パエリアはスキレットで作るのがおすすめ!
万能調理器具として人気のスキレット
スキレットとは、鋳鉄で作られたフライパンです。熱伝導率と蓄熱性に優れているため、パエリアのようなお米料理を作るのにも適しています。簡単でおしゃれなパエリア料理を覚えておけば、おもてなし料理としても役立てられるのが嬉しいポイントです。
スキレットでパエリアを作ってみよう
本記事では、スキレットを使ったパエリアレシピを紹介します。魚介類系やお肉系のおすすめレシピを厳選しました。また、美味しいパエリアを作るコツも解説しますので、ワンランク上の味わいに仕上げるために役立ててみてください。
旨味たっぷり!魚介系レシピ2選
①:エビとアサリのパエリア
エビやアサリを始めとした魚介類は旨味が強く、パエリアの美味しさを引き立ててくれます。エビやアサリならスーパーマーケットでも手に入れやすいため、手軽にパエリア作りに挑戦できるでしょう。
アスパラガスやパプリカなど、彩り豊かな野菜を使うことで見栄えのするパエリアに仕上げるのもレシピのポイントです。カラフルな見た目なら、食卓に出すだけでその場が盛り上がります。簡単な作り方をチェックして、おもてなしに取り入れてみてください。
味わい深い魚介パエリアの作り方
スキレットにオリーブオイル大さじ1を入れて加熱し、温まったら殻を取り除いたエビを加えて炒めます。エビの表面の色が赤くなったら、カットしておいたアスパラガスとパプリカを加えて1分ほど炒め、塩胡椒で軽く味をつけた後に取り出してください。
オリーブオイルを足したらネギを加え、1分ほど炒めた段階で米を加えてさらに炒めます。あさり・缶汁・Aを加えて全体が煮立ったら弱火にし、アルミホイルをかけて7分、ミニトマトを乗せて4分炊いたら完成です。
えび(ブラックタイガー) 5、6尾
玉ねぎ(中) 1/2個(80g)
アスパラガス 2本
パプリカ 1/4個
ミニトマト 3個
レモン 1/4個
米 1/2カップ
あさりのむき身(水煮缶) 1缶分(50g前後)
あさりの水煮缶の缶汁 50ml
A 白ワイン 大さじ2
A サフラン ひとつまみ
A 水 150ml
A 塩 小さじ1/4
塩、こしょう 適宜
オリーブオイル 適宜
お好みのハーブ(タイムやイタリアンパセリ) 適宜
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②:鯛の丸ごとパエリア
豪華なパエリアを作りたい時は、丸ごとの鯛を使うのがおすすめです。切り身ではなく丸ごとの鯛を使うことで一気に華やかな印象になります。鯛の旨味がお米に染み込んで上品な味わいになるのもレシピの魅力です。
鯛を丸ごと入れるため、スキレットは大きめサイズを使うようにしましょう。小さなスキレットだと鯛が入り切らない可能性があります。また、鯛の骨は硬いため、食べる前に身をほぐしておくとよいでしょう。
鯛を使った豪華なパエリアの作り方
スキレットにオリーブオイルを半量入れて中火に熱し、内臓を取り除いて下処理を施した鯛の両面焼きつけ、いったん取り出します。残りのオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えて中火で炒めてください。
玉ねぎがしんなりしたら米を加えて透き通るまで炒め、白ワイン・カットトマト・水・コンソメスープの素を加えます。鯛を戻したら蓋をして弱火で12分炊き、残りの具材を乗せてさらに5分炊いたら完成です。
鯛 1尾
塩 小さじ1/2
玉ねぎ 1/2個
パプリカ(赤) 1/4個
パプリカ(黄) 1/4個
ミニトマト 4個
スナップエンドウ 6本
にんにく 1片
米 2合
オリーブ油 大さじ2
レモン お好みで
パセリ(みじん切り) 適量
■ 【A】
白ワイン 50ml
カットトマト缶 200g
水 250ml
顆粒コンソメスープの素 大さじ1
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ボリューム満点!お肉系レシピ2選
①:鶏もも肉の味噌風味パエリア
食べ応えのあるパエリアを作りたい時は、鶏もも肉を使うのがおすすめです。魚介類にはないボリューム感があり、食べ盛りの子供がいる食卓にも適しています。鶏肉の脂の旨味が全体に行き渡ることで、やみつきになる美味しさに仕上がるでしょう。
また、味付けは味噌風味にしているのもレシピのポイントです。パエリアといえばコンソメを使った洋風の味付けが定番ですが、あえて味噌を使うことで他とは違う味わいを堪能できます。
