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メスティンが揚げ物にも使える!キャンプでの調理のコツや片付け方法もご紹介。

長方形の角型クッカー、飯ごうのメスティンは揚げ物もできます。今回はキャンプでの揚げ物の調理方法や揚げ物を作る時にメスティンを使うメリットなどを合わせてご紹介します。メスティンを使えば屋外でも手軽に揚げ物が作れて便利です。
2022年10月19日
揚げ餅
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便利なクッカーを紹介

ソロキャンプにはメスティンが便利

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メスティンは、さまざまなブランドから発売されている角型の飯ごうです。旧来からある兵式飯ごうは、狭く深さがあるため焼いたり炒めたりするには向きません。メスティンは兵式飯ごうと比較すると浅く広い形状をしており1台で焼く、煮る、炒めるなどの多彩な調理方法に対応しており便利です。

ただし、飯ごうのため大きなクッカーのように一度に大量の料理を作ることはできません。そのためソロキャンプで特に活用されるキャンプギアです。

底上げ網用の網とは

底上げ網用の網はメスティンの中に置く脚付きの網です。メスティンの底に食材がつかないようにすることで、焦げ付きを防いでくれます。蒸し料理では底を上げることで食材が水没することなく蒸し上げられます。

メスティン単体でもさまざまな料理ができますが、必要に応じて網を追加する蒸し料理や燻製に対応するところが大きな魅力です。純正の網がない場合は、メスティンより一回り小さい網を選ぶといいでしょう。

メスティンで揚げ物をするメリット

少量の油しか使わないところが便利

Photo bystevepb

メスティンは天ぷら鍋と比べると浅いため少量の油で揚げ物が作れます。使用する油が少ないため、キャンプで運搬しやすい小さなボトルでも揚げ物が楽しめるため便利です。また、使用する油の量が少ないため汚れにくく手軽に手入れもできるところも魅力です。

軽量で使いやすい

天ぷら鍋は重たい物が多いですが、メスティンはアルミ製のため軽量です。そのため、天ぷら鍋よりも携帯しやすくなるところもポイント。機動性を優先したソロキャンプではキャンプギアの重量も大切な要素となります。またメスティンはシングルバーナーを中に収納して持ち運ぶこともでき携帯性が高い便利なアイテムです。

使いやすい形状

丸型のクッカーで串カツを揚げるには大きなクッカーが必要になり油の量も増えるためソロキャンプでは少し難しい料理となります。しかし、メスティンなら長方形のため小さいメスティンでも揚げられるメリットがあります。串カツだけではなくエビフライやししとうなどの細長い食材を揚げるときにも便利です。


メスティンを使った揚げ物やり方

天ぷら鍋と同じように使う

メスティンで揚げ物をするときも天ぷら鍋で揚げ物をするときも作り方は変わりません。適量の油をメスティン入れましょう。底から数cmだけなら揚げ焼きのようになり、半分程度入れるときちんと揚げられます。油の量は食材の大きさや調理方法によって調整するといいでしょう。

例えば大きい食材を揚げる場合は、食材がきちんと浸かるようにする必要があります。また、油の吸収を抑えたい場合は油の量を減らすといいでしょう。

アウトドアで適温を測るには

揚げ物をする時は、油の温度を計ってから食材を入れるのが基本です。アウトドアでは温度計を持っていくことが少ないため、簡単に適温がわかるやり方を紹介しましょう。

割り箸の先端を油の中に入れると小さな気泡ができると一般的に適温と言われており、温度計がなくてもおいしい揚げ物が作れる170~180度がわかります。天ぷらをする場合は、衣を1滴落とし落とした衣が途中まで沈んで浮き上がってくると適切な温度です。

調理時間は変わらない

揚げ物は調理器具の違いよりも温度が大切です。メスティンでする揚げ物でも天ぷら鍋でする揚げ物でも調理時間に大きな差は生まれず、パッケージに書かれた時間どおり揚げたり、衣がきつね色になったら揚げ物の完成です。

アウトドアで揚げ物を作るときのコツ

自宅で下準備しておく

アウトドアで揚げ物をするときは、自宅で下準備しておくと簡単に揚げ物ができるようになります。例えばフライドポテトはあらかじめ自宅で切っておいたり、粉をまぶしておくといいでしょう。味付けに時間が掛かる料理も自宅で下準備するときちんと味が染み込みます。

パン粉を付ける場合もあらかじめ自宅でパン粉を付けておき、冷凍することで手間を省け片付けも簡単です。

温度調整に注意


メスティンは天ぷら鍋と比べると遥かに浅いため、食材を優しく入れないと油が飛び跳ねやすい点に注意しましょう。また、キャンプでの揚げ物は温度管理に注意する必要があります。家庭用コンロと比べるとシングルバーナーや焚き火は火加減が難しいため温度が上がり過ぎないように常に注意しましょう。

アヒージョは油を弱火でじっくり暖めるため温度が急激に上がる可能性はありませんが、揚げ物は高温のため目を離さないようにしてください。

油をきちん切る

注意点としてはメスティンには油を切る網が付属していないため、お皿にキッチンペーパーを用意しておきそこで油を切るといいでしょう。また、ステンレストレーに網を敷いてその上で油を切ることも可能です。きちんと油を切ることで、アウトドアでもおいしい揚げ物が作れます。

油の処理方法について

持ち帰るのが基本

Photo bysilviarita

揚げ物をした後は必ず油の処理が必要になