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スノボ初心者が知るべき上達する滑り方の8つのコツ!基本はできてる?

スノボ初心者に知って欲しい、早く滑り方がわかるようになるコツを紹介します。滑り方や曲がり方、止まり方など基本の動作のコツに注目して説明します。これからスノボを始める方もまだまだこけてばかりだと言う方もぜひチェックしてみて下さい。
更新: 2021年6月11日
森本 和希
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ゲレンデに行く前にチェックしておきたい事

①天候のチェック

いざスノボに行こう!と言う時には楽しみでワクワクしますよね。その気持ちのままスノボを始められるように、いくつか簡単にチェックできる事を紹介します。まずは1つ目は天候です。なぜ天候をチェックするのかと言いますと、①ゲレンデまでの道の安全確認②服装や防寒具の種類③車の装備の用意、とこの3つをある程度決められるからです。特に服装は春先など、着込むと汗だくになってしまう事もあるので要注意です。

②車のチェック

2つ目は車のチェックです。移動中の車のトラブルは雪道では絶対に避けなければいけません。何をチェックするかと言いますと、①バッテリー②タイヤの空気圧は必ず確認しておきましょう。まずバッテリーは気温が低いところでは上がりやすくなりますので、弱っているバッテリーは交換しておいた方がトラブルを避けやすくなります。次に、タイヤの空気圧は高速道路走行と雪道走行の割合が増えるのでガソリンスタンドに寄った時に確認しておきましょう。

スノボ豆知識

上記で車のトラブルについてしましたが、上記以外にもウォッシャー液も寒冷地用でないものを入れていたりや詰まりを嫌って水で代用していると1日ほどで凍って出なくなることがあります。あと覚えておいて頂きたいのが、帰り際にエンジンをかけて車を先に温める時です。一酸化炭素が車内に入るのでマフラーを雪が塞いでいないか必ず確認してくださいね。

③コースのチェック

最後に、コースの滑走可否のチェックです。シーズン真っ最中(1月上旬から2月下旬)の間はほとんどのゲレンデが全コース滑走可なのであまり気になりません。しかし、12月のオープン直後や3月頃のシーズン終了近くになると、ゲレンデによって滑走可否のコース数が大きく変わる事も少なくありません。いざゲレンデに着いたら半分のコースしか滑る事が出来ないと非常に残念です。同じぐらいの距離でコースの滑走可否の状況が良いゲレンデがあるかもしれません。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:1

初めての方はこけ方から

スノボって端から見てるとスピードがそんなに感じられないのですが、初めてスノボに乗ってみると、ビックリするぐらい加速するんですよね。更にそのスピードのままこけると痛さも想像以上に。なので、滑り方のコツをつかむためにたくさん滑るためにもまずはこける事への恐怖心を無くしましょう。

①後向きに倒れるこけ方の基本

まずは後向きへのこけ方の基本から確認していきます。一番恐さを感じないのはこの後向きにこける方法だと思います。どうするかと言うと、思い切ってお尻を地面につけてしまいましょう。お尻は少し痛いですが、間接もなく、脂肪も多いので、安全です。初めての方のコツは、手ではなくお尻からトンと落としてしまう事です。手は手首や肘など、怪我しやすいのでお尻を一番につけてしまいましょう。

②前向きに倒れるこけ方の基本

次は前向きに倒れるこけ方の基本を確認していきます。前向きにこけるときのコツはと言うと、肘から手の小指の腕全体を一番に地面につけるように倒れます。初めては顔が地面に近づくので怖く感じるかもしれません。でもここで手の平から地面についてしまうと間接を痛めたり、最悪骨折も考えられます。必ず曲がらない、頑丈な腕で着地してくださいね。

こけ方を初めてこけ方を練習する時に便利な防具


こけ方を練習するにしても慣れないうちはこけた時に体を痛めてしまう危険性が常に付きまといます。そんな時に便利なのがプロテクター類。転んでも体を守ってくれるので安心してこける練習がはかどります。ここではおすすめの2つのプロテクターをご紹介します。

