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コレは流行るかも!ソルトの新定番ミドルゲームって何?

産まれたばかりの新釣法!瀬戸内で流行の兆しを見せている「ミドルゲーム」をご紹介します。この釣りは夜の堤防から真鯛・アコウを釣るために生み出された釣り方で、小型のワームを使うのが特徴。他エリアでももちろん効果的です。全国で通用するミドルゲームを先取りしましょう!
更新: 2022年12月13日
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流行の兆し!ミドルゲームをご紹介!

ライトとヘビーの間でミドル!

瀬戸内海発!近年盛り上がりを見せているライトゲームとライトショアジギングの中間的なスタイル「ミドルゲーム」をご紹介します。

瀬戸内海の堤防真鯛釣りなので地域限定を感じさせる釣り方ではありますが、その内容はマイクロベイトパターンを軽量ジグヘッド+2.5インチ前後のワームで釣るという極めてシンプルなもの。シーバス・チヌ・サーフフィネスと知らないうちに近い釣りをやっていたという方も多い釣りです。

定義が整って洗練されたことでタックル・リグともジャストなものから始めやすくなった今がチャンス!小型ワームで大型魚を狙いたい方は地域を問わず要チェックです!

どこでも使える?ミドルゲームという考え方!

春の真鯛・アコウ(キジハタ)攻略の釣り

「ミドルゲーム」は近年瀬戸内海を中心に広がりを見せているソルトの新ワーミングスタイルです。

春のマイクロベイトシーズンに堤防から真鯛やアコウ(キジハタ)を釣るための釣り方でライトゲーム用の中でもやや大きめ、2.5インチ前後のワームを使うのが大きな特徴です。このワームを潮に乗せてフワッと誘いたいのでジグヘッドは5g~10gと比較的ライトなウェイトを使います。

この仕掛け内容なのでラインは細め・タックルパワー控えめという構成になりますが、大型魚まで狙えるのがこの釣りの魅力!ライトなタックルでデカイ魚を釣る釣りです!

釣り場もライトなフィールドで

ミドルゲームの釣り場は堤防・護岸など比較的ライトなフィールドがメイン。マスバリのジグヘッドと細いPEラインの組み合わせで狙えるところまでを狙う釣りです。ジグヘッドも軽いので激流は非対応。根掛かりが強烈なところは避けつつ、本流のサイドエリアを釣るような釣り方とセッティングもこの釣りの特徴と言えます。

真鯛が釣れる堤防、春先の港内でヒラスズキ、オープンなサーフでシーバスにヒラメと瀬戸内海以外のエリアでももちろん効果的!デカメバルやチヌがいるエリアでも試してみたい釣りです!

ミドルゲームのジグヘッド&ワームを詳しくチェック!

太軸&ショートシャンクがカギ

ここからはミドルゲームの仕掛け・タックルイメージをご紹介。まずは仕掛け部分からチェックしてみましょう!

この釣りはジグヘッドの選択に大きなポイントがあって、2.5インチ前後のワームが収まるショートシャンクかつ真鯛の引きに耐える軸の太さが必要になります。シーバス向けであれば小針のもの、ライトゲーム向けであれば太軸でシャンクが長いものが適切。ウェイトは5g~10g程度を使います。

この条件を満たしているジグヘッドはいくらでもあるようでまだまだ少ない!デコイ「ボトムドライブ」やジャズ「ランカーヘッド」が人気です!


ジグヘッドは釣り場やターゲットに合わせて使い分け

真鯛・アコウ狙いでボトムを釣るケースでは上記のようなものが好まれていますが、ジグヘッドのタイプは釣り場や魚種に合わせて柔軟に対応するのがおすすめ。「ボトムドライブ」はサポートフックを付けるアイがありますし、ジャズにはボトムワインド用の三角ヘッド+太軸の「尺ヘッドDタイプ」があります。

砂地で根掛かりの心配ナシ、デイゲームでバイトが不安定なシーバスやヒラメを狙うならトレブルフックが付いたタイプを使う手もあります!

