CAPITA THUNDERSTICK LTD
Burton Custom
RIDE AGENDA
SALOMON PULSE
SIMS ATV
LIBTECH SKATE BANANA
SUBRINA SUNNYSIDE
YONEX 4XP
ROXY SUGAR
初心者が失敗しないスノーボード板の選び方
スノーボード経験者やショップ店員に聞く
スノーボード板を選ぶ一番のおすすめは、スノーボード経験者の知人やショップ店員に聞くことです。ただ初心者だと詳しい人が自分の近くにいなくて聞けなかったり店員に聞きづらかったり、そもそも何を聞いていいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
スノーボード板の選び方「4つの基準」
スノーボード板の選び方には、主に「滑走スタイル」「自分の身長」「デザイン」「予算」の4つの基準をセットで整理しておきましょう。ネットで情報収集するだけではなく、知人やショップ店員に聞くときにもこの4つの基準をセットで伝えることにより、あなたに適した板のサイズや情報を提供しやすくなります。
滑走スタイルに合う形状を選ぶ|滑り方編
滑走スタイル(滑り方)の種類
主な滑走スタイルは、「カービングラン」「フリーラン」「パークラン」「パウダーラン」「グランドトリック」の5つの種類があります。もしイメージがわかない方は、スノーボードの基本である「カービングラン」もしくは「フリーラン」の2種類に絞りましょう。
カービングラン|基本の滑り方
カービングランは、主に圧雪されたコースでスノーボード板のエッジを使った滑り方です。「カービングを制する者はスノーボードを制す」と言われるほどフリーランをはじめ様々な滑りの基礎となり、これからの上達を左右するとても重要な滑り方です。
フリーラン|雪山を自由に滑走する滑り方
スキー場の圧雪されたコースやコース脇の地形など雪山を自由に滑走する滑り方です。初心者や上級者問わず、そしてスキー場に左右されることもなくどこでも自由に楽しく滑ることを目的とした正解のないフリーランはスノーボードの醍醐味です。
パークラン|人工アイテムを使った滑り方
難なくコースを滑れるようになると次にチャレンジしたいのがジャンプやアイテムを使ったトリックではないでしょうか。多くのスキー場で、人工的に作られたジャンプ台(キッカー)、レールやボックスと言われるアイテム(ジブ)がセットで完備されたパークコースを滑走する滑り方です。
パウダーラン|大自然の中を楽しむ滑り方
深雪を楽しむ滑り方です。コース横にある深雪やスキー場では味わえないようなフカフカの深雪を目指し裏山を登って滑るバックカントリーがあります。自然本来の姿を堪能し、何にも代え難い気持ち良さを感じられます。雪崩など危険が多いので注意しましょう。
グランドトリック|圧雪面で楽しむ滑り方
通常のコース(圧雪されたなだらかな斜面)で、板を跳ねさせて回したり、板をスライドさせたりする滑り方です。初心者もチャレンジしやすく、何十種類というトリック数が豊富で飽きないところとゲレンデで注目を浴びやすいところが魅力です。
滑走スタイルに合う形状を選ぶ|形状編
スノーボード板の上から見た形状(3種類)
スノーボード板の形状は、スノーボード板に乗って「ノーズ(先端)」「テール(後端)」の形とノーズからテールまでの形の2種類に分類されます。(トリック名にもよく使われる用語なので覚えておきましょう)スノーボード板を上から見たノーズとテールの形の違いを説明します。
ツインチップ|パークラン・グラトリ向き
ツインチップは、ノーズとテールの長さと形が同じ形状をしています。「レギュラーからグーフィー」もしくは「グーフィーからレギュラー」に変えるスイッチスタンス(足の位置を変えて滑ること)でも滑ることの多いパークランやグラトリに向いている形状です。
ディレクショナル|主にパウダーラン向き
テールと比べノーズの方が長く板の重心がテール寄りになるためノーズが沈みずらい特徴があります。フリーランやカービングラン、ノーズを上げて滑るパウダーランに向いていますが、逆足が前で滑るスイッチスタンスの滑りには不向きな形状です。
ディレクショナルツイン|滑り全般向き
ツインチップとディレクショナルの良いところを組み合わせた形状のため、パークランやグラトリ、パウダーランのほか、スイッチスタンスで滑ることも可能とするオールラウンドな滑りに向いています。迷った時には、ディレクショナルツインをおすすめします。
スノーボード板の横から見た形状(4種類)
スノーボード板を横から見たノーズからテールまでの形の違いを説明します。主に、「キャンバー」「ロッカー」「フラット」「ダブルキャンバー」の4種類の形状に分類され、形状により向いている滑り方が大きく変わります。
キャンバー|フリーラン・パークラン向き
板がW字のような形状をしており、足を置く場所が雪面をしっかり捉えられるので、オーリー(ジャンプ)など高く飛びやすく、また安定した滑りが可能です。地形に合わせて滑るフリーランやオーリーを使うパークランに向いている形状です。
ロッカー|パウダーラン・回すトリック向き
キャンバーとは真逆に板がU字のような形状をしているため、キャンバーよりもノーズやテールが浮く形状になります。板のノーズを浮かせて滑るパウダーランや逆エッジしづらいため初心者にもおすすめです。また、板の中心が軸となるのでスピン系のエアトリックがしやすくなります。
フラット|カービングラン向き
キャンバーとロッカーの中間のイメージで、その名の通り板がフラット(平坦)な形状なので、雪面との接地面が多くなり雪面に力が伝わりやすくカービングターンをはじめ安定した滑りができます。フラットボードの中にもフラット・ロッカーと呼ぶ、ロッカー寄りの形状もあります。
