メタルジグを自作しよう!揃える道具から塗装までオリジナルジグの作り方のイメージ

メタルジグを自作しよう!揃える道具から塗装までオリジナルジグの作り方

愛着が湧く以前にどんどん消費されていってしまう釣り道具があります。それがメタルジグです。大好きなメタルジグを根掛かり一発で失ってしまう悲しみは誰でも経験済みでしょう。今回はお財布にも優しくお気に入りのコピーを沢山自作できるメタルジグの自作方法を紹介いたします。

2019年06月24日更新

kuma10
kuma10
神奈川県の三浦市で漁師の家に産まれ、その後生鮮魚介類問屋として魚に関わる仕事を続けてきたおかげで魚に関しては誰にも負けない知識があります。アウトドア好きが高じて離島に移住して20数年。釣りとカヌーとバイクが好きな不良オヤジです。
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目次

  1. メタルジグは自作できます!
  2. メタルジグ自作の方法
  3. メタルジグ自作に必要な道具1
  4. メタルジグ自作に必要な道具2
  5. メタルジグ自作に必要な道具3
  6. メタルジグ自作に必要な道具4
  7. メタルジグ自作に必要な道具5
  8. メタルジグ自作に必要な道具6
  9. メタルジグ自作に必要な道具7
  10. メタルジグ自作に必要な材料1
  11. メタルジグ自作に必要な材料2
  12. メタルジグ自作に必要な材料3
  13. メタルジグ自作に必要な材料4
  14. メタルジグ自作のテクニック1「型取り」
  15. メタルジグ自作のテクニック2「部品作り」
  16. メタルジグ自作のテクニック3「鋳造」
  17. メタルジグ自作のテクニック4「塗装」
  18. メタルジグ自作の注意点
  19. 自作のメタルジグで釣りに行こう!

メタルジグは自作できます!

ogoshi.fishingさんの投稿
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ジギングをする人ならばきっとジグに関してはお気に入りの1本があると思います。それが100均のジグでも2000円のジグでも、ロストした時の心の痛みは大体(まったくとは言えない)同じです。またロストでなくても塗装が剥がれたり割れたりとジグは劣化することもあります。しかしご安心ください。ジグは自作できます。お気に入りの1本をお気に入りの100本にすることも可能です!

メタルジグ自作の方法

まずはモチベーションアップから

自作メタルジグで魚を釣ることの快感はやった事の無い方には判らない事だと思います。また、自作したメタルジグをロストした時の悔しさも。 しかし画像のように歯のある魚との対決はロストとの戦いでもあります。ロストの悔しさ悲しみを和らげるためにもメタルジグの自作方法を覚えたいものですね。

ジグ自作には幾つかの方法があります

hote_sanさんの投稿
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メタルジグを自作するには幾つかの方法があります。例えば画像のようにステンレスからの削り出しも一つの作り方ですし、また中通しシンカーを金づちで叩いて延ばしただけでもジグは作れます。ただしいつも同じクオリティのジグを大量にとは望めません。今回は型から作り、いつでもお気に入りのジグを簡単に手に入れる方法をご紹介いたします。

耐熱シリコンで型を取る

今回ご紹介させて頂く方法は「鋳造」という作り方になります。これは耐熱シリコンという材料で型取りをし、溶かした鉛を型に流し込んで成型して行く作り方で、同じものを大量に、しかも美しく簡単に作る方法です。材料や道具の紹介には一番間違いないものを選んで紹介していきますが、中には安い代替品で済ませられるものもあります。それはそのつど紹介していきますね。

メタルジグ自作に必要な道具1

耐熱シリコン

旭化成 ワッカーシリコン M4470 1kgセット

約2時間で硬化します。作業時間はおよそ20分です。

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まずは道具を揃えましょう。 第一に型取り用「耐熱シリコン」が必要です。鉛の融点が約300度のため、それ以上の耐熱性のあるものを探して下さい。画像のものでおおむね1㎏あたり5000円ほどで手に入りますが、硬化剤とセットになっている物を求めて下さい。混合率は100対4でよく混ぜて使います。 説明書きには「約2時間で硬化」となっていますが、最低でも12時間はおいてから使用して下さい。

