ダイワ モアザン リアルスティール
クレハ シーガー R18 完全シーバス 200m 1.5号
今週も悪天候ライトショアジギング!
イナダ狙いで堤防ライトショアジギング
連載第136回!今週も時化が続きですが、朝マズメの時間に風が弱くなる日を見つけてライトショアジギングに出かけてきました。到着時の風速は7m程度、向かい風ですがメタルジグなら釣りになります!
11月に入ってイナダはいい感じ、潮の色も透明度が増して寒い時期の海になってきました。ライトショアジギング入門にもちょうどいい時期です!レンジやルアーローテーションの考え方についても紹介しているので、初心者の方もぜひチェックしてみてください!
各種ジグで反応を探るも朝イチは不発
先週の釣りで調子がよかったセッティングから
まずは朝イチの暗い時間から!11月の日の出の時間は6:20ぐらい、5:50を過ぎたあたりから朝マズメという感じです。
一投目は先週のイナダ釣りで調子がよかったダイワ「サムライジグR」40gのゼブラにティンセルフックの組み合わせ。蓄光して左右に投げ分けながら表層メインで広くチェックします。この日も堤防はパワーのある波でバチャっとなっていて潮が霧のように舞っている状態。こういう日は誰もいないのでどんどん歩いて魚を探します。
ボイルや鳥を探しながら表層ジャークでイナダを探すこと30分。反応ゼロで怪しい感じになってきました!
戻りながらレンジを広くサーチ
堤防の先端から入り口付近まで歩いたので、来た道を戻りながらもう一度探り直すことに。今度はジグを着底させてからリフト回数を多めにしてボトム~中層を探る作戦です。ジグも30gにしてみたり細身なものにしてみたり、朝イチの青物は比較的反応がいいターゲットなので合うルアーは大雑把に探します!
途中フラットフィッシュを意識してボトムメインで探りを入れたりもしましたが反応ナシ!堤防先端に戻る頃には朝前の薄暗い時間が終わって朝になったので一旦休憩、ラインの傷やアシストフックの状態をチェックして再度探りなおします!
スマの攻略に苦戦
ボトムレンジで謎のアタリが頻発
気分を新たに朝の時間をチェック!遠投して表層、遠投してボトムと広く探りを入れます。海面は何も反応が無いなとジグをシャクっているとボトム付近でゴツンと謎のバイト。これは乗らなかったんですが、ボトムもボトム、かなり底に近い位置でバイトが出ました。距離もかなり近くて近投というような距離感です。
方向や距離感が分かったので10mほど先にジグを入れて、着底~5回シャクリで再度着底させるボトム重視のコンビネーションにチェンジ。またもゴツンとアタってこれは乗った!と思った矢先、ラインが切れたようなテンション抜けがあってフックアウトしてしまいました。手前に向かって走る魚です!
フッキングに悪戦苦闘
アタリの正体はサバかスマか、掛けた直後からバヒューン!と手前に突っ込んでくるのでカンパチという感じではありません。ボトムでヒットするというのもなんだか怪しい感じですが、この手の魚はすぐにどこかへ行ってしまうのでアタリが出るうちはセッティングを変えずに即キャスト!同じく近投ボトムとしてリフト距離を抑えながら探りを入れます。
またもガツガツっとアタリあって、コレには追いアワセと高速巻きで対応!寄せて魚影が見えて、正体はスマというところまではわかったんですがフッキングが甘く抜き上げで落としてしまいました。結局この日はスマのキャッチは無し、画像は前シーズンのものです!
明るくなってからイナダがヒット!
朝終わりはプラグにチェンジ!
スマは案の定すぐにどこかへ行ってしまって、アタリが無い時間が続きます。明るくなって雰囲気はもう朝終わり、ジグへの反応が怪しいのでプラグを試してみることにしました。強風にも強いヘビーシンキングペンシルから夏のカンパチでも活躍した「モンスターショット」を結びます!
7時をまわって表層に反応ナシという状況なので、着底させて連続トゥイッチから着底という誘い上げ的なアクションでスタート。スピード感を落としてフワっと誘うとテンションが抜けるアタリ!ついに今回の釣りのメインターゲット、イナダの登場です!
