ユニフレーム フォールディングガスランタン UL-X
虫の寄りにくいランタン ST-233
SOTO SOD-260
マイクロキャンプランタン FW-ML01
CB缶式のメリット&注意点
LEDよりパワフル
CB(カセットボンベ)式ランタンはガスを燃料とするランプの一種です。LED式のランタンと比べて光量の大きな商品が多く、キャンプサイトのメイン照明にも向いています。また、ガスランタンの光は自然の炎を光源としているため、リラックス効果も期待できます。
CB缶は手に入りやすい
ガスランタンの燃料としてはCB缶とOD(アウトドア)缶の2種類があります。CB缶は寒冷地での火力の安定性こそOD缶に劣りますが、コンビニやスーパーなどの身近な場所で販売され、OD缶に比べて安いのも魅力です。また、CB缶はカセットコンロ用として併用ができるためキャンプ場でも重宝するでしょう。
室内での使用はNG
CB缶式を含めたガスランタンは酸素を大量に消費するためテントや車内などの室内で使用すると一酸化炭素中毒を引き起こす危険性があります。また、テントやテント内の可燃物に引火するリスクもあるため、屋外での使用を徹底しましょう。
以下の記事ではCB缶式ランタンの選び方を解説し、おすすめ商品を厳選して紹介します(本記事は2023年8月9日の情報をもとに作成しました)。
ガスランタンの選び方
1.必要な明るさの目安について
ランタンはテントの周辺を明るく保つメインランタンと、テーブル周りで使用するサブランタンの2つに分けられます。メインランタンなら出力で200W以上、照度では300ルクス以上を確保することが必要です。サブランタンの場合はその半分程度の明るさを目安にして選びましょう。
2.方式の違いもチェック
ガスランタンにはマントル式とキャンドル式の2種類の発光方法があります。マントル式とはLEDのフィラメントのような役割を果たす袋状の繊維(マントル)を使用する方式で、最初に使用する時にはマントルの空焼きが必要です。
一方、キャンドル式はマントル不要で初心者にも扱いやすいのが魅力ですが、光量はマントル式に劣る傾向にあります。
3.用途に合った燃焼時間を確保
ガスランタンはLED式に比べて一般的に燃焼時間が短いことに注意が必要です。食事での利用であれば1~2時間程度の燃焼時間があれば十分ですが、メインランタンとして使う場合は5時間以上を目安に選ぶのがよいでしょう。
メインランプにおすすめのランタン2選
1.ユニフレーム・フォールディングガスランタンUL-X
ユニフレーム フォールディングガスランタン UL-X
サイズ | 13.5cm×12cm×高さ35.5cm |
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重量 | 約1.4kg |
国内の大手アウトドアブランド・ユニフレームのカセットボンベ専用のランタンです。レギュラーガスなら210W、プレミアムガスの場合は240W相当の出力パワーがあるため、メインとしても活躍するでしょう。定番のシルバーカラー(13,750円ほど)のほか、ブルーの2023年限定モデルも14,850円ほどで販売されています。
持ち運びやすく取り扱いが簡単
こちらのランタンはホヤと呼ばれるガラス部分をボディ内に収納できる構造のため、移動時の破損の心配もありません。使用するときにはホヤを引き上げ、本体ケース内にCB缶を下から押し込むようにして取り付けましょう。
最初の使用時にはマントルの空焼きが必要となりますが、一度行ってしまえばバルブを開けて点火装置を押すだけで簡単に着火できます。
低温でも安定して点灯
フォールディングガスランタンにはパワーブースターという加温器が搭載され、燃焼部分の熱をCB缶に伝えて低温時の出力ダウンを防いでくれます。また、レギュラーガスで約5時間とガスランタンとしては燃焼時間が長いのも魅力です。
2.SOTO・虫の寄りにくいランタンST-233
虫の寄りにくいランタン ST-233
サイズ | 直径13.6ⅽm×高さ37.5ⅽm |
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重量 | 1.3kg |