ダブルキャンバー|滑り全般向き
キャンバーとロッカーそれぞれの良いところを組み合わせ、「板の中心」と「ノーズ」と「テール」の3点が軸になります。安定した滑りかつオーリーもしやすくなり、逆エッジで転倒するリスクも軽減されます。迷った時には、ダブルキャンバーをおすすめします。
スノーボード板の硬さ(硬いより柔らかい)
スノーボードの硬さとは「板のしなりやすさ」を指します。硬い板であれば、スピードを出してもバタつかず安定性がありますが、操作に脚力が必要です。初心者の方は、スノーボードの動作やスピードに慣れるまでは柔らかい板を選ぶことをおすすめします。
スノーボード板の長さ(身長-10〜20cm)
一般的な板の長さの選び方は「自分の身長 − 10〜20cm」と言われ、顎ぐらいまでの高さが推奨サイズです。板が長いことで安定性は増すのでカービングランやパウダーランに向いてますが操作が難しいです。初心者の方は、メンズ・レディース問わず短めの板を選ぶことをおすすめします。
初心者が迷ったときはデザインで選ぶ
スノーボード板のサイズでデザインが変わる
スノーボード板のデザインは、身長に合わせた板サイズとメンズ・レディースによってもデザインカラーが変わります。160・150・140とサイズが長くなるほどメンズ向けのワイルドになり、短くなるほどレディース向けの可愛らしいデザインが多いです。
スノーボード板のデザインはソールにも注目
スノーボード板には、デッキ(板に乗る側)とソール(スノーボードの滑走面)からなる2種類の面があり、ソールのデザインも各ブランドによって違います。デザインを決めるときは、デッキとソールそれぞれのデザインをセットで確認してみましょう。
初心者は「型落ち」「セット」商品で選ぶ
初心者におすすめの「型落ち商品」とは?
予算を抑えたい場合は、型落ち商品もおすすめです。スノーボードのアイテムは、シーズン毎に新たな商品が販売され、一年前の商品(型落ち)は安売りされています。流行りに合わせてデザインが大きく変わる場合もありますが、予算に合った自分好みのデザインにきっと出会えます。
初心者におすすめの「セット商品」とは?
スノーボードの板だけでは滑ることができません。板と自分を結束するバインディング(通称:バイン)やブーツもセットで必要になります。板とバインの2点セットや板とバインとブーツの3点セットなど安価に購入することもできます。セット商品は、シーズン前やシーズン後半の3月頃のタイミングが狙い目です。
初心者におすすめのスノーボード板9選
外さない定番ブランド3選
形状やデザイン、予算の説明をしましたが、初めから自分に合うスノーボード板に出会えるかはわかりません。ブランドの種類が多すぎて結局迷っている方は、自分に合う板を見つけるよりも失敗しない板と出会うことが大切なので、メンズ・レディース問わず外さない定番ブランドで探す選び方もおすすめです。
BURTON|バートン「Custom」
Burton Custom
スタイル | オールラウンド |
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サイズ | 150 / 154 / 156 / 158 / 162 |
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現在日本人では五輪2大会連続銀メダルを獲っている平野歩夢が所属しているトップオブトップのブランドです。老若男女様々なレベルやスタイルにも合わせらる板のラインナップは圧巻で、BURTONといえば「Custom」が挙がるほど長年愛され続ける一本です。
RIDE|ライド「AGENDA」
RIDE AGENDA
スタイル | パーク、グラトリ |
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サイズ | 149 / 152 / 155 / 158 |
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スノーボード板を購入する時に必ず選択肢の一つに入ると言っても過言ではない、進化し続け業界を牽引するスノーボード板の定番ブランドです。高機能ながらリーズナブルな価格と板の柔らかさは、初級者にもおすすめのエントリーモデルです。
SALOMON|サロモン「PULSE」
SALOMON PULSE
スタイル | フリーラン |
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サイズ | 142 / 145 / 149 / 152 / 156 / 160 / 163 |
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スノーボードだけではなくスキーの板も提供しており、初級者からコアな上級者まで幅広い層に愛されるウインタースポーツを代表するブランドです。ディレクショナルツイン形状でダブルキャンバーに近い構造となっており、安定性が高く操作しやすいためレベル問わずどのような滑り方にも適した一本です。
メンズおすすめブランド3選
各ブランドにおいてメンズオンリーというブランドはないですが、板のサイズやスペック、デザインなどメンズの体格などに合わせて作られています。乗っていたらワイルドで渋いと言われるようなメンズに人気のあるブランドをご紹介します。
CAPITA|キャピタ「THUNDERSTICK LTD」
CAPITA THUNDERSTICK LTD
スタイル | オールラウンド |
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サイズ | 149 / 151 / 153 / 155 |
