函館朝市に行こう!
北海道の玄関口函館朝市の魅力
食の宝庫である北海道。そんな北海道の玄関口である函館に函館朝市はあります。海鮮丼をはじめとしたご当地グルメを楽しめるおすすめの市場です。また2016年には新幹線も開通して、ますます注目が高まっています。 年間200万人以上が訪れる大人気の函館朝市の魅力を余すところなくご紹介します。
函館は人気の観光土地
函館には毎年約500万人の観光客が訪れる
函館は北海道第3の都市で約27万人の人口を誇る中核市です。道南の中心都市であり、本州と北海道をつなぐ要所です。観光にも人気の都市で毎年約500万人が函館を訪れています。
日本で最初に開港した貿易港のひとつ
函館は日本で最初に開港した貿易港のひとつです。ペリー来日を契機として結ばれた日米通商友好条約によって1959年に横浜、長崎とともに外国に向けて開港されました。函館の街並みには、今もなお開港の名残が残されており、独特な異国情緒も人気の理由のひとつです。
函館朝市の魅力に迫る
函館朝市は、観光都市として人気を博し、また多くの観光スポットを持つ函館の中でも人気のスポットです。 函館朝市の魅力と人気の秘密について迫ります!
函館朝市の概要
年間200万人が訪れる函館の台所
函館朝市は1万坪(3ヘクタール)を誇る函館の観光名所であり、地域の食を支える市場です。1日には4000人から5000人が来客し、年間には180万人から200万人が訪れています。
約300ものお店がひしめく一大市場
函館朝市には約1000名が働き、300ほどのお店が出店しています。うに、毛ガニ、イカなどの海産物、農園直送の農作物、その他にも珍味加工品や日用雑貨など幅広く販売されています。また寿司や海鮮丼やご当地ラーメンなど食事も楽しむことができます。
年中無休で営業、でも店舗により異なるので注意!
函館朝市は店舗によって異なりますが年中無休で営業されています。営業時間は季節によって異なり、1月から4月までは6時から14時過ぎまで、5月から12月までは5時から14時過ぎまでのお店が多いようです。しかしお店によって営業時間が異なるので、ひとつの目安程度と考えた方がよいかもしれません。
函館朝市の歴史を知ろう
函館朝市のはじまりは戦後闇市:interrobang:
函館朝市のはじまりは今から70年以上前の1945年だと言われています。1945年は終戦の年です。終戦直後に函館周辺の農家や青森の農家が駅前広場の周辺で立売りをはしめました。これが函館朝市の発祥です。 今ではたくさんの人に愛されている函館朝市も最初は闇市としてのスタートだったんですね。
1956年現在の場所に移転
戦後の混乱で場所の移転などを経験しながらも継続されていた函館朝市。1956年に大きな契機が訪れます。函館市と交渉し、現在の函館朝市の土地を取得しました。この時に取得した土地は約600坪です。現在は約1万坪ですから、それよりもずっと小さな規模でのスタートでした。
誰もに愛される函館朝市に
その後函館朝市は組合の設立や、建物の整備や、歩行者天国の導入、シャトルバスの運行の開始など時代に合わせて変化してきました。また規模も拡大して現在に至ります。「1人が100歩進むより、100人が1歩進むよう、有名な朝市から一流の朝市へ」が2008年に函館朝市の合言葉として掲げられました。
函館朝市を満喫するための事前情報
函館駅から徒歩1分、周辺にはホテルもあり
函館朝市は函館駅から徒歩1分と駅からのアクセスは最高です。また周辺には函館ハーバービューホテル、函館ニューオーテ、東横イン函館、ホテルルートイングランティア函館などのホテルが徒歩数分のところにあり、宿泊して函館朝市に行くという方法もあります。
車で函館朝市へ
車でアクセスする場合には第1駐車場と大駐車場の2つの駐車場が函館朝市では設けられています。共に24時間営業で有料です。函館朝市での買い物によって1時間、1時間半の無料サービスもあります。
函館朝市の歩き方
函館朝市の大まかマップ
函館朝市は坪数1万坪の巨大な市場です。無闇に歩いて回ると結構な体力を使ってしまいます。事前に函館朝市の大まかなマップを頭に入れておくと、函館朝市をより満喫することができます。
朝食におすすめの「どんぶり横丁市場」
函館朝市で朝食を食べようと思ったら市場の入口にあるどんぶり横丁市場がおすすめです。お店は全部で19店舗あり、採れたての魚介や地域の食材を扱っています。どんぶり横丁という名前ですが丼ものだけでなく、ラーメンやお寿司など丼以外も提供しています。
買い物を楽しむなら「えきに市場」
どんぶり横丁市場の隣にある2階建ての建物が「えきに市場」です。どんぶり横丁は食事におすすめのスポットで、こちらのえきに市場は買い物におすすめのスポットです。新鮮な海産物のほか、干物や珍味、函館のお土産やお菓子などを販売するお店が並んでいます。思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
平成26年オープンの「朝市ひろば」
えきに広場の隣の新しい建物が朝市ひろばです。それまで親しまれてきた渡島ドームを建て替えて平成26年に新しくオープンしました。産地直送の野菜やお土産品を扱うお店が並んでいます。 またフードコートが併設されているのも特徴です。それぞれのお店で買った食材を朝食やランチとして食べることもできます。買い物に疲れたときの休憩場所としても利用されています。
路面に並ぶお店も見逃せない!
