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【着火剤の使い方ガイド】キャンプやBBQで簡単に火起こしするコツや注意点とは?

アウトドアで「バーベキューや焚き火を楽しみたい!」と考える初心者はたくさんいるかもしれません。そんな人は着火剤の使い方を覚えておきましょう。この記事では、着火剤の選び方から使い方、注意点まで解説します。ポイントを知ってアウトドア時間を楽しみましょう。
更新: 2023年8月4日
さくらドッグ
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焚き火やバーベキューを手軽に楽しむには?

着火剤の使い方や火起こし方法をご紹介!

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バーベキューや焚き火をする際、初心者が一番苦労するのが火起こしです。炭や薪になかなか着火できなければ、いつまで経っても楽しい時間は始まりません。そんな場合に役立つのが着火剤です。この記事では、着火剤を使った火起こしの方法をご紹介します。

着火剤の種類や注意点も解説

着火剤を便利に使うには、種類や注意点を理解しておかなければなりません。目的ごとに着火剤の種類を使い分けると、効率的に火起こしできます。また、着火剤はただ便利なアイテムではありません。燃えやすい危険物の側面もあります。これらのことについても詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

着火剤の種類は主に2つ

1.固形

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固形タイプの着火剤は、おがくずなどの燃えやすい素材を固めて成形したものに油脂などを染み込ませたものです。ゆっくりと燃え広がることが特徴となっており、一般的なマッチやライターを使っても簡単に着火できます。

また、火力が不足するときには追加することも可能です。しかし、種類によっては石油系の素材が使われているので、その匂いが食材に移るおそれがあります。

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バイオマス資源の木材とベジタブルオイルを使用した着火剤は化学薬品を使用していないため、気になるにおいなどが発生しません。環境へ配慮したい人やにおいに敏感な人は、このようなタイプを選ぶとよいでしょう。

2.液体(ジェル)

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液体(ジェル)タイプの着火剤は、アルコールなどが主成分のものです。チューブとパックの2種類があり、いずれも点火すると勢いよく燃え上がります。最初から強い火力を維持しやすいため、簡単に火起こしできることが特徴です。

また、変質しにくいことから保管しやすいことがメリットだといえます。しかし、揮発性が高いので取り扱いには最大限の注意を払わなければなりません。

着火剤を選ぶときの2つのポイント

1.用途

フリー写真素材ぱくたそ

キャンプの焚き火に使いたいのか、バーベキューで炭火を起こしたいのかによって、適した着火剤の種類は異なります。

石油系の着火剤は、燃やすと周囲に独特のにおいを放つため、バーベキューの火起こしには不向きな場合があります。完全に燃え切ったあとであれば問題はありませんが、においに敏感な人は避けた方がよいでしょう。

2.燃焼時間

着火剤の燃焼時間もチェックしておきましょう。着火剤が燃えてから炭に火が移るまで時間がかかる状況も考えられます。その際、燃焼時間が長ければ安心です。

燃焼時間の目安として、最低でも5分程度のものを選ぶようにするとよいでしょう。また、火つきが悪い場合に備えるのであれば10分以上持続するものから選ぶことをおすすめします。

火起こしの5つのステップ

1.着火剤を置き、炭やなどの燃料を組む

出典:unsplash.com

着火剤をバーベキューコンロの一番下に置き、周りに炭や薪を組みます。なるべく空気が通るように隙間を開けるように意識するとよいでしょう。また、着火剤と密着させると火が移りやすいように感じますが、適度に空気の通り道を作ることがポイントです。

2.点火する

着火剤にライターやマッチを使って点火します。隙間が大きすぎる場所があれば、炭を追加して載せるようにするとよいでしょう。このときにあまり炭を動かさないようにすることがポイントです。不用意に触ってしまうと火の回りが遅くなってしまいます。

3.空気を送る

炭に火が付き始めたら、うちわ(新聞紙や雑誌などでも代用可能)や火吹き棒などで空気を送り込みます。空気に含まれる酸素が燃焼を促進し、全体に火が回りやすくなります。ですが、このときに炭が爆ぜやすい(炭内部の空気が膨張して、火の粉や燃えかすが飛び散る)ため、注意が必要です。


