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台湾「九份」で千と千尋の神隠しのモデル街を堪能!その魅力と行き方を解説!

ジブリの名作である千と千尋の神隠し。そのモデルになったと言われているのが台湾の九份という町です。今回はジブリファンの聖地でもある台湾の九份のモデルとなった観光スポットや台北からの行き方をご紹介します。台湾の九份で千と千尋の神隠しの世界観を楽しみましょう。
更新: 2021年3月11日
くるみぱん
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千と千尋の神隠しのモデルになった台湾の九份に行きたい!

台湾と言えば、日本からも比較的近く直行便も多いため、週末弾丸ツアーで訪れる人も多いですよね。 ジブリファンの中でも特に人気の高い作品である、千と千尋の神隠し。そのモデルであるとされているのは台湾の九份だと言われています。

今回は、そんなジブリの名作である千と千尋の神隠しのモデルになったという話がある台湾の九份の観光すべき見どころやおすすめグルメ、台北のホテルや宿泊地からの行く方法などをご紹介していきます。

千と千尋の神隠しとは

ジブリが特別が好きというわけではなくても、千と千尋の神隠しというジブリ映画は知っているという方も比較的多いと思います。ここでは簡単に、台湾の九份が舞台となっていると言われる千と千尋の神隠しの映画について簡単に解説します。

千と千尋の神隠しのあらすじ

千と千尋の神隠しはジブリ映画の中でもかなり有名な映画なのでご存知の方も多いと思いますが、簡単にあらすじをお話ししたいと思います。 千と千尋の神隠しは、スタジオジブリが制作した宮崎駿監督のアニメ映画です。

主人公の千尋という10歳の女の子がひょんなきっかけで神々の世界へ迷い込むというストーリーです。その神々の世界の舞台と言われているのが台湾の九份とされています。

映画の中で千尋の雇主となる湯婆婆の経営する銭湯宿はまさに九份にある建物そのもの。千尋はその銭湯宿で働きながら、人間の世界へ帰る方法を模索するというストーリーです。

千と千尋の神隠しの舞台と言われる台湾の九份とは

ジブリが特別好きでなくても台湾に行く日本人のほとんどが九份を訪れるんだそうです。この九份という都市はどんなところなのでしょうか。また、場所はどのあたりなのでしょうか。まずは台湾の九份について簡単にお話ししたいと思います。

台湾の小さな町九份

九份の場所は、台北市から30kmほど北東に離れた新北市瑞芳区にあります。海沿いの山間部にある比較的小さな町です。 その昔、九份は金鉱山として栄えていた歴史がありますが、その後は衰退していました。

しかし、1989年に映画、悲情城市のロケ地となり脚光を浴び、ロケ地をめぐる観光客でにぎわいます。さらに千と千尋の神隠しのモデルの町だと噂になって一気に観光都市となりました。

九份にはホテルがある?

九份観光に行くほとんどの日本人は九份ではなく台北に宿やホテルを取り、日帰りで九份を訪れます。ということは、九份には宿泊先はないのでしょうか。 九份はとても小さな町ですが、宿泊可能なホテルは何軒もあります。

しかし台北のホテルと比較するとこじんまりとした民宿のようなところが多いのです。また、九份の町自体もとても小さな町なので日帰りで十分観光できると考えている人が多いようです。ジブリの世界が大好きで舞台とされる九份をじっくりと堪能したいのであれば、あえて九份に宿泊するのもいいかもしれませんね。

台湾の九份が千と千尋の神隠しのモデルと言われる理由

台湾の九份が千と千尋の神隠しのモデルである、映画の舞台であるという話は、かなり日本の中では有名ですし、九份にいる台湾の現地の人もそのように思っている人が比較的多いのですが、実はこの話はジブリが公式に発表しているものではありません。

なぜ噂は広まった?

九份の町はもともと映画のロケ地になっていることもあって比較的にぎわっていました。ロケ地をめぐるツアーに参観した日本人が、千と千尋の神隠しに出てくる街並みに似ていると言い出したことをきっかけに、だんだんとそのうわさが広まっていったという説もあります。

また、宮崎駿監督は千と千尋の神隠しの構想中に九份を訪れてヒントを得て映画が作られたという説も。ジブリの公式発表はないので本当のところはわかりませんが、実際に九份を訪れてみると千と千尋の神隠しの舞台であると言われて納得できるほど世界観は似ています。

