夜の堤防タチウオならタチウオテンヤ！
深夜に強く明るい時間も釣れる釣り！
数多くの釣り方が存在する太刀魚釣りの中でも特に人気が高いのがテンヤの引き釣り。ルアーで釣りにくい深夜に強く、明るい時間も他の釣り方に釣り負けない万能さで多くのアングラーから支持される堤防太刀魚釣り最強のスタイルです。
餌を用意して釣り場で付ける手間がありますが、実釣性能は超強力！餌やアクションの工夫、ケミホタルによるチューニングも楽しめます。初心者の方でも楽しめる！太刀魚テンヤの基本と引き釣りの基本をまとめてチェックしてみましょう！
タチウオテンヤは歴史ある疑似餌&エサの釣り！
大阪湾の波止釣りと言えばコレ
今回ご紹介する太刀魚のテンヤ釣りは堤防太刀魚釣りの中でも歴史がある伝統的なスタイルです。今でも特に人気の高い釣り方で各メーカーから頻繁に新製品が展開中。昔からある釣り方ではありますが、工夫を凝らした最新のアイテムで釣りを楽しめます。
仕掛けの内容としては非常にシンプルで、オモリ付きのハリに餌（岸釣りの場合はキビナゴが人気）をつけるだけ。餌を使うのでワイヤーがあると効率がアップします。釣り方にはさまざまなテクニックがありますが、最初はただ巻きから始めればいいというのも嬉しいポイント！ルアー的な面白さがあって、簡単な釣り方からスタートできます！
岸釣りと船釣りの混同に注意
太刀魚の「テンヤ釣り」は岸釣りと船釣りで同じ名称を使います。通販などで仕掛けを購入するときはこれらの混同に注意が必要で、今回ご紹介する堤防太刀魚テンヤの場合は8号程度までのテンヤしか使いません。
テンヤの重さはグラム表記をしているメーカーと号表記のメーカーがあります。40号を40gと勘違いしないように注意しましょう。
堤防タチウオテンヤの仕掛けは超シンプル！
リーダーにジグヘッド+エサと考えよう！
太刀魚テンヤはテンヤ本体がオモリ・ハリ・エサキーパーの役割を全て持っているので、ケミホタルやアシストフックなどチューニング用のパーツを考えなければ他にパーツは必要ありません。餌を巻き付けるタイプのテンヤには餌巻き用のワイヤーが付属しています。
太刀魚の鋭い歯を対策するためのワイヤーリーダーも便利！これも近年は多くの製品に最初からついているので初心者の方でも仕掛けの準備は簡単です。
フロロのリーダーにワイヤーリーダーを結んで、先端にスナップでテンヤを付けるだけ！パッケージを見ながらであれば、初めてでも釣り場ですぐ準備できます！
太刀魚テンヤの選び方
太刀魚テンヤの選び方についてもチェックしておきましょう。注目すべきポイントは重さと餌の固定方法の2つです。
重さは10g（約3号）～20g（約5号）が標準的な重さで、基本的には重い方が飛距離が出て早く巻けます。軽いものはゆっくり巻きたい・表層を巻きたいときに使用。朝夕は中層を巻きたいので重め・夜間は表層がメインになるので軽めというイメージで選んでみてください。
餌の固定方法はワイヤー巻き付け型とストッパー型の2種類！ストッパー型は手早く餌をセットできますが高価でキビナゴしか付けられません。ドジョウを使うならワイヤー巻きタイプです！
おすすめの堤防太刀魚テンヤを3つご紹介！
おすすめの堤防太刀魚テンヤもご紹介！2022年版のおすすめを3アイテムご紹介します。
太刀魚テンヤはハリが下向きなので根掛かりには弱いタイプの仕掛け。頻繁に底を取るわけではありませんが、根掛かりのリスクがあるのでランニングコストも考慮に入れて選んでみてください。太刀魚の歯でリーダーを切られるケースもあります！
①メジャークラフト「太刀魚テンヤ 銀龍」
メジャークラフト 太刀魚テンヤ 銀龍 10g
