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椿の剪定方法まとめ!時期を見極めて正しく剪定しよう

椿は、冬の殺風景な景色を彩る花として素敵です。そんな椿の剪定は、時期を見誤ると大変。今回は、椿の剪定に最も適した時期や椿の剪定方法、剪定に必要なものなどいろいろと紹介しています。椿の剪定方法で気をつけておきたい害虫のチャドクガなどの駆除に関する情報もご紹介。
更新: 2021年1月17日
kaorin007
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椿の剪定はいつするのが良い?

椿の剪定に適した時期

椿の剪定は、花が終わった4月~5月頃が一般的です。椿は、6月~7月頃に花芽をつけるので椿が花芽をつける前に選定するのがおすすめです。

地域によって異なる剪定時期

一般的な椿の剪定時期は、4月~5月だといえます。ただし、地域によっては椿の花の終わる時期に少しずれがあるためその地域にあった剪定時期を見極めることが大切です。目安としては、椿の花の終わる頃が選定に良い時期だといえるでしょう。

夏に椿の強剪定は禁物

強剪定とは

強剪定とは、太い枝を思いっきりよく短く切り詰めたり、枝や目を根元から切り落としてしまう剪定方法です。この剪定方法は、椿の樹形をコンパクトにするためおこなわれます。

強剪定は、木への負担が大きいため回復力のない椿の場合、枯れてしまう危険があるので気をつけましょう。

また、椿を切った時の樹形は小さくなりますが、その後切り口から出る枝が徒長枝になりやすいのが難点です。そのため、椿の枝が込み合って樹形を乱すことにもなりかねません。

椿を夏に強剪定するのはダメ?!

椿などの木は、春から夏にかけて葉や枝が伸びるのでとても元気があるように見えますね。でも、実は一番弱っているのがこの時期です。元気の源は、前年の秋から冬に蓄えられたもの。

だから、夏に強剪定をして光合成ができなくなると次の秋へのエネルギーを蓄えることが出来なくなります。 エネルギーを蓄えられずに、新芽を生み出さなければならないので椿にとってはかなりのダメージになるのです。

また、夏の強い日差しから木を守ることができなくなります。椿を剪定する時には気をつけておくポイントです。

椿の剪定におすすめの道具

椿の剪定に便利な道具

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剪定ばさみは、手元の枝葉をカットするのに便利です。プロの職人さんも使っている剪定ばさみなので安心して利用できます。

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3~4cm径の少し太めの木でもバッサリと切ることができ便利。細い枝などはあまり力を入れなくても切れそうな道具ですね。

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ちょっと太めの幹などを切る時に便利なのが、剪定のこぎりです。片手でも取り扱える道具なので、使いやすいといえるでしょう。

椿の剪定で準備しておきたい道具

軍手や園芸用の手袋

ケガを防ぐためにも作業の際は、素手よりも手袋をつけておくと安心です。

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耐久性もよく、滑り止め効果もしっかりしているので使いやすいですね。通気性がいいので、作業中でも蒸れにくくて安心。

全身を覆う服装

作業の際は、チャドクガなどの被害を避けるためにも長袖長ズボンを着用しましょう。出来ればウインドブレーカーや古いレインコートなどを上から着ておくとケガやチャドクガの毒針毛から身を守ることができます。

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女性にもうれしいカラーバリエーションで、地味な剪定作業も楽しくなりそうですね。

新聞またはビニールシート

地面に切った枝を落とすと後片付けが大変です。出来るだけ後片付けをスピーディに終えるためにも、椿の下にビニールシートや新聞などを敷いておくと枝をすぐ集められるから便利。

殺菌剤

殺菌剤は、人がけがをした時と同じように剪定した椿の切り口に塗っておきます。殺菌剤を塗ることで、病気などから椿を守ることができます。

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剪定後の樹木の切り口や傷口などを素早く治す効果があります。病原菌などから傷口をしっかりと守ってくれるから安心。

透かし剪定方法と切り戻し剪定方法の違い


透かし剪定方法

椿の透かし剪定とは、伸びすぎて込み合っている椿の枝を透かして剪定する方法です。細かい枝が込み合っている椿は、放っておくと風通しが悪くなります。

庭木や鉢植えともに枝の密度を少なくすることで、日当たりや風通しを良くすることが可能です。 透かし剪定には、庭木などのように大きくなりすぎた木の樹形をコンパクトにする強剪定と不要な枝だけを落とす弱剪定があります。

