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耳をすませばの舞台「聖蹟桜ヶ丘」の各シーン場所をご紹介!【聖地巡礼】

ジブリ映画「耳をすませば」の舞台のモデルになった聖蹟桜ヶ丘は、聖地巡礼として人気の場所です。地球屋、図書館、ロータリー、いろは坂、秘密の場所、雫と聖司の数々の名場面シーンは実在する場所がロケ地モデルとして存在します。耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地へ行こう!
2020年8月27日
outdoordogs
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耳をすませばの舞台の聖地巡礼は人気

「耳をすませば」という映画をご存知ですか?舞台となった街は東京都の多摩市にある京王線の聖蹟桜ヶ丘駅や武蔵野市、多摩周辺といわれています。主人公は本を読むことが好きな中学校3年生の女の子の月島雫、雫は夏休みに同じ中学3年生で本を読むことが好きでヴァイオリン職人を夢みる1人の男の子の天沢聖司に出会い心が動いていくストーリーです。1995年の夏に公開されたこの映画は公開から20年以上が経っても未だに映画の舞台となった街の聖蹟桜ヶ丘へ聖地巡礼を訪れる人々が途絶えることがありません。今回は「耳をすませば」の舞台の聖地巡礼についてご紹介していきます。

映画「耳をすませば」

映画「耳をすませば」はスタジオジブリの製作映画として1995年の夏に初上映された作品です。原作は柊あおい氏の漫画「耳をすませば」で宮崎駿氏がこれを原案としてスタジオジブリの世界観で映画化した作品です。月島雫役の本名陽子さんは最近ではプリキュアオールスターズの声優として、天沢聖司役の高橋一生さんは現在映画やCM雑誌さまざまなメディアで大人気の俳優さんです。

未だに何度もテレビ放送されている人気の映画

映画「耳をすませば」は20年以上が経っても未だに地上派のゴールデンタイムでのテレビ放送が繰り返されて、高い視聴率を記録する名作映画で、当時すでに大人で映画を楽しんだ人、青春時代に上映されていた同じ世代の層から、若い世代まで幅広い層で人気があります。ジブリ作品のファンの人々の間では耳をすませばのことを通称「耳すま」と呼ばれています。

耳をすませばの舞台となった聖蹟桜ヶ丘

映画「耳をすませば」のロケ地となった聖蹟桜ヶ丘周辺をモデルにした数々の名シーンは、舞台となった実在する聖蹟桜ヶ丘の街を忠実に再現し、実際に行ってみるとまるで映画の世界に自分がいるかのような世界観やリアルさを感じることができるため、現実と映画の世界に引っ張られ合うような感覚にさせられるのもジブリ作品の魅力です。

聖蹟桜ヶ丘は聖地巡礼を歓迎している街

市の散策マップにも耳をすませば

多摩市では市の観光イベントとして映画「耳をすませば」の舞台となった聖蹟桜ヶ丘駅周辺の観光PRに力を注いでおり、モニュメントの設置や散策マップを配布、期間限定でスタンプラリーを実施するなど、町づくりとして聖地巡礼を歓迎してくれています。ロケ地巡りの前に散策マップを確認してから向かいましょう。秘密の場所などその危険性から現在立ち入り禁止で入れない場所もあります。

青春のポスト

青春のポストはロケ地のモデルとなった聖蹟桜ヶ丘駅を降りた目の前にある聖蹟桜ヶ丘駅前の交差点にあり、地球屋をモチーフにしたモニュメントになっています。どことなくジブリに出てきそうな雰囲気が醸し出されていますがスタジオジブリの作品ではく、この青春のポストは聖蹟桜ヶ丘の商工会議所とファンの有志によって2012年に設置されました。