出典:Amazon2022年の新製品！コスパが魅力のメジャークラフト製太刀魚テンヤ「銀龍」からご紹介します。
このテンヤは餌をワイヤーで巻くタイプのアイテムで、餌巻き用のワイヤーはパッケージ内に付属。ワイヤーリーダーは付いていませんが、そのまますぐに釣り場で使えます。
ウェイトラインナップにも魅力のあるアイテムで、4g～30gの全6種類から選択可能！ライトゲームロッドで遊びたい方は4gも検討してみてください！
②ダイワ「快適波止タチウオテンヤSS チャター付」
ダイワ 快適波止タチウオテンヤSS M チャター付
出典:Amazon餌巻きタイプで餌巻きワイヤーとワイヤーリーダー付き！堤防太刀魚でも人気のダイワ製テンヤです。人気アイテムらしくサイズやオプション付きが多数展開中、ラインナップが非常に広いです。
おすすめはチャターという金属ブレードが付いたタイプで、このブレードがブルブルとした振動をアクションにプラス。魚へのアピールはもちろん、振動を頼りに存在感を感じたり、スピードを調整できたりと初心者の方にとって大きなメリットがあります。テンヤは引き抵抗が弱いタイプの仕掛けなので、巻き感を感じながら遊びたい方はぜひこのタイプを選択してみてください！
③シマノ「太刀魚ゲッター ツイン噛む」
シマノ 太刀魚ゲッター ツイン噛む
出典:楽天手返し抜群！ストッパーでエサを固定できるシマノの「太刀魚ゲッター」です。「ツイン噛む」はフロントにダブルフックのアシスト付きで小型の太刀魚が掛かりやすく、オートマチックにフッキングが決まる可能性がアップします。初心者の方にはコレがおすすめです。
ネックになるのは価格で、軽いモデルでも定価で1,530円します。ロストが痛いテンヤではありますが、機能的には最強クラス。人気もかなり高く、品薄になる時期もあるテンヤです！
堤防タチウオテンヤの餌について
定番はキビナゴ
テンヤに付けるエサはキビナゴが定番。釣具店で冷凍パックを購入できるほか、一部地域ではスーパーなどでも購入できます。同サイズのイワシでもOKです。全国的に広く普及している餌なので、まずはキビナゴからスタートしましょう！
関西限定ではありますが、どじょうもよく釣れる餌として人気！入手できるなら検討の余地アリです！
ワームからでもスタート可能
エコギア 熟成 アクア スーパーどじょう M
出典:Amazonテンヤに付ける餌はワームでも代用可能。太刀魚テンヤ向けのどじょう系ワームはもちろん、シーバスやヒラメ向けのシャッドテールも広く使えます。餌の準備が面倒、常温保存可能なものであらかじめ用意しておきたいという場合はワームをチェックです。
餌の付け方について
ワイヤーを使ってテンヤに餌をセットする方法もチェック！アイテム紹介でも登場したメジャークラフト「銀龍」の餌付け解説動画をご紹介します。ワイヤーで餌を巻くタイプであれば多くのものはこの方法で問題なくセットできます。
餌付けはハリ軸の突起にキビナゴやどじょうを真っすぐ刺して、ワイヤーで頭をしっかり固定。尾側へ軽く巻いて、折り返してからもう一度頭にしっかり巻き付けてテンヤオモリ下部にワイヤーを引っかければ完成です。仕上がりができるだけ真っすぐになるように付けましょう！
堤防タチウオテンヤのタックルはシーバスロッドでOK！
手持ちのルアーロッドで始めよう！
太刀魚テンヤの引き釣りに使用されるタックルは磯竿・シーバスロッドの流用がメイン。近年はキャスティング性能やアクションを与えるロッドの張り感を求めてルアーロッドを流用する方が多いです。バスロッド・エギングロッド・遠投系のライトゲームロッドも流用できます。
使用するテンヤの重さは15g前後で、餌の重さを5g～10g程度プラスして30gを扱えるロッドであればほとんどのテンヤに使用可能！対応ルアーウェイトのMAXが軽いものは軽め・重いものには重めのテンヤを組み合わせれば快適に使用できます！
