バーベキューでなすの切り方を紹介
なすはバーベキューで人気の夏野菜!
夏が旬のなすは、暑い時期に楽しむことが多いバーベキューにうってつけの野菜の一つです。なすはくせのない味でさまざまな料理に活用できるので、レパートリーを広げたい方にはおすすめの食材といえます。
この記事は、なすを調理する時の正しい切り方や下ごしらえの方法、美味く食べられるレシピを紹介します。(この記事の情報は2023年8月22日のものです)
なすの成分と種類
新鮮ななすは、皮が濃い黒紫色をして表面にシワがなく光沢があるのが特徴です。なすの皮にはアントシアン系色素の「ナスニン」というポリフェノールの一種が含まれており、発がんや老化を抑制する抗酸化作用があると言われています。
なすは種類が豊富で、日本だけでも細かく分けると、170~180くらいあります。その中でも知られているのが、漬物に使われる小なすや水なす、煮ものや焼きものなどたくさんの料理に使われている丸なすや米なすなどです。
美味しく食べるための下ごしらえ
なすは下ごしらえが必要なわけ
なすはあくが強く、切ったまま放置しておくと切り口が褐色に変化してしまいます。変色したなすは、見た目が悪くなるだけでなく、渋みが出て味も落ちるので防止するために下ごしらえが必要です。
なすの下ごしらえは、切ったあとに「水をさらしてあく抜きをする」ように推奨されますが、調理の仕方によっては、必ずしも水にさらさなくてよいのです。では、どのような方法で下ごしらえをやればよいのでしょうか。
水にさらす下ごしらえの方法
なすで煮ものや汁もの、漬物などを作る際や、切ってすぐに調理しない場合には水にさらして保存します。下ごしらえの方法は、なすを輪切りにしたら水を張ったボウルに10分ほどさらしてあくぬきをします。
この時に、食塩水をさらすと変色を防ぐのに効果的です。ただし、なすの味を損なわないように0.5~1%程度の濃度の塩水にしましょう。
水にさらさない下ごしらえの方法
なすを炒めものや揚げものなど、油で加熱調理する場合には、水にさらさないであくぬきをします。あく抜きの手順は、なすを輪切りにして塩を振りしばらく置きましょう。なすから水分が出てきたら、ペーパータオルなどでよく拭き取ります。
これであく抜きは完成です。この時の注意点は、水分が残ったまま炒めると油がはねて危険ですので、しっかり水分を取りましょう。
料理に合わせて正しく切ろう
幅広い料理に最適!なすを丸く切る輪切り
輪切りは煮込み料理や炒め料理など、さまざまな料理に使える万能な切り方です。切り方はとても簡単で、ヘタを落としてからなすを横向きに置いて切り口がまるになるように切ります。厚さは料理に合わせて調整しましょう。
食べやすい半円の切り方半月切り
半月切りは輪切りと同じように、煮物や炒めものなどさまざまな料理に活用できる切り方です。特に、大きめのなすは輪切りにしてもひと口が大きすぎる場合があるので、食べやすいように丸を半分に切るのが半月切りです。
切り方は、ヘタを落としたなすを輪切りにします。次に、なすの切り口を下にしてして置き、丸を半分に切れば完成です。
存在感が抜群な切り方乱切り
乱切りは存在感がある切り方なので、なすがメインの料理に使うとよいでしょう。注意点は、食べやすい大きさにすることです。切り方は、ヘタを落としたなすを横に置き、なすを回しながら、斜めに包丁を入れます。この切り方を繰り返せば乱切りの完成です。
和え物に相性抜群の細切り
細切りにしたなすは、主に和え物などに多く使われます。切り方は、薄切りにしたなすを段々になるように並べて、端から切っていくだけです。
縦にスライスしたなすを細切りにする方法もあります。この時には「マーボナス」などの炒めものに使用するとなすの存在感が楽しめます。このように太さは料理に合わせて調整しましょう。
小鉢に盛る料理に最適な薄切り
薄切りにしたなすは炒めものに使えば食べやすく楽しめます。また、浅漬けや和え物などの副菜として小鉢に盛る料理として適しているでしょう。切り方は、縦半分に切ったなすを、斜めに薄く切っていきます。このような切り方をすることで長さが出て、見た目も美しく仕上がります。
野外バーベキューにおすすめのレシピ
バーベキューに好評!なすの豚バラ巻き
なすの切り方は縦6等分で、豚バラ肉はスライスして塩コショウを振っておきます。なすを豚バラ肉で巻きフライパンで弱めの中火で蓋をして、1分間蒸し焼きにしましょう。次に、蓋を取りひっくり返しながら全面にこんがり焦げ目が付くまで焼きます。