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「地球で一番のスノーボードをつくる」というミッションを掲げ2000年に誕生し、2010年代のスノーボードシーンでは欠かすことができない最注目ブランドです。軽量かつ耐衝撃性に優れた構造と特殊で低いキャンバーの形状は、初心者からコアな上級者まで楽しめること間違いないメンズにおすすめの一本です。
SIMS|シムス「ATV」
SIMS ATV
スタイル | オールラウンド |
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サイズ | 150 / 152 / 155 / 158 |
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スノーボードを語る上でBURTONのほかに欠かすことができないブランドの一つです。日本人では布施忠などスノーボード界のレジェンドから現代のスノーボードシーンを牽引する佐藤秀平など人気のプロライダーが所属する老舗ブランドです。SIMSの特徴でもあるロングノーズツインチップの形状が安定性を生むためメンズ初心者におすすめの一本です。
LIB TECH|リブテック「SKATE BANANA」
LIBTECH SKATE BANANA
スタイル | オールラウンド・グラトリ・パークラン |
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サイズ | 152 / 154 / 156 / 159 |
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初めてロッカー形状の板を生み出し、スノーボード界に大きな変化をもたらしたブランドです。LIB TECHの代名詞のロッカー形状を活かしたパウダーはもちろんのこと、引っかかりも少ないのでグラトリにも向いており、個性的なデザインもメンズにおすすめの一本です。
レディースおすすめブランド3選
レディースは、脚力や身長が違うためメンズにはないレディースオンリーブランドが増えているので、デザイン含めて自分に合った板と出会えるでしょう。また小さなサイズが豊富にあるので、身長が低いお子様にもおすすめです。
SABRINA|サブリナ「SUNNY SIDE」
SUBRINA SUNNYSIDE
スタイル | オールラウンド |
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サイズ | 136 / 138 / 141 / 143 / 145 / 147 |
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女性に特化した女性のためのレディーススノーボードブランド。日本生まれということもあり、日本人女性の脚力や身長に合わせて作られたサイズ、初心者から上級者の女性まで楽しめるレディースブランドです。
ダブルキャンバー形状で足元のグリップ力が強化されているため、脚力に自信がない方も安心して操作できる一本です。また女性の平均身長に合わせた板のサイズが豊富な点もおすすめです。
YONEX|ヨネックス「4XP」
YONEX 4XP
スタイル | オールラウンド・パークラン・グラトリ |
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サイズ | 138 / 143 / 148 / 151 / 154 |
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テニスやバトミントンなどのスポーツで培ったカーボン技術活かし作られた軽量かつ品質の高い世界初のカーボンスノーボードブランドです。YONEXの大定番モデルでツインチップのダブルキャンバー形状のためオーリーのし易さや安定性が高く、トリックなど挑戦したい方には特におすすめの一本です。
ROXY|ロキシー「SUGAR」
ROXY SUGAR
スタイル | オールラウンド |
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サイズ | 138 / 142 / 146 / 149 / 152 |
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女性のために生まれたビーチブランドで、女性の身長や筋力を考え抜いて作られたサイズや機能は、スノーボードにおいても高いパフォーマンスと多くの女性に支持を得ているレディースブランドです。
ダブルキャンバー形状でオールラウンド向けに進化されエッジも効きやすいためアイスバーンでもコントロールしやすい初心者におすすめの一本です。
初心者におすすめのスノーボード板まとめ
スノーボード板の選び方いかがでしたか?「滑走スタイル」「自分の身長」「デザイン」「予算」のこの4つの基準をセットで理解していれば、情報収集から困った時の選び方まで簡単にできます。きっとあなたに合ったサイズの板と出会えることでしょう。
スノーボード用品の選び方が気になる方はこちらをチェック
スノーボード板とセットで他のアイテムも購入する方は多いと思います。スノーボード板以外も種類が豊富でそれぞれ身長などによってもサイズやデザインが変わります。板以外でもアイテムの選び方に困っている方は、必要なアイテムとそれぞれの選び方を紹介している記事を参考にしてみてください。
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