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和歌山の郷土料理やB級グルメなど、和歌山の名物ご当地グルメ20選をご紹介!

日本最大の半島である紀伊半島の西側に位置する和歌山県。黒潮の流れがあるので海の幸を活かした名物料理が満載です。さらに和歌山は果物王国でもあります。南高梅、有田みかんは名産品です。そんなグルメ王国和歌山の名物料理・B級グルメをご紹介します。
2020年8月27日
sibatyuusann
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目次

名物料理とB級グルメが満載の和歌山県とは

関西圏に位置する和歌山は、日本最大の半島、紀伊半島の西側にあります。黒潮の潮流があるので、漁業が盛んです。マグロ・カツオ・クエ・太刀魚などの漁業が盛んです。また和歌山県の太地町では、伝統的なクジラ漁も行われています。 さらに和歌山県はブランド化されたフルーツも有名です。南高梅や有田ミカンは和歌山の名産品の代表です。柿の全国生産量も日本一です。他にも、ネーブルオレンジ、キウイフルーツ、桃、びわなどの栽培も盛んにおこなわれています。 そんな海の幸・山の幸にあふれる和歌山ですから、たくさんの美味しい食べ物・名物料理・郷土料理・B級グルメが存在します。今回はそんな和歌山の名産ご当地グルメを厳選して20選を紹介します。

南高梅も和歌山を代表する美味しい食べ物です。

和歌山県の名物料理・B級グルメその1ーめはりずし

和歌山を訪れた時には、手軽に食べれるので、お昼のランチタイムの食事におすすめの食べ物です。

漬け込んだ後に味を染み込ませた高菜の葉で、ご飯を包んだ和歌山を代表する郷土料理です。畑仕事や山での仕事の合間に、手軽に食べることができるお弁当として考え出されたのがその起源です。 「めはりずし」の名前の由来は、「食べるときに目を大きく見開くぐらい大きな口を開ける」とか「目を見張るぐらいおいしい」ということに由来するなど諸説存在します。昔は、名前の通り大きく握られていましたが、今では食べやすいサイズに握られています。和歌山を代表するご当地グルメとしても、お土産としても人気があります。

和歌山県の名物料理・B級グルメその2-紀ノ川漬け

和歌山県の北部は、農業に適した水はけのよい肥沃な土壌がたくさんあります。その土地で古くからの名産として親しまれているのが、紀州大根です。 その名産品の紀州大根を利用した名物料理がこの紀ノ川漬けです。紀州大根を皮をむかずに、そのままフスマの着け床に漬け込み、あっさりとした薄味に仕上げたのが紀ノ川漬けです。紀州大根の持つみずみずしい歯ごたえを残し、なおかつその旨味を堪能できる紀ノ川漬けは、日本のご飯を主食にした食事にぴったりとくる見事な脇役です。お年寄りの方へのお土産としても重宝される和歌山名物の代表のひとつです。

紀ノ川漬けのアレンジ料理ー紀ノ川漬けのふりかけ

誰でも簡単にできる和歌山の名産品である紀ノ川漬けを使ったアレンジ料理「紀ノ川漬けのふりかけ」を紹介します。 手順は以下の通りです。 ①千切りにした紀ノ川漬けをゴマ油を敷いたフライパンで炒める。 ②ちりめんじゃこを加えて炒める。 ③めんつゆで味付けしたあと、ゴマを加える。 たったこれだけのアレンジ料理です。温かいごはんにあうふりかけです。 和歌山名物紀ノ川漬けがあれば、試してみてください。

和歌山県の名物料理・B級グルメその3-さばのなれ寿司

800年以上の歴史を持つ和歌山県の有田・日高地方の郷土料理です。この地域の人たちが、秋祭りなどの大事な行事の際に料理し、食べてきたといわれています。 料理の方法は、サバをすし飯の上にのせ、あせの葉でくるんだ後、寿司桶の中にきっちり詰め込みます。その後、重石を載せて4日程経ってから食べます。いわゆる発酵食品で、チーズのような香りと独特のクセを持つ、はまるとやみつきになる郷土料理です。

本なれ寿司の特徴

「本なれ寿司」は、発酵して表面にうっすらとカビが生えたくらいが絶妙といわれていますが、この旨さは初心者には、なかなかわからないものがあります。しかし「早なれ寿司」といわれるなれ寿司は、初心者でも食べやすいです。今の和歌山では、中華そばとなれ寿司を一緒に食べるという他ではあまり見ない食事の習慣もあります。

