いろいろ釣れるカヤックタイラバ実釣レポート!
梅雨明けのタイミングでカヤック釣行
連載第117回!今週はちょうど梅雨明けの発表があって、風が弱い日が続く絶好のタイミングでカヤックフィッシングに出かけてきました。雨が降ることもなさそうだし、海はカヤックが海面を滑るように進むべた凪模様。釣りモノは先週の釣行で味をしめた砂ラバと決めて、早朝の海に出発です!
狙ったエリアは魚っけ十分ながらマゴチは不発、代わりにホウボウが連続ヒット!な内容です。マゴチ・ヒラメとホウボウのヒットタイミングの違い、砂ラバの誘い方のコツなども紹介しているので、お出かけになる方はぜひ参考にしてみてください!
今年の駿河湾はクラゲが多いかも?
海面を漂う無数のクラゲ
出艇直後からビニール袋?なんだかやけに白いものがギリギリ見えるぐらいの水深に浮かんでいるなと気になっていて、道中手を止めて確認すると大きなクラゲ。小さいものと大きいものと、2種類のクラゲが多数地元の海に流れ着いたようです。
画像にある大きい方のクラゲはあまり見たことが無いかも。見慣れていないのでちょっとびっくりしてしまいました。海面を埋め尽くすような数ではないので釣りをする上で何か問題があるというわけではないんですが、海の透明度が高い感じがするし、今年も海の感じがいつもと違うかもしれません。近年は毎年事情が変わります!
ウミガメもいてリゾート気分
少し沖に出たところでウミガメも発見。こいつはときどき港の中でも見かけます。春夏に接岸してくるのかな。透明度の高い海、種類はよくわかりませんが大きなクラゲとウミガメが出てなんだかリゾート地のような気分です。
カヤックは海面との距離が近くて海や風の温度をダイレクトに感じることができるので、釣りだけでなくこういう部分も楽しんでいくべきですね!
無数のクラゲを眺めながら漕ぐこと20分、目をつけていた水深15mの砂地ポイントに到着です!
朝イチは魚っけ抜群!
ポイント到着直後からざわつく海面
ポイントに到着して魚探を見ながら釣りをする位置を検討していると、海面がざわついて何か魚が出てる!この時期は小鯖が海面付近でバチャバチャやっていて小鯖しかいないというケースもあるんですが、今回はなんだか他の魚に追われているような感じがします。
バーチカルの砂ラバ予定できましたが、とりあえずスピニングタックルでジグをキャスト!カヤックのすぐそばまでショゴが追ってきたのが見えました。時期的にサイズは期待できないタイミングですが、ジグサビキで状況をチェックです!
ウルメイワシを発見
魚探に反応があるゾーンでバーチカルにジグサビキ。このエリアは秋になるまで中大アジは期待薄で、釣れてくるのはやはりカマスや豆アジばかりです。あとは小鯖ぐらいかなと思っていたんですが、途中特別引きが弱い魚が掛かって上がってきたのはウルメイワシ。イワシカラーなブルーがキレイな魚です。
ベイトとしても非常に価値が高い魚だと感じているので、これはいい情報!真鯛とか何かいい魚が回ってくるかもしれないし、砂ラバをやるにしてもベイトの気配があるエリアでやった方がチャンスが大きいです。今日はこのエリアを重点的に流すことにします!
メタルジグでクロダイがヒットも
クロダイが何かにかじられる
ジグサビキを外して、ウルメイワシっぽいカラーのTGベイトで真鯛狙い!ジグサビキで得た情報からキャスティング&ただ巻きで回遊魚を狙うことにしました。着底させてただ巻きを繰り返しているとググっとヒット!引きもなかなか、ショゴでは無さそうと期待したんですが想像より大分沖側で魚が浮いて何かがドバ!っと海面を割って、上がってきたのはかじられたクロダイでした。
おそらくサメでしょうか、普段河口のキビレばかり釣っているので同じエリアにクロダイもいるというのが分かったのはよかったんですが、無事な姿で上がってきてほしかった!
