モーリス フッキングマスタージグヘッド 1/22oz #3(東日本店)
【在庫限り】【2m巻き】お買い得!アウトレット ファインラバー2m
シリコンラバースカート【カラーNo.3】フラットタイプ☆
オフト ラウンドスーパーファイン スプリットラバー OFT ROUND SUPER FINE SPLIT RUBBER
自作ラバージグのススメ
ラバージグは非常によく釣れるルアーの一種ですが、そのアクションの特性上ボトムを狙う事が多く、ロストの危険性も多くはらんだルアーでもあります。 店頭で買えばラバージグ1個当たり安くても200円~300円、いいものだと500円以上する代物。やっぱりロストするとお財布的にも精神的にもダメージは小さくありません。 しかし、自作するとなれば材料費のみなになり150円程度で制作可能。安く仕上げようと工夫すれば1個100円以下も可能です。しかも制作自体はミノーやクランクベイトに比べてとっても簡単。道具さえ揃えてしまえばすぐにでも始めることができます。 上級者になれば自分でジグヘッドからの作成も可能。こだわり次第で無限の可能性を持ったオリジナルラバージグが作れます。 ルアー釣りは釣れればもちろん楽しいもの。ですがそれが自作のルアーともなればその釣りの楽しさ、嬉しさ、興奮は倍増程度ものなんかじゃありません。 ぜひあなたも自作のラバージグでルアー釣りに挑戦してはいかがでしょうか?
ラバージグとは
ラバージグとは主にブラックバス釣りやシーバス釣りなどで使われるルアーの一種。ジグヘッドにゴムやシリコンでできたスカートが付いたちょっと特殊な形のルアーです。 ハリの前にフックガードと呼ばれる根がかりを防ぐガードが付いているアーキーラバージグ、ジグヘッドがフットボールのような形をしたフットボールラバージグ、バスプロの村上晴彦氏が考案したハンハンジグから派生したスモールラバージグなどの種類があり、様々な釣りの用途に合わせて使い分けます。
ラバージグの種類
フットボールラバージグ
スモールラバージグ
ラバージグとトレーラー
ラバージグはそのまで釣りをしても釣れるルアーではありますが、トレーラーと呼ばれるワームを装着することによってより釣果を上げることができます。 トレーラーには主にシャッドテールやグラブ系のワームやポーク系が使われます。
上の画像の様なワームをトレーラーとしてジグヘッドのフックに取り付けます。
ラバージグの自作に必要な道具をご紹介
何事もまずは道具から。ラバージグの自作に必要な道具を順を追って説明いたします。
初心者必見!ラバージグ自作に必須なアイテム8点をご紹介
1:ジグヘッド
ラバージグを作る際に基本となる材料です。普通のジグヘッドから、あらかじめブラシが付いたものや、ラバージグの自作専門に販売されているものまで様々なものが市販されていますので色々試してみて、自分にあったジグヘッドを選ぶのをお勧めします。 初めてなのでどんなジグヘッドを買ったら良いのか分からない方にはモーリスのフッキングマスター ジグヘッなどがお勧め。 このジグヘッドは後でフックガードを装着することも出来るのでスカートを巻きやすく、フックガードあり、フックガードなしを選択して作れるので初心者の方が色々作るのを試すベースには最適だと思います。
モーリス フッキングマスタージグヘッド 1/22oz #3(東日本店)
モーリス フッキングマスター ジグヘッド
2:ラバースカート
ジグヘッドに次いでラバージグ政策に必須なのがこちらのラバースカート。シリコンやゴムでできた布のようなものでこれをジグヘッドに巻き付けて好みの長さにカットすることでラバージグのスカート部分を作ります。 最近は手入れの楽なシリコンラバーが人気なようですが、ファイン(天然ゴム)ラバーとシリコンラバーの違いについては以下の通り。
【在庫限り】【2m巻き】お買い得!アウトレット ファインラバー2m
【ファインラバー】 ・単色しかない ・細いため細かい水流でもアクションが美しい ・抵抗が少ないためフォールの速度が速い ・劣化しやすい
シリコンラバースカート【カラーNo.3】フラットタイプ☆