どんぶり横丁広場・えきに市場・朝市ひろばの3つの建物の両脇の道が「朝市仲通り」と「朝市大通り」です。この2つの通りには路面のお店が並んでいます。野外ならではの活気のある市場の雰囲気を感じることができます。 また朝市仲通りからともえ大橋に向かう道にある「巴通り」にも路面店舗が並んでいます。
函館朝市おすすめ朝食人気ランキング5
口コミでも人気!函館朝市のおすすめ店舗をご紹介
約300店舗も営業されている函館朝市。どのお店に行けばいいのか悩んでしまいますよね。でも心配ご無用。函館朝市の名店の中から口コミでも人気のよりすぐりの5店舗をご紹介します。
函館朝市おすすめ朝食人気ランキング5:海鮮丼が500円!「朝市食堂二番館」
500円で海鮮丼が楽しめる!
海鮮丼を食べるときにどうしても気になるのが値段ですよね。新鮮な魚介をふんだんに使って値段が張る海鮮丼も珍しくありません。お値段が気になる海鮮丼ですが、朝市食堂二番館ではワンコイン500円で美味しい海鮮丼を楽しむことができます。
海鮮丼だけじゃない!北海道名物のジンギスカン丼もあり
朝市食堂二番館ではカニ丼、イクラ丼、五目丼、鮭親子丼、イカ刺丼、イカ三升漬丼、ジンギスカン丼の7品目の丼メニューがあります。海鮮丼の他に北海道名物のジンギスカンも丼で楽しむことができます。丼には味噌汁とお新香もついており、100円プラスで大盛りにすることも可能です。
デザートにいか墨プリン、お持ち帰りも可能
朝市食堂二番館は丼だけではありません。デザートには「いか墨プリン」もおすすめです。いか墨プリンは黒というよりグレーに近い色で、味はミルク風味の上品な味わいです。お持ち帰りもできるので、お土産やお昼のおやつにもおすすめです。
朝市食堂二番館の基本情報
場所:えきに市場内 営業時間:6時30分から14時(7、8、9、12月以外の第3水曜日定休および1月1日から1月3日)
函館朝市おすすめ朝食人気ランキング4:うにを食べるなら絶対「うにむらかみ」
日本唯一の「うに加工会社直営店のうに丼」
美味しいうにを食べるなら絶対に「うにむらかみ」は外せません。うにむらかみは日本唯一の「うに加工会社直営店のうに丼」を出す店として有名です。北海道を中心にその時々で新鮮なうにを楽しむことができます。
うに本来の美味しさを堪能できる
うにむらかみのウニは明礬(ミョウバン)を使用しておらず、この点に美味しさの秘密があります。一般的にうにはミョウバンという食品添加物を使用して形を保ちます。しかし、このミョウバンによってうに本来の甘味が減少し薬品のような苦味や渋みが出てしまいます。 うにむらかみでは、自社工場での徹底管理のもとミョウバンを使わないうに本来の美味しさを提供することにこだわっています。
うに職人が振る舞う絶品料理
うにむらかみでは、うにを知り尽くした職人のうに料理に舌鼓をうつことができます。生のうにの他にも趣向を凝らしたうに料理が用意されています。うにのグラタンやうに天ぷらなど、他では決して味わえない贅沢な時間を過ごせます。 また朝営業の他に夜営業もありますので、朝食だけでなくディナーにも利用できます。うにに合うというこだわりの北海道のお酒もあり、最高の晩餐を楽しむことができるでしょう。
うにむらかみの基本情報
場所:北海道函館市大手町22-1 営業時間:4月下旬から10月31日、9時から14時30分/11月1日から4月下旬、11時から14時30分(水曜定休) 別途、夜営業もあり
函館朝市おすすめ朝食人気ランキング3:こだわりが光る老舗「きくよ食堂」
きくよ食堂には本店と支店がある
きくよ食堂は昭和31年創業の老舗です。開店当初はカウンター10席ほどの小さな食堂でしたが、リニューアルを経て今では函館朝市の中には本店と支店の2店舗を構える人気店です。本店は1階30席、支店は1階20席2階40席の計60席で営業しています。
米にこだわりあり
きくよ食堂は米にこだわりがあります。米は北海道産特A米の「ふっくりんこ」を使用。このお米を炭焼き蒸釜戸で炊き上げます。炭炊き蒸し釜戸は創業当時にお寿司屋さんで主に使われていたものだそうです。今では製造元も廃業してしまいましたが、きくよ食堂では創意工夫を凝らして今でも炭焼き蒸釜戸を使用しています。 美味しいお米を食べてもらいたいというたゆまぬ努力がきくよ食堂の歴史にはあります。
近海で採れた海産物が美味しい!