カヤックフィッシングでサメが掛かったら
本州中部でも暖かい潮が入ってくると回遊魚と一緒にサメが岸近くに寄ってきます。遊漁船の釣りやサーフィンなどをされる方はよくご存じかと思いますが、この岸近くに寄ってくるサメは意外に大きいです。2m程度までは可能性アリ。
今回は釣った魚の口にハリが掛かって強く引きこまれることもなくかじられて終了でしたが、魚がサメの口に入ったりハリが掛かってしまって強い引き込みを感じたら、粘らずロッドを真っすぐにして道糸を切るようにしてください。
カヤックは軽いのでずっと引っ張られてしまいますし、ファイトして中大型のサメを寄せるのもおすすめしません!
カヤック砂ラバゲームでホウボウ!
気を取り直して砂ラバ開始!
魚をかじられてちょっと意気消沈、気を取り直して同じエリアで砂ラバをやります!水深15mに対して45gのタイラバを入れて、頻繁に着底させながらフラットフィッシュを狙うスタイル。遊動式のタイラバを使っているので、やっていることはフリーリグに近いです。
前回マゴチを釣ったときのことを思い出して、5回巻いてストップ、着底から一呼吸おいて巻きあげてと繰り返して、今回はホウボウがヒット!ルアーに対する反応は良好、結構いい引きをする好ターゲットです。
味もいいのでキープ!カヤックでは釣ったことが無かったので、一応新規開拓成功ということで満足です!
ホウボウ狙いなら巻き上げ重視!
自分が遊動式のタイラバでフラットフィッシュを狙っているときのイメージはほぼフリーリグです。分離したヘッドが着底して、引っ張られていたネクタイの落下が速度変化を起こしたところに食わせの間があると考えています。ヒラメ、マゴチが掛かるときはこのイメージ通り着底→一呼吸(ネクタイが落ちる)重みが乗って引き込むという感じが多いです。
ところが今回何匹か釣ったホウボウは全部巻き上げ途中、しかも結構高い位置でバイトしてきました。本家タイラバ的な掛かり方です。ベイト状況あってのことかとは思いますが、ホウボウがいるなら3mほど巻きあげるイメージで狙ってみてください!
チェックミスでバラシ!
落とす速度や巻きスピードはどのぐらいがいいのか、トレーラーワームを用意するのがいいのか、ホウボウ釣りのノウハウを蓄積しているところでゴン!とアタってロッドをゴンゴン引き込むバイト!本命のデカマゴチがやっと!と頭をよぎったところでブチっとラインブレイクの感触が手元に伝わります。回収した仕掛けはチモトから切れていました。
フラットフィッシュに小針を使うデメリットではありますが、マメにチェックしておけば避けられたと思います。明確にミス!この後はソゲが釣れて、少しジグサビキをやって暑くなる前に浜に戻りました。今年は本当に暑いので早上がり推奨です!
カヤックで釣りモノに困ったら砂ラバ!
ベイトがいれば意外とアタる砂地のタイラバ
何もない砂地を永遠流すのは途方もない感じがしますが、少し根があったり魚探に小魚が映ったり、こんなエリアでやれば意外にアタる砂地のタイラバゲーム。メタルジグとはアピールの性質が異なるので、真鯛を狙わない釣りでも試してみて欲しい釣り方です。ボトム狙いなのでちょっと重めを選ぶのがポイント。
もちろんジグがいい日があって、ワームやメタルバイブがいい日もあってといろいろなパターンがあると思うので、オプションのひとつとしてぜひ検討してみてください。操作が簡単なので初心者の方にもおすすめです!
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今回と同じく砂地のタイラバゲーム、本命であるデカマゴチを釣った日の釣行レポートをご紹介します。夏は青物が来ないし浜から出るからハタもちょっと、という方はこのターゲットがおすすめ!マゴチ自体はいろいろなルアーが効く魚なので、自分のスタイルに合う釣り方で狙ってみましょう。
15m前後の水深がある場合はタイラバを使うのが簡単!浅場はジグヘッド+ワームのキャスティングがおすすめです!
【連載】カヤックでデカマゴチ!夏の砂地でタイラバゲーム!
今週の釣行は砂地エリアをタイラバで攻めるカヤックマゴチゲームです。魚探画像や当日のルアー、アクションを紹介しています。水深15mとやや深めを...
ライター撮影