安価な代替品

ヤコ オーブン陶土「工作用」 400g

乾燥させてからオーブンで焼くだけで陶器ができます。

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熱に強くて型が作れるのであれば「陶器粘土(陶土)」という手もあります。こちらは型取り一回分で600円ほどで手に入りますが、そう何度も使えるものではありませんし最初は使い勝手の良いシリコンをおすすめします。 ちなみに型取りしてから一週間ほどは乾燥にかかります。

メタルジグ自作に必要な道具2

油粘土は型取りする時に元になる形を正確に再現してくれます。ただし、ぐっと押しつけて型を取るのですが、押し付けた側ではなく、外側に出ている側の型をシリコンで取りますので勘違いしないようにお願いいたします。ですから元になるジグを押し付ける面はなるべく平らになるように成形して下さい。

メタルジグ自作に必要な道具3

型取りブロック

GSIクレオス VANCE VM005 Mr.型取りブロック2

一つで108ピース入ってシリコン約1㎏分

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油粘土で型取りする時に「型枠」が必要になります。ジグの大きさ、太さによって型の広さ高さが変わるのは当然ですが、固定式の型枠では複数の(数・種類)型取りに対応できません。そこで「型取りブロック」が便利です。 そのつどバラしながら一番作り易い大きさに組み直して何度でも使えます。1セット1000円程度のものなので、必要に応じて揃えておきましょう。

型取りプレート

GSIクレオス VANCE VM007 Mr.型取りブロックプレート
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型取りブロックの下敷きです。これがあるとシリコン漏れなども起こさず安心して作業ができます。

レゴブロックや木枠でも

おうちにレゴブロックやダイヤブロックのある方はそれで代用が効きます。また、牛乳パックや木枠を自分で組んで型枠を作る方もおられます。シリコン流し込みは圧の掛かる型取りではないため、ようは固まるまで動かないようにキープできていればいいので、器用な方はご自分で製作されてもいいかと思います。

メタルジグ自作に必要な道具4

型枠を剥がしやすく

VANCE VM008 Mr.シリコーンバリアー

シリコン型の作製やキャストでの複製に活躍する万能タイプの離型剤です。

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シリコンに半分埋め込んだジグの型に、さらに上からシリコンを流して覆い尽くすのですが、それは最後に二つに割らなければなりません。シリコン同士が同化してしまわないように間にバリアーを作ります。それがこの「シリコンバリアー」です。たっぷりと塗っておくとシリコンがきれいに剥がれます。

代替品には色々なものが

実はバリアーに関しては同化しない物なら何でもバリアーの役ができます。ハンドクリームやシッカロールなどで代替えしている方もおられます。ただ、画像のものは1本で900円程度のお値段なので、揃えておいて損はないと思います。

メタルジグ自作に必要な道具5

彫刻刀

ashonosukeさんの投稿
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シリコンでできた型に鉛を流し込む穴を「湯口」と言います。湯口から鉛を流し込む際、入った鉛の分エアを抜かなければなりません。シリコンで型ができましたら湯口とエア抜き穴を彫刻刀で作ります。簡単な方法も後述いたしますが、どちらにしても細かいバリ取りなどに必要ですので丸刀と切り出しくらいは用意しておきましょう。

メタルジグ自作に必要な道具6

卓上コンロ

tomohiro0313さんの投稿
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メタルジグの素材となる鉛は約320度ほどで溶けます。小鍋に材料の鉛を入れ、溶かしていくにはコンロが必要ですが、最近のIHコンロは(おおむね)250度ほどまでしか温度の上がらない物が多いようです。 有毒ガスが出る事もある鉛溶解作業ですから、持ち運びに便利なカセットコンロを一台持っておくことをおすすめします。

メタルジグ自作に必要な道具7

片手鍋

yamazakithecatさんの投稿
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鉛を火にかけ溶かす作業には、少し柄の長い片手鍋が必要です。縁の形は円形でなく注ぎ口の付いている物を選びましょう。注ぎ口があっても口が太く注ぎにくいものもありますので、鍋自体を曲げたり叩いたりして改良して使いたいので、簡単に曲げられる(お安い)もので良いと思います。

片手鍋の代替品

ようは鉛の沸点では溶けないものを使えばいいわけで、100均のミルクパンや鉄製の缶詰の缶でも充分に使えます。新品の鍋を使う場合の注意点は、内側にコーティングが施されている場合がありますので、1度空焼きをしてコーティングを焼き切って下さい。缶詰の缶などを使う場合は、手で触れないようにペンチやヤットコなどを使用して下さい。

メタルジグ自作に必要な材料1

鉛インゴット(純度:99.99%)2.3kg
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道具が揃ったところで次は材料です。まず必要なのがジグのボディーを形成する鉛です。 実は鉛にも色々ありまして、純度の高いものからスズや亜鉛などの混じったものまで様々です。加工の簡単さ(バリ取りや削り)から考えますと画像のような純度の高いものが良いのですが、ちょっと柔らかいかもしれません。お値段はあまり変わらずアンチモン含有の硬質鉛もありますから、使い勝手で選んでみて下さい。

鉛の代替品

9230721さんの投稿
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家の倉庫で眠っている鉛はありませんか。溶かして固めるメタルジグの作り方では、溶かす鉛を選びません。叩きや削りで製作するのならば硬さなども加味しなければなりませんが、鋳造では何でもOKです。 裏ワザですが、メタルジグを硬くしたければ印刷用の鉛活字(ヤフオクなどで安く出ています)を混ぜて使ってみて下さい。少し軽くなりますが、カチカチになりますよ。

メタルジグ自作に必要な材料2

アイを作る

ステンレス線 線径1.4mm
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メタルジグの前後に出ている「アイ」の部分はステンレス針金の手曲げで作ります。個人的なおすすめになってしまいますが、1.5mmでは太くて加工がしにくいですし、1.2mmでは心もとないので1.4mmをおすすめします。とはいえ1.4mmでも充分に硬いので、加工画像を後ほど載せておきますね。

手間いらず

ばね用ステンレス鋼線 SUS304-WPB 線径1.4mm
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ステンレスの針金を入手する時に、「ステンレスばね線」という名称で探しますと画像のような「直線」の「硬質」なステンレス線がヒットします。アイ作りにはちょっとお高いですが(2m550円ほど)、こちらの方が向いています。巻いてあるものは1度真っ直ぐにしてから使用しますので、手間が省けますからね。

メタルジグ自作に必要な材料3

ホログラムシート

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メタルジグのボディーを美しく簡単に仕上げるために「ホロシート」を用意しましょう。ネット通販などで1枚500円から1000円ほどで手に入りますが、最近では100均でも各種売られています。ただしあまり伸びが良くないので使いづらいかもしれません。何度か貼りこみを繰り返し、腕を上げていって下さい。ジグがイキイキとしますよ。

メタルジグ自作に必要な材料4

コート剤

東邦産業 ウレタンフィニッシャーEX 130ml
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メタルジグにホログラムシートを貼り、好みで目などを取り付けたら最後に「コーティング」を施します。これはメタルジグ表面にコーティング剤を塗るのではなく、ジグ自体をコーティング剤にザブンと漬け込む「ドブ漬け」という方法をとります。簡単ですし、綺麗に仕上がります。最後にスプレーなどで塗装をします。

代替品?

