ツーバイ材 約38×38×1200mm
ツーバイ材とは?
2×4工法に使われる木材
2×材(ツーバイ材)とは、2×4材工法に使われる木材のサイズのこと。日本式の工法ではなく、アメリカ式の工法で、壁や床などを面で支える為に使われます。今ではこの2×材を使った建築が一般的となっており、日本の家づくりでは沢山使われている木材サイズなのです。
DIYでも大人気
2×材はDIYにおいても大人気。使い勝手の良いサイズ感、品揃えの豊富さ、強度はあるのに加工しやすいなどが人気の理由です。DIYをするきっかけは、自分だけのオリジナリティ溢れる家財を作りたいという気持ちもあるかと思いますが、安く家具を作りたいという場合もありますよね。2×材は価格面においてもとても優れています。
ツーバイ材の特徴
大量生産で安い2×材
ツーバイ材はとにかく安いのが特徴です。建築に使われるものですので、大量生産されており、ホームセンターに行けば沢山置いてありますね。建築に使われるものとはいえ、一般の人でも買えますのでありがたい木材です。しかし、安く大量生産する為に、品質の悪いツーバイ材も混じっていますので注意です。
なめらかで加工しやすい2×材
ツーバイ材は加工しやすいのも特徴です。ツーバイ材は後述する木材を使用しているのですが、どれも加工しやすい木ですのでDIYに使いやすいのですね。世の中には様々な木材がありますが、とっても固い木材もありますので、DIYをする時は加工しやすい木材を選びましょう。
ツーバイ材の種類
SPF
ワンバイ材やツーバイ材と呼ばれる木材(SPF材)について分かりやすくまとめてくれています。
— urichiki (@urichiki0514) January 23, 2018
SPF材は加工が楽、お値段お手頃、入手も楽なので、収納棚の材料によく使います。
DIY初心者さんにもおすすめです。
木材レポート #2【第2回そあら流・DIY初心者講座】※修正アリ https://t.co/l4HKOBaE2j pic.twitter.com/hYbGJH8KY3
ツーバイ材で最も多く使われている木材がSPF材です。SPFとは略称で、スプルース・パイン・ファーなどの常緑針葉樹の総称。どの木も成長が早くて加工しやすい木です。この木材はツーバイ材に適している為、古くから使われてきました。ホームセンターでもよく見かける木材ですね。
ホワイトウッド
材料費
— みや@切り絵 (@miya_kirie) September 30, 2017
ホワイトウッド 2×4 3ft ¥278
2×4材 6F 約1820mm ¥298
2×4材 12F 約3650mm ¥698
パイン集成材1820×18×450RK-4518 ¥3980
木材ワンカット工費 7×@30 ¥210 pic.twitter.com/pWaApKjOJl
次にツーバイ材としてよく見かけるのがホワイトウッドです。ホワイトウッドも加工しやすく綺麗な木材なのですが、SPFと比べて若いうちに製材するため、節が小さいのが特徴。節はDIYで加工する際に邪魔になることが多い部位ですので、節が小さいのは大きなメリットです。
ウエスタンレッドシダー(米スギ)
近所のホームセンターで高級木材ウエスタンレッドシダーが並んでました。DIYで屋外デッキとか作る時に理想の木材なんですがいかんせん高額!同サイズの杉、桧、松と比べて約3〜4倍のお値段(~_~;) pic.twitter.com/zOdEX5HG1f
— ばにら咖啡 (@niconiconikon) January 3, 2017
ツーバイ材としてもう一つ見られるのが、レッドシダーと呼ばれる赤い木肌の木材。米スギとも呼ばれており、ヒノキの仲間の木材です。レッドシダーの特徴は防虫防腐効果で、わざわざ加工しなくても防虫防腐してくれるのがとても便利。ただ、SPFやホワイトウッドと比べると価格が高いのがデメリットです。
ツーバイ材の規格
2×材の厚さと幅の規格
