SALOMON QST SPARK
SWALLOW OREO 99
BLASTRACK LINE PESCADO
滑り方とジャンル
スキーの種類は多彩
一口にスキーと言っても滑り方やジャンルの種類は非常に多彩です。圧雪されたゲレンデを滑る場合や深雪が積もったバックカントリー、コブが多い斜面をターンしたりスピードを競うレースでは異なる技術が要求されます。
滑り方により板も異なる
スキーの滑り方やジャンルに合わせてスキー板も多彩な種類が開発されています。それは滑走シーンに最適な板の形状や剛性が求められるからです。今回は一般的なスキーの種類と特徴や、大会などの競技スキーの種類と特徴に、ジャンル別スキー板の種類と選び方のコツも合わせて解説しましょう。
一般的なスキーの種類と特徴
①オールラウンドスキー
基礎スキーとも呼ばれ、整地・圧雪されたゲレンデを楽しんで滑るための最も一般的なスキーの種類です。初心者から上級者までゲレンデを気持ちよくターンをして滑走するレジャー向けの滑り方で、スキー場のレンタルスキーで最も多いスキー板です。
②オールマウンテンスキー
圧雪されていない深雪やゲレンデ外のバックカントリーを滑るのがオールマウンテンスキーです。自然の雪山を滑走する山岳スキーもこのジャンルに入ります。上級者にとってパウダースノーにシュプールを描く魅力はたまりません。その需要向けに最近は意図的に圧雪していない部分を残すスキー場が増えています。
③フリーライドスキー
コブやジャンプ台を利用して回転したりトリッキーな技をするのがフリーライドスキーです。モーグルやレールライド、エアリアルなどもこの種類に入り、滑り方やスキルは多種多様に渡ります。普通の滑り方では満足しない冒険心旺盛な方が挑戦したくなるスキーです。
④レーシングスキー
文字通り大会などで滑るスキースタイルのことです。基本的にはタイム・スピードを競う種類のスキーですが、エアーとターン技術を競うモーグルや、飛距離と飛型点で競うジャンプもあります。大会のジャンルによりスピードだけでなく、演技力や審判にアピールするパフォーマンスが要求されるのがレーシング(競技)スキーです。
競技スキーの種類と特徴
①アルペンスキー
アルペンとはドイツ語で「アルプスの」という意味で、ヨーロッパのアルプス地方で発達したスキースタイルです。斜面に設置された旗門を通過しゴールタイムで競う競技で、ターン系では回転、スピード系は滑降、両方の技術が要求されるのが大回転です。
②スキージャンプ
専用の急傾斜のジャンプ台から空中に飛び出し、滑空した飛行距離と姿勢の美しさを競う特殊な競技です。滑るというよりに遠くへ飛ぶことを目的とするので、空中の風の抵抗と闘いながら滑空し美しい姿勢を保つ技術が求められます。
③クロスカントリースキー
雪の野山を駆け回るために生まれた走法でスキーの原点とも言える競技です。上りや下りと平坦な斜面が混在するコースをいかに速く滑るかを競うので、非常に体力と精神力が要求されます。スキー板を左右交互に滑らせて進むクラシカルと、スケーティング走法が認められるフリースタイルがあります。
④ノルディック複合
北欧スカンジナビア半島を中心に発達したノルディックスキーのジャンプとクロスカントリー2種類を組み合わせ総合成績を競う競技です。瞬発力と持久力という違う技術を同時に求められる過酷なレースのため、その勝者は「キング・オブ・スキー」と呼ばれ賞賛されます。
⑤フリースタイル
近年になり脚光を集め始めた新しいジャンルの競技スキーです。コブだらけの急斜面をターンとジャンプ(エアー)技術を競うモーグルや、ジャンプ台から飛び出しアクロバティックなパフォーマンスを競うエアリアル、半パイプ状の壁を利用して華麗なエアトリックを連発するハーフパイプなどがあり、若い世代を中心に人気が高まっている競技です。
形状の違いによるスキー板の種類と特性
①キャンバースキー
平らな場所に置いたときブーツが乗るセンター部分が弓状に浮き上がっていて、トップとテールが接地するような構造をした最も一般的なスキー板です。板が反り返る力を利用してエッジの切り替えがしやすく、圧雪されたゲレンデを滑るのに適しています。
コントロールしやすいSWALLOW OREO 99