きくよ食堂のこだわりは米だけではありません。イクラ、生ウニ、イカ、牡丹海老、ホタテは全て近海で採れたものを使用。地産地消を念頭に、魚介類をはじめとした野菜・肉など食材は道南またはその近海、道内とその海域で採れたものを取り扱っています。また焼物は近郊の山林で生産された炭を使って焼き上げています。 きくよ食堂はこだわりが光る老舗の名店ですね。
きくよ食堂の基本情報
場所:北海道函館市若松町11番15号 (本店)/北海道函館市若松町10番11号(支店) 営業時間:3月から11月、5時から14時/12月から2月、6時から13時30分
函館朝市おすすめ朝食人気ランキング2:活きたイカをそのまま食べられる「一花亭たびじ」
活きたイカをその場で捌く!
一花亭たびじではなんと活きたイカをそのまま食べることができます!活いか踊り丼が人気メニューです。函館近海で獲れたイカが店内の生簀を泳いでおり、目の前で調理してもらえます。その場でさばいてもらえるなんて、まさに朝市ならではの醍醐味ですね。
イカが踊りだす:interrobang:
活いか踊り丼では、その名の通りイカが踊るような姿を楽しむことができます。丼にもられたイカに醤油をかけることで、イカがまるで踊っているかのように動き出します。なかなか他では食べられない活いか踊り丼、函館朝市に行ったらぜひ食してみよう。
活いか踊り丼だけじゃない!一花亭たびじのおすすめメニュー
一花亭たびじのメニューは活いか踊り丼だけではありません。活カニ、海鮮丼、刺し身、焼き魚、定食など幅広いメニューを取り揃えています。アワビのほか10種類の貝が丼を彩った1日限定20食の蓮華丼も人気メニューのひとつです。
一花亭たびじの基本情報
場所:どんぶり横丁市場内 営業時間:夏期5時から15時/冬期6時から14時(無休)
函館朝市おすすめ朝食人気ランキング1:地元でも愛される名店「茶夢」
約半世紀も愛され続けている名店
第1位は地元の人にも愛されている「朝市の味処 茶夢」です。茶夢は函館朝市でなんと40年以上も営業されている老舗です。約半世紀もの間、地元の人と観光客の食を支えてきました。開店は7時ですが、開店前にはすでに行列ができていることもあります。
人気メニューはイカ刺し
茶夢の人気メニューは何と言ってもイカ刺しです。細かく刻まれた山盛りのイカ刺しを生姜と一緒に頂きます。シンプルイズベスト。新鮮なイカの甘みが口の中に広がる絶品グルメです。
美味しいつまみで朝呑みも楽しめる
茶夢の人気の理由のひとつに充実のつまみメニューがあります。新鮮な魚介類をつまみにお酒を楽しむことができます。お酒好きにたまらない至福の時間を味わえます。極上のつまみをお供に朝からお酒を一杯!旅の贅沢を満喫しましょう。
茶夢の基本情報
場所:どんぶり横丁市場内 営業時間:7時から15時(不定休)
食べ歩きが楽しい!口コミでも人気の函館朝市おすすめスポット
函館朝市は食べ歩きも熱い! 口コミおすすめスポットも紹介
函館朝市の魅力は朝食だけではありません。朝市というだけあり、ありとあらゆる食べ物が市場には並んでいます。食べ歩きしながら朝市を回るのも函館朝市の楽しみ方のひとつです。 口コミでも人気のおすすめ食べ歩きスポットをご紹介いたします。
口コミ人気スポット1:釣ったイカをその場で捌いてもらえる活イカ釣り体験コーナー
活イカ釣り体験コーナーは函館朝市でも人気のおすすめスポットのひとつです。えきに広場の中にあり、イカ釣りを体験することができます。しかも釣ったイカはその場で捌いてもらってすぐに食べることができます。 活イカ釣り体験コーナーは行列ができていることもありますので、体験したいという方は時間に余裕を持って行動しましょう。
口コミ人気スポット2:食べ歩きのお供に「函館カネニ」かにまん