ツーバイ材には様々な規格があり、厚さと幅の規格も色々。1×材(ワンバイ材)は1×1から1×8まで、2×材は2×2から2×8まであります。ワンバイ材は18㎜の厚み×横幅となっており、ツーバイ材は38㎜の厚み×横幅サイズの規格。横幅は最大で184㎜までです。DIYで主に使われるのが2×4(38㎜×89㎜)ですね。
2×材の長さの規格
次に長さの規格ですが、長さはft(フィート)で表します。主に3フィートから12フィートまでありますが、DIYでよく使われるのは6フィート(1820㎜)と8フィート(2438㎜)です。例えば、棚作りの為に天井までのツーバイ材がいる場合は8フィートか10フィート(3050㎜)が使われることが多いです。
ツーバイ材を選ぶ際の注意点
曲がりと反り
ツーバイ材を選ぶ時は、寸法だけではなく、曲がりや反りも気にしましょう。ツーバイ材の状態は一つ一つ様々で、大きく曲がったり反ったりしているものもあります。大きなサイズになりますと一つ一つ見るのも大変ですが、せっかくDIYしたものが曲がっているとショックですので、しっかりチェックしましょう。
傷と節
寸法や曲がりなどをチェックしたあとは、節や傷のチェックです。木材は節も様々ですし、傷も沢山ついているものがあります。節があるとDIY作業の際に困ることがありますので、困らない程度の節かどうかをチェックしましょう。また、傷は塗装しても隠せない場合がありますので、傷が多い木材は避けましょう。
ヤニ
お客さまの持ち込み木材「肥松」見た目とてもよろしい。しかしヤニ?ベタベタするぜ(´ー`) pic.twitter.com/hUz0L3eiwl
— ฅ(•̀㉨•́ )ฅ (@yah634man) March 3, 2017
寸法などと一緒に確認しなければいけないのが、木材のヤニです。ヤニとは、樹木に含まれる樹脂のこと。ヤニがあると、塗装した部分が後々変色してしまったりします。特に節の部分にヤニ壺と呼ばれる部分が多く存在します。ヤニが多いと困ってしまう場合が多々ありますので、合わせてチェックしましょう。
加工用途と年輪
ツーバイ材を選ぶ際に、どんな用途で使うかを考えて、年輪具合もチェックします。例えば、細かい加工をする際は年輪の細かい木材を選ばないと割れてしまったりするのです。逆に、大きな加工ばかりであれば年輪は気にしなくても大丈夫ですので、もしツーバイ材を細かく加工する際はチェックして下さい。
乾燥具合
ラケット制作工程その1:乾燥(乾燥機が無いので取りあえず天然乾燥)、木材の反りに注意しないといけないので、状態を見て裏返したりかなり気を使う。 pic.twitter.com/J9GqC1mMQW
— つじまる (@drillyourskills) March 3, 2018
木材が十分に乾燥しているかもチェックしておきたい部分です。木材は生き物ですので、DIYで使ったあとに変形することが多々あります。しかし、乾燥がちゃんとされていれば変形や収縮が抑えられるのです。チェックするポイントは色々とありますが、作ったものを長く使う為にもしっかり見ておきましょう。
ツーバイ材の加工はホームセンターで
ホームセンターでカット
ツーバイ材の寸法は様々ですが、長さのある木材を買うときは、自宅に持ち帰りにくいサイズとなってしまうことが多いですよね。そんな時はホームセンターで長さを適切にカットしてもらいましょう。持ち帰る為だけではなく、使いたいサイズにそこでカットしてもらうことも出来ます。1カット30円から50円くらいのお店が多いですね。
先に計測しておこう
ホームセンターでDIYで使う寸法にカットしてもらうなら尚更、先に使用寸法を計測しておきましょう。先にしっかりと計測してメモしておくことで失敗を防げます。木材は一度短くカットしてしまったら元に戻せませんので、計測は非常に大切です。その際、、大雑把に計測するのではなく、正確な長さを計りましょう。
ツーバイ材はネットでも!