椿の場合は、弱剪定で風通し良くしてやるのがおすすめです。

切り戻し剪定方法

切り戻し剪定とは、枝の3分の1~半分ぐらいのところを剪定する方法です。切り戻し剪定をすることで、ムダに栄養分が葉芽などに使われず幹を丈夫に成長させます。

ただし、むやみに切り戻し剪定をしてしまうと、剪定した部分から細かい枝が生えてきて樹形を乱すことになるので気をつけておきましょう。枝や幹を切り取った後の切り口には、殺菌剤を塗って病気から椿を保護しておくことが大切です。

椿の害虫駆除対策にもなる剪定

椿につく害虫「チャドクガ」

椿に寄生するおもな害虫は、チャドクガやカイガラムシです。特にチャドクガは、有毒な毛を持っているため触れてしまうと痛みやかゆみを伴う皮膚の炎症をおこします。

椿につく害虫「カイガラムシ」

カイガラムシは、大きさが1mm~3mm程度です。形状は丸いものや細長いものまでいます。様々な病気の原因にもなるので、見つけたらすぐに駆除することが必要です。

剪定で椿の害虫を駆除

幼虫が小さい時には、葉の裏などに群れているので枝葉ごとばっさりと剪定することがおすすめです。椿を剪定する際には、チャドクガの毒針毛が飛ばないようチャドクガを固める専用スプレーを使いチャドクガを固めてから処理すると安心です。

カイガラムシは、1つ1つ地道に取り除くしか方法がありません。

繁殖がひどい場合は、思い切って枝葉ごと剪定してしまうとよいでしょう。

椿の花が咲かない時の対処方法

椿の花が咲かない原因

椿の花が咲かない原因には、次のようなものがあげられます。 ◆花芽を切ってしまった ◆水分が足りていない

対処方法①「剪定時期を見極める」


椿の花芽は、早ければ6月頃からつき始めます。剪定時期がずれることで、大切な花芽まで刈ってしまうことになりかねません。椿の剪定は、花が終わったすぐにおこなうようにしましょう。

対処方法②「根きりをおこなう」

2~3mほどの小振りの椿の場合、根元から30cm程離れたところの根を思い切って切ってやりましょう。スコップなどで上から椿の根を強めに抑えると、根を切ることができます。根きりをすることで、根からの水分吸収が良くなり、花芽を回復できるでしょう。

椿を栽培するのに気をつけておくポイント

椿の苗の選び方

椿を苗から栽培する場合、大切なのは苗の選び方です。椿の木だけを使った挿し木苗よりは、山茶花などを台木にして接ぎ木した接ぎ木苗の方が丈夫なのでおすすめ。

接ぎ木苗の中でもつぼみの数が少なく、苗木の青々としたものを選びましょう。つぼみの数が多いとつぼみに栄養が行ってしまい弱い苗木になりがちです。色が黄色っぽい苗木は、肥料が足りていない可能性があります。

椿の水やり

鉢植えの場合は、用土の表面が乾いたら水を与えるようにしましょう。水の量は、鉢底から水があふれるぐらいが最適です。夏場は乾燥しやすいので、毎日水を与えても大丈夫。

冬場は、用土の乾き具合を見ながら適時与えてやりましょう。 庭植えでは、夏場3~5日ほど日照りが続いた時など早朝や夕方の涼しい時間帯にたっぷりと水を与えてやるだけでOKです。

椿への肥料の与え方

椿に肥料を与えるのは、基本的に年2回です。時期は、花が終わリ始める3月~5月頃と9月~11月頃になります。肥料としては、緩効性肥料や油かすが手軽に与えられて便利。

特に3月~5月に与える肥料は、新芽や花付にも大きく影響を与えるので忘れずに肥料を施してやりましょう。剪定の際に肥料を施しておくと椿の生育を良くすることができますね。

まとめ

椿の剪定は、その時期を見極めることが大切。間違えて花芽を切ってしまうと美しい花を楽しむことが出来なくなります。 また、剪定の際にはチャドクガなどの害虫に注意して作業することです。万全の準備を施し、ケガなどのないよう剪定作業をおこないましょう。