キャプテンスタッグ セブンカラーズ ジュラルミンペグ18cm
スノーピーク ソリッドステーク
風がない日でもペグは必要?
キャンプや登山で使われているテントは、コテージやバンガローと比べると非常に簡易的な寝床となるため風に弱く吹き飛ばされることもあります。そのため、基本的にテントはペグと呼ばれている杭とロープで固定するというのが基本です。
また、ペグとロープは前室を確保したり、均一にテンションをかけるためにも必要になります。このようにペグとロープは風がない日でもきれいにテントを張るには必要不可欠なアイテムです。
タープポールはペグで固定
ペグはタープを張るときにも重要な役割をはたすアイテムです。タープを張る時に使用するポールは自立できるほど太くありません。そのため、ロープとペグできちんとテンションをかけて転倒しないように押さえつける必要があります。
このようにペグは必要不可欠なアイテムとなるためテントやタープの付属品として同梱されていることが多いアイテムです。
付属品のペグについて
基本的には付属品でも問題ありません。しかし、低価格帯のテントでは強度が低いペグが採用されていることも多いため、付属品のペグが細かったり、プラスチックだった場合は曲がったり折れてもいいように使用する本数に応じて予備のペグを用意しておきましょう。
杭の種類・使い分けをご紹介
金属製ペグがおすすめ
一般的にキャンプで使用するペグは金属製のものが人気です。金属製ペグはアルミやアルミにマグネシウムなどを混ぜたアルミ合金、鉄やスチールなどさまざまな種類があります。種類ごとに重量や強度などの違いがあるため、素材ごとの使い分けが重要と言えるでしょう。
また、金属だけではなく樹脂(プラスチック)でできたペグもあります。樹脂製ペグは金属製とは使い道が少し異なるため、注意が必要です。
ペグの使い分けについて
ペグは地面により使い分けるか移動手段により使い分けします。例えば徒歩の場合は金属製でも軽いものが好まれアルミやアルミ合金、チタン製がおすすめです。車なら重さは大きな問題にならないため、好きなペグを使うといいでしょう。
地面による使い分けとは地面の状態に合わせてペグを選ぶということです。場所問わず打ち込める万能なペグとして鍛造ペグが人気ですが、砂地では樹脂製ペグのほうがテンションを保てます。
素材ごとの主な違い
素材ごとの違いを一部紹介します。下記のような違いがあるため使い分けの参考にしてください。
アルミ合金 | 鍛造ペグ | 樹脂製ペグ | |
重さ | 軽い | 重い | 軽い |
強度 | やや弱い | 頑丈 | 弱い |
向く場所 | 土・芝生 | 土・芝生・砂利 その他硬い地面 |
砂 硬い地面では使用できない |
価格 | 安い | 高い | 安い |
小型ギアに必要なペグの長さとは
短いペグでも大丈夫
ペグが長いと地面に深く刺せるため安定感が増しますが、長いと打ち込む時間がかかりやすくなります。そのため、適切な長さを選ぶようにしましょう。ソロキャンプ用の小型ドームテントなら風がない場合だと18~20cm程度の短めのペグでも十分な長さとなり、安心して使用できます。
長さに不安な方は、テントに付属するペグの長さを確認して少し長いものを選ぶといいでしょう。
ワンポールテントについて
ワンポールテントはドームテントとは構造が大きく異なりメインポール1本だけで設営することからペグとロープを使用しないと自立できません。そのためより小型のワンポールテントを使用する際は、より安心して過ごせる20cmのペグおすすめです。
ソロ用タープは長いものがおすすめ
同じソロキャンプ向きの装備でもタープとテントでは少し事情が異なります。小さなタープでも風の影響を受けやすいため、20cm未満のペグでは風に耐えきれず抜ける可能性があります。
そのため、タープを張る場合は20cm~25cm程度のペグを用意しておいたほうがいいでしょう。つまり、20cm未満の短いペグは携帯性重視したものとなり、ソロキャンプでも風があるときは20cm以上の長さのあるものがおすすめです。
30cm以上の長さは大型ギアにおすすめ
深く刺さるペグは風に強い
大型テントになると高さや横幅が増えるためソロテントよりも風の影響を受けます。そのため、風に飛ばされないように20~25cmよりも深く刺さる30cm前後のペグが必要です。
また、携帯性と強度のバランスがよく30cm前後は万能な長さのペグとなります。ただし、ソロキャンプでは十分すぎる長さとなる場合もあるためテントの大きさや移動手段や、風の強さを考慮して選ぶといいでしょう。
無風なら大型タープも張れる
30cmのペグは風速4m程度の強さならテントだけではなくタープも問題なく張れます。テントでもタープでも使用でき便利ですが、反対に風が強いときに大型のタープを固定するには十分な長さと言えない点に注意しましょう。ペグを交差させて抜けにくくするなどの対策が必要になります。
風がある日は35cm以上がおすすめ
風速が8m近くの風がある日に大型タープを張るときは、30cmよりも深く地面に刺さる35~45cmの長いペグがおすすめです。ペグを地面に深く打ち込むことで風で飛ばされないようになります。ただし、これだけ長いと丈夫な鍛造ペグでは少ない本数でも総重量が数kgになることもあるため、車以外の移動手段では重量に注意しましょう。
正しい打ち込み方も大切!