和歌山県の名物料理・B級グルメその4-クジラの竜田揚げ


一口大に切ったクジラ肉を、しょうが汁としょうゆで味付けし、片栗粉をまぶして油で揚げたのが、このクジラの竜田揚げです。クジラ漁で有名なのは、和歌山県の太地町ですが、日本の本格的な捕鯨の起源とされている土地です。

クジラ料理はヘルシー

日本でのクジラを食べる習慣は、古くから存在し、1000年以上前からあるといわれています。クジラの肉は、他の肉と比べると高タンパク、低カロリー、低コレステロールなので実はヘルシーです。クジラの竜田揚げも和歌山県のご当地グルメです。

和歌山県の名物料理・B級グルメその5ー太刀魚寿司

和歌山県の有田市は、有田ミカンで有名です。実は有田市は、太刀魚の漁獲量日本一でもあるのです。 有田市に行けば、その名産品である太刀魚を使ったお寿司や丼などのご当地グルメを味わうことができます。

和歌山県の名物料理・B級グルメその6-太刀重

有田市の太刀魚寿司以外にも、名産品の太刀魚を使った名物料理がたくさんあります。そのひとつが太刀魚のうな重版、つまり「太刀重」です。うなぎのかば焼きではなく、太刀魚のかば焼きも絶妙です。たれが濃すぎると、太刀魚の味がけされてしまうので、うなぎのかば焼きのたれよりも少し薄くあじつけされており、みごとにそれが太刀魚のおいしさを引き立てます。 和歌山県有田市の飲食店でお食事メニューとして提供されています。有田市を訪れた際には、ぜひお召し上がりください。

和歌山県の名物料理・B級グルメその7-ふな焼き

和歌山県の那賀地方で、戦前から食べられていたスイーツいわゆるおやつです。当時は、牛乳が手に入りにくく、ベーキングパウダーなどもなかったので、小麦粉に黒砂糖と炭酸を入れ、水で溶いて生地にし、それを焼いていました。生地は「ほうらく」という鍋で焼いていました。この鍋の底が船の底に似ていたので「船焼き」と言われていて、それがふな焼きの名前になったといわれています。 ホットケーキミックスの登場で、家庭でこれを作り食べる機会も減りましたが、地元の学校の家庭科実習では、今でも作られる郷土料理の一種です。

和歌山県の名物料理・B級グルメその8ーじゃこ寿司

昔、和歌山の紀ノ川ではじゃこが豊富に捕れました。当時はこれを素焼きにして、煮つけにし、味が付いたじゃこをお寿司にしました。夏場は握り寿司にし、秋祭りの頃には、寿司箱つめ、箱寿司にして、1日たって味が染み込んだものを食べていたそうです。 古くから伝わる和歌山県の郷土料理ですが、現在では、商品化され、紀の川市周辺では特産品として販売されています。甘辛く煮つけられたじゃこと酢飯が絶妙なハーモニーを奏でる和歌山県自慢の郷土料理です。

和歌山県の名物料理・B級グルメその9-さえらのてっぽう

「さえら」とは和歌山弁で「サンマ」のことです。特に和歌山の南の地方で使用されるサンマの呼び方のことで、さわら寿司といえば、サンマ寿司のことになります。 サンマを開いて酢でしめて、すし飯の上にのせた姿が、まるで鉄砲の筒のような姿だったので、さえらのてっぽうと呼ばれるようになりました。サンマは脂がのっているというイメージがありますが、和歌山県の熊野沖に南下してきたサンマは、身の引き締まった小ぶりで、脂も抜け、あっさりした味であり、寿司にするとちょうどいい具合の味になるという特徴があります。

和歌山県の名物料理・B級グルメその10-いももち


和歌山県の熊野灘沿岸は、米作りに適した土地があまりありませんでした。しかし、サツマイモは赤土の平地で作りやすく、この地域のサツマイモは甘みの強いものが生産されました。 現在の和歌山県東牟婁郡周辺では、昔は、サツマイモと麦が、毎日の食事の主食でした。サツマイモのいももち、うけじゃ(サツマイモのおしるこ)、芋入りごはん、ゆで干し芋が食事やおやつとして提供されていました。