食べ歩きのお供には函館カネニのかにまんがおすすめです。ズワイガニをふんだんに使用したかにまんは「カニを食べているみたいだ」と大好評の一品です。冷凍されたかにまんも販売されていて、お土産にも大人気です。
口コミ人気スポット3:好きなネタを一品から「だるま寿司」
だるま寿司はえきに市場の中にあるお寿司屋さんです。だるま寿司では一品から注文可能。立ち食い寿司方式で気軽に立ち寄ることができます。ちょっとだけ寿司を食べたいというときはだるま寿司がおすすめです。 またアルコールも取り扱っているのでお寿司で乾杯ということもできます。
朝市だけじゃない!魅力いっぱいの函館
函館朝市だけじゃない!函館のおすすめ観光スポットをご紹介
函館の魅力は函館朝市だけではありません。函館には他にも魅力的なスポットがいっぱいです。口コミでも人気の函館朝市以外のおすすめ観光スポットをランキング形式でご紹介します。
口コミでも人気!函館おすすめ観光スポットランキング5
函館おすすめ観光スポットランキング5:函館空港から5分の好立地「湯の川温泉街」
湯の川温泉街は函館空港から車で5分と好立地の温泉街です。500年以上の歴史を持つ老舗旅館街でもあります。市内の主な観光名所へのアクセスも良いため函館観光の宿泊先としても人気です。名湯百選にも選ばれており、毎年お盆明けには湯の川花火大会が開催されていて、こちらもおすすめのイベントのひとつです。
函館おすすめ観光スポットランキング4:異国情緒あふれる「函館元町」
函館元町は函館山のふもとに位置すエリアです。坂の上にあり函館港を見下ろすことができます。函館は幕末に外国にはじめに開港した歴史を持ち、函館元町はその影響を色濃く残しています。海外文化が取り入れられた異国情緒を味わえます。 歴史のロマンを感じることができる観光スポットです。
函館おすすめ観光スポットランキング3:地元民のソウルフード:interrobang:「ラッキーピエロ」のご当地バーガー
ラッキーピエロは函館市内を中心に展開している大人気のハンバーガーショップです。なんど日本経済新聞「日経PLUS1」でご当地バーガーランキング1位を獲得したこともあります。チェーン店ですがお店ごとに違ったテーマがあり、それぞれのお店の雰囲気を楽しむことができます。 もちろんハンバーガーの味も絶品!一番の人気メニューはチャイニーズチキンバーガーです。ご賞味あれ。
函館おすすめ観光スポットランキング2:函館の観光名所といえば「五稜郭」
五稜郭は1857年から7年がかりでつくられた幕府の北方防備の城郭です。江戸時代末期に土方歳三ら旧幕府脱走軍の拠点となったことでも有名です。歴史ファン必見のスポットです。 また高さ107mの五稜郭タワーもあり、五稜郭全体の形を一望できるほか、本州まで見ることができます。
函館おすすめ観光スポットランキング1:世界三大夜景のひとつ「100万ドルの夜景」
函館おすすめ観光スポットランキング1位は世界三代夜景のひとつにも数えられる100万ドルの夜景です。函館山展望台から見下ろす夜景は100万ドルの夜景という呼び名通りの絶景です。おすすめの鑑賞時間は日没後の30分だと言われています。少しずつ光が灯り、夜景が浮かび上がってくる極上の時間を過ごすことができます。 100万ドルの夜景は函館に行ったら絶対に外せないおすすめスポットです。
函館朝市に行こう!
東京から1時間半かからずに着ける!
口コミとランキングで函館朝市と函館の魅力をお伝えしてきました。 とはいっても函館までは遠いとお考えの方もいるのではないでしょうか。函館には空港があり、羽田空港から1時間20分と1時間半かからず着きます。 また2016年には新幹線も開通して陸路の旅もぐっと近くなりました。陸路に空路、遠いようで近い函館までの旅はおすすめです。
函館を楽しもう!
グルメに、観光スポットに、函館はおすすめの観光スポットです。どこか旅行に行こうと考えたら函館はいかかがでしょう。満足の旅行をきっと楽しめます!