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【2023年版】焚き火に必要な道具一覧。便利グッズとともに焚き火マナーも紹介

人の心に訴えかける灯を感じることができる焚き火。ですが、焚き火を楽しむにはきちんとした道具を用意しないと事故につながる可能性があります。そこで、今回の記事では焚き火を安全に楽しむための道具を一挙紹介。あわせて便利なグッズや焚き火のマナーもご紹介します。
更新: 2023年6月5日
KONARU
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自然の中で暖かい光に癒されよう

フリー写真素材ぱくたそ

多くのキャンプギアメーカーから様々なタイプの焚き火台が発売されていたり、Youtubeのキャンプ動画などでも多く登場するようになった昨今、キャンプならではの楽しみといえば?と聞かれれば焚き火を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

パチパチと薪の爆ぜる音、ユラユラと揺らめく炎の光、ジリジリと感じる炎の暖かさ。焚き火の炎はそこにあるだけでも人々の心に何かを感じさせます。今回の記事では、そんな焚き火の魅力を感じるために必要な道具の一覧と便利グッズに加え、焚き火のマナーについてもご紹介いたします。

焚き火を灯すのに必要な道具一覧

1:焚き火台&焚き火シート

出典:amazon.co.jp

現在、多くのキャンプ場では直接地面に焚き火をすることを許可していません。たとえ禁止されていない場所であったとしても、防災の観点から地面に直接焚き火を起こすのはやめておいた方がいいでしょう。

そんな時に役に立つのが焚き火台と焚き火シート。焚き火台を使えば地面から離した位置で焚き火ができるようになり、地面が燃えるのを防ぐことができます。さらに焚き火シートを使えば、舞い上がった火の粉が地面に落ちるのを防ぐことも可能です。

2:炭&薪

Photo by haru__q

焚き火をするなら燃やすための炭や薪が無ければ始まりません。まずはそれぞれの違いを紹介していきます。炭は、薪ほど激しい炎が上がるわけではなく、見た目は少し地味です。ですが火力が安定して強く、燃焼時間が長めなので調理などに利用する場合はこちらがおすすめでしょう。

それに対して薪は、「これぞ焚き火」と感じる激しい炎を楽しむことができます。ですが燃焼時間が短く、煙が多く出る点を注意しなければなりません。

木の種類で変わる薪の性質

木には大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類があり、それぞれ薪にしたときの性質に違いがあります。針葉樹の薪は広葉樹に比べ多くの空気を含んでいるので比較的軽く、火が付きやすいのですが、その分燃え尽きるのも早いのが特徴です。もう一方の広葉樹は針葉樹ほど空気を含んでいないので密度が高く、ずっしりとしていて火が付きにくいですが、その分火は長持ちします。

どちらが優れているというわけではないので、特徴を理解して活用しましょう。

3:着火剤&火おこし道具

出典:amazon.co.jp

焚き火台、薪oか炭を用意できたなら、後は火を起こすための道具が必要です。また、薪に直接火をつけようとしてもなかなか火がつかないので、着火剤も用意しておきましょう。

着火剤は様々なものが市販されているのでそちらを利用するのがおすすめ。初心者の方なら固形タイプが扱いやすいでしょう。火おこし道具もチャッカマンやトーチ、マッチなど様々なものがあります。初心者向けなら火傷をしづらい着火部と持ち手が離れているチャッカマンがおすすめです。

焚き火を調整するのに必要な道具一覧

1:火吹き棒

出典:amazon.co.jp


火吹き棒とは主に金属でできた細長い筒で、空気を送り込んで焚き火の燃焼を助ける道具。着火剤に火をつけてすぐの、まだ小さな火口を大きく燃え上がらせるのに役立ちます。火口に空気を送り込むことはうちわなどでも可能ではありますが、なかなかうまく空気を送り込むことはできません。

その点、火吹き棒はピンポイントに空気を送り込むことができるので、スムーズに火おこしをすることができます。

2:耐火手袋

出典:amazon.co.jp

焚き火は火を扱うので火傷対策はしっかりとしておかなければなりません。また、薪を扱う際に木のささくれなどで怪我をする恐れもあるので、両方に対応したしっかりとした厚手の手袋をするようにしましょう。

素材も様々なものがありますが、初心者におすすめなのは比較的安価で手に入る革製のグローブ。耐熱温度はそれほど高くありませんが、薪で焚き火を楽しむなら申し分ありません。炭を多用するなど、より高温にも耐える素材のものが欲しい場合はアラミド繊維製がおすすめです。