夢を応援するポスト

ポストにメッセージカードを投函することができますが、実際に郵便物として扱われることではなく、1回目に自分の願いや夢、希望を書いてポストに入れて、願いがかなったら報告をしに聖蹟桜ヶ丘へ来て2回目のポスト投函をしてほしいという、耳をすませばのようにピュアな青春を応援したいと見守るポストです。聖地巡礼の際は訪れることをおすすめします。

耳をすませば主題歌について

ジブリ作品は主題歌も人気ですが、映画の中に出てくるエンディング曲のカントリーロードは「耳をすませば」を語るには欠かせない曲です。聖地巡礼をしながら気づいたときにはもしかしたら口ずさんでいるかもしれませんね。原曲はTake Me Home.Country Roadsですが、映画で使われているカントリーロードの歌詞は原曲のものではなくアレンジされているものです。さらに雫の替え歌のコンクリートロードは、聖蹟桜ヶ丘を含めた多摩地域の山や森を伐採した開発に対して皮肉に思わせるジブリ作品らしいメッセージ性のある歌詞と言われています。

聖蹟桜ヶ丘駅の発車ベルはカントリーロード

京王線の聖蹟桜ヶ丘駅の上り線、下り線ともに発車メロディは「耳をすませば」の主題歌のカントリーロードになっています。映画「耳をすませば」が好きな人、ジブリ作品や宮崎駿監督が好きな人にはたまらないメロディとなっていますので、京王線で聖蹟桜ヶ丘駅を通る時には良く聴いてみていて下さい。

耳をすませばの舞台を聖地巡礼する

耳をすませばの聖地巡礼は、舞台となった聖蹟桜ヶ丘近辺のかなり長い距離を散策することとなります。さらには映画と同様、にいろは坂があって駅から急な上り坂や階段が続き、かなりハードですので女性の方はヒールなど履かずにスニーカーがおすすめです。聖蹟桜ヶ丘からいろは坂を上がると周囲は住宅地となっており止められる駐車場の場所はありませんので、車の場合は聖跡桜ヶ丘駅周辺に停めてから、急な登り坂を歩いて登っていくことになります。駅からバスを使うと名シーンの場所をバスで通り過ぎてしまいますので、お天気の良い日を選び、心してかかりましょう。


耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼①

それではここからは映画「耳をすませば」の名シーンの再現ができる舞台となった聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼スポットをご紹介していきます。

聖蹟桜ヶ丘駅付近

映画では杉の宮駅として登場している駅は聖蹟桜ヶ丘駅がモデルになっており駅の外観などはほぼそのままの状態で登場しています。

聖蹟桜ヶ丘駅ホーム

杉の宮駅ホームのシーンもタイルの風合いなど聖蹟桜ヶ丘駅の雰囲気が再現されています。

聖蹟桜ヶ丘駅前

雫が電車を降りたシーンも杉の宮駅と聖蹟桜ヶ丘駅は同じ描写で描かれています。こういった実在する場所を少しずつ織り込んであるのもポイントです。

聖蹟桜ヶ丘駅交差点

聖蹟桜ヶ丘駅前の交差点は、雫が父親のいる図書館にお弁当を届けるときに、電車から降りた大きな猫を追いかけるシーンに出てきます。現在は当時と違う雰囲気の交差点となっていますが、モデルのとなった交差点は存在しています。耳をすませばのロケ地巡りでは駅から図書館や地球屋のある坂の上に向かうには必ず通る交差点です。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼②

いろは坂

映画「耳をすませば」に出てくるいろは坂は、ロケ地のモデルとして本当に「いろは坂通り」として存在しています。雫が図書館へ向かうシーンで特徴的なのはいろは坂のこう配を強調して描かれていますが、実際もこの坂を上がっていかないとロータリーへたどり着くことができません。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼③

聖蹟桜ヶ丘駅からいろは坂に入り、いろは坂の中にある階段も耳をすませばのモデルとなった場所です。かなり長い急勾配の階段が続きます。映画と同じシーンを再現した角度で地球屋から天守台を抜けて図書館のある聖蹟桜ヶ丘方面に近道の階段を駆け降りる画像を撮影することができます。耳をすませばの聖地巡礼の中でも、長い階段での撮影は欠かせない撮影スポットです。角度など確認して転ばないように雫が慌てた臨場感を出して撮影することがポイントです。