イナダはしっかりフッキング
あまりにもスマをバラしていたためこのイナダは慎重にランディング。やはり青物は捕食がうまいのかしっかりフックが口の中に入って掛かっていました。根掛かり対策のシングルフックでも全く問題ナシです!
この後も群れの存在を期待して同じコース・同じアクションパターンで攻めてみますが反応は得られず、8時を過ぎたあたりで納竿としました。今日はいろいろ心残りに感じた釣行、スマ相手はフックが大きいのか小さいのか未だにつかめません。
そして持ち帰ったイナダを捌いて、さらなる心残りが生まれることになります!
ヒイラギパターンだったかも
イナダはヒイラギを捕食中
お土産のイナダのお腹からは極小のヒイラギと思われる骨が出てきました。かなり消化が進んでいたので当日はヒイラギが少なかったように感じましたが、反応がボトムに集中していた理由は多分コレ。スマは表層のイメージが強かったんですが、他にベイトがいなければボトムレンジということもあるようです。
シンペンでヒイラギパターンをなんとかできるのが分かったのは収穫ではあるものの、なぜ朝の段階でメタルバイブをやろうと考えなかったのか!寒い時期に砂地で釣るなら頭に置いておくべきパターンです。次回はイワシとヒイラギ両方をフォローできるようにルアーをローテーションしたいと思います!
ヒイラギパターンにはメタルバイブレーション!
ダイワ モアザン リアルスティール
この機会にヒイラギパターンの釣り方を簡単にご紹介。ヒイラギは本州の砂地エリアに広く生息している小型の魚で、幼魚が堤防まわりに集結するのは11月~2月頃までの寒い時期になります。
シーバスでも有名なこのパターンはヒイラギの動きに合わせたルアー操作が釣り方のポイントで、超ボトム・遅い・平べったいといった要素をフォローしておけばOKです。ルアーはメタルバイブが有効でスローリトリーブやリフト&フォールが効果的!青物やヒラスズキもヒイラギにつくので、バイブレーションのフックサイズにも注意です!
サバフグ対策の単色PEライン
秋冬のライトショアジギングにも単色PEライン
余談になりますが、ラインを巻き替えるタイミングがあったのでサバフグ対策で単色のPEラインにしてみました。今回釣りをした堤防は去年の11月~12月に40cmオーバーのサバフグが釣れていて、ラインを切られる人もときどき確認していたポイント。岸釣りはオフショアほど道糸を切られませんが、近年はサバフグが特別多い年が続いているのでもしもに備えて対策です。
カヤックや遊漁でこのリールをそのまま使えるので経済的!ライン自体も安いものを見つけたので次項でご紹介します!
「シーガーR18 完全シーバス」が安い!
クレハ シーガー R18 完全シーバス 200m 1.5号
今回選んだPEラインはクレハの「シーガーR18 完全シーバス」。サバフグ対策ということでステルスグレーを選択しています。
表記の強度はアベレージなので他のPEラインと比べても強度に不足は無し、使用感も特別なにか気になるという部分はありません。おすすめポイントは1.5号200mでアンダー2,000円の流通価格!号数ラインナップは1.5号までですがライトショアジギング用としてもアリなラインです!
ライトショアジギングシーズンを楽しもう!
ルアーローテーションが面白い!
今回の釣りは危ないところをシンペンに助けられた形になりましたが、イワシのときは表層重視・ヒイラギのときはボトム重視と考えてルアーをローテーションしていくのがこの時期のライトショアジギングの面白さ!風が弱ければトップやミノーも面白いです。
群れが変わったのかイナダらしいサイズになってきたので、次回はサイズのほうにも期待!ワラササイズも全然ありえる時期なので、ラインやフックはしっかりしたものを使って楽しんでみてください!
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先週のイナダ釣りと夏のカンパチ釣りの実釣レポートをご紹介します。最近はシンペンをローテーションに混ぜるのがお気に入りのパターン!「モンスターショット」は夏でも冬でも活躍できます。
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