木材はネットショップでも買える!
近くにホームセンターが無い場合は、ネットショップでも購入することが出来ます。寸法やサイズの指定も出来ますのでとてもありがたいですね。最近はツーバイ材で棚を作りたい方が増えてきていますので、ネットショップで購入するのも良い手段です。
ツーバイ材 約38×38×1200mm
38x89x2440mm
サイズ | 約38×38×1200mm |
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送料を考えるとホームセンターがお得!
ツーバイ材はネットショップでも購入出来ますが、問題は送料です。長さがあるものですので、送料は高くつく場合がほとんど。とはいえ、大きなものを家まで運んでくれるのですから、ある程度致し方無いことではあります。もし送料をかけたくない場合は、車でホームセンターに行きましょう。また、ホームセンターではトラック貸出しを行っているお店も多いので是非利用しましょう。
ツーバイ材で簡単に棚を作る!
ディアウォールで棚づくり
ツーバイ材を使った棚作りで今注目を集めているのが「ディアウォール」という製品です。ツーバイ材の端と端にディアウォールをつけることで、「つっぱり棒」のように固定されます。固定されたツーバイ材はとても強度がありますので、棚を設置することで何でも置けてしまうのです。
2×6でも作れる!
ディアウォールは2×4材の使用が基本ですが、2×6材用のディアウォールもあります。2×6材の場合は木材が大きくなりますので、更に強度が増し、見た目もとても頑丈そうな雰囲気に。これは好みによる部分があるかと思いますので、実際に2×4材と2×6材を見てみて、どちらが部屋に合いそうか考えてみたいところですね。
ツーバイ材を使ったDIY集
ツーバイ材でDIY①サーフボード立て
こちらはツーバイ材を使ったサーフボード立てです。100均で買った滑り止め液をツーバイ材に垂らして、滑り止め効果もプラスしています。こうした物置用途にもツーバイ材は使いやすくていいですね。適切な強度がありますのでおすすめです。
ツーバイ材でDIY②すのこベッド
こちらはツーバイ材を折りまぜて作ったオリジナルすのこベッドです。端に使うことで強度を保っていますね。すのこベッド程度なら簡単にDIY出来てしまうのでおすすめです。
ツーバイ材でDIY③靴棚
こちらはツーバイ材で靴棚を作ってみた好例です。普通のツーバイ材に、渋い塗装材を塗って良い雰囲気に仕上がっていますね。靴程度であれば、沢山乗せても強度的にはなんら問題ありません。
ツーバイ材でDIY④リビングの机
こちらはリビングの机をツーバイ材で作ってみた画像です。とても素敵な雰囲気ですが、端や角などは危険ですので、しっかりやすりをかけることをおすすめします。紙やすりの荒いものと細かいものを用意して、すべすべになるまで磨きましょう。
ツーバイ材でDIY⑤テレビ台
こちらはツーバイ材を使ったテレビ台DIYの好例。とても機能的に仕上がっていますね。明るい木材がポップな雰囲気を出しています。DIYなら自分の望み通りの機能を付けることが出来ますので、是非チャレンジしてみて下さい。
まとめ~ツーバイ材でDIY~
今回の「ツーバイ材(2×材)って?DIYで気になる規格寸法と特徴をご紹介!」はいかがでしたでしょうか? ツーバイ材は適切な強度もあり、長さも様々なサイズが用意されていて、DIYを行う時に強い味方になってくれる木材です。価格も安いですので、ツーバイ材を使ってどんどんDIYしていきたいですね!
DIYが気になる方はこちらもチェック!
下記リンクには、ツーバイ材を使って壁掛けテレビを行う方法や、その他のアイデアがまとまっています。ディアウォールを使えば色んなことが出来ますので、気になる方は是非チェックしてみて下さい!
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