打ち込み方が悪いと抜ける
頑丈な鍛造ペグでも使い方(打ち込み方)が間違えているとテンションが保てず抜けてしまうことがあります。鍛造ペグだけではなくアルミ合金ペグやプラスチックペグも同じように抜けやすくなるため、使い分けだけではなく正しい打ち込み方も重要です。
金属製ペグの使い方
頑丈な鍛造ペグでも軽量なアルミ合金ペグでも基本的な使い方は変わりません。地面に対し60~90度になるように打ち込みましょう。また、打ち込む際にはペグの上部とロープが平行になるようにしないと抵抗が下がり抜けやすくなります。風があるときはできるだけ深く打ち込んでください。
反対にペグを抜くときは、ペグを揺らして地面とペグの間に隙間を作ってから抜くと楽になります。ペグの本数が多いときはペグ抜きを用意するといいでしょう。
樹脂製ペグはまっすぐ打ち込む
樹脂でできたペグは少し使い方が異なり、まっすぐ打ち込んだほうが抜けにくくなります。金属製ペグのように傾斜を付ける必要がない点に注意しましょう。また、万能なペグと言われている鍛造ペグをまっすぐ打ち込んでも砂浜などの柔らかい地面では十分な抵抗は得られにくい点に注意してください。
おすすめのペグをご紹介
携帯におすすめジュラルミンペグ
キャプテンスタッグ セブンカラーズ ジュラルミンペグ18cm
キャプテンスタッグが発売する軽量でアルミよりも頑丈なジュラルミン製のペグです。18cmのため携帯しやすいサイズとなっておりソロテントでは安心して使える長さです。また、7本セットと本数も多いためガイロープの取付箇所が多いソロテントでも対応できます。
さらにアルミペグ、アルミ合金ペグはカラフルな塗装が施されているものも多く視認性が高いため足を引っ掛けにくいという魅力もあります。
万能な鍛造ペグ
スノーピーク ソリッドステーク
本品はスノーピークの名作鍛造ペグの30cmモデルです。携帯性とともに頑丈さがポイントとなっており砂浜や極端に柔らかい場所以外で使用しやすいことから非常に人気があります。
大型のテントでも安心できるペグですが、1本で約190gあるためソロキャンプでもペグだけで2kg近くになる点には注意しましょう。基本は軽量なアルミ合金ペグを使用し、テント本体を固定する部分など要点だけを鍛造ペグにすることで重量を抑えられます。
深く打ち込むほど抜けにくくなる!
ペグは素材や形状により強度や値段、向く場所が異なるため地面に応じた使い分けが大切です。また、長さにより抵抗力が変わります。深く打ち込むほど抵抗が増し抜けにくくなることから、大きなギアを設営するときは長いペグを使うというのが基本です。
また、携帯しやすい小型のペグは抵抗が少ないため大きなギアに使わないようにしてソロキャンプ向きの小さなギアに使ってください。ペグが抜けるとケガや事故の原因になるため注意しましょう。
ペグが気になる方はこちらもチェック!
前述したようにペグには素材により特性が異なります。鍛造ペグの30cmクラスは万能なペグですが自分のキャンプスタイルにあっているペグを選ぶことも大切です。当サイトにはペグに関するさまざまな記事があるためよかったらチェックしてください。
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出典:ライター撮影