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あまりおすすめではありませんが「水性ニス」でもコーティングはできる事はできます。ただし塗装面が柔らかいのでハードな使い方には向きません。長所を見付けるならば「水性」であるため、前項の「最後にスプレーで塗装」の部分が「スプレーで塗装後コーティング」になるところでしょう。塗料を溶かす溶剤が入っていないため人体にも優しいですしね。

メタルジグ自作のテクニック1「型取り」

ここから作り方です

この動画はメタルジグの作り方の動画ではありませんが、もっと細かい型取りをしているので取り入れてみました。視聴する時にはシンカーをメタルジグにしたら、と考えながら観てみて下さい。 「え、こんなに細い線まで再現できるの?」と驚かれるかもしれませんが、湯口やエア抜き穴などの付け方なども参考にしてみて下さい。

型はお好みで

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型取りのやり方が分かれば後はメタルジグの形を決めるだけです。販売目的でなければ自分の使っているジグから簡単に型を起こし、その後塗装に凝ってもいいですし、慣れてきたら画像のようにバルサなどを削って自分好みのオリジナルメタルジグを作る事も簡単です。

メタルジグ自作のテクニック2「部品作り」

アイの作り方

動画の主はかなりの腕前なので真似しにくいかもしれませんが、正確な曲げ技術は釣果にもジグの美しさにも影響して来ます。 後から修正はできるとはいえ鋳造時にストレートになっていなければアイのチモト部分が曲がってしまいジグの泳ぎに影響がでます。アイの作り方はいろいろありますが、慎重に、丁寧に、を心がけて下さい。

アイの簡単な作り方

一般的に一番簡単なアイの作り方は台木に作りたい長さで二本の釘を打ち、釘の頭をカットしてそこにステンレスワイヤーを巻いていく方法です。この方法ですと、常に同じ長さのアイが作成できます。ですから動画で紹介した作り方と併用すれば完璧なジグができるかも知れませんね。

メタルジグ自作のテクニック3「鋳造」

コツは二つ

型ができてしまえばアイを仕込んで鉛を流し込むだけです。 気を付ける点は二つ。まずは「一気に大量に流し込まない」こと。ドバっと注ぎますと湯口が詰まり中に空洞ができてしまいます。かといって途切れとぎれに入れてはいけません。中で分離帯ができる事があります。コツは「細く静かに途切れさせずに注ぐ」ことです。

型を温める

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動画のように型を温める道具のある方は少ないと思います。その場合はアイを仕込まずにまずは一つ流し込んで下さい。30秒ほどでジグを取り出し型を温めたら次からが本番です。一つ目のジグはまた鍋に放り込めば材料に戻ります。ジグの表面がきれいに整いますよ。 次の行程の塗装をうまく乗せるためにも必ず型は温めましょう。

メタルジグ自作のテクニック4「塗装」

手順が大切

動画はありもののメタルジグを改造するものを使わせていただきましたが、ジグ作りで重要なのは「手順を守る」ことです。 塗装をする塗料の溶剤が問題なのですが、ウレタンコートドブ漬けの作り方ですと、一番手に入れ易い「ラッカー系塗料」はすべて溶けてしまいます。動画では透明グルーでコートしていましたが、ドブ漬け後の塗装もありです。ようはウレタンの有機溶剤が直接塗料に触れないようにすることが重要です。

丁寧にコート

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塗装が済んだらウレタンコーティング作業ですが、換気をしながら最低でも3回は漬け込んで欲しいものです。画像のように簡単な「ジグ干し場」を作っておくと効率が上がります。 ドブ漬けをする材料はウレタン系の他にセルロース系のセルロースセメントなどがありますが、こちらは硬化後が硬すぎて割れが出やすいのであまりおすすめできません。ジグの使い道はハードですからね。

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メタルジグ自作の注意点

熱くて有害

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メタルジグ本体に使用する「鉛」は有害物質です。体内に取り込むと「鉛毒」を起こします。特に熱を加え溶解が始まると空気中に分散されます。その時は温度も300度を超えています。 とにかく鋳造式ジグ作りでの注意点は「吸い込まない」事、「直接触らない」事を徹底して作業して下さい。

自作のメタルジグで釣りに行こう!

isamumurataさんの投稿
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今回は自作メタルジグの作り方をお届けしましたが、メタルジグの作り方は一つではありません。当然もっと簡単なジグの作り方もありますが、どのような作り方であっても自分で作ったメタルジグで釣り上げた一匹は別格です。ターゲットごとに形を変えたり、釣り場によって重さを変えたり、色々なシチュエーションに合わせた自慢の一本を作ってみませんか。

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