ボートでのシーバス釣りの魅力とは
釣果を得やすいのがメリット
ボートでの釣りは獲物がいるエリアまで移動できるため、初心者でも釣果を得やすいというメリットがあります。また、陸からは届かない深いレンジまでサーチができるため、水温が低い時期でも大物を狙えるのも魅力です。
短いロッドは初心者にも扱いやすい
ボートはスペースが限られているため、陸用と比べて短い6～7ftの長さのロッドが主流です。ルアーを直下に落として垂直方向の釣りをするなら短めを、キャストしてアクションを楽しむなら少し長めを選ぶとよいでしょう。
以下では高コスパ品から高級ロッドまで多彩なボートシーバスロッドをジャンル別でご紹介します（本記事は2023年2月13日の情報をもとに作成しました）。
初心者にもおすすめのコスパ最強モデル2選
1．シマノ・ディアルーナBS・S610M
ディアルーナはシマノの軽量・高強度のシーバスロッド。「BS」は2021年にボート専用モデルとして追加されました。有名ブランドのミドルクラス商品ですが2万円ほどと比較的安い価格帯のためボート釣り初心者にもおすすめです。
ハイエンドの技術を搭載した高コスパモデル
ブランクスには縦繊維のカーボンシートとその内外にらせん状のカーボンテープを巻いた3層構造「スパイラルX」を採用し、カーボンテープでX状に締め上げる「ハイパワーX」でさらに強化しています。この構造によりねじれとつぶれに対する剛性が上がるだけでなく、ロッドの反発力による飛距離UPも期待できるでしょう。
初心者でも多彩な釣り方を試せる
レギュラーテーパーのブランクスはよくしなり、中型から大型のシーバスのパワーをかわしながらしっかりと釣り上げられます。S610MはディアルーナBSのなかでも汎用性が高く、ピンポイント狙いからロングキャストまで多彩な釣り方を楽しめるでしょう。
2．テイルウォーク・ボートゲーマーSSD・S610ML
ルアーフィッシングの人気メーカー・テイルウォークから提供されているボートシーバス用のロッドです。スピニングが8種類、ベイトが3種類あるため穴撃ちから遠投用、ビックベイト用まで幅広いスタイルに対応できます。その中でもS610MLはミドルサイズのスピニングモデルで2万円程度と比較的安い価格設定です。
キャスティング能力が高くバラシも少ない
S610MLのブランクスは大きくしなることにより魚を弾きにくいのが特徴です。反発力も強いので飛距離も稼げるでしょう。ルアーウエイトは最大30gまで対応し、ミノーやバイブレーションなどを用いた多彩な攻略方法を試せます。
長時間のボートゲームにも対応
ロッドの調子はくせのないレギュラーテーパーでライントラブルの少ないKガイドを採用しているためビギナーでも安心して活用できます。また、自重が110g と軽く、程よいMLパワー設定のため長時間のボート釣りでも疲れにくいでしょう。
中級者以上にも人気の万能モデル2選
1．ヤマガブランクス・アーリー68Mフォーボート
ヤマガブランクスの2022年の新作で価格は3万円ほどです。シーバスや小型青物などをターゲットにした近海でのボートゲームを用途としています。ストラクチャー撃ちからオープンエリアでのロングキャストまで活用シーンが幅広いハイスペックロッドです。
パワーや粘り強さが特徴
スピニングモデルの68Mは2ピースロッドですが、荷重がかかると1ピースのようにきれいに弧を描くのが特徴です。そのため暴れる獲物を上手くいなし、Mクラスのパワーでファイトに疲れた獲物を一気に引き上げられるでしょう。
多彩なルアーを試せるのも魅力
ブランクスの均等な曲がりによりキャスト時のリリースポイントが広くなるため、ルアーを狙った場所に着水させられます。なおロッドの曲がりと反発力を活かしたルアーの連続アクションもしやすく、テクニカルなゲームを楽しめるでしょう。
2．ダイワ ボート・ラブラックスAGS・BS69MS
ダイワのボートシーバスのハイエンドモデルでスピニング4種類とベイト3種類のラインナップがあります。スピニングのBS69MSは、長さ約2mの万能モデルで価格は3万5千円前後です。シックなブラックカラーにはダイワのロゴがさりげなく印字され高級感もあります。
軽量で操作性が抜群
「HVFナノプラス」なるカーボンを高密度化する技術によりブランクスが軽量・高強度になり、感度も高くなっています。また、カーボン繊維を±45°でブランクス全体に巻き付ける「X45フルシールド」はロッドのぶれを小さくし、ルアーの操作性や飛距離も向上させてくれるでしょう。
ボートゲーム全般を満喫
BS69MSは7g～35gまでのルアーに対応しストラクチャーを狙ったり、開けた場所で遠投をしたりとさまざまな使い方ができます。パワーもあるのでシーバスから青物まで幅広いターゲットを狙えるでしょう。
上級者にも適した専門性の高いモデル2選
1．テンリュー・ベイブレイズ・BBZ732S-MMH
老舗の国産ロッドメーカー・テンリューが2021年にリリースしたシリーズでスピニング4機種・ベイト3機種からなります。BBZ732Sはスピニングのうち最も長いモデルで飛距離やパワーが最強のロッドです。
軽量で粘り強い高級ロッド
リールシートやフォアグリップには西陣織仕様のゴールドのカーボンパイプが搭載され、3万円台の高級ロッドにふさわしい雰囲気があります。ブランクスの塗装を減らすことで軽量化しているので疲れを感じにくいのも特徴。
また、バット部の素材にはテンリュウ独自のＣ・Ｎ・Ｔ（カーボンナノチューブ）を用いることで粘り強いロッドに仕上がっています。
大物とのファイトが楽しめる最強ロッド
BBZ732Sは50g以下のミノーや30g程度のバイブレーションといった重量級のルアーをロングキャストして使うのがおすすめです。MMHクラスのパワーがあるのでランカーシーバスからサワラなどの青物まで大物とも対峙できるでしょう。
2．アブガルシア・XBSC-642X-BB
アブガルシア・ソルティーステージ・ボートシーバスを21年にリニューアルしたシリーズです。ベイト2種・スピニング2種があり「XBSC-642X-BB」は130gのルアーにも対応できるパワー最強のベイトロッドです。ミドルクラスですが2万円台という比較的安い値段で購入できます。
上位モデルと同等の高性能ブランクスを採用
従来シリーズとの大きな違いはブランクスを見直したことです。同社の上位モデルに搭載される「TAF（タフ）製法」を採用することで、軽さや強度、感度ともにレベルアップされています。また、カーボンの弾性により粘り強いしなりが得られ、フッキングも決まりやすいでしょう。
多彩なフィールドで大物を狙える
ビッグベイトルアーが扱えるモデルで大型シーバスや青物といった大物をターゲットとしています。センターグリップには熱収縮ラバー素材を採用することで重いルアーをキャストしても滑る心配がありません。また、強度の高いFUJI製ダブルフットガイド（LKW）の採用により軽くなっているため、長時間のパワーゲームも楽しめるでしょう。
お好みの道具でボートシーバスゲームを満喫
ボートでの釣りは予約などの手間はかかりますが、陸からはアクセスできない釣れやすい場所に行けるという魅力があります。ロッドも短めなので操作性が高く、水深の異なる多種多様なターゲットを狙えるのもメリットです。
万能で活躍する安いロッドや青物まで狙えるパワーのあるロッドなど種類も豊富にあります。気になるロッドを手に入れてボートでのシーバスゲームに挑戦してみてはいかがでしょうか。
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出典：unsplash.com