長さが99cmセンター幅90mmのショートスキーで、エッジングやターンコントロールが非常にしやすく小回りもきく人気のキャンバー形状のスキーです。
SWALLOW OREO 99
構造 | キャンバー |
---|---|
サイドカット(スリーサイズ) | トップ113mmセンター90mmテール103mm |
ラディウス | R:9.7m |
②ロッカースキー
板のセンター部分が接地してトップとテールが浮き上がり、キャンバーと逆の反り形状をしています。トップとテールが反り上がっていることで中・上級者が好む深雪やパウダースノーに沈み込まずに操作しやすいのが特徴です。しかし圧雪された雪面でのエッジングが難しくスピードが出たときの安定性に欠けます。
パウダースノーに最強BLASTRACK LINE PESCADO
最大級のトップ幅158mmがあり、一度パウダースノーを滑ったなら2度と手放すことができないほど最強のロッカースキーといっても過言ではありません。驚くことに圧雪されたバーンでのカービング性能も抜群です。
BLASTRACK LINE PESCADO
構造 | ロッカー |
---|---|
サイドカット(スリーサイズ) | トップ158mmセンタ−125mmテールテール144mm(長さ180cm) |
ラディウス | R:19.5m |
③ツインチップ
キャンバーとロッカーをミックスし初心者でも扱いやすいように開発されたスキー板です。体重が一番かかる部分のみがキャンバー形状になっていてトップとテールはロッカー形状をしていることで、エッジの雪面への食い込みが穏やかになり扱いやすいのが特徴です。
初心者もフリースタイルに挑める SALOMON QST SPARK
サロモンのツインチップのスキー板で、ターンが容易で優れた接雪感覚と安定性・機敏性・反発性を備えています。初心者でもフリースタイルやバックカントリーに挑戦できるモデルです。
SALOMON QST SPARK
構造 | ツインチップ |
---|---|
サイドカット(スリーサイズ) | トップ117mmセンター85mmテール109mm(長さ155cm) |
ラディウス | R:13m(長さ155cm) |
スキー板の選び方のポイント
①ジャンルに合わせる
圧雪されたゲレンデなら板のセンター幅が70mm〜90mmの操作性を重視したオールラウンドスキーを、深雪のバックカントリーならセンター幅が90mm〜13mmの幅広で板が雪に沈みにくい板を選びましょう。
エアーやトリックを楽しむにはトップとテールが反り返っているツインチップが、大会に出てレースに挑戦したいならセンター幅60mm〜70mmの細めでねじれ強度が高いレーシングスキーがおすすめです。
②板の長さと剛性
初心者の方のスキー板の長さは身長より5cm〜10cm短めが目安と言われていますが、体重が重い方の場合は浮力が大きい少し長めのモデルを選択しましょう。また滑走スピードの遅い初心者には操作が簡単なネジレ剛性が低いモデルが向いています。逆に上級者の場合は高速ターンの大きな遠心力にも耐えられる剛性の高いモデルがベストです。
③サイドカットとラディウス
スキー板の商品スペック表にあるサイドカットとは、トップ・センター・テール幅のスリーサイズのことです。特にセンター幅は前述のように滑り方に影響するので確認しましょう。
ラディウス(R)とはカーブする円の半径の目安を表し、R:15mが標準でスキーの長さに比例して大きくなります。Rが小さいほど小回りが効くのですが逆にすぐ曲がってしまい直進性が失われるデメリットがあります。自分のスタイルに合わせて選びましょう。
好みのジャンルで雪の斜面を極めよう!
スキーは滑り方やジャンルにより種類は多種多様にあり、若者に限らずお子様から高齢者まで楽しめる歴史がある人気のウインタースポーツです。ここまでスキーの種類や特徴に加え、スキー板の選び方のポイントなどを解説してきました。これらを参考にして好みのジャンルのスキーでゲレンデや雪の斜面を極め、大いに楽しんでください!
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出典:unsplash.com