VRとは
VRとは英語の「Virtual Reality」の頭文字のVとRを取ったものです。訳すと仮想現実となります。コンピューターなどで合成された映像と音をヘッドマウント型のディスプレイを通して見たり聞いたりすることで、まるで自分がその映像の場所にいるような感覚になれる機械のことです。
VRの種類/PlayStationVR
VRとひと口にいっても色々な種類があります。日本人である私たちの一番身近にあるよく聞くVR機材としてソニーのPlayStationVRがあるでしょう。実はVRを体験できる機械はこの他にもたくさんあります。
PlayStationVRの特徴
PlayStationVRの大きな特徴としてその価格の安さがあげられます。他のVR機材は非常に高価な商品で個人で楽しむだけに買うにはちょっとためらってしまうような価格設定がされています。VRの再生には同じくソニー製のPlayStation4本体が必要となりますが、それと合わせても他機種のVRの機械を購入するよりは安く、更にVRでないゲームも販売されるということで、ゲームをする人にとっては手に取りやすくなっています。その点でPlayStationVRは個人で手に入れやすいものでしょう。体験だけでなくいつでもVRを楽しみたい人にはPlayStationVRは向いています。 また、PlayStationVRはヘッドセットをかけた状態で動き回る必要はなく狭い空間でも使用できるという利点があります。
VRの種類/Oculus Rift
Oculus RiftはOculus社が開発したVRヘッドセットディスプレイです。家庭用VRといえば「PlayStationVRやViveの方が早い。Oculusは後発」と思われる人も多いでしょうが、実はOculus Riftはその試作の段階でOculus社に開発援助をするという目的で、お金を支払った人に試作品キットによる配布がされはじめたのが2012年のこと。PlayStationVRよりもずっと早く日本でも個人でVR体験が出来るVR機として注目を集めていたVR機です。
Oculus Riftの特徴
現在あるVR機材の中で一番解像度が高い(画質が良い)のがこのOculus Riftの大きな特徴でありウリである部分です。また、高音質のヘッドセットも付いているので別にヘッドセットなどを購入する必要がなく、臨場感のある音がヘッドセットディスプレイを付けるだけで聞くことができます。
VRの種類/VR Vive
WindowsパソコンでVR映像が楽しめるヘッドセットとして発売されているのがViveです。HTC社とValve Corporationの共同開発によって製品化されているVRの機械です。それなりに良いグラフィックボード性能を持ったパソコンが必要ですが、個人でも所有することができ日本でも多くのパソコンショップで購入することが出来る手軽で高性能なVR機となっています。
VR Viveの特徴
なんといってもViveの大きな特徴はルームスケールというプレイヤーの動きを感知してVR映像に反映するという技術です。これはOculus RiftやPlayStationVRのような一点でプレイヤーの動きを感知するものとは全く違い、自分の動きによって映像が変わる没入感を楽しむことができるVRの機械となっています。
VRの種類/Gear VR
Gear VRは韓国のサムスン電子が開発販売しているVR機です。今回ご紹介しているVR機の中では販売は一番早く2015年の11月となっています。それ以前にOculus Riftと同じように早期アクセス版として2014年から一般の人でも使用できるようになっていたVRの先駆け的な存在の一台です。
Gear VRの特徴
Gear VRの大きな特徴はモバイルVRという点です。モバイルVRとは何かというとスマートフォンを使ってVR映像が楽しめる機械のことです。Gear VRの本体に対応するスマートフォンをはめ込むだけで使える非常に手軽なVR機となっています。その手軽さからイベントやネットカフェでのVRシアターなど多くの場所で導入されているVR機器となっています。
東京都内でVR体験しよう
ここまでご紹介してきたように、VR機といってもたくさんの機種が出ており価格も性能も様々です。みんなが楽しいと思っているのはどんなVR機のことだろうか?自分が求めているのはどんなVR映像なんだろうか?という疑問があっても高価な物が多く簡単に全部買って試してみるということはできません。
東京都内で気軽にできるおすすめVR体験
都内にはVR機を個人で買わなくても、手軽にVR機が体験できるアトラクションやイベント、カフェなどがあります。多種多様なVR機を体験し満足するもよし、もっと日常的にVR体験したい人はVR機の購入の参考にするもよし。VR機種別に東京都内で体験できるおすすめスポットをまとめましたので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
東京都内でVR体験できる施設/Vive
Viveを使ったVR体験できるアトラクションやイベント施設は東京都内にたくさんあります。プレイヤーがあちこちに動いてもしっかり動きを感知してくれるViveの特徴を活かした、体を動かすアトラクションやイベントをぜひ体験してみてはいかがでしようか。
1.VR ZONE SHINJUKU
ドラゴンボールやエヴァンゲリオン、マリオカートなど誰でも知っているような有名コンテンツをはじめ多くのVR映像やゲームを体験できるのがBANDAINAMCOEntertainmentが送る体験型アトラクション施設VR ZONE SHINJUKUです。 予約をしなくても当日空きがあれば誰でも体験可能なおすすめスポットです。 住所:東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 アクセス:JR新宿駅東口から徒歩7分 *予約確認は公式Twitterで。
2.VR PRAK TOKYO
日本初のVR専門アトラクションテーマパークとしてオープンしたのがVR PRAK TOKYOです。店舗は渋谷と池袋の2店舗。2017年12月には北海道札幌にも新店舗がオープンしました。 体験できるVRはVive、Gear VRなど。1つの館内に10種類と豊富コンテンツが揃っているのもおすすめポイントです。
Viveが体験できる東京都内のカフェ
3.渋谷 VREX
VRとはまた少し違った3Dを現実世界で楽しむ映像としてARというものがあります。ARは少し古い技法ですが似ているものといえばホログラム映像があります。立体的な映像を空間に出現させるものという点では共通していますがそのリアルさはARはホログラムの比ではありません。VRだけでなくこのAR技術も楽しめるスポットが渋谷のVREXのおすすめポイントです。
基本情報
住所:東京都渋谷区渋谷1-12-1カレイド渋谷宮益坂3F 電話番号:03-5778-3223 営業時間:月~木、日 16:30~23:30金土、祝前日16:30~28:00 アクセス:JR渋谷駅宮益坂口から徒歩4分。渋谷ボウリング(EST)裏 定休日:なし 利用料金:1ゲーム1人2,000円(料理代別)(2018/1/17現在)
渋谷VREXで楽しめるARゲーム
渋谷VREXで楽しるARはバトルゲームとなっています。最大6名まで楽しめ、味方チームと敵チームに別れてARで出現するボールや壁を使って攻撃や防御をおこなうというもの。ARなのでボールが当たっても安全。まるでSFかドラゴンボールの悟空になったような気分で手のひらから光のボールを打ち出す楽しさを体験できます。
東京都内でVR体験できる施設/Oculus Rift
クレーンゲームや音楽ゲームなど大人や子供が気軽に遊びにいけるスポットとしてゲームセンターがあります。このゲームセンターでもVR体験ができる場所が登場しました。「最近流行りのおしゃれすぎるスポットは苦手」という人でも利用できるのでおすすめです。
4.東京ジョイポリス
お台場にある東京ジョイポリスで楽しめるVRはシーズンごとに内容が変わります。2018年2月1日からプレイできるのが「ゾンビサバイバル」という世界初6人同時体験できるVRサバイバルシューティングゲームです。
基本情報
住所:東京都港区台場1丁目6番1号 デックス東京ビーチ・シーサイドモール3階-5階 電話番号:03-5500-1801 営業時間:10:00~23:00 定休日:年中無休 *VR体験ゲームは事前予約が必要
東京都内でVR体験できる施設/Gear VR
SEGAといえば「バーチャファイター」をイメージする人もいるでしょう。2Dゲームが主流だった時代にいち早く3D技術をゲームなどに取り入れて大ヒットを飛ばしたことでも有名なアミューズメント企業です。前述でご紹介した東京ジョイポリスもセガが行っているアミューズメント施設のひとつ。ここではGear VRを利用して多人数で同時にVR体験できる、セガが経営するもうひとつのVRスポット「SEGA VR AREA AKIHABARA」について見ていきましょう。
5.SEGA VR AREA AKIHABARA
SEGA VR AREA AKIHABARAに用意されているのは男性だけでなく女性にも人気が高いFPSゲームをVRで楽しめるおすすめのスポットとなっています。仮想現実の中で銃を手にして動き回れば日頃のストレスも発散できるのでストレスが溜まっている人には特におすすめです!