①お尻プロテクター

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スポーツ用品店などでご覧になられたことのある方も多いのではないでしょうか。これがあれば、何回お尻をついても痛くありません。実は、初心者の方が一日お尻からこけると翌日まで続く痛みに襲われることが多々あります。自身も、翌朝目覚めると立ち上がれない、なんてこともありました。なので、種類は問いませんが、プロテクターの存在は非常に効果的です。

②肘膝手首プロテクター

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次に各手足の関節に付けるプロテクターです。一番勢いよく地面に打ち付けるのがお尻だとすれば、次に危険なのが肘膝、手首の各間接です。特に肘や膝は打ちやすいので初めての方は用意しておくと安心です。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:2

エッジとは

スノボの止まり方の中で重要なことの1つはこのスノボのエッジという部分です。写真で言うと、板の端のグレーの部分がエッジです。スノボを止めるやり方は、このエッジを雪面に立てることによりブレーキをかけていくというのが止まり方の基本です。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:3

エッジの基本

それでは、上の項目で書いたエッジを立てるやり方を確認していきましょう。ただ立って板の上に乗っているだけではもちろんエッジは効かせられません。重心を使って、板のつま先側や踵側を浮かせることでエッジが立って、止まることができるようになります。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:4

実践編①つま先側

まずは踵側のやり方です。体の正面が谷側に向いているときは踵に重心をかけます。このときのコツはしっかりと膝を曲げることです。お尻だけ突き出す形になるとバランスが取りづらくこけてしまうので、膝を曲げて、お尻を真下に下ろすようなイメージで踵に重心を乗せるとうまくつま先側が浮いてきます。

実践編②かかと

次に反対のつま先に重心を乗せるやり方を確認していきましょう。この時のコツは、膝をしっかりと曲げて肩を落とすようなイメージで重心をつま先に持っていきましょう。体の正面が山側を向いている時はこのやり方でエッジを効かせていきます。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:5

エッジの基本・まとめ


踵側もつま先側もどちらの向きも膝をしっかりと使う事で、自然とエッジが効いてきます。そして、エッジが効いて来たら、立て具合によってブレーキの調整をしていきましょう。初めは、長い距離を使ってゆっくり減速し、慣れて来たら短い距離でパッと止まれるようになれると安心です。止まり方においては体がどちらを向いていても膝を上手に使う事が滑り方の上達にも繋がります。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:6

止まり方に慣れて来たら、エッジを効かせてブレーキをかけながら斜面を降りていく、木の葉滑りに挑戦しましょう。木の葉滑りも山側と谷側のやり方がありますので、それぞれのコツを説明します。

滑り方(木の葉滑り)①谷側

まずは谷側を向いた状態です。基本的なやり方は、先ほどの山側を向いた時の止まり方を使いながら降りていきます。まずは真っ直ぐ、ブレーキをかけながら降りていきます。真っ直ぐ降りることができるようになったら、右30度に向かって降りながら進みます。次に左30度に向かって降りながら進んでいきます。この繰り返しができるようになれば、木の葉滑りの完成です。

滑り方(木の葉滑り)②山側

次に、山側を向いた状態での木の葉滑りです。やり方は先ほどの谷側のときと同じように右左と交互に進んでいきます。山側を向いて滑る時のコツは視線を進行方向に向けることです。谷側を向いているときは前が全面見えていますが、山側を向いていると、自分が降りていく方をしっかりと見ることを意識すると怖くありません。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:7

止まり方と基本の滑り方、乗り方、曲がり方が木の葉滑りには含まれています。初めてすぐのうちは、太腿などに力が入ってしまいますが、リラックスした状態でできるようになれば、ターンの曲がり方の習得や、乗り方の基本にもつながってきますので、板の感覚を掴みましょう。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ:8

曲がり方(ターン)を習得する乗り方のコツ①ターンとは

いよいよターンの練習です。記事中でこれまで説明してきたことはこのターンに繋がっています。そもそもターンとは、木の葉滑りのように斜面に対して体の正面を向けて横向きに滑る曲がり方ではなく、斜面に対して体を直角に向けて曲がりながら滑っていく乗り方です。スノボを始めて、多くの方が最初につまづくのがこのターンです。しかしできるようになると爽快感、スピード感も抜群なのでぜひマスターして下さい!