【シリコンラバー】 ・ラメ入りなどカラーパターンが豊富で色鮮やか。 ・水の抵抗が強いのでアピール力がある。 ・フォールの速度が遅い。 ・劣化しにくい。
様々なメーカーからファインラバー、シリコンラバー共に様々な種類のラバースカートが販売されているので、いろいろ買って試してみて自分に合ったラバースカートを見つけるのがお勧めです。 初心者にお勧めなのはOFTのラウンドスーパーファイン スプリットラバーシリーズ。値段も手ごろで太さの種類も豊富、よくばらけ、質感も良いラバースカートです。
オフト ラウンドスーパーファイン スプリットラバー OFT ROUND SUPER FINE SPLIT RUBBER
ラウンドスーパーファイン スプリットラバー
さらに、ラバースカートを切るのも難しいという方には既にカッティング済みのスカートも販売されています。 ジグヘッドに付けるだけでオリジナルラバージグになるので、まずとりあえず作ってみたいという方にはお勧めです。 初心者で手早くつくってみたい方にはソークの必要もないシリコンラバースカートがお勧めです。
3:スレッド
スカートをラバージグに固定するための糸です。 PEラインやフロロカーボンラインの余りや、裁縫糸でも代用可能なので自分に合ったものを選んでみましょう。
4:針金
こちらもラバージグのスカートとジグヘッドを固定するのに使います。 0.3㎜のステンレスワイヤーがおすすめです。
5:はさみとペンチ
スカートや糸を切ったり、針金を曲げたりするのに使います。 ふつうの100均などで売っている工具で十分ですが、はさみはよく切れるものとそうでないものの2種類を用意した方が作業が楽で仕上がりもきれいになります。
6:接着剤
フックガードの取り付けなどに使います。
7:ソークオイル
ファインラバーのラバージグをソークするための道具です。 専用のものでなくともベビーオイルや食物油で代用可能。 ソークについては後程解説します。
8:ソーク用の容器
ファインラバーのラバージグをソークする際に使います。
あると便利な自作ラバージグのサポートアイテム
バイス
いわゆる「万力」です。これがあればフックを固定しやすくスムーズに作業が勧められます。 無くてもラバージグを作ることは可能ですが、本格的に作り始めるなら持っていて損はないサポートアイテムです。
ジグヘッドも自作したい!そんな上級者向けアイテム4点をご紹介
ラバージグ製作上級者ともなるとジグヘッドも自作する方もいます。 ここでは自作ジグヘッドに必要なアイテム4点をご紹介。
1:モールド
モールドとはフックとブラシをセットして鉛を流し込むことによって自作のジグヘッドを作ることができる金型の事。 9000円程度で市販しているモールドありますが、ラバージグ作りの猛者たちの中にはこのモールドすら型を取って自作する人もいます。 熱した鉛など、危険な物質を扱うため、モールドを使ったジグヘッド制作は初心者にはお勧めできませんが、あくまで手作りのオリジナルラバージグにこだわる上級者の方には一度モールドを使ったジグヘッドの制作にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
Amazonなどで販売されている市販の金型。これを使えば比較的簡単に自作ジグヘッドが作れます
2:メルターポッド
メルターポッドは鉛を溶かすための装置です。 鍋などで代用でき無くは無いですが、熱して溶けた鉛を扱うのは危険なのでなるべく専用の道具を正しく使ってください。
3:塗料
ジグヘッドの頭の部分を塗装する為の塗料です。 人によってさまざまなものが使用され、ラメ入り塗装などとここが工夫の見せどころでもありますが、初心者はヘッドをラッカー系塗料の原液につけるだけでも十分OKです。
4:金属用ヤスリ
モールドで作ったジグヘッドにはバリ(金型の合わせ目などにできる薄いでっぱり)が付いていますこれを削ってきれいにするためには金属用ヤスリが必須です。
【初心者向け】6つのステップで簡単にできるラバージグの自作方法!
