語と同じ発音、あるいは類似した発音の言葉がたくさんあり、それをヘブライ語に訳しても意味のあるものになります。 ソーラン節の歌詞は次の通りです。

“ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン (ハイハイ) にしん来たかと かもめに問えば わたしゃ立つ鳥 波に聞け チョイ ヤサエ エンヤン サ ノドッコイショ”

北海道民謡のソーラン節にもヘブライ語との共通点があります

ソーラン節の前半の歌詞とヘブライ語との類似性

ソーラン節のフレーズにもヘブライ語の単語がいくつかあります。 例えば、“ヤーレン”と“ソーラン”という耳慣れたフレーズと似た表現として、ヘブライ語の「喜び歌う」という意味の“イェラネン”と「ひとりの歌い手」を意味する“ソーラン”という単語があります。「ひとりの歌い手が喜び歌う」という意味になります。

ソーラン節の後半の歌詞とヘブライ語との類似性

後半の歌詞に出てくる“チョイ”と似た単語のヘブライ語は「前進する、行進する」という意味の“ツォイ”です。“ヤサエ エンヤン”に似たヘブライ語は、「まっすぐ進む」という意味のヘブライ語と類似した発音であり、“サ”にはヘブライ語で「嵐」という意味があります。

ですから、総合すると「嵐が来てもまっすぐ進め」という感じの意味になります。

ソーラン節のルーツは古代イスラエル人?

ソーラン節の歌詞の最後の“ノ ドッコイショ”ですが、“ノ”は「願う」というヘブライ語の“ナ”が訛ったものと考えられ、“ドッコイショ”は“ドケイッシュ”というヘブライ語で、「神の力で押しのけて」という願いの言葉になります。

こんな風にソーラン節の歌詞がヘブライ語で言い換えられるということを考えると、ソーラン節のルーツは、古代イスラエル人にあり、嵐が来ても神の力によって前進していきましょうという彼らの喜びの歌なのかもしれません。

ヘブライ語と日本語の共通点⑤:相撲

日本の国技である相撲とイスラエルの関係を探っていきます

日本の国技である相撲で使われる言葉の中にも、ヘブライ語との類似、共通点を見つけることができます。

行司の使う「はっけよい のこったのこった」ですが、ヘブライ語で“ハッケ”とは「投げつけよ」という意味で、“ヨイ”は「やっつけよ」という意味です。“ノコッタノコッタ”は「投げたぞ!やったぞ!」という意味がヘブライ語ではあります。

相撲の中に存在するその他のヘブライ語

さらに、相撲で使われる「ドスコイ」と似たヘブライ語は、「踏み落とせ!異教徒を!」という意味です。 相撲で使われる言葉と類似した表現が、ヘブライ語にあることも驚きですが、その意味も、相撲の内容と通じるところがあることを考えると、なんだか相撲のルーツが古代イスラエルにあるような気がします。


相撲のルーツー古代イスラエルにあり!?

相撲のルーツが古代イスラエルにあるという説があります。その根拠として、聖書にあるヤコブの話が挙げられます。創世記33章24節には「ひとりの人(天使)が彼(ヤコブ)と組み打ちを始めて、夜が明ける頃にまで及んだ」という記録があります。

28節では「あなたの名はもはやヤコブではなく、イスラエルと呼ばれる。あなたは神または人と闘って優勢になったからだ」と天使によって告げられたとあります。 この出来事が相撲のルーツとして、日本にまで伝わり、神事、格技となったという説があります。

ヤコブの組み打ちと似た神事が日本にもある!?

ヤコブが天使と組み打ちしたという出来事が、相撲の起源と考えられるという説があります。 ちなみに、愛媛県大山祇神社では、目に見えない稲の神様と相撲をとる豊作祈願の一人相撲の儀式があります。

相撲はシルクロードに沿ってイスラエルから日本に伝わってきた!?

相撲のルーツは古代イスラエルにあるという説がありますが、イスラエルで生まれたこの神の使いと闘うという神事・格技に似たものはアジア各地にあります。 トルコのヤールギレッシュ、ウズベキスタンのクラッシュ、アフガニスタンのコシティ、インドのクシュティ、モンゴル相撲、韓国のシルムなどです。

シルクロードに沿って相撲と形の似た格技が、アジア各地に存在するということも、相撲とイスラエルの密接な関係を表す証拠なのかもしれません。

ヘブライ語と日本語の共通点⑥:神社の鳥居

日本の神社のシンボルとも言える鳥居ですが、その鳥居も実は、ヘブライ語と関係があるというそうです。 ヘブライ語のアラム方言では“トリイ”は「門」という意味があり、まさに神社の鳥居の存在意義と意味を同じくしています。

鳥居の特徴も古代イスラエルの歴史と関係あり!?

鳥居の外見的な特徴も古代イスラエルとのつながりを感じさせるものがあります。鳥居はその鮮やかな朱色が特徴です。

聖書の「出エジプト記」では神様がイスラエル人をエジプトの奴隷状態から解放するために、10個の災厄を下らせたことが出てきます。10番目の災いは、天使がエジプトの長子を殺すというものでした。この災厄から逃れるためには、家の扉の柱と、上の部分に、羊の血を塗る必要がありました。

鳥居と古代ヘブライ人との関係

ヘブライ語と日本語で“トリイ”という言葉の意味するものが同じこと、鳥居が赤いことと、古代イスラエルで扉の柱を赤くするのという出来事があったこと、こうしたことは、古代イスラエルと日本のつながりを示す何かの証拠なのかもしれません。

古代イスラエルと日本との関係を示す他の証拠

言語以外で古代イスラエル人と日本との関係性を示すものとして、天狗や山伏の特徴を挙げることができます。天狗や山伏の特徴と、ユダヤ人の特徴や文化を比較してみて検証します。

天狗や山伏の特徴

山伏や天狗の特徴は次の通りです。 ①山伏や天狗は額に黒い形の兜巾(ときん)をつけています。 ②山伏は房のついた服を着ています。 ③山伏はほら貝を吹く。 ④山伏や天狗は虎の巻を持っています。 これらの特徴が古代イスラエル人やユダヤ人の歴史に見られるということです。

ユダヤ人の特徴


山伏や天狗と同じような特徴がユダヤ人やその文化の中にあるのでしょうか。

①ユダヤ人はお祈りのときに、額に律法の一部を写したものを入れた黒い小さな箱(テフィリン)を着けます。 ②古代イスラエル人の祭司の職服にも房が付いています。 ③ユダヤ人のお祭りのときに吹かれる羊の角笛の音は、ほら貝の音に似ている。 ④古代イスラエル人は、シナイ山で神から律法を指す「トーラー」を授かりました。

言語面以外でも古代イスラエルと日本との関係を示すものがあるようです。

天狗・山伏とユダヤ人の類似性

天狗・山伏の特徴と、ユダヤ人の特徴や歴史を比較してみると、額に着ける黒い兜巾と、額に着ける黒い箱が似ていたり、虎の巻と、シナイ山で授かったトーラーなど何かしらの類似性を感じます。こうした点が、古代イスラエル人が日本人のルーツ説を裏付ける理由として挙げられています。

ヘブライ語と日本語の共通点まとめ

ヘブライ語と日本語の共通点として次のようなものがありました。 ①ヘブライ語の形が、日本語のカタカナに似ているものがいくつもある。 ②発音と意味が同じ単語がいくつもある。 ③日本の国家や民謡も、ヘブライ語で解釈できる。 ④相撲で使われている言葉と類似した言葉がヘブライ語にもある。 ⑤相撲や神社の鳥居といった日本の伝統文化と似た出来事、習慣がイスラエルにもあった。

他にも、古代イスラエルと日本との間には、深い関係があったことを匂わせる証拠がたくさんあります。 これを機会に、「日本人のルーツは古代イスラエル人説」を検証してみるのはいかがでしょうか?

真ん中に六芒星(ダビデの星)があります

出典: https://www.nishi.or.jp/shitsumon/shiseijoho/shinogaiyo/symbol/shisho.images/P09SISYOU.gif

この市章は、大正15年4月に制定されました。 「西」をてん書で真ん中に表示し、「宮」をカタカナの「ヤ」3つで組み合わせ「西」を囲んで表しています。六芒星と似ているような気がします。

日本語との共通点を探しにイスラエルへ旅行する

エルサレムにあるイスラム教の第3の聖地です。

実際に、イスラエルに旅をして、「日本人のルーツはイスラエル人説」を検証できるかもしれません。 イスラエルは、聖書の歴史の土地であり、首都エルサレムは3つの宗教の聖地が存在するという興味深い場所でもあります。

他にも世界遺産がたくさんあったり、死海エステや、地中海の美しい景色などを楽しむこともできます。 日本人のルーツを探しにイスラエルへ旅行するというのを企画してみるのはいかがですか?

イスラエルに旅行したいけど治安が心配?

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