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【連載】久しぶりのカヤックフィッシング!釣り場の状況変化に四苦八苦!

10月末のカヤック!今週の連載は雰囲気がガラっと変わった秋の海でのカヤックフィッシング実釣レポートです。ベイトがシラスになってマゴチやスマガツオがヒットと内容は上々!魚探画像や釣り方のポイントも紹介しているのでお出かけになる方はぜひ参考にしてみてください!
2022年11月22日
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久しぶりに波風ヨシ!カヤックフィッシングに行ってきました!

秋のカヤックフィッシング実釣レポート!

ライター撮影

連載第134回!今週は約二か月ぶりに波風の状況がよかったので、地元の海でカヤックフィッシングに出かけてきました。

例年であれば10月がカヤックハイシーズンで11月はそろそろ風が出てきて出せる日が無いぞという感じなんですが、思い返せば今年の夏秋は異常に強風の日が多かったように感じます。遠征で磯に行ってアカハタばかりやっていました。

そんなわけで地元であっても海の状況はもう全然わからないんですが、出せれば何とかなるでしょう!忘れ物に気を付けて久しぶりに浜から出航です!

豆アジ&カマスが不在

いつものルートで魚探チェックから

ライター撮影

沖の根はサーフのように強風で形が変わったりはしませんが、ベイトがどのあたりにいるかは通っていないと分かりません。それほど魚が濃いエリアではないので、日によっても付き場がコロコロ変わります。

2か月も見ていないと本当にサッパリ分からないというところからのスタートになるので、この日はマークしたポイントをグルっと回って魚探を眺めるところからのスタートになりました。

アジっぽい反応がいればジグサビキを落とそうと考えていたんですが、この日はいつも困るぐらい出てくる豆アジ・小カマスの姿がありません。不穏なスタートです!

見つけた謎の反応の正体は

一度深いほうへ向かって、様子を見てから浅いほうにバック。何とか見つけた反応は画像のようにフワっとしていて反応が凄く小さいです。これがひとところに留まっているという感じでもなく大規模な群れという感じでもなく、一定のゾーンを小さな群れが漂っているという感じでした。反応は中層に出ることもあれば表層に出ているケースもあります。

これが何なのかすぐには分からなかったんですが、釣った魚を持ち帰って捌いたところおそらく極小のシラスではないかということが判明。1cmぐらいしかありません。そんな小さいもの映るのかという気もしますが、とにかく当日は正体不明のこの反応をベイトと仮定して釣りを進めることになりました!


砂ラバでチャリコが連発

カヤックフィッシングはどう釣るかが悩みどころ!

ライター撮影

魚探反応の正体はよくわからないまま、とりあえず何も映らないところをやるよりはいいだろうということで釣りを開始。時期的にはいいサイズのアジがいてもおかしくありませんが、いわゆるフィッシュイーター的な魚影反応は無しという状況です。

まずは岩礁と砂地の間を狙って砂ラバからスタート!青物はまわってきたらボイルがあるだろうから後回し、まずはフラットフィッシュ系から狙ってみます。

水深に対して重めのタイラバを入れてボトムをドスンドスンと探っているとビビっと極小のアタリ。これがうまいことフッキングが決まってチャリコが上がってきました。何も釣れないよりはマシ、チャンスはありそうです。

極小の鯛系が釣れ続ける

ライター撮影

この後もチャリコ、ヘダイと極小サイズが続けてヒット。タイラバは普通のサイズを使っているんですが、釣れてくるサイズは極小ばかリという展開が続きます。そういう場所なのか?硬そうだしこれに大型魚が付くというのはあまり考えられない気がします。

ずっとやっているとハマってこれだけでいい時間が終わってしまうので、チャリコゾーンは見切ってコースをずらしてみることにしました。

砂ラバでホウボウ&マゴチをキャッチ!

小型ながら魚種が変わるゾーンを発見

ライター撮影


謎のベイト反応が出るエリアとの距離感を考慮しつつ、岩礁から少し距離を取ってさらに砂地よりなコースを流します。タイラバでボトムを叩いていると巻き上げたところにググっとバイト!上がってきたのは小型ながらホウボウ、チャリコゾーンは抜けたようです。

今年の春はカヤックで砂地を釣ってホウボウ・マゴチといいサイズが釣れたので、この魚をヒントにもう少しこのゾーンで粘る判断をしました。地域ごとではありますがやはり釣れる魚種には傾向があって、一緒に釣れてくる魚・同じ場所では釣れない魚というのがあります。

おそらくこのあたりはホウボウ、そしてマゴチにとって居心地がいいエリアだろうという狙いです!