新富士バーナーが展開するアウトドアブランド・SOTOのマントル式ランタンです。最大660ルクス・230W相当と上で紹介したユニフレーム製と同等の明るさが得られるため、メイン用としても活躍するでしょう。虫除け対策の機能も付いて価格は11,000円ほどとコスパも高めです。
多彩な虫除け機能を搭載
ST-233には虫が視認しにくいオレンジ色で発光する「ハーフスクリーンホヤ」を搭載。ホヤの内部に搭載したリフレクターが虫のいる森側への光をカットするため、虫を寄せ付けません。さらにリフレクター外面には市販の蚊取マットを取り付けられるフックを備えています。
使いやすさと低温への対策
こちらのランタンもマントル空焼き後は、器具栓つまみを開き点火スイッチを押すだけという簡単な操作で点灯できます。また、パワーブースターも標準搭載されているので低温下でも出力が落ちにくいのも魅力です。なお燃焼時間は最大3.5時間のため、長時間使用する場合は換えのCB缶を準備しておきましょう。
テーブルで使えるランタン2選
1.SOTO・Hinoto(ひのと)SOD260
SOTO SOD-260
サイズ | 幅3.8cm×奥行3.8cm×高さ15.6cm |
---|---|
重量 | 237g |
SOTOのキャンドル式ランタンでCB缶などから充填できる専用タンクとOD缶を切り替えて使える汎用性の高さがメリットです。ケースが付いて8,800円ほどと取り上げるなかで最も安い価格帯となっていておしゃれなデザインは卓上を華やかに演出してくれるでしょう。
マントル不要で初心者にもおすすめ
こちらはマントル不要の商品のため初回からスムーズに使えるのが特徴。充てん式タンクを取り付けたら器具栓つまみを右方向に回し切り、トップリングの上からマッチやライターで着火すれば明るくなります。明るすぎる場合は器具栓つまみを左に回して炎の大きさを小さくしましょう。
コンパクトなサブランタン
Hinotoの燃焼時間は充てん式タンクで1〜2時間となっていて、食事や団らん用のサブ照明として最適です。また、耐久性の高いEVA素材のコンパクトな収納ケースも付属しているので、安心して持ち運びができます。
2.FORE WINDS・マイクロキャンプランタンFW-ML01
マイクロキャンプランタン FW-ML01
サイズ | 幅7.7ⅽm×奥行9.2ⅽm×高さ13.3ⅽm |
---|---|
重量 | 約208g |
CB缶で国内トップシェアを持つイワタニのアウトドアブランド・FORE WINDSのランタンです。照度が150ルクスとサブランタンにぴったりの明るさを確保し、9,350 円ほどの価格で販売されています。
組み立て簡単で操作手順もシンプル
こちらのランタンは折りたたんで付属のEVAケースに収納できるようになっています。使用時には脚を開いて器具栓つまみを閉めたあとに、ボンベをガイドに沿って挿入てください。マントルの空焼きをすませてセットしたら、器具栓を開けて点火スイッチを押すと優しい光がともり、テーブル周りでの会話を盛り上げてくれるでしょう。
軽くて安定性の高い構造
燃焼時間が7時間以上と長持ちすることもマイクロキャンプランタンの特徴です。また、低重心設計でテーブルでの安定性も高く保たれています。200g程度とピックアップしたなかでも最軽量なので持ち運びの負担も少ないでしょう。
CB缶式の照明で快適なキャンプを!
ガスランタンのなかでもCB缶式は燃料が手に入りやすく、カセットコンロなどとも併用できるおすすめのキャンプギアです。OD缶用に比べると選択肢が少ないのが現状ですが、メイン用からサブ用まで明るさのバリエーションがあり、虫除け効果を備えたものや小さく折りたためるものなど魅力的な商品が展開されています。
気になるランタンがありましたら、アウトドアショップで実物を手に取ってみてはいかがでしょうか。
CB缶式ガスランタンが気になる方はこちらもチェック!
下にはキャンプの夜を盛り上げてくれるガスランタンについての記事をリンクしました。また、本記事でもピックアップしたユニフレーム製のほかコールマンやスノーピークといった人気アウトドアブランドの商品も紹介されていますので、こちらもご参考にしてみてください。
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出典:unsplash.com
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