雫が地球屋から図書館に駆け降りる階段

車道が大きく曲がって山を登っていくいろは坂で、その真ん中に長い長い階段があります。この間に物語の鍵となる図書館があったとされています。いろは坂の上部にある長い長い急こう配の階段は、雫が地球屋から図書館に走って向かうときに駆け降りた、図書館への近道の階段です。映画では角度や眺めが違いますが、映画では雫の気持ちと街の景色がとてもきれいに描かれています。

天守の丘

雫が階段を駆け下りるシーンに出てくる天守の丘のモデルとなったロケ地は実際に存在する天守台と呼ばれる場所でです。天守台は関戸城跡で、鎌倉時代に城山の物見台として役割があった場所で、天守台はこの辺りで一番の高台になっています。ここもロケ地巡りには外せない場所です。


耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼④

図書館

映画「耳をすませば」で登場する図書館は、父親のお弁当を届けに向かう重要なシーンです。いろは坂の途中にある設定となっていますが、実際のいろは坂の途中にある広場は公園となっており図書館は存在しません。図書館のあった設定の公園はいろは坂と長い階段の間にあり、見晴らしのよい場所となっています。聖蹟桜ヶ丘駅からいろは坂の真ん中にある急斜面の階段は一気に上がるのは大変なので、図書館があったとされている公園で休憩をするのも聖地巡礼にぴったりの場所です。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼⑤

雫が告白された神社

雫の同級生である杉村が神社で雫に告白をして、ふられてしまうシーンは実在する場所で金刀比羅神社がロケ地モデルとして使われています。この辺りは金比羅山と古くから呼ばれており、鎌倉時代に新田義貞と北条泰家の戦いがあった場所とされています。耳をすませばの舞台となった多摩丘陵の聖蹟桜ヶ丘近辺は古い歴史の価値がある場所としても知られています。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼⑥

ロータリー

聖蹟桜ヶ丘駅から出発し、聖地巡礼中にも名シーンのロケ地のモデルとなった場所は沢山ありますが、ロータリーにたどり着ければ聖地巡礼の中の聖地に到着です。ロケ地のモデルになったとされているロータリーはどの角度から見ても絵になるような素敵な場所です。ロータリーには映画に実際に登場する洋菓子店ノア、地球屋のモデルとなったとされる場所や交番、郵便局があります。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼⑦

地球屋

映画「耳をすませば」の聖地である聖司のおじいちゃんの経営するアンティークショップの地球屋は実際は存在しないお店です。以前は地球屋のモデルとなったとされていた喫茶店邪宗門がありましたが閉店し、今は新しいオーナーさんがお店を営業しています。

Dining和桜

地球屋のあった場所は現在は、創作和食料理店のDining和桜が営業しています。

耳すまノート

地球屋が耳をすませばの聖地であり、その聖地のモデルとなったお店が閉店してなくなってしまったことはジブリ作品や耳をすませばのファンの人には残念なことでした。耳をすませばの思い出のノートは聖司が雫に告白した秘密の場所にファンの有志が置いていたものを近隣の洋菓子店や料理店が「耳すまノート」(ファンの人の間で呼ばれている耳をすませばの通称「耳すま」と読んでいます。)としてお店に置いて、耳をすませばの聖地巡礼でやってきた人々のメッセージノートとして存在し続けていることは、今でも人気が高く人々を惹き付ける魅力があることの証明です。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼⑧

耳すまノア洋菓子店

映画の中にある駅、坂道、階段、道路、団地、眺めの景色などが実在する街とそっくりであることはもちろん、お店が実在していることも、聖地巡礼をするファンの人々の心をつかみます。雫役の本名陽子さんのサインやバロン、ルイーゼなど耳をすませばグッズが店内にたくさんあります。お店に置かれてある耳すま思い出ノートはなんと46冊目だそうで、洋菓子店ノアでは店内にカントリーロードが流れていて、映画の世界にひたることができます。お土産の「耳すまクッキー」も大人気です。

耳すまノア洋菓子店顔出しパネル

お店の「耳すまノア洋菓子店」公式ツイッターや公式インスタグラムで最新情報が掲載されていますが、最近では雫と聖司が二人乗りで自転車に乗っている姿の耳すまノア洋菓子店の顔出しパネルが完成したそうで、ローターリーでは新たにパワーアップした聖地巡礼スポットとなっています。最新情報は公式ツイッターで確認してください。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼⑨


雫の住んでいる団地

雫のすんでいる団地があるのは向原駅という設定ですが、実際に向原駅は存在していませんが、ロータリーのある山を抜けたとなりにある団地の「愛宕団地」がロケ地のモデルとして使われた団地といわれています。白と緑の給水塔も印象的なシーンです。聖蹟桜ヶ丘駅からは少し離れた京王線永山駅よりの団地です。

団地の給水塔

雫の住む団地のモデルとなったロケ地の隣にそびえ立つのが団地の大きな給水塔です。ロケ地巡りのときには団地を目印というよりかはこの大きな給水塔を目印に探してみてください。給水塔と団地の近くには、雫の友人で想いをよせる杉村のことで悩んでいる夕子が雫を呼び出した公園のモデルとなった場所があります。

耳をすませばの舞台聖蹟桜ヶ丘の聖地巡礼⑩

秘密の場所

映画のラストシーンに登場する聖司が雫に告白しプロポーズを告げた秘密の場所、通称「耳丘」は耳をすませばの聖地、カップルの聖地として人気のあった場所ですが、秘密の場所の傾斜が厳しく危険であること、時間を問わず人々が押し寄せゴミなどを散らかして、映画の最大の名シーンである秘密の場所を荒らしてしまう人が絶えなかったため、現在秘密の場所と呼ばれる場所は高いフェンスで覆われて入れないようになっています。

秘密の場所は耳すまノートの発祥の地

耳すまノートはかつて耳をすませばのファンの有志が、この秘密の場所に置いて映画の世界観を共有していましたが、現在は秘密の場所は立ち入り禁止となっており、そのノートが耳すまノア洋菓子店さんに移動して今に至って耳すまノートが存在しているそうです。

何度も観たくなる映画「耳をすませば」

ジブリ映画の「耳をすませば」の舞台モデルとなった街、聖蹟桜ヶ丘近辺は名前の通り春は桜できれいな場所です。桜を見ながらゆっくり歩きながら聖地巡礼をするのもおすすめです。聖地巡礼をしたらきっとまた「耳をすませば」を観たくなるでしょう。

20年以上色褪せない名作

20年以上が経っても変わらぬ人気と、聖地巡礼をする人が未だに絶えないこと、人々を惹き付けることができることはジブリ作品の素晴らしさと素敵なところです。山の上や秘密の場所から多摩の景色を眺めたら映画の世界観をより感じられるのではないでしょうか?秘密の場所が閉鎖されてしまったように、他の耳すまの聖地も住宅街にあるためマナーを守って、耳をすませばを好きな人がずっと聖地巡礼ができるように心がけましょう。

耳をすませばの原作と映画(参考)

原作となった作品「耳をすませば」

出典: https://www.amazon.co.jp/耳をすませば-集英社文庫―コミック版-柊-あおい/dp/4086183382

耳をすませば 集英社文庫―コミック版

宮崎駿氏は柊あおい氏の漫画「耳をすませば」を原案として映画「耳をすませば」を製作したとされています。柊あおい氏は他のジブリ作品である映画「猫の恩返し」の原作となった「バロン 猫の男爵」を書き下ろした人です。