シマノ ZQ-C57S
ダイワ TDバイブレーション スティーズカスタム
ジャッカル ソウルシャッド62DDR-SP
OSPハイピッチャー1/2
春はビッグサイズのブラックバスを狙える
バス釣りはゲーム性の高さが人気
ブラックバスは琵琶湖や霞ケ浦といったビックレイクから近場の野池までの幅広いスポットに生息します。ルアーの種類が豊富にありゲーム性が高い釣りができることでも人気です。冬の時期にはボトム付近でじっとしていますが、3月から5月にかけての春シーズンになると活動的になり、大物をゲットするチャンスとなります。
他の時期と行動パターンが異なることに注意
春はブラックバスの産卵時期でもあり、他の季節とは異なる行動パターンをとります。そのため、釣り方もバスの行動に合わせたスタイルに変えなければいけません。以下では春のバス釣りのコツについて解説し、レンジごとのおすすめルアーもご紹介します(本記事は2023年1月9日の情報をもとに作成しました)。
釣り方のポイントを解説
1.プリスポーン(産卵前)を狙おう
3月になると水温が上がり、ボトムにひそんでいたブラックバスが活動を開始します。この段階は産卵(スポーニング)に向けて獲物を探すため「プリスポーン」とも呼ばれます。3月から4月の半ばにかけては産卵前の大型ブラックバスが多くなり、1年で最も釣りを楽しめる時期といえるでしょう。
4月中旬以降は釣れにくくなる傾向
4月の半ばともなるとオスが岩や護岸の近くにある浅場の砂地に産卵場所を作り、メスは産卵を開始。5月になると産卵を終えたメスは体力を回復するために休息し、オスは子バスを見守ります。この段階になるとプリスポーンに比べ活動性が低下するため釣果が得にくくなるでしょう。
場所や環境によってベストの時期は異なる
プリスポーンの時期は釣り場の環境や個体差によっても異なり、4月後半から5月まで続くこともあります。一般には規模の小さい野池などは水温が上昇しやすいためプリスポーンの時期が早く、逆に大きな湖沼では遅い傾向です。
2.シャローからミドルレンジまでを攻めよう
バスの産卵場所はおおよそ水深1.5~2mで、琵琶湖のような大きな湖では4m程度の深さでも確認されています。ボトム付近から産卵場所へは直接向かうのではなく、しばらく中間地点(セカンダリーポイント)に滞在して活発に捕食活動を行うため、この周辺を狙うのが効率的です。
ルアーで攻めるレンジを変えよう
通常のセカンダリーポイントの深さは2mを中心としたシャローレンジからミドルレンジまでの範囲です。フィールドの水深や水温によっても獲物の滞在するレンジが異なるため、バスが活動する水深のサーチをしながら攻略するのがよいでしょう。
シャローレンジでの釣りに適したルアー2選
1.シマノ・バンタムマクベスフラットジェットブースト
シマノ ZQ-C57S
全長 | 57mm |
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重量 | 9g |
シマノから1,810円ほどで販売されているクランクベイトです。風の影響を受けやすいフラットな形状ですがバネとオモリで重心を安定させる「ジェットブースト」の採用により安定した飛距離を出すことができます。10種類ほどのカラーバリエーションがあるのでフィールドの水の透明度や天候などに応じて使い分けましょう。
多彩なアクションを楽しめる
マクベスフラットは巻くだけでも本物のベイトフィッシュのようなウォブリングやローリングといったリアルな動作をします。また、巻くのをやめると自然な姿勢でとどまり、獲物に警戒心を与えません。
カバー撃ちもしやすい
潜行レンジは1m前後のシャローエリアで春のバス釣り用としても適しています。根がかりしにくいフラットな形状のため、浅い野池のカバーにひそむバスも狙いやすいでしょう。攻略方法についてのメーカーの参考動画を上に掲載しておきますのでご参考にしてください。
2.ダイワ・TDバイブレーション・スティーズカスタム
ダイワ TDバイブレーション スティーズカスタム
全長 | 53mm/65mm/72mm |
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重量 | 10.5g/16.5g/20g |
ダイワ製品のなかでもバス釣りに特化したシリーズ「スティーズ」の名前が付いたルアーです。泳がせると小刻みに振動するバイブレーションタイプなので、エサを探す春のバスを効率的に誘うことができるでしょう。