3:火ばさみ

いくら耐火手袋を用意したとしても、火力調整のために火の付いた薪を移動させるのに手を使うわけにはいきません。そんな時に役立つのが火ばさみです。

文字通り難燃性の素材でできた、大きなトングやハサミのような形状のもので、安全に火の付いた薪を移動させることができます。マジックハンドの様に使う事も出来るので、ゴミなど直接持ちたくないものを拾うのにも便利です。

焚き火を片づけるのに必要な道具一覧

1:火消し壺

出典:www.amazon.co.jp

焚き火を楽しんだ後はきちんと片付けもしなくてはいけません。焚き火に使った薪の燃えカスや灰、炭などは持ち帰りましょう。そんな時に便利なのが火消し壺。まだ薪や炭が燃え燻ぶっていても火消し壺に入れて蓋をしておけば、酸素の供給が断たれるので自然に消火することができます。

このまま燃えカスを収納して持ち運べますが、薪や炭を入れた後の火消し壺は高温になるので決して素手では触らず、耐火手袋をつけるようにしてください。

持ち帰った炭は再利用することも可能

火消し壺を使って消火をすれば燃え残った炭は次回でも再利用することができます。最近は軽量・コンパクトで使い勝手のいい火消し壺が販売されていますので、ソロキャンプにも持っていくのもおすすめです。火消しに炭や灰を入れたまま持ち運ぶこともできるので、結果的に荷物を減らすことにも繋がるでしょう。

2:箒&ちりとり

火ばさみで大まかな薪や炭の燃えカスを回収することができますが、細かな灰などは回収することができません。焚き火の後はこういった細かな灰も持ち帰らないといけないので、小型のものでも箒とちりとりを用意しておくと便利です。

ただし、樹脂製のちりとりでは灰に残った熱で溶けてしまうことがあるので、しっかり熱を冷ますか、別の素材のものを使うようにしましょう。

3:ゴミ袋

Photo bycongerdesign

多くの自治体では鎮火した炭や灰を燃えるゴミとして処分することができます。その為、ゴミ袋も併せて持っていくと何かと便利です。焚き火後の炭や灰はきちんと熱を取り、ゴミ袋に入れて自治体のルールに沿って処分しましょう。

また、キャンプ場によっては灰を捨てることができる灰捨て場がある場合があります。そういった場合は、キャンプ場のルールに沿って灰を処理しましょう。

焚き火をより楽しむのに便利な道具一覧

1:薪割り用鉈・斧&バトニングナイフ


出典:amazon.co.jp

薪割り用鉈や斧、バトニングナイフは無くても焚き火を楽しむことができますが、薪を小さくして燃えやすくしたり、フェザースティックを作って着火剤代わりにすることができるので、あればなかなか便利です。

特に薪割り用鉈や斧に比べ、バトニングナイフはそれほどかさばらないのでソロキャンプでも持っていきやすく、重量も軽いので力が無い人にもおすすめ。初心者が用意するなら、まずバトニングナイフから用意してみて下さい。

2:燃えにくい服&耐火ポンチョ

焚き火をしているとどうしても火の粉が飛ぶのを避けることは出来ません。せっかくお気に入りの服を着ていても火の粉で穴が開いてしまったら気分が台無しになってしまう事もあるでしょう。

そうならないためにも、焚き火をする際はあらかじめ難燃性の素材でできた服を着ていくことをおすすめします。どうしても難燃性の素材の服で気に入るものが無い場合は、すっぽりと体を覆うことができる難燃性素材でできたポンチョも売っているので、そちらを活用するのもいいでしょう。

3:耐火テント&耐火タープ

Photo bytruthseeker08

服と同様に、テントやタープも燃えやすい素材のものと、難燃性の素材のものがあります。やはりお気に入りのテントやタープに穴が開いてしまったら気分が沈みますし、それが原因で雨漏りなどするようになったら大変です。

焚き火をする場所からテントやタープの位置を離すというのも一つの手ですが、コットンやポリコットン素材などの燃えにくい素材のテントをあらかじめ用意してから焚き火を楽しむことをおすすめします。

焚き火の後のケアに便利な道具一覧

1:化粧水&保湿クリーム

Photo byRitaE

焚き火は楽しいものなのですが、ずっと焚き火にあたっていると非常に肌が乾燥するという難点があります。気にならないという方もいらっしゃいますが、やはりスキンケアはしっかりしておくことをおすすめします。