バーベキューでは、火の弱いところで転がしながら焼きましょう。
材料:6個分で、豚バラスライスが6枚、なすが1本、塩コショウが適量です。
なすを使った豪華に見えるバーベキュー
キャンプのバーベキューに最適で、お肉やなすなどの野菜をふんだんに使った料理です。材料の切り方は、なすは輪切りにして玉ねぎは半球を6等分の輪切りにします。ピーマンは半分に切って種を取り横を半分に切りましょう。
コーンは輪切りにして半分にカット、お肉は食べやすい大きさに切って塩コショウなどで味付けします。あとは、お肉と野菜、ウインナーなどを混ぜながら串に刺して焼けば完成です。
材料:5~6人分で、ステーキ肉が2枚、玉ねぎが1/2でピーマンが2個、なすとコーンが1本で、スパイス入りの塩や塩コショウが適量です。
調理初心者でも超簡単な串焼きバーべキュー
バーベキュー初心者でも簡単に作れる料理です。準備する材料はなすとエリンギ、ベーコンになります。作り方は、なすとエリンギを縦長にカットしましょう。ベーコンは野菜を包める長さにカットします。
次に、野菜をベーコンで巻いて串に刺して、魚焼きのグリルやバーベキューの網で焼き色がつくまで焼けば完成です。
材料:4人分でなすとエリンギが1~2本、ベーコンが100gです。お好みでウインナーも使えます。
調理が簡単!初心者におすすめのレシピ
なすとトマトのチーズ焼き
スキレットとガスコンロを使って、野外や室内で作れるバーべキューレシピです。作り方は、なすとトマトを洗って適当な大きさにカットして、熱したスキレットに並べてマジックソルトをかけて焼きます。
半ば焼けたらチーズをかけて、蓋をしてチーズがとろけるのを待ちます。チーズがとろけたら完成です。
材料:2人分でトマトが半分、なすが1本、マジックソルトとチーズが適量です。
ホットサンドメーカーでなすステーキ
ホットサンドメーカーに挟んで両面焼くだけ。綺麗な焼け目がつき、うまみも封じ込められたバーベキューでおすすめの一品です。作り方は、白なす(米なす)を縦半分に切り塩水にさらします。
次に、なすに切れ目を入れて、ホットサンドメーカーを火にかけて熱くなったらなすの切った断面を下にして並べます。焼き目を確認して焦げ目が付いていたら皮面を焼きましょう。なすに箸をさしてスッと入れば完成です。
材料:米なす(白なすなどおおきめのもの)1個、塩少々
ファミリーバーベキューに最適!なすのピザ
作り方は、なすは半分に切って網目状に切れ目を入れます。皮の部分を下向きにして、火がついた網の上に置いてピザソースをぬって焼き上げましょう。ジュクジュクしてきたらチーズを乗せてトローンとしてきたら完成です。
材料:なすを食べたい分だけ用意してとろけるチーズはなす1本につき1枚、ピザソースは適量です。
これでなすの切り方はバッチリ
バーベキューでなすを調理する時の正しい切り方から下ごしらえの方法や、なすを活用したおすすめのレシピを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。なすは主菜や副菜に幅広く使える野菜で、前日から下ごしらえする必要のない便利な食材です。
また、料理によってなすの美味しさを引き出す切り方がありますので、この記事を参考になすを活用した美味しいバーベキューを堪能してください。
バーベキューの記事をあわせて読みたい方はこちらをチェック
キャンプで盛り上がるイベントと言えばバーベキューではないでしょうか。キャンプに慣れた方はいろいろなバーベキューを作れても、初心者はどんな料理がよいのか悩みますね。
そんなキャンプ初心者のために、こちらにキャンプのバーベキューでも人気のレシピを紹介する記事があります。この記事を参考にして、キャンプで美味しいバーベキューを楽しんでください。
バーベキューレシピ30選|楽ちんおしゃれレシピの決定版!
キャンプでの最大の楽しみといえば、やはりバーベキューでしょう!バーベキューレシピの充実度がキャンプの成功を左右すると言っても過言ではありませ...
バーベキューの変わり種食材おすすめ10選!意外なネタで盛り上がろう!
夏の定番のバーベキューもお肉を焼くだけじゃ飽きてきてしまいます。固定概念を捨てると、よく見かける普通の食材でもバーベキューで焼くだけで変わり...