環境に合わせられる豊富なラインナップ
ルアーは3サイズあり野池の小型バスから琵琶湖のランカーサイズまで幅広く狙えます。潜行する深さは53mmモデルが1m、65mmモデルが1.5m、72mmモデルが2m前後です。
音のタイプも3種類あります。水に濁りがある場合は獲物の注意を引きやすいガラス音や重低音がおすすめ。クリアな水質では警戒心を抱かせない無音タイプがよいでしょう。カラーも8種類ほどあり価格は全て1,550円ほどです。
定番の攻略方法はリフト&フォール
TDバイブレーションの最大の特徴は水中で「シミーフォール」というひらひらと落ちる動作をすることです。シミーフォールでカバー周辺を探った後にルアーをリフトするという動作を繰り返すのが定番の使い方となります。上にはメーカーの動画を掲載しておきますのでチェックしてみてください。
ミドルレンジでの釣りに適したルアー2選
1.ジャッカル・ソウルシャッド62DDR-SP
ジャッカル ソウルシャッド62DDR-SP
全長 | 62mm |
---|---|
重量 | 6.8g |
ソウルシャッドは琵琶湖の近くに本社を置くジャッカルのロングセラーです。62DDRは潜行レンジが3mほどと、シリーズ中で最も深くまで潜れるルアーのため、深い湖のセカンダリーポイントに滞在する春のブラックバスにも有効でしょう。価格は1,771円ほどで10種類以上のカラーをラインナップしています。
安定した動作で扱いやすいのが魅力
ルアーの内部には複数の金属球と磁石を組み合わせた「マグネット式重心移動システム」が搭載されているのが特徴です。キャスト時には金属球が移動しながら飛行姿勢を安定させ、巻き上げ時には磁石で金属球を固定することで低重心を保ちます。
これにより、巻きのスピードによらずにバランスよく泳ぐだけでなく、しっかりと止まって獲物を誘うことができるでしょう。
多彩な釣り方に対応
細長い形状のルアーのため根がかりがしにくく障害物付近での釣りにも向いています。また、ボトムに当たっても自然な反応を示すので獲物に警戒心を与えにくいでしょう。上にはメーカーの動画を掲載しますのでバス攻略のご参考にしてください。
2.OSP・ハイピッチャー(1/2oz)
OSPハイピッチャー1/2
全長 | 非公開 |
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重量 | 14.0g |
ルアーブランドのOSPが提供するコンパクトサイズのスピナーベイトです。1/4oz(7g)から1oz(28g)までのラインナップがありますが、ミドルレンジを狙うには3m程度までの潜行ができる1/2oz(14g)がおすすめです。カラーは20種類以上あり1,540円ほどの価格で販売されています。
巻き方により潜行深度を変えられる
ハイピッチャーは一般的なスピナーベイトと同じく、巻き速度により潜行深度を変えられるのが特徴です。速く巻くほどより浅いエリアを引くことができるので、当たりが得られない場合は他のレンジもサーチしてみましょう。また、アームが短いのでキャスト時の空気抵抗が少なく遠投にも向いています。
メーカー独自のブレード形状
ルアーのブレードは形状を工夫することでヘッドにまで振動が伝わり、小型のスピナーベイトとしてはバイブレーションが大きいのも特徴です。また、ブレード面の反射率が高く、食欲旺盛な春のバスへのアピール力も強いでしょう。上には実釣を含めた商品紹介の動画を掲載しますのでご参考にしてみてください。
人気タックルで春のバスフィッシングを満喫
3月から5月は産卵のためにバスが活動を始めまとまった釣果が得られる貴重な時期です。バスの行動パターンを理解し適切なルアーを使用すれば、大物が連続して釣れる「春爆」体験も夢ではありません。
ビッグレイクから野池までフィールドに応じて異なるスタイルを楽しめるのもバスフィッシングの醍醐味です。お好みのルアーをそろえて春の釣りに備えてはいかがでしょう。
春のバス釣りが気になる方はこちらもチェック!
以下ではバス釣りにおすすめの時期や時間帯についての記事をリンクしました。また、バス用のワーム特集や初心者向けの道具の情報なども追加しますので、併せてお楽しみください。
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