ここからいよいよ実践編。実際のラバージグの作り方を6つのステップに分けてご紹介していきます。
ステップ1:【ラバースカートを切る】
まず最初はジグヘッドの長さに合わせてラバースカートを写真のように2つ折りにして切ります。(フレッシュでもシリコンでも作業は同じ) 実際に作るラバージグのサイズによって長さは変わりますが、一般的なサイズなら10~15cmの長さでいいと思います。この際のポイントは長めにラバースカートを切っておくこと。長めに切っておけば作業するときに持ちやすくなりますし、どうせ最後に成型するときに長さを調整する為切ってしまうからです。 1つのラバージグを作るのにラバースカートを2~4枚ほど使いますので忘れずにあらかじめ複数枚切っておきましょう
ステップ2:【ラバースカートを巻き付ける】
スレッドや針金を使ってジグヘッドにラバースカートを巻き付けます。 ここではそれぞれスレッドを使う方法と、針金を使う巻き方をご紹介します。 また、この作業の時はバイスにジグヘッドを固定すると安全にスムーズに作業をすることができます。 ラバースカートの巻き方は人によってやりやすい作業が違います。色々試してみて自分に合ったやり方を見つけるのが良いと思いでしょう。
スレッドを使う場合
スレッドを使った巻き方はまず、スレッドをジグヘッドに結びつけます。(結び方はほどけにくい結び方なら何でも構いません。) この時多少ジグヘッドに下巻き処理をしておくとより仕上がりが強固なものになります。
次にラバーを巻いていきます。なるべく「スレッドが切れないギリギリの強さ」で巻き付けるようにしてください。巻き方がゆるいと実際に使用した際にラバージグのスカートがずれてしまったり外れてしまう原因となります。 2~3回巻いたら一度仮止めし、次のラバースカートを均等な間隔になるように巻いていきましょう。(巻き方は材質がフレッシュでもシリコンでも変わりません。) これを、繰り返して3~4枚のラバースカートを巻いていきます。
ラバースカートの巻き方は必ず図のように間隔が均等になるように結んでください。 間隔がバラバラだと仕上げが汚くなり、釣果にも響いてきます。
ラバージグのスカートの巻き方の動画を紹介
ラバージグの巻き方の動画を紹介します。動画では既に細かくスカート裂いているラバースカートを使っていますが、裂いていないものも巻き方は同様です。
針金を使う場合
針金を使った巻き方は、まず写真のようにカットしてUの字に曲げた針金を用意します。この時の長さは適当で構いませんが針金が後々足りないという事にならない様に少し長めにしておいた方が良いかと思います。
使用枚数分だけ重ねたラバーの上にこのようにヘッドで折り曲げたときにラバーの長さが均等になるような位置にヘッドをセットします。 その上から針金をヘッドとラバーを包み込むような巻き方でセットします。 こちらもフレッシュとシリコンでやり方の違いはありません。 この状態で一度締めあげて、ワイヤーを2度巻きにします。
この状態でペンチなどでワイヤーをねじって締めあげていき、ラバースカートをジグヘッドに固定していきます。 この際、針金の締め上げをフックガードと逆側にしてしまう巻き方をしてしまうとラインが針金に引っかかってしまう事があるので、かならずフックガードと同じ位置で締め上げれるような巻き方をして下さい。
わかりやすいように画像ではワイヤーの巻き方を逆にしています
締め上げの際はただ捩じっていくだけではワイヤーが切れてしまう恐れがあります。 写真のように垂直にワイヤーを持って捩じって捻ってを繰り返すような巻き方をすれば上手くいきやすいです。 固定出来たら捻った部分で少し長めにワイヤーを切り(短いとほどけてしまう恐れがあるため)、余ったワイヤーを巻きるければ終了です。
スレッドと針金の混合の巻き方
スレッドと針金を併用してより強固にラバースカートをジグヘッドに取り付ける巻き方もあります。 基本は2種のやり方の混合ですのでここでは実際に作業している動画を、切断していないスカートと切断済みのスカートの2種類ご紹介します。
ステップ3:【ラバージグのラバースカートを分割する】
ここからがラバージグ制作でも楽しいラバースカートの分割作業になります。 こちらの作業は既に分割されているラバースカートを使っている場合は必要ありません。
