SHARPAL 105N ポケットシャープナー
ビクトリノックス デュアル・ナイフシャープナー
ランスキー ブレードメディックシャープナー
Work Sharp Field Sharpener
刃物はキャンプの欠かせない相棒
料理を始めとしたさまざまな状況で活躍する刃物
キャンプで欠かすことの出来ない道具と言えばさまざまなものが出てくると思いますが、その中でも代表的なもののひとつが刃物でしょう。キャンプ飯を作るための調理を始め、焚き火のためのブッシュクラフトや薪割りとその用途は数えきれないほどあります。
その種類も多く、包丁から斧、ナタ、サバイバルナイフやスイス・アーミーナイフなどさまざまな刃物がキャンプで活躍しています。
切れ味を保つには手入れが大切
人類の生活とも深い結びつきを持つ刃物ですが、その能力を十二分に発揮するには手入れが欠かせません。手入れの活き届いていないなまくらの刃物では、作業の効率も大幅に低下してしまうでしょう。
この記事では、野外でもナイフの切れ味を回復できるナイフシャープナーをご紹介します。使い方もあわせて解説いたしますので、参考になれば幸いです。(※当記事は2023年8月16日時点の情報をもとに作成されております。)
アウトドア向きのナイフシャープナーとは
重要なのは携帯性
アウトドアで使うナイフシャープナーにとって最も重要な要素は携帯性です。キャンプでは極力荷物を減らすのが基本。そもそも本格的な刃のメンテナンスを野外でおこなうのは不可能ですので、研ぎ性能はある程度割り切って妥協しても問題はありません。
アウトドアに向いたナイフシャープナーの種類と特徴
ナイフシャープナーにもさまざまな種類のものがあり、100均で売っているものから家庭用やアウトドア向けのもの、中には電動でナイフの刃を研げるものもあります。メーカーではモーラナイフやランスキーが有名でしょう。その中でも一般的なアウトドア向きのナイフシャープナーの特徴を以下の表にまとめてみました。
メリットとデメリット | |
ロール式シャープナー | 使い勝手がよいが、3つの中で比較的大きいサイズのものが多い。 |
交差式シャープナー | 単純な構造で安価。バリが出るため鋭利なナイフには向かない。 |
棒シャープナー | 使い方にコツがいるが、ナイフ以外にも使える。 |
対応する素材にも注意
ナイフシャープナーによってはステンレスのみといったように、つかえる刃物の材質に制限があるものもあります。大抵はパッケージに対応する材質について書かれていますので、購入する際は自分の使っている刃物に対応しているか忘れずに確認しましょう。
携帯に便利!小型ナイフシャープナー2選
1:SHARPAL 105N ポケットシャープナー
SHARPAL 105N ポケットシャープナー
サイズ | 13.5L x 3.1W x 1.5H cm |
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「105N ポケットシャープナー」はアメリカの大手総合刃物・シャープナーメーカーであるSHARPAL製のナイフシャープナー。ペンのように胸ポケットにしまえるコンパクトさが最大の特徴で、アウトドアに持っていく際に邪魔になりません。
コンパクトなサイズながら粗研ぎと细研ぎの、粒の細かさが違う2つの研ぎ面があるので効率よくナイフを研げます。
ナイフだけに留まらない汎用性
「105N ポケットシャープナー」のもう一つの特徴は幅広い刃物に対応しているということ。ナイフだけにとどまらず、斧、ナタ、包丁や植木ばさみといった多くの刃物に対応しているので、日常生活でもこれ一つあればマルチに活躍してくれるのでおすすめです。
2:ビクトリノックス デュアル・ナイフシャープナー
ビクトリノックス デュアル・ナイフシャープナー
サイズ | 14.4 L×1.8Wcm |
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デュアル・ナイフシャープナーはV字の交差式シャープナーと棒シャープナーを一つにしたコンパクトなハンディナイフシャープナー。ぱっと見ではペンと見間違うほどのコンパクトなデザインながら、しっかりとナイフを研げます。
ただ、交差式シャープナーはV字のエッジの幅が狭く、肉厚のナイフでは研ぎにくいことがあるので注意が必要です。
野外でさっと切れ味を回復させるのに最適
使い方は簡単で、棒シャープナーの部分で荒く刃を研いだ後に、にヘッドの交差式シャープナーで研いで仕上げるだけ。この2ステップで簡単にナイフの切れ味が回復します。この時のコツは無駄に力を入れすぎないこと。力を入れすぎると刃を傷つけてしまい、かえって切れ味が落ちることがあります。
マルチに使える多目的ナイフシャープナー2選
1:ランスキー ブレードメディックシャープナー
