ナンガ オーロラライト600DX RED レギュラー
モンベル アルパインダウンハガー800#2 サンフラワー
スノーピーク セパレートオフトン ワイド
DOD ギンノタラコ 冬用 700FP
イスカ アルファライト1000EX マルベリー
コールマン 寝袋 マルチレイヤースリーピングバッグ
冬キャンプ向け寝袋の選び方
選び方の一番のポイントは保温性
寝袋選びは寝心地も大切ですが、寒い状態では身体は休まりません。さまざまな要素を加味しつつ、できるだけ冷気を防げる暖かいモデルを選ぶのが選び方の一番のコツです。冬の季節、寝袋の保温機能がよくて暑くなる分には対応できるでしょう。
ですが逆の対応は難しいので、保温機能が足りなくて冷気に凍えることがないよう保温性効果の高い寝袋を選んでください。また、体感温度は男女で違うため女性にはさらに暖かい寝袋がおすすめです。
冬は保温性の高いダウンの中綿がおすすめ
寝袋の保温機能には中綿の素材が大きく関わっており、おすすめはダウンです。化繊綿の寝袋でも使い勝手のいいものはありますが、暖かく眠るためには布団ほどの綿が必要なのでどうしてもかさばるでしょう。
また、羽毛はお手入れすれば長期的に使えますが、化繊綿は使った分だけ寿命が短くなり保温機能も下がってしまいます。中綿の素材は寝袋の耐久面にも関わるので、長い目で見たときにどちらが得か慎重に判断してください。
寝袋の選び方の盲点なのが収納面
寒い季節の冬キャンプはテントの撤収はもちろん、寝袋の収納もスムーズに行いたいところです。寒い中屋外での撤収作業に時間がかかってしまっては、身体が冷えてカゼをひく原因になりかねません。
できるだけスムーズにまとめられるものにするのが選び方のコツで、付属の収納袋に入れにくい場合はワンサイズ大きい袋に交換するのがおすすめです。今回はおすすめの寝袋をご紹介するので、選び方のコツを踏まえてチェックしてください。
- 当記事は2022年11月時点の情報をもとに記載しているため、実際の情報とは異なる場合があります
マミー型のアイテムおすすめ2選
①有名ブランドで冬最適なナンガ「オーロラライト」
ナンガ オーロラライト600DX RED レギュラー
ナンガは日本発祥のブランドで、ダウン素材の寝袋を取り扱っているブランド中でも3つの指に入るほど有名なブランドです。オーロラライトシリーズは全身モデルの上位シリーズで、全部で5種類があります。
防水加工が施されたオーロラテックスというナイロン生地が使われており、防水透湿性能がハイレベルなのが特徴です。寒い季節のキャンプに最適で、国内で使う場合はオーロラライトシリーズにすれば失敗はしないでしょう。
おすすめポイント
オーロラライトシリーズは秋から冬にかけてのまだ雪が降っていない季節におすすめでグレイやブラウン、ブラックやレッドの4カラーを展開しています。そのため、好身に合わせたカラーを選ぶことが可能です。
ナンガはこだわりの詰まったダウンが強みのブランドでその品質はとてもよく、寝袋の購入には永久保証がついてきます。他ブランドと比べて価格は少し高めですが、長く使い続けることを考えたらコスパがいいと言えるでしょう。
②寝心地がいいモンベル「アルパインダウンハガー」
モンベル アルパインダウンハガー800#2 サンフラワー
日本のアウトドアブランドのモンベルは、寝袋を取り扱っているブランドの中でも人気の高いブランドです。寝袋以外にもさまざまなアウトドアギアを取り扱っていて、モンベルのキャンプギアで合わせる方も多いです。
アルパインダウンハガーには、「スパイラルストレッチシステム」というモンベル独自のシステムが採用されています。そのため寝るときに寝袋特有の圧迫感を感じにくく、快適な寝心地を得ることができるでしょう。
おすすめポイント
アルパインダウンハガーは、顔や首の周りをドローコードで窄めることができます。そのため、外からの冷気をしっかり遮断することができるのが嬉しいポイントです。また、ストリージバッグが付属しており収納や持ち運びに便利となっています。
乾燥剤が付いているためドライの状態で保つことができ、おしゃれなデザインです。とても軽くてコンパクトなサイズなので、自転車やバイクでのツーリングキャンプに最適なモデルと言えるでしょう。
封筒型のアイテムおすすめ2選
①扱いやすいスノーピーク「セパレートオフトン」
スノーピーク セパレートオフトン ワイド
スノーピークが取り扱うセパレートオフトンは、自宅で使う掛け布団と敷き布団をコンセプトにしています。そのコンセプトの通り、ジッパーによって掛け布団と敷き布団に分けて使うことが可能です。
そのため、いろいろなスタイルで使うことができ、使い方によっては寝袋内に冷気が入らないようにできます。また、デオブレイン加工やウォッシャブルダウン加工が施されているのでメンテナンスが楽で、扱いやすいのが特徴の寝袋です。
おすすめポイント
寒い日の冬キャンプの際は、セパレートオフトンのジッパーをすべて閉めることで冷気を遮断することができます。また、春や秋などそこまで冷えが気にならない季節は、足元だけジッパーを開けて温度調節をすることも可能です。
さらに、涼しい夏の夜にはジッパーをすべて開けて布団と同じように使うことができます。ひとつあればオールシーズンいつでも快適な寝心地で対応してくれるのは、キャンパーにとって嬉しいポイントです。
②連結できる「マルチレイヤ―スリーピングバッグ」