ワームは2.5インチ前後を使い分け!

春先のマイクロベイトパターンを狙っている釣りなので、2インチ~3インチ程度のワームが活躍します。お膝元であるインクスレーベルの「スワールテールシャッドXG(2.8インチ)」が人気。テールタイプはサーチならアクションの強いシャッド系、食わせならアクションの弱いピンテール系とスタンダードな使い分けです。

カラーについても使い分けのイメージは他の釣りと同じで、デイゲームならクリアラメ・ナイトゲームならチャート系でOK!タイラバではオレンジ・赤がド定番と言われているので、真鯛狙いならこの2色も揃えておくのがおすすめです!

ミドルゲームのタックルを詳しくチェック!

細糸で飛距離&潮馴染み重視!

続いてはタックルセッティングについてです!

ラインは軽量ジグヘッドの飛距離と潮馴染みを重視して細いPEラインを選択するのがセオリー。号数は0.5号~0.8号程度を使用します。スピニングで使う場合はスタンダードなものでOK、ベイトフィネスではハリがあって硬いラインが使いやすいです。リーダーはメインラインに合わせて8lbから12lbを組み合わせましょう。

ラインの強度で見てもまさにミドルで、ライトゲームの遠投~エギング・チニングというようなセッティングになります!

リールはパワーも重視!

リールはメインラインに合わせて2500番~C3000番を組み合わせるのがスタンダード。真鯛・アコウとパワフルなターゲットを狙っているので、リールも力強く巻ける剛性重視のモデルがおすすめです。

ライトゲーム的なタックル構成では軽さを重視したモデルを選択しますが、釣る魚はシーバスクラスというのがミドルゲームのポイントです!

ミドルなロッドを選ぼう!

ロッドは5gクラスのジグヘッドを快適に扱えて、60cmクラスの真鯛やシーバスをフラットな堤防で掛けて勝負できるパワーが必要です。磯で釣るときほど強引なやり取りは必要ありませんが、ライトゲーム向けのジグヘッド~プラグまでというロッドではそれなりにハイグレードなものを選ばないとパワーが不足します。

瀬戸内海で多く使用されているのはエギング用・ライトロックフィッシュゲーム用といったティップ硬め・バット強めなロッドで、パワーと軽量ジグヘッドの操作性という要素でバランスが優れたロッドが人気。このタイプのロッドならハッキリしたアクションを出せるボトムワインドも遊べます!

ロッドはスタイルに合わせて選ぼう!


ヤマガブランクス ブルーカレント3 711

出典:Amazon

真鯛やアコウが釣りにくい地域で遊ぶならロッドはスタイルに合わせて選べばOK!ライトなシーバスロッドでシーバス&フラットフィッシュ、強めなロッドを選んで磯系の釣り場を釣ったり、尺メバルを重視してライトゲーム系のロッドを選んでも問題ありません。

適正ルアーウェイトが7g前後、オープンな釣り場には長め・込み入った場所まで釣るなら短めのイメージでロッドを選びましょう。いつもの釣り場でメインになる魚種をイメージして、そのジャンルのロッドから軽量ジグヘッドのアクションを引き出せるモデルを選ぶのがスマートです!

ミドルゲームはジグヘッド以外のルアーもアリ

10gまでのプラグもOK!

7g前後のジグヘッド+2.5インチクラスのワームというのがミドルゲームの本流ですが、他のルアーを入れる戦略ももちろんアリ!ナイトゲームでは小型のシーバスルアー全般、デイゲームではトゥイッチ・ジャークといったアクションに強いミノーが活躍します。

デイゲームではブリーデン「メタルマル」などなんでも系ルアーが特に強い釣りでもあります。デイゲーム用もナイトゲーム用もお気に入りのプラグで攻略しましょう!

マイクロジグも相性◎

デイゲームで活躍する小型メタルジグも相性抜群!細糸+ハリのあるロッドという構成は近年流行しているスーパーライトショアジギングに近いセッティングです。ワームとは異なる誘いという意味でも活躍するルアーなので、こちらもぜひ検討してみてください。

ナイトゲーム~朝マズメはワームで大型魚狙い、デイゲームはマイクロジグでライトロック・小型回遊魚狙いとすれば一日遊べます!

ミドルゲームの釣り方!

ミドルゲームの釣り方を3つに分けてご紹介!

最後はミドルゲームの釣り方についてです。

瀬戸内の真鯛釣りから派生したばかりの釣りなので基本はナイトの真鯛・アコウ用となるわけですが、このスタイルはチヌやヒラメに使っても十分に効果的。砂地・河口でそのまま使っても十分な効果を得られます。

デイゲームでは魚種に合わせて幅広く!サーフフィネス的なアプローチから小型回遊魚~シーバスまでなんでもアリです!

①ライトゲームで届かないポイントを攻める!

ミドルゲーム釣り方のポイントはライトゲームの構成で届かない場所、ファイトが難しい魚を釣れるところ!堤防常夜灯を攻める場合も、沖の潮や流れが速く着底確認が難しかったというところを釣ってみるのがおすすめです。真鯛やアコウを狙うなら砂地根混じりで流れが速いという場所を狙ってみてください。

また、常夜灯やハードストラクチャーを釣るメバリング・ライトロックフィッシュゲームと大きく違う点は流れを狙って回遊している魚を釣るというところ!シーバスや回遊魚を釣るようなイメージで流れ・ベイトがいる場所を狙います!

②誘い方はボトムでリフト&フォール!


誘い方の基本はボトムをフワフワとリフト&フォール。小さくリフトして着底、ゆっくり巻いて着底など、いろいろなパターンで反応を探してみましょう。フォールのふり幅で誘いを変える方法も効果的で、小さくティップを曲げながら小刻みに動かすような小さな誘い方まで有効です。

シーバスやメバルに対しては浮かせたリトリーブが有効なので、このあたりは釣り場で浮かぶ魚種のイメージ次第!ジグヘッドリグの強みであるレンジ・アクションの幅を活かして多角的に攻略です!

③幅の広さもこの釣りの魅力

狙える魚種の豊富さや使えるルアーの種類、誘い方やアクションの幅の広さもこの釣りの魅力。春の真鯛・アコウを効率的に狙うならナイトゲームでワーム+ボトムという釣りなので、ワームのサイズ変更やプラグ・ジグの投入は全く問題ありません。

クローワームを付けて遠投でロックフィッシュ狙い、エギを結んでそのままエギングという遊び方もできます。まずは本流であるナイトのワームボトムゲームを楽しんで、慣れてきたらアイデアを活かしながらいろいろな誘い方でマルチに楽しみましょう!

ミドルゲームでマルチに楽しもう!

今後の発展にも期待!

古くは「グラマーロックフィッシュ」から始まって、現在は「ブルーカレント」やインクスレーベル・フィッシュマンのロッドが人気を集めているマルチなソルトゲームの形。現在はボトム+ワームを指す言葉ではありますが、ミドルゲームというひとつの括り方ができたことでこのジャンルも今後さらなる発展が期待できそうです。

大手メーカーのライトゲームロッドやロックフィッシュ・エギングロッドも現在はマルチに遊べるモデルがラインナップされているケースが多いので、この機会にぜひ1本検討してみてください!

タックルが気になる方はこちらをチェック!

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ミドルゲームタックルの流用元として人気の高いエギング向けのロッド・リールをご紹介します。ミドルゲームに適しているロッドはエギングであればMLクラス、エギは3.5号で20g弱あるので、ややライトな構成とすると軽量なジグヘッドのアクションを引き出せます。

こちらもぜひ合わせてチェックしてみてください!