マゴチはまぁまぁサイズ!

ライター撮影

ホウボウエリアで粘って狙い通りに40cm程度のマゴチがヒット!春ほどサイズは出ませんでしたが、ホウボウをヒントに結果が出て満足感があります。この魚はシラスではなく小さなカニ?甲殻類系を食べていたので、やはり先ほどのチャリコ達とは行動パターンに少し違いがあるようです。

ジグよりもタイラバが好きという傾向も春の経験で掴んでいたこのエリアの傾向!自分でパターンを見つけてエリアを絞り込んでいかなければいけないのがカヤックフィッシングの難しさですが、うまくいったときは達成感や満足感に繋がるポイントです!

最後の最後で小規模ボイルが発生!

イナダにしては引きが強すぎ!

ライター撮影

マゴチはあの1匹のみで止まってしまって、もう少しいい魚を釣っておきたいなとエリアを転々とします。魚探に映るベイトは追われている様子はなく、なんだかつかみどころがない展開です。

あっちにフラフラこっちにフラフラやっていると、30mほど先で何かがボイル!素早くスピニングに持ち替えて表層ジャークで何かがヒットしました。時期的にはイナダかなと考えながら寄せに入りますが明らかに引きが強すぎる!船べりで強めのシーバスロッドがグイグイ下に引き込まれます。ラインはPE1号にリーダー20lb、無理はできません。

ドラグを緩めつつロッドの八の字で耐えていると何とか魚が浮いてきました。曲がるロッドでよかった!

上がってきたのはスマガツオ!

上がってきたのは40オーバーのスマガツオ。このエリアでは秋の短い期間だけ釣れる魚です。ショアから釣るよりサイズがいいような?赤身の魚なので青物よりも引きが強く、スピード感もあります。もちろん釣り味は最高です!

群れで行動する魚なのでもう何匹か釣れないかなとキャストを続けますが、規模が小さいのかボイルが続くことは無くこの日の釣りはこれで終了。久しぶりにカヤックを出した釣りとしては上々の内容です!

スマガツオを釣るために


この日一番いい魚だったスマガツオはポピュラーではない魚種なので、この機会に魚の性格や釣り方のポイントを簡単にご紹介したいと思います。秋にカヤックをやるなら意識しておく価値アリのターゲットです。

魚の性格としてはソウダ系と同じく表層傾向&マイクロベイト傾向が強く、ルアーアクションはスピードがあってトリッキーなものを好みます。ルアーは細身のスライド系ジグ・シンペンのスキッピングなどが有効。この日はジグサビキを投げて釣りましたが、ジグ単体の場合はティンセルフックも効果があります。

アクションはスピードを意識!表層を鋭くジャーク+ポーズするような釣り方がおすすめです!

秋のカヤックフィッシングを楽しもう!

11月中の凪に期待

ライター撮影

久しぶりのカヤックはちょっと波がありましたが、無事浜に帰ってこれて一安心。風が強く吹くこともありませんでした。いつもならこの時期から強い風が吹いてショアゲームオンリーになりますが、今回の釣りでベイトがシラスだったこと・スマが居ることなど情報がつかめたのでなんとかあと1回凪の日が欲しいところです。

ベイトやターゲットの情報は岸釣りでも活かせそうなので、カヤックが出せる日を見計らいつつ、しばらくは岸からジグサビキを投げる日が続きます!

連載が気になる方はこちらをチェック!

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今回の記事でも登場した砂地でタイラバを使う「砂ラバ」の実釣レポートをご紹介します。タイラバと言えば真鯛ですが、根魚からフラット系までなんでも釣れるルアーとしても実績抜群。特にフラットフィッシュはタイラバのラバーや直線的な軌道に反応がいいように感じています。

カヤックで何でも釣れるルアーとして試してみる価値は十分!こちらもぜひチェックしてみてください!