和歌山県の名物料理・B級グルメその11ー鮪中トロカツ

和歌山県の那智勝浦町は日本で有数のマグロの水揚げ地です。那智勝浦のマグロは味に定評があり、その美味しいと評判のマグロを刺身ではなく、あえてカツに仕立てたのがこの名物料理です。サクサクにと揚げられたマグロのカツを噛むと、その後に、レアに仕上がったマグロのやわらかな触感を楽しむことができます。触感はまさに牛肉のヒレ肉のおような感じです。カツのを歯ごたえを感じた後に、口の中でじわーっとマグロの旨味を味わうことができる和歌山県勝浦ならではのご当地グルメです。

和歌山県の名物料理・B級グルメその12-生しらす丼

日本の醤油発祥の地として有名な和歌山県の湯浅は、全国有数のシラスの水揚げ量を誇っています。 普通のしらす丼は釜揚げのしらすを使ったもので年中食べることができます。しかし、湯浅のしらす丼は、生のしらすを使っているのでまた別の味わいがあります。しらすの旬は秋です。しらすの季節にぜひ湯浅を訪れてみて、生しらす丼の美味しさを味わってみてください。地元の湯浅醤油を使ったたれと、ほのかに甘い生シラスが最高のハーモニーを口の中で奏でてくれます。湯浅は国の指定する重要伝統的建造物群保存地区でもあります。 醤油蔵などの歴史的建造物を楽しむことができます。歴史の勉強と共に、地元名産品の湯浅醤油、金山寺味噌、そして名物の食べ物のしらすを味わってみてください。

和歌山県の名物料理・B級グルメその13-鮎寿司

和歌山県のかつらぎ町の名物の郷土料理が鮎寿司です。 和歌山県の紀ノ川では、昔は鮎がたくさん釣れました。地元で100年以上続く老舗の仕出し・寿司屋「一力」の女性創業者がたくさん獲れた鮎が日持ちするようにと押し寿司にしたのが始まりです。調理の仕方は、腹を割いて素焼きにした後、醤油・みりん・酒・砂糖で甘辛く煮ます。口に入れるとホロホロこぼれる身の具合は絶妙です。鮎のくさみが煮汁に残るのを防ぐために、一度使った煮汁の再利用はしません。ですから川魚の苦手な方でも美味しく食べることができるのが、かつらぎ町の名産品の鮎寿司です。

和歌山県の名物料理・B級グルメその14-和歌山ラーメン

ここからは、和歌山県のB級グルメや地元民が愛するソウルフード的なものをいくつか紹介していきます。 和歌山を代表するB級グルメと言えば、まず思い浮かぶのがご当地ラーメンの和歌山ラーメンです。和歌山市を中心に店舗がいくつかある和歌山ラーメンですが、地元ではラーメンとは呼ばずに、「中華そば」と呼ばれています。 スープは大きく分けて豚骨醤油ベースと醤油ベースの2種類。麺はストレート麺。トッピングにナルトではなく、カマボコが使われているのが特徴です。観光客にも人気のある食べ物ですから、場合によっては行列に並んでも食べる価値ありです。和歌山ラーメンと一緒に鯖の「はや寿司」(早なれ寿司)を一緒に食べる食事スタイルも一般的ですから、そのコラボも試す価値ありです。

和歌山県の名物料理・B級グルメその15ーまるごと!?紀州梅バーガー

ハンバーガーと梅干しのコラボという異色の取り合わせが話題のご当地バーガーです。 このバーガーに入っている梅干しは、南高梅の中でも特に人気の「梅風月」を使用したものです。バンズに合うように、塩分が通常の1/3にまで抑えました。南高梅のとろけるような食感を楽しめます。バーガーの肉の部分は地鶏の「紀州うめどり」のチキンカツ。そしてこのご当地バーガーのためだけに開発された梅ピクルスという風に、地元の食材、名産品をふんだんに使用した、郷土愛溢れるバーガーがこの紀州梅バーガーです。 全国ご当地バーガーグランプリでも優勝したその味を是非味わってみてください。

和歌山県の名物料理・B級グルメその16-グリーンソフト

和歌山県民が愛する食べ物のスイーツ部門の代表ともいえるのがグリーンソフトという抹茶ソフトです。 昭和33年和歌山の老舗茶店「玉林園」で誕生しました。夏場に売り上げが落ちるので、なにか良い商品はないかということで、当時の社長が考案したのが始まりです。販売当時は、抹茶ソフトという商品は他になかったようですから、おそらく世界初の抹茶ソフトが、このグリーンソフトということになります。現在でも、開発当時と変わらず、石臼で引いた抹茶のみを使用するというこだわり。グリンちゃんというかわいいアヒルの描かれたパッケージを見ると、和歌山県民は郷土のことを懐かしく思い出すそうです。和歌山県内のスーパー・コンビニでも取扱していますので、和歌山を訪れる機会があれば、食事の後のデザートに、このグリーンソフトがおすすめです。

和歌山県の名物料理・B級グルメその17-てんかけラーメン


グリーンソフトで有名な玉林園が運営しているグリーンコーナーという店舗が和歌山にあります。 そのグリーンコーナーで販売されているのが「てんかけラーメン」です。麺を覆うばかりの天かす、わかめ、紅ショウガがトッピングされています。 麺は中細のストレート麺。子供からお年寄りにまで愛される和歌山を代表する食べ物です。360円で食べれるコスパ最高のB級グルメです。

和歌山県の名物料理・B級グルメその18-江川のちゃんぽん

長崎ちゃんぽんとは全く違うちゃんぽんが和歌山県田辺市にあります。 うどんと中華そばの2種類を一緒に焼きそばにしたのが、江川のちゃんぽんというご当地B級グルメです。和歌山県田辺市江川地区で食べられていた一皿でおなかいっぱいになる食べ物です。もともとは、地元江川の漁師がおなかいっぱいになるためのまかない料理だったそうです。うどんとそばという2種類の食感を一度に楽しめるこのご当地B級グルメ、一回の食事で満腹になること間違いなしです。

和歌山県の名物料理・B級グルメその19-カレーヤ食堂のバラホル

和歌山市内にある「カレーヤ食堂」の名物B級グルメが「バラホル」です。 カレーヤ食堂とはいえ、名物の食べ物はバラホルです。カレーではありません。簡単にいえば、豚バラ肉をホルモンたれで炒めた料理です。おすすめは卵のお吸い物と白ご飯を一緒に注文して食べること。食事のグレードが格段に上がります。バラホルにはキムチ入りもあるので、辛い物好きの方にはこちらもおすすめ。和歌山市内の有名B級グルメ、バラホルでおなかいっぱいになってください。

和歌山県の名物料理・B級グルメその20ー御坊せち焼き

和歌山県御坊市の名物B級グルメです。 「せち焼き」とは、お好み焼きとはまた違う食べ物です。焼そばを、小麦粉を使用せずに、溶き卵のみで固め、お好み焼きのような形にまとめたものです。「せちそば」とも呼ばれます。 せち焼きの名前の由来は、御坊弁の「せちがう」です。せちがうとは、「無茶苦茶にする」、「いじめる」といった意味の言葉です。御坊市のお好み焼き屋「やました」が発祥です。もともと、このお店は駄菓子屋として鉄板焼きを提供していました。ある日、地元客から「やきそば、卵でせちごうて」と注文され、作ったのが始まりといわれています。

作り方

作り方は、鉄板の上で焼きそばを焼き、焼きあがったら焼きそばで土手を作り、真ん中に卵を入れます。そして焼きそばと卵を混ぜて、ソースやマヨネーズ、かつおぶし、青のりをトッピングして完成です。御坊に来る機会があれば、オムソバともお好み焼きとも違うB級グルメせち焼きの魅力をぜひ堪能してください。

和歌山県の名物料理・B級グルメのまとめ

和歌山にはおいしい食べ物、お食事処、B級グルメがいっぱいあります。

和歌山県には、その気候や風土によって育まれた海の幸、川の幸、山の幸とさまざまな美味しい食べ物がたくさんあります。 さらに、古くから親しまれる郷土料理や、地元ローカルから長年愛されてきたソウルフードもたくさんあります。 和歌山は那智勝浦、熊野古道、白浜など有名な観光地もありますが、和歌山の観光地を訪れた際には、ぜひ和歌山で美味しい地元の食事も一緒に楽しんでください。

熊野古道は和歌山を代表する観光地です。