ぜひ実際に九份へ行って、千と千尋の神隠し感を感じてみてほしいですね。


千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份への行き方

台湾の観光スポットとして人気の高い九份ですが、台湾の九份へ行くにはどのような方法があるでしょうか。ほとんどの方は台北に宿やホテルを予約し、日中日帰りで九份へ行くと思いますので、台北のホテルや宿から九份へ行く方法をご紹介します。

現地観光ツアーを申し込む

台湾での観光が初めての方や自分でいろいろ調べるのが面倒という方には、現地のツアーに申し込む方法がおすすめです。

現地ツアーは台北の主要なホテルや宿泊地までピックアップに来てもらえ、日本語ガイドの説明を聞きながら九份の映画ロケ地や街並みをめぐるツアーが多いです。もちろん帰りも台北のホテルまで送ってもらえます。

言葉の心配や迷子の心配もないので、比較的海外旅行初心者に人気があります。また、千と千尋の神隠しツアーだけでなく、映画ロケ地を巡るツアーやランチつきのツアーなどいろいろなツアーがありますので、催行会社のホームページを確認してみましょう。

タクシーで行く

ツアーは楽だけど時間に縛られたくない!という方にはタクシーがおすすめです。台北にはイエローキャブのような黄色いタクシーがたくさん走っています。台北のホテルから九份までは1時間弱で到着し、料金は1,000元から1,500元くらいが相場です。

流しのタクシーをつかまえて交渉するものいいですが、不安な方は宿泊しているホテルのフロントにお願いすると安心です。 また九份からの帰りのタクシーはなかなか捕まえにくいので、最初から往復で交渉することをおすすめします。片道でお願いするよりも安くなることが多いそうです。

公共の交通機関で行く

時間に比較的余裕があって、九份までの移動中も台湾の街並みを楽しみたいという人には公共の交通機関がおすすめです。 九份までの行き方は、電車で台北火車站から瑞芳火車站まで移動します。時間は1時間程度見ておきましょう。

さらにそこからバスに乗ります。バスで10分ほどで到着です。ここまでかかる費用は80元ほどととても安いです。しかし、時間によっては電車からバスへ乗り継ぎがうまくいかないこともありますので、時間には余裕をもって出発してくださいね。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份へはバスがおすすめ

千と千尋の神隠しの舞台ではないかと言われている、映画のロケ地でも有名な台湾の九份に行く方法としてさきほど3つご紹介していますが、最もおすすめしたいのはバスでの行き方です。

台北の中心街にある忠孝復興駅近くのバス停から乗り換えのいらないバスが出ています。これなら、乗り継ぎの時間を気にすることなく目的地に到着できます。 バスの乗車時間は1時間半から2時間くらいです。ただし週末や夕方はとても混雑して行列ができるほどですので、時間帯や曜日は選んだほうが良いでしょう。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份の楽しみ方

千と千尋の神隠しの世界観を味わえる九份はどのような楽しみ方をするのがおすすめなのでしょうか。映画のロケ地として使用されるほど独特の雰囲気の町ですので、いろいろな楽しみ方がありそうですね。

九份の街を散策する

九份の楽しみ方として一番ポピュラーなのは、徒歩での町の散策です。九份の街はとにかくレトロな雰囲気で見ているだけでも楽しいんです!階段がとても多いので、歩きやすい靴をおすすめします。

また、お昼の九份ももちろん良いのですが、おすすめはだんだんと日が暮れてくる時間帯。町中にある赤いちょうちんに灯がともって、かなりノスタルジックな雰囲気になります。街を見渡せる高台に上って街を見下ろすのも素敵ですよ。

台湾グルメを楽しむ

台湾と言えばグルメ!もちろん、九份でもおいしい台湾料理を味わうことができます。 同じ台湾料理でも台北の町中で食べる料理とは一味も二味も違った味わいを感じることができるかもしれませんね。


千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份の見所①

基山街

それではここからは千と千尋の神隠しの舞台と言われている九份の見所をご紹介します。 まずは、九份観光の入り口でもある基山街です。基山街は、九份に到着してすぐ現れる九份のメインストリートです。

ちいさな飲食店やカラフルな雑貨を並べたお土産屋さんなど、昼も夜も人がいっぱいでにぎわっているので、見ているだけでもわくわくするような通りになっています。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份の見所②

阿妹茶楼

九份の見所といえば、やはりここ、千と千尋の神隠しの油屋の舞台と言われている阿妹茶楼ですよね。阿妹茶楼は、お茶をいただくことのできるレストランになっています。観光客が多く訪れるため、ここのスタッフはほとんど日本語もOKなので、気軽に入ってお茶を楽しむことができますよ。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份の見所③