ランスキー ブレードメディックシャープナー
サイズ | 21L x 11.4W x 9.5Hcm |
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「ブレードメディックシャープナー」の特徴は何といってもそのシャープナーの多さ。計4つのシャープナーが付属しているので幅広い刃物に対応できます。
その中でも、最大の特徴は波刃とガットフックに対応したシャープナーも付属していること。通常のシャープナーでは対応できない波刃ナイフや狩猟用ナイフのガットフックも、これがあれば切れ味を回復させれます。
基本的な機能も申し分なし
ブレードメディックシャープナーは特徴的な機能だけでなく、ナイフシャープナーに求められる基本的な機能もしっかりと抑えています。以下の表で、4つのシャープナーのそれぞれの特徴と使い方を一覧にしましたのでご覧ください。
タングステンカーバイド | よく研げるシャープナーでさっと切れ味を戻すのに最適。 |
セラミックシャープニングロッド | タングステンカーバイドを使った後の仕上げ用。 |
波刃対応セラミックシャープナー | 波刃に対応した程よい硬さのシャープナー。普段使いにおすすめ。 |
ダイヤモンドテーパードロッド | 硬い刃向け。ガットフックにも対応。 |
2:Darex Work Sharp Wsgfs221 Guided Field Sharpener
Work Sharp Field Sharpener
「Guided Field Sharpener」はアメリカのブランドが販売しているナイフシャープナー。今回紹介しているナイフシャープナーの中では比較的大型ですが、波刃を含めたナイフはもちろん斧や釣り針、矢じりまで研げる今回最も多目的に使えるモデルになります。
研ぎに慣れていない向けに刃を20度に固定できるガイドもついているので、初心者でも使いやすいのもこのアイテムならではのメリットでしょう。
革砥もできる多機能さ
多目的な用途に合わせて5つのシャープナーがついているのがこのモデルの特徴で、中でも特に目を引くのが革砥がついている点です。革砥は研磨剤を塗り込んだ革のことで、これを刃物の研ぎの仕上げに使うことによって、さらに切れ味を回復させることができます。
くわしい使い方は公式動画をチェック
海外の製品なので詳しい使い方がよくわからないと思われるかもしれませんが、公式が解説動画を出しているので安心してください。公式の動画を上に掲載しておきますので、こちらのシャープナーが気になった方は、ぜひ合わせてご覧になるのをおすすめします。
アウトドアでの正しいシャープナーの研ぎ方
ロール式の研ぎ方
ロール式のシャープナーは研ぎ用のくぼみに刃を入れて、奥から手前に引くだけで刃を研げます。研ぎ回数はシャープナーによって異なるので、あらかじめ説明書を確認するようにしてください。
ロール式は机の上に置いて使うものが多いので、研ぐときに滑らないように水平な机の上に濡れたタオルなどを敷いて、その上にシャープナーを置くと安定します。
交差式の研ぎ方
交差式の使い方も基本的にはロール式と同様に、Vになったくぼみに刃を入れて奥から手前に引くだけで刃が砥げます。ですが、多くのアウトドア向けの交差式は手に持って使うので、くぼみの角度に対して刃が斜めに傾かないよう注意して研ぐようにしてください。
棒シャープナーの研ぎ方
棒シャープナーは棒に対して一定の角度(シャープナーによって異なります)で刃を立て、刃元から刃先にかけてさっと振り下ろすように研いでいきます。片面を研いだら反対側の面を同じように研ぎ、これを5~10回セットほど繰り返せば研ぎの完成です。
この際注意して欲しいのが刃を立てた角度を変えないこと。一定の角度で研がないとムラになってしまうので注意してください。
ナイフシャープナーを使った後の注意点
ナイフシャープナーを使う際に一番気を付けて欲しいのは、ナイフシャープナーで切れ味を回復させるのは応急処置でしかないということです。ナイフシャープナーだけで刃を研ぎ続けているとかえって切れ味が悪くなるデメリットもありますので、アウトドア中にナイフシャープナーを使った後は、家で砥石を使って研ぎ直すようにしてください。
メンテナンスを欠かさず長く愛用しよう
刃物は切れ味がいいほど気分がすっきりするものです。朝起きた時にすっとパンが切れた時などは爽やかな一日になる予感さえします。逆に切れ味が悪いとイライラして、1日の気分が落ちてしまうこともあるでしょう。
このように、刃物は1日の気分も左右させる大切な生活の相棒です。しっかりとメンテナンスをして、末永く付き合えるようにしましょう。
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出典:www.amazon.co.jp