リーシュコードとは?
着用するのがスノーボーダーのマナー
スノーボードをするときは、リーシュコードも忘れずに必ず用意してください。万が一のとき事故を起こさないために必要で、リーシュコードを着けることはスノーボーダーが守るべきマナーです。
今回は、リーシュコードの役割や正しい付け方について、スノーボード初心者にもわかりやすくご紹介していきます。リーシュコードの必要性をきちんと理解し、正しく使ってゲレンデを楽しく安全に滑りましょう。
リーシュコードの役割
スキー場のゲレンデで板をうっかり離すと、結構な速さで勝手にゲレンデを滑っていきます。リーシュコードはそういった事故や滑走中に板が身体から離れて斜面を勝手に流れてしまわないように、あらかじめ身体とボードをつないでおくためのアイテムです。
スキー場には多くのスキーヤーやスノーボーダーがいるので、万が一当たれば大事故になりかねません。リーシュコードを着けておけば事故を防げるので、とても大切なアイテムと言えます。
タイプ別の付け方をチェック
足に巻くタイプの付け方
出典:unsplash.com(こちらの画像はイメージです)
足に巻くタイプのリーシュコードは、片方があらかじめブーツを固定するビンディング部分の前足側につながっています。装着するときはもう片方の大きな輪を前足の膝の下、すねのあたりに取り付けてください。
また、リーシュコードのビンディングへの付け方も簡単なので、外れてしまっても自分で付け直すことも可能です。ビンディングにあるベースプレートの内側に取り付け用の穴があり、リーシュコードをそこに通すだけで完成です。
リングタイプの場合の付け方
リングタイプのリーシュコードには、それぞれの端にリングとフックが付いています。フックの方はビンディングの前足の内側に、リングの方はブーツの紐の部分に装着するのが正しい付け方です。
ブーツをビンディングに固定するときに、ストラップが引っかからないところにリングを着けるようにしましょう。また、滑るときにリングにフックを引っかけると足と板をつないでいるリーシュコードが目立たず、スマートに使えるでしょう。
クリップタイプの場合の付け方
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クリップタイプの付け方は、ブーツの紐などにクリップを引っかけるだけなのでとても簡単です。しっかりブーツに装着できていることが確認できればどこに着けても大丈夫で、ワンステップで簡単に取り付けることができます。
また、クリップというとすぐ外れそうに感じるかもしれませんが、しっかり装着できていれば激しく動いても外れません。滑走中にリーシュコードが緩んでくることがないので、滑ることに集中することができます。
布製フックタイプの付け方
布製フックタイプの付け方はリングタイプのリーシュコードとほぼ同じですが、リングではなく布製のフックと丸いボタンが付いています。ワイヤーをブーツの紐に2本ほど通したらボタンを留め、滑走するときはフックに引っ掛けましょう。
初心者向けの選び方
リーシュコードの種類
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先にお伝えした通り、リーシュコードには足に巻くタイプとリングタイプ、クリップタイプ、布製フックタイプの4種類があります。スキー場で板をレンタルしたとき、足に巻くタイプが付いていることがほとんどです。
リングタイプはスマートで目立ちにくく、クリップタイプはワンタッチで装着できます。また、布製フックタイプならスノーボーダーから人気の高いBoaシステムのブーツのワイヤーを傷つけないので、故障を気にせずに使うことが可能です。
使いやすさで選ぶ
リーシュコードは、着けやすさについて確認するようにしてください。今後何度も滑る予定であれば、付け方やすくスムーズに着脱できるリーシュコードであることが望ましいでしょう。
また、長時間滑っているとリーシュコードは緩んできてしまいます。スノーボードで滑走するときは基本グローブを着用するので、緩んだり外れてしまったときにグローブをしたままでも取り付けられるものがおすすめです。
デザインで選ぶのもよし
リーシュコードには、さまざまなデザインがあります。シンプルなデザインから少し派手なデザインのものに加え、カラーのバリエーションも豊富です。同じコーディネートでも、アクセサリーが違えば全体の印象が変わるでしょう。
スノボウェアと同じで、リーシュコードがワンポイントのアクセントになります。自分のスノボウェアやブーツ、板に合わせたリーシュコードを選んでゲレンデでもおしゃれを楽しんでみてください。
使うときの注意点
少しの傾斜でも板は流れる
スキー場には平地に見えてもわずかに傾斜している場所があり、そのわずかな傾斜でも板は流れてしまいます。着脱するときに板が流れるのを防ぐため、平地だと思ってもリーシュコードの着脱は板を手でしっかり掴んで行いましょう。
また、リーシュコードを着けようと板を地面に置いた途端に流されてしまう場合もあります。リーシュコードをしっかり着け切るまでは油断せず、なるべく板から目を離さないよう注意してください。
片足だけ外すとき
リーシュコードが着いている方のビンディングを支えなしに外してしまうと、板が勝手に流れ出すことがあります。そのため、平地を歩くときやリフトに乗りたいときなど、片足だけ板から外したい場合は必ずリーシュコードが着いていない方を外しましょう。
うっかり流してしまうと板は思った以上に速いスピードが出るため、なかなか追いつけません。休憩中でも気を抜かず、板が勝手に流れていかないよう充分注意してください。
リーシュコードを外すのは最後
リーシュコードの役割は、板がゲレンデの斜面を流れてしまうのを防ぐことにあります。そのため、滑り終わって板を外すときリーシュコードは必ず一番最後のタイミングで外しましょう。
また、外すときはビンディングとリーシュコードをきちんと持って、板が勝手に流れていかないようしっかり手元で固定してください。自分だけでなく周りのスキーヤーやスノーボーダーもケガなく帰れるよう、最後まで気を抜かないようにしましょう。
リーシュコードをつけてスノボを安全に楽しもう
今回はリーシュコードについて、選び方のポイントやタイプ別の付け方をご紹介しました。ゲレンデでボードが流れるシーンは年に数回目撃されています。ボードは他人を傷つける凶器になりうる、ということをしっかりと認識しましょう。
ボードを着脱するときはもちろん一旦コース脇に置くだけのときもボードが勝手に滑り落ちていかないようリーシュコードを付けてください。正しい付け方を理解して、スノーボードを楽しむことが大切です。
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