味噌が香るパエリアの作り方
鶏もも肉は余分な脂を除き、一口大に切ってから塩胡椒と薄力粉をまぶします。スキレットにオリーブオイルを半量入れて中火で熱し、鶏もも肉の皮目を下にして両面焼き色をつけてください。
鶏もも肉を取り出した後でオリーブオイル、玉ねぎ、ニンニクを入れて弱火でしんなりするまで炒めます。米を加えて透き通るまで炒めた後に白ワイン、トマト缶、水を加えて中火で沸騰させ、弱火で12分ほど炊くのがポイントです。残りの材料を加え、さらに分加熱したら完成になります。
鶏もも肉 1枚(約250g)
塩こしょう 適量
たまねぎ 1/2個
パプリカ(赤) 1/4個
パプリカ(黄) 1/4個
アスパラガス 4本
にんにく 1片
米 2合
オリーブ油 大さじ2
白ワイン 50ml
ホールトマト缶 200g
水 200ml
粉チーズ 適量
■ A
みそ 大さじ2
水 大さじ2
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②:ベーコンとエリンギのパエリア
手軽に食べ応えのあるパエリアを作るなら、ベーコンを使うのもよいでしょう。ベーコンの脂はお米との相性がよく、深いコクを感じられます。さらにボリュームを出したい時はベーコンだけでなくソーセージを加えてはいかがでしょうか。
また、エリンギからは美味しい出汁が出るのもレシピのポイントとして挙げられます。きのこが好きな場合は、エリンギ以外の種類を入れるのもおすすめです。お好みでアレンジを加えながら、スキレットのパエリア作りを楽しんでみてください。
ベーコンのコクが美味しいパエリアの作り方
スキレットにオリーブオイルを入れて温め、薄切りにした飾り用のエリンギに塩胡椒をしながら軽く炒めて取り出しておきます。カットしたピーマンやパプリカも炒めて取り出した後、ニンニクと玉ねぎ炒めてください。
玉ねぎがしんなりしたタイミングで粗みじん切りにしたベーコンとエリンギを加えて炒め、ターメリックと水、塩胡椒を加えます。お湯が沸いたらお米を加え、沸騰後に中火で2分、さらにアルミホイルを被せて10分加熱し、10分蒸らしたら完成です。
お米 1合
にんにく 1カケ(約8g)
玉ねぎ 1/4個(約50g)
エリンギ 1/2パック(約50g)
ピーマン 1/2個
パプリカ 1/4個
ベーコン 2枚
水 1カップ
塩 小1/2
コショウ 少々
ターメリック 3振り
酵母液種レシピID7091909 (又は白ワイン) 大1
オリーブオイル 適量
塩コショウ 適量
さらに詳しい作り方はこちら
美味しく作るための簡単なコツ
水分量に気をつける
美味しいパエリアを作るために気をつけておきたいのが水分量です。水分が多いとベチャベチャに、少ないとパサパサになってしまうため、レシピの水分量を守って調理するようにしてください。目分量で適当に水分を入れていると失敗の原因になります。そのため、計量カップなどを活用し正確な水分量であるか確認するとよいでしょう。
加熱時間を守る
加熱時間が短いとお米の芯まで火が通らず、口当たりが硬くなってしまいます。そのため、レシピの加熱時間をしっかり守ることも大切なコツです。パエリアは加熱時間が細かく設定されていることも多くありますので、タイマーをセットして時間を間違えないようにすると安心でしょう。
火加減を意識する
パエリアのお米を炊く時は、沸騰具合を見ながら中火〜弱火の火加減を維持するのがコツです。キャンプの焚き火でパエリアを炊く場合、火加減が強すぎると焦げるためなるべく遠火にしておくとよいでしょう。
また、お米が炊き上がったら仕上げに強火にかけてお焦げを作るのもおすすめです。ガスコンロの場合は一気に火力を上げ、焚き火ならスキレットに直接火が当たる場所に移動させてください。30秒ほど強火で加熱すれば、美味しいお焦げができあがります。
絶品パエリアをスキレットで作ってみよう
通常のフライパンより蓄熱性の高いスキレットは、ふっくらと美味しいパエリアを調理するのにぴったりです。魚介類やお肉など、使用する具材を変えれば全く違う味わいになるため、いろいろなレシピに挑戦してみるとよいのではないでしょうか。
ワンランク上のパエリアに仕上げるためには、水分量や加熱時間、火加減にこだわるのがポイントです。基本の作り方を覚えておけば簡単に絶品パエリアを作れるようになりますので、ぜひ挑戦してみてください。
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(こちらの画像はイメージです)