さほど収納スペースも必要としませんし、肌の保湿用の化粧水や保湿クリームを用意しておくといいでしょう。

2:水

フリー写真素材ぱくたそ

耐火手袋や難燃素材の服を着ていても、火を扱う以上焚き火と火傷はどうしても切り離すことは出来ません。万が一に備えて火傷を冷やす用の水を用意しておくことも大切です。流水がベストですが、流水で冷やすことの出来ない部位を火傷をした際は、水で濡らしたタオルなどを当てて患部を冷やすようにしましょう。

また、水は焚き火を消化する際にも役立ちます。焚き火をする際はあらかじめペットボトルに水道水を入れておくなどして、万一の事故に備えるようにしてください。

3:ガーゼ&ワセリン

出典:amazon.co.jp

火傷を冷やし終わったあとは、軽度なら患部に細菌が入らないように軟膏やワセリン、絆創膏などで保護するようにしましょう。火傷がひどく、水膨れができた場合は水膨れを潰さないように注意してガーゼや絆創膏で患部を保護し、医療機関で診てもらうようにしてください。

怪我はしないことが一番ですが、万が一に備えてあらかじめ対応の準備しておくことも大切です。

忘れてはいけない焚き火のマナー

1:下調べを忘れない


フリー写真素材ぱくたそ

焚き火のマナーとして最も忘れてはいけないのが、焚き火をしたい場所が焚き火可能な場所なのかチェックしておくことです。焚き火はどこでもできるものではなく、場所ごとに安全に焚き火を楽しむためのルールも決まっています。

きちんとルールを守らず、安全に配慮しない焚き火をしていると最悪その場所で焚き火ができなくなってしまった事例もたくさんあります。事前に下調べをきっちりとして、ルールとマナーを守った焚き火をするようにしてください。

2:風向きを意識する

薪の項目でもお伝えしましたが、焚き火をすると結構煙が出ます。風向きを意識しないで焚き火をすると風下にいるキャンパーに迷惑をかけてしまう可能性があるので、焚き火をする際は風向きも意識するようにしましょう。

より気兼ねなく焚き火を楽しみたいなら陣幕を用意しておくのもおすすめ。焚き火用の陣幕をあらかじめ用意しておけば、ある程度風向きを気にする必要が無くなりますし、周りからの目隠しにもなります。

3:周囲の状況を観察する

焚き火可能な場所であっても、焚き火をする前に周囲の状況を確認するのも忘れないようにしましょう。頭上に木が無いか、周りに可燃性のものが無いか、焚き火台を置く地面は安定しているか、強風が吹いていないか、安全に焚き火を楽しむためにはこれらの周りの状況をしっかりと把握し、焚き火をやってもいいか判断しましょう。

初心者だとなかなか諦めることができないかもしれませんが、安全が最優先です。けっして無理に強行しないようにしてください。

4:余った薪や炭は持ち帰る

慣れていてもなかなか用意した薪や炭をぴったり使い切ることは難しいものです。その結果、薪や炭が余ってしまう事はままあります。その場合は、キャンプ場に余った薪や炭を放置せずに持ち帰るようにしましょう。

それに何度も焚き火を繰り返していると薪や炭代もバカには出来なくなってきます。節約術として、自宅に収納できるスペースを作り、余ったりまとめ買いした薪や炭を保管できるようにしておくのもおすすめです。

マナーや安全に気を付けて楽しむのが大切

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

焚き火を楽しむには様々な道具を用意し、ルールやマナーを守ることが大切です。そのため、なかなか初心者やソロキャンプで楽しむのは難しいと感じるかもしれません。ですが、焚き火には焚き火でしか感じられない感覚、ロマンとも呼べるものが確かに存在します。その証拠に多くのキャンパーが焚き火に憧れ、焚き火動画も多く投稿されています。

人が手に入れた原始の炎に限りなく近い、焚き火からかしか得ることの出来ない感覚をぜひ体験してみて下さい。

焚き火がが気になる方はこちらをチェック!

暮らし~のではこの他にも焚き火に関する記事を多数掲載しています。今回、焚き火を楽しむのに必要な道具を纏めて紹介しましたが、具体的にどのメーカのどんな道具がいいのかが気になる、という方は以下の記事でおすすめの焚き火アイテムを紹介しておりますので、こちらも併せてご覧になってみて下さい。