基本情報
住所:東京都千代田区外神田1-11-11外神田1丁目ビルディング クラブセガ 秋葉原新館 6F 電話番号:03-5297-3601 アクセス:JR 秋葉原駅 電気街口より徒歩3分 中央通り沿い 営業時間:10:00~18:00 定休日:年中無休 *優先予約をネットから行うと待ち時間が少なくプレイすることが可能
東京都内でVR体験できる施設/その他
6.シブヤVRランド
渋谷にあるVRランドで体験できるVRアトラクションは全部で6種類。全て1回ずつ体験できるコースで1人2,200円とお得なVRアトラクション施設となっています。VRの種類はVive、Gear VRなど多種でそれぞれの操作性や見え方の違いも体験できるでしょう。渋谷のど真ん中で心霊探検やジェットコースター、逆バンジーなどが楽しめます。 期間限定で2つのアトラクションのみ体験できる1,200円のコースもあり上映メニューが変更になっていることもありますのでお目当てのアトラクションがある場合はwebから現在の上映演目を確認してから出かけましょう。(料金は2018/1/17現在)
基本情報
住所:東京都渋谷区神南1丁目21−3 電話番号:0570-064-110 営業時間:11:00~21:00 定休日:不定休 *利用には事前に予約が必要
その他のVR体験が出来る東京都内のカフェ
特別なイベントやアミューズメントスポットに出かけなくても、都内のネットカフェでVRシアターで迫力のVR映像を楽しめるところがあります。
7.POLANxPOLAN
住所:東京都八王子市明神町4-6-13 八王子アリーナビル 3階・4階 利用サービス:VRシアター(Gear VR) *利用に予約は必要ないが、利用コンテンツには無料のものと有料のものがあるので注意が必要です。
東京都内で無料でVR体験ができる場所
8.ドスパラ VRパラダイス
VR機の中にはパソコンで動くコンテンツなら配布されているソフトを利用して家庭でも楽しむこともできるものもあります。もちろん、アトラクションやイベントなどの「みんなで遊ぶ」「イベントならではの演出」などは体験することはできませんが「いつでも好きなときにVRを楽しめる」というメリットもあります。 Viveは少しグラフィック性能が高い程度のゲーミングパソコンなどがあれば十分個人所有のものでも動かすことができます。大手パソコンショップの中には自宅で遊ぶVRの楽しさを知ってもらうために、Viveの体験を無料で実施している店舗もあります。
店舗基本情報
住所:東京都千代田区外神田3-11-2 ロック2ビル1,2F 電話番号:03-5295-3435 営業時間:VR体験時間は平日13:00~20:00 土日祝12:00~20:00 定休日:VR体験は各店舗に問い合わせのこと *VR体験は予約が必要
9.パソコン工房・グッドウィル
東京だけでなく、VR体験できるパソコン工房の店舗は全国に25店舗。東京都内ではパソコン工房秋葉原イイヤマストアで利用できます。もちろん、体験ですので無料ですが事前に予約が必要です。 予約はウェブから行うことができます。15:00から19:00まで15分感覚で時間が区切られているので体験時間は短いですが気軽にVRを知ることができるでしょう。
店舗基本情報
住所:東京都千代田区外神田3-13-2 電話番号:03-3526-3571 営業時間:VR体験は15:00から19:00まで 定休日:なし *体験は予約が必要
東京都内で豊富なVR体験ができるカフェ
10.アイ・カフェAKIBAPLACE店
ここまで色々なVRが体験できるアトラクションやイベント施設をご紹介してきましたが、色々なVR機をいっぺんに体験できるおすすめの体験スポットがあります。それがこのアイ・カフェAKIBAPLACE店です。
基本情報
住所:東京都千代田区外神田3-15-1 アキバプレイス7-8F 電話番号:03-5298-0126 営業時間:平日13:00~22:00 土日祝日10:30~19:00 アクセス:各線秋葉原駅(電気街口)出て徒歩4分 定休日:不定期 利用料金:60分使い放題ドリンク付き1,080円(2018/1/17現在) *VR体験は予約が必要
体験できるVR機の種類
アイ・カフェAKIBAPLACE店で体験できるVR機は以下の通り。 ・Vive ・ICAROS+Gear VR ・VR THEATER(Gear VR使用) ・FOVE ・PicoNEO Light
FOVEとICAROS
FOVEで利用できるのは、ネットカフェ専門に展開をしているVRサービスであるVIRTUAL GATEというコンテンツです。普段は簡単に会うことや触れることができないアイドルや可愛いアニメキャラクターなどがあなたの近くにいて手で触れることが出来るという体験をすることができます。 ICAROS(イカロス)はスマホ用VRとして紹介したGear VRを使ったアトラクションで、ICAROSに乗ることでプレイヤーの体は空中に浮かんでいるような錯覚を起こします。その状態でディスプレイに送り込まれる映像に、あなたの体を使って反応していく普段ではできないような面白い体験ができるのでおすすめです。
VR体験時の注意点
VRのヘッドセットディスプレイは非常に目が疲れるので基本的に13歳以上に対応となっています。13歳以下の子供でも体験できるところも存在しますが、その場合でも8歳以下のお子さんの利用は不可となっていますので子供連れでVR体験をするのは難しいです。 また、体調の悪い人、乗り物酔いなどをする人、視覚障害、聴覚障害がある人は正しくVR機能が働かないこともありますので利用を断られてしまう場合もあります。各イベントスポットやアトラクション施設の予約時に確認事項として明記されていますので、しっかり確認してから予約を行いましょう。
東京都内にはVR体験施設がいっぱい!
東京都内にあるVRイベントやVRアトラクションが楽しめるスポットを10個厳選してご紹介してきました。いかがでしたでしょうか。VRも使用する機器によって体を動かして体験するもの、リアリティのある映像を楽しむものと特徴があります。今回ご紹介したのは東京都内にたくさんあるVR施設の中の一部のイベントやスポットです。 今後さらにその数は増えていくことが予想できます。他の人よりも一足先に全てのVR機を体験してVR通になってみんなに自慢してみてはいかがでしょうか。