3000番にPE1号前後の組み合わせ！
使用するラインはPEの1号前後がおすすめ。リールは道糸の太さに合う3000番クラスを合わせましょう。高速巻きが必要になるシーンはほとんどないので、ゆっくり巻きやすいノーマルギアでOKです。
リーダーはメインラインの強さに合わせて20lb程度を基準として、太刀魚の歯の対策が必要な場合はリーダーの先にワイヤーリーダー、もしくは30lb程度のナイロンを結ぶのがおすすめです！
堤防タチウオテンヤの釣り方！
堤防太刀魚テンヤの引き釣りを3つに分けてご紹介！
最後は堤防テンヤ太刀魚の釣り方について！引き釣りと呼ばれるスローなアクションが代表的な釣り方ですが、ただ引き続けるだけではなくしゃくりやフォールを入れるのも効果的です。
まずは分かりやすく簡単な釣り方からスタート！釣りに慣れてきたらアクションや重さを使い分けて釣果アップを目指しましょう！
①アクションはただ巻きにストップやしゃくりを混ぜよう！！
引き釣りの基本的な釣り方は名前の通り引くというアクションがメイン。リールでゆっくり巻いてもOKですが、ロッドでサビくような使い方が一般的です。夜間はスローなアクションに反応がよい傾向があるので、スーッと動かしてフワッと落とすようなイメージで動かしてみましょう。
直線的な動きで反応が得られない場合はただ巻きに小さなしゃくりやストップを混ぜてもOK！どの程度のスピード感でどの程度動かすのが一番釣れるかは当日の太刀魚のご機嫌次第なので、同じことを繰り返さずアタリが出るまでいろいろやってみるというのが重要です！
②カウントを使ってタナを調整！
シンプルなアクションがメインになる引き釣りですが、太刀魚釣りらしくタナはこまめに調整する必要があります。初心者の方でも簡単にできるレンジコントロールの方法、カウントを予習しておきましょう！
カウントは文字通り頭の中で数を数えて仕掛けをどこまで沈めるかに基準をつける方法です。同じ重さのテンヤ、同じ巻き速度で着水後のカウントを3カウント・5カウント・10カウントと変えていけば仕掛けは別の深さを通ることになります。
アクションパターンや重さを変えると沈み具合が変わるので、変更するごとにあらためてカウントをするのがポイント。アタリがあったら同じカウント・同じアクションで集中攻撃です！
③ケミホタルによるチューニング
光るものに強く反応する太刀魚にはケミホタルなどの発光体を使った仕掛けチューニングが効果的！テンヤ本体にケミホタルをつけたり、リーダーにケミホタルをつけて仕掛けの存在を強くアピールできます。
引き釣りでは仕掛け上30cm程度のところにケミホタルを付けるチューニングが人気で、発光によるアピール+浮き上がりを強くする効果が夜釣りで非常に効果的！明るい時間はケミホタルを付ける必要はありませんが、暗くなったら仕掛けのどこかに付けておきましょう！
タチウオテンヤで真夜中のタチウオを攻略！
とにかく一匹釣るならテンヤ！
餌の準備が面倒な堤防太刀魚テンヤですが、とにかく1匹を釣りたいという場合はこの仕掛けが一番おすすめ！餌の味とにおいで食い込みがよく、ルアー的な手返しのよさで魚を探す能力も高い仕掛けです。
夜はゆっくり、朝夕はしゃくりをメインにスピード感をアップさせるのがコツ！アタリを感じたらしっかりアワセを入れて、人気の太刀魚をゲットしましょう！
太刀魚が気になる方はこちらをチェック！
堤防の太刀魚釣りが気になる方は下記のリンクをチェック！
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