曲がり方(ターン)を習得する乗り方のコツ②基本姿勢

ターンに入る基本姿勢の確認をしておきます。基本は膝は柔らかく少し曲げておく。腕は腰の横ぐらいに置いた状態でキープする。視線は下を向かず前を見ておく。肩は視線と同じ向きにして、体のどちらかに寄らないようにする。以上が基本姿勢になります。この姿勢でまずは滑りだしましょう。

曲がり方(ターン)を習得する乗り方のコツ③重心

では、どういう乗り方をすればターンができるようになるのかを説明します。まず初めに意識して欲しいことは体の重心です。重心をどうするのかというと、前に出している足に常に重心をかけておいてください。(レギュラースタンスなら左足、グーフィースタンスなら右足です)

なぜ重心を前にするの?

後ろ足に重心がいくと、加速しすぎて制御不能になります。慣れている方はそのような乗り方もしますが、初めての方はおそらくこけて止めるしか方法がなくなるくらいまでスピードが出てしまいます。そうなると、滑り方や曲がり方の練習どころではないですよね。なので自分の制御できるスピードを保つために、「重心は前足に」を徹底しましょう。


曲がり方(ターン)を習得する乗り方のコツ③膝

基本姿勢で重心を前足に置いたら次に意識して欲しい箇所があります。それは、止まり方でも重要だった「膝」です。膝をどういう風に意識するかというと、重心移動の初動に膝を使うことに意識して下さい。膝を柔らかく使えるかどうかがスムーズなターンに繋がるコツです。

実践編

では実際の膝の動かし方を見ていきましょう。自分のいきたい進行方向に膝の皿を向けるイメージで、外側や内側に膝の向きを持って行きます。左にターンした時は開くように、右にターンしたい時は閉じるように膝を持っていくことで、体全体の重心が左右に動き始めるのがわかります。(記事の左右の向きはレギュラースタンスを想定しております)

曲がり方(ターン)を習得する乗り方のコツ④肩

次に肩の使い方を説明します。前項で膝の使い方を説明しましたが、膝と同時に動かすのが肩の重心移動です。人の重心を動かすには肩の向きが大きく関わります。膝と肩を使ってスムーズなターンを目指しましょう。

実践編

では実際の動かし方を見ていきましょう。膝の重心移動で体が進行方向に向いてきたことを感じたら、同時に肩を同じ進行方向に向けます。肩まで動かすとかなり自分の行きたい方向に曲がれます。無理やり足で板の向きを変えるのではなく、重心移動でスムーズに板の進行方向を変える感覚を掴んで頂けると、ターンが安定してきます。

曲がり方(ターン)を習得する乗り方のコツ⑤視線

最後に、視線の向きのついて説明します。膝、肩の動きを説明してきましたが、この2つの重心移動が出来れば、かなり行きたい方向に板が進み出すと思います。そこで、ターンを完成させるために、視線の向きをプラスしましょう。

実践編

それでは、視線の動かし方を見ていきましょう。行きたい進行方向に板が進みだしたら、視線を下げずに、行きたい先に向けます。そのまま、膝、肩、視線をターンが完了するまでキープしましょう。すると、完全にターンが完了するまで板が曲がり続けます。それは視線も先ほどの膝や肩と同じく、体全体の重心を統一するのに一役かっているからです。

スノボ初心者が上達する滑り方のコツ!〜まとめ〜

いかがでしたでしょうか。この記事では手短にポイントだけ書きましたが、きっと習得するまでに痛い思いも何度もしてしまうと思います。しかし、思った通りに滑っていく爽快感や、色々な乗り方ができるようになっていく達成感は最高に楽しいスポーツだと思います!皆様の冬限定のスポーツを楽しむことに、少しでも貢献できれば幸いです。