展望台

基山街を通り抜け、阿妹茶楼も過ぎて長い階段をのぼりきると、九份を見渡せる展望台があります。 ここから眺める九份の景色は圧巻で、特に日が落ちる前の時間帯がおすすめです。とてもロマンチックな眺めなので、カップルには特に訪れてほしい観光スポットです。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份の見所④

悲情城市

ジブリは好きではないけど九份に行きたいという人の中には、映画悲情城市のロケ地が見たいという人も多いですね。悲情城市は同じ名前の映画の舞台となっているレストランです。

映画のロケ地になっているこのレストランでは、昔ながらの台湾の家庭料理を楽しむことができるそうです。映画のロケ地をめぐるツアーでも定番の観光スポットとなっています。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份の見所⑤

賢崎路

賢崎路は九份らしい景色を味わうことのできる坂道です。賢崎路には石段の階段があり、その階段にそってレトロな雰囲気の赤いちょうちんが並びます。 この雰囲気を感じると、ここが千と千尋の神隠しの舞台だと言われて納得の、まさにジブリの世界に飛び込んだような気分になれます。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份のグルメ①

頼阿婆芋圓


九份グルメといえば、名物のタロイモ団子である芋圓です。九份には数多くの芋圓のお店があるのですが、中でも人気1位、2位を争うのが頼阿婆芋圓のタロイモ団子です。 団子の上には小豆をトッピングしていて、ぜんざいのようなイメージのスイーツです。

あたたかいものと冷たいものが選べます。比較的甘さは控えめなので、男性でもデザートにいただきやすいと思います。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份のグルメ②

九份小師父

九份のグルメというとどうしてもスイーツに目が行きがちですが、しっかりとした台湾料理をいただくこともできます。 基山街と賢崎路の交差点にあるレストラン、九份小師父はリーズナブルに台湾の家庭料理を味わうことのできるレストランです。

ホテルのレストランのような高級感はありませんが、値段も庶民的で美味しいですよ。特におすすめは鶏の丸焼き!店先につるされた鶏たちはインパクト大ですが、一度食べてみる価値ありです。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份のグルメ③

千と千尋の神隠しの舞台とされる台湾の九份で人気のグルメと言えば、さきほどご紹介したタロイモ団子ともう一つ、草仔粿というスイーツが良く知られています。 草仔粿は簡単に言うと草餅や草団子といったたぐいのスイーツです。

九份の草仔粿の中で行列ができるほど人気であるのが阿蘭草仔粿です。何種類か味があるのですが、干しエビや大根が入った食事系の団子もあるようです。常に行列ができているため回転が良く、出来立ての草仔粿を食べることができますよ。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份のグルメ④

九分茶坊

九份には雰囲気や趣のある建物やお店が比較的多いのですが、中でもひときわおしゃれで目を引くお店が九分茶坊です。九分茶坊は、1912年創業の九份で最も古い茶芸館です。お店に入るとまずは茶器や茶葉の販売スペースがあります。

そして奥へ進むと階段があって、そこを下っていくとイートインのコーナーがあり、奥はテラス席になっています。そこから眺める景色はとても美しいと評判です。

こちらのお店でぜひおすすめしたいメニューは、ウーロン茶ケーキです。甘さ控えめで口に入れた瞬間にウーロン茶の豊かな香りがふわっと広がる大人のスイーツです。

千と千尋の神隠しのモデル台湾の九份のグルメ⑤

阿雲傅統切仔麺

阿雲傅統切仔麺は、50年以上の歴史がある魚団子のスープを食べられるお店です。場所は、基山街を入ってすぐにあるので、はじめて九份を訪れた人でも迷わずに行くことができるでしょう。 こちらの名物は新鮮ないかやサメを使って作った魚のつみれです。

ぷりぷりで臭みもなく、味付けはあっさりとしているのでさらっと食べることができます。台湾料理は脂っこいものも多いので、こちらのスープのようなやさしい食べ物で胃を休めてあげましょう。

台湾の九份で千と千尋の神隠しの世界を堪能しよう!

今回はジブリ映画、千と千尋の神隠しの舞台と言われる台湾の九份について見どころや観光スポットとおすすめのグルメなどをご紹介しました。ジブリファンでなくても映画のロケ地にもなったフォトジェニックなスポットなので台湾旅行のときにはぜひ足を運んでほしい街でもあります。

台湾の市街地からはやや離れていて、移動は比較的大変ではありますが、とても風情があってSNS映えする写真もたくさん撮れる場所ですので、映画と比較しながら千と千尋の神隠しの世界観を堪能してくださいね!