4.火が回ったら

全体的に炭に火が回ったら、組み上げている状態を崩します。その上に炭を追加し、うちわで空気を送るようにして燃える範囲を広げるようにしてみてください。焚き火であれば、十分に点火された状態となるため、火の様子を見ながら徐々に太い薪をくべていくようにしましょう。

5.調理に使う場合

バーベキューなどに使う場合、炭から赤い炎が出ているうちに食材を載せると表面ばかりが焦げて中心は生焼けになってしまうおそれがあります。そのため、炎が落ち着き、炭が白くなってくるまで待ちましょう。白くなり遠赤外線を発する状態になると、均一に食材へと火を通し、美味しく調理できます。

簡単に火起こしする着火剤の使い方

1.火起こし時の薪や炭は少量でOK

Photo by whitefield_d

火起こし時の薪や炭は少量から始めるようにしましょう。むやみに着火剤を使用したとしても、一度に大量の薪や炭に火を回すことはできません。火がつきやすそうな薄い炭を中心に少量だけ選んで使うようにしてみてください。

2.薪や炭の組み方

炭や薪を組むときは、空気の通り道を意識しましょう。隙間なく薪や炭を重ねてしまうと、いつまでたっても火がつきません。着火剤が組んだ薪や炭の間から見えるように意識してみてください。

また、薪や炭の組み方は暖炉の構造を意識して、下に隙間を作って下から空気を取り込んで上から抜けるように意識すると、より煙突効果を高められます。とにかく簡単に火起こししたい場合は、火起こし器を使うこともおすすめです。

3.薪や炭の大きさに気を遣う

炭や薪は大きい(太い)ほど、大きな火力を長時間キープできます。しかし、点火するときには簡単には火が回りません。そのため、点火時の薪や炭は可能な限り小さく、細いものを使用するように意識してみてください。

焚き火の場合は、細いものから中位、太いものへと徐々に変えていくことが上手に火を起こすときのコツです。炭を使うバーベキューの場合も最初は指先でつまめる薄さ・大きさのものを中心に使うと、火が回りやすくなります。

着火剤を使用する場合の3つの注意点

1.着火剤は危ないものと認識する

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着火剤は簡単に火を起こせる便利なアイテムです。しかし、使い方や保管方法を間違えると、大きな事故につながりかねません。

そのため「危険なものである」と認識したうえで細心の注意を払って取り扱うようにしてください。具体的には、継ぎ足しや火の側に置かない、子どもの手の届く場所に保管しないことが重要です。

これらの認識を持って取り扱わなければ、火災や爆発事故、誤飲などにつながるおそれがあります。

2.継ぎ足し厳禁

液体チューブタイプの着火剤にありがちなのが、火がついていないように見えることです。そのため、火元の上から継ぎ足したくなってしまいますが、絶対に避けてください。

目に見えないだけで燃えている状態の炎の上に継ぎ足してしまうと、以下のような危険があります。着火剤は継ぎ足しをせず、火元の側に放置しないように注意してください。

・容器内の空気が膨張して爆発する
・火がついた着火剤が周囲に飛散する
・揮発性のガスが生まれ、広い範囲に爆発するおそれがある

3.消火準備を怠らない

バーベキューや焚き火をする際、消火準備を怠らないようにしてください。火を扱っている最中は火元の付近に水を張ったバケツや消火器、濡れタオルなどを用意しておきましょう。

また、服装にも気をつけてください。特に、火を扱う人は長袖のものを着用して肌を出さないように心がけましょう。素肌に火の粉が当たってしまい、火傷してしまうことを予防できます。

火起こしを時短して楽しみ時間を増やそう!

出典:unsplash.com

着火剤を選ぶポイントから基本的な使い方、注意点まで解説しました。着火剤は初心者が失敗してしまいがちな火起こしを簡単にしてくれるアイテムです。

しかし、危険なものであると認識して、注意しながら使うことを忘れないようにしてください。正しく使えば効率的に楽しめますが、一歩間違えると大事故につながりかねません。上手に活用して、キャンプでのバーベキューや焚き火を気軽に楽しみましょう。

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