写真のようにラバージグをバイス等に固定してラバースカートをギューッと引っ張ってはさみでゆっくり垂直にカットしてください。 この時、あまり切れ味の良くないはさみを使うとラバーが綺麗にばらけ意外にきれいに仕上がります。 シリコンラバーでもファインラバーでもこの手順は同じです。 この時ラバースカートがずれたり外れたりするときは締め込みが足りない証拠なので巻きつけからやり直しになります。
上手く切ることができれば画像のような形になります。
スカートの分割の仕方の動画をご紹介
スレッドの巻き方の復習もふくめて、スカートの分割の仕方の解説動画をご紹介します。
ステップ4:【フックガードのラバージグへの取り付け】
フックガードを後付けできるジグヘッドの場合はここでフックガードを取り付けます。 フックガードが最初からついているジグヘッドやフックガードを使用しないラバージグを作る場合はこの項目は飛ばしていただいて構いません。
フックガードを差し込む穴に瞬間接着剤を流し込み、フックガードを差して 完全に接着されるまで待ちます。
ステップ5:【ラバージグをソークする】
ソークとはソークオイルにファインラバーのラバージグを漬ける作業の事。 (注意:ソークが効果あるのはファインラバーを使用したラバージグのみです。シリコンラバーのラバージグには効果がありません。シリコンラバーを使う際はこの項目は飛ばしてください。) ソークすることによってファインラバーにオイルが膨潤してラバーがより鮮やかに太くなります。 やらないという方もいますがやった方が見栄えがいいですし実際の釣りの釣果も変わってきます。 市販のラバージグのメンテナンスにも応用が利くので覚えておいて損はないテクニックです。
ソークのやり方は簡単単純で以下通りで行います。 1:タッパーやジプロックなどオイルが漏れない容器にオイルお入れてラバージグを漬け込む。 2:オイルをよくなじませてから15~30分ほど放置する。 3:漬け込んだらぬるま湯でぬめりを洗い落とす。 4:キッチンペーパーなどで水けをふき取ってドライヤーで乾かす。 以上です。
ステップ6:【自作ラバースカートの長さの整え】
そのままではラバージグのラバースカートは長すぎる状態にあると思いますのでジグヘッドのフックの長さに応じて長さを切りそろえます。 ラバースカートの長さはかなり好みによるので、市販のラバージグなどのスカートの長さを研究して自身で最適な長さを見つけるのが一番です。 ですが、はじめてでどんな長さに切ったらいいか分からない場合では写真のバランスでカットすると良いと思います。
これで自作ラバージグの完成になります。
【上級者向け】5つのステップでできるジグヘッドの自作方法!
ここからはモールドを使った自作ジグヘッドの解説を5つのステップで行います。 モールドを使ったジグヘッドの制作はドロドロになるまで熱した鉛を使う危険な作業なので、細心の注意が必要です。
ステップ1:【ハリをモールドにセットする】
画像のようにモールドにハリをセットしていきます。
ステップ2:【鉛を溶かす】※やけど注意
メルターポッドで鉛を溶かしていきます。 ※鉛を熱したときは有毒性のガスが出るそうなので換気のいい場所でマスクをして行ってください。
ステップ3:【鉛を自作ジグヘッド用モールドに流し込む】※やけど注意
モールドの上に空いた穴から鉛を流し込みます。 熱した鉛は非常に高温なのでこぼさないよう注意して作業を行ってください。 注ぎ終わったらこのまま鉛が冷えて固まるのを待ちます。
ステップ4:【自作ジグヘッドを取り出してバリを取り除く】
完全に冷えて固まったジグヘッドは画像のように頭に注ぎ込み口の部分の余分な鉛やバリがあります。 これを金ヤスリなどで削り取って表面を滑らかに加工します。
ステップ5:【自作ジグヘッドを塗装をする】
最後にジグヘッドの頭を塗装します。 これは、そのままラッカー系塗料の原液にどぶ漬けでOKです。
ムラができるかもしれませんが画像のような形で釣るして乾燥すれば余分な塗料が落ちて均一な塗膜になります。 これで乾燥しきれば自作ジグヘッドの完成となります。
自作ラバージグであなたも釣りに出掛けよう!
ここまで長々と解説してきましたがこれはラバージグ製作の一例にしかすぎません。 自作ラバージグは始めるのは簡単ですが奥は深く、個人個人に合わせた作り方が様々に存在します。 自分で作ったルアーで釣り、そのルアーで魚を釣り上げるのは市販のルアーを使った釣りよりも更なる喜びと興奮があります。 あなたもラバージグを自作してその奥深い新しい釣りの楽しみに足を踏み入れてみませんか?
アーキーラバージグ