コールマン 寝袋 マルチレイヤースリーピングバッグ
コールマンのマルチレイヤースリーピングバッグは、内側が3層構造になっています。そのため、季節やその日の天気に合わせて中のフリース部分やミッドレイヤーを足したり抜いたりすることが可能です。
なので、オールシーズン快適な寝心地を提供してくれる優れものと言えるでしょう。また、外側にあるアウトレイヤー部分が繋ぎ合わせられるようになっており、マルチレイヤ―スリーピングバッグ同士なら連結して使えます。
おすすめポイント
ゆったりした作りになっているので、自宅の布団で寝るのと同じように寝心地が快適なのが嬉しいポイントです。そのため、寝袋特有の圧迫感が苦手な方や、寝袋本体で冷気と暖気の調節をしたい方におすすめできます。
また、マルチレイヤ―スリーピングバッグは自宅の洗濯機で丸洗いすることができるので、お手入れがとても楽です。ただ、大きなサイズ感なので収納しづらく、持ち運ぶときにかさばりやすいので注意してください。
化繊綿素材のアイテムおすすめ2選
①軽量で冬用に作られているDOD「ギンノタラコ」
DOD ギンノタラコ 冬用 700FP
DODのギンノタラコは冬用に作られており、シルバーコーティングが足元に施されているのが特徴です。そのため足元の冷気対策はバッチリで、寝袋のサイズを自分の身体に合わせて調整できるので快適に過ごせるでしょう。
また、ドラフトチューブが採用されているので冷気の侵入を防げるだけでなく、ジッパーが身体にあたるのを防いでくれます。総重量は1.75kgほどとなっており、化繊綿素材の寝袋の中では比較的軽いです。
おすすめポイント
DODのキャンプギアは機能性や効果が高くて快適なだけでなく、デザイン性があっておしゃれなアイテムが多いです。そのため、その見た目からDOD製のキャンプギアを購入することを決める方も多くいます。
また、ギンノタラコには大きめのキャリーバッグが付属しており、扱いやすいのが特徴です。大きめのキャリーバッグは寝袋の片付けがしやすいだけでなく、保管している間の羽毛へのダメージが少ないのもメリットと言えます。
②寝袋3大ブランドのイスカ「アルファライト」
イスカ アルファライト1000EX マルベリー
イスカは寝袋部門において国内3大ブランドの1つに入っており、寝袋をはじめアクセサリーや小物などを取り扱っています。そんなイスカのアルファライトは、冬キャンプの中でも山岳地帯や雪が降る地域のキャンプ場に最適なモデルです。
また、「マイクロライト」というイスカ独自の中綿が使われているので、他の化繊綿の寝袋と比べて保温効果があります。シリコン製のスタッフバッグが付属しており、コンパクトに収納することが可能です。
おすすめポイント
アルファライトの総重量は1kgと、ダウン素材の寝袋に引けを取らないくらい軽量なモデルです。そのため、化繊綿素材の寝袋特有のかさばりが抑えられので、荷物をあまり増やしたくないキャンプでも安心して使えます。
また、寒さにデリケートな足元の部分には保温材が多めに使われており、保温性が高いのが特徴です。ゆったりとした逆台形のシルエットで、適度にゆとりがあって快適な睡眠をとることができるでしょう。
保温効果を落とさないメンテナンス方法のコツ
ダウンの寝袋の洗濯方法
寝袋を使った後はクリーニングに出すのが一番いいですが、中には手洗い可能なものもあります。自宅で寝袋を洗濯する場合は、まず専用の洗剤をぬるま湯に入れて軽く手洗いします。何度かすすいで水が濁らなくなったら、押さえる形で水を切りましょう。
しっかり乾燥させて、ダウンが偏っているときは優しく全体的にたたきながら直します。なお、ダウン素材の寝袋を洗濯するときは、必ず中性洗剤かダウン専用の洗剤を使ってください。
寝袋によって対応している洗剤が異なる
寝袋ごとに対応している洗剤や洗濯機が異なるため、選択表示や説明書を確認してください。例えば、同じダウン素材の寝袋でも対応していない洗い方をしてしまうと生地が傷んだり、縫い目が広がってしまうといった不具合の原因になります。
また、泥がうっかり付着した場合などひどい汚れがあるときは、あらかじめ軽く落としておきましょう。化繊綿の寝袋の場合は、柔らかなブラシに泥汚れに対応した洗剤を含ませてから汚れを落とします。
風通しのよい場所で保管する
冬用か否か限らず、寝袋を使ったら日陰に干してしっかり湿気を取ることが大事です。湿気が残ったまましまってしまうと臭いやカビの原因になり、それらは寝袋が早期に劣化する一因にもなります。
ダウン素材の寝袋の場合、購入したときに比べてボリュームが落ちたと感じたら手洗いではなくクリーニングが必要です。また、保管するときはメッシュ素材の大きめなバッグなどに入れて風通しのいい場所に置きましょう。
正しい選び方で自分に合う冬用の寝袋を選ぼう
今回は冬キャンプ向けの寝袋について、選び方やおすすめの6選についてご紹介しました。真冬の寒さは時と場合によって命に関わることがありますが、冬用と言っても種類が多いのでどの寝袋を選べばいいか難しいでしょう。
基本的に充分な保温性能があることが一番で、予算や使い勝手など何を重視するか優先順位をつけて選ぶことが大切です。自分のキャンプスタイルに対応した寝袋を見つけて、冬キャンプでも温かく快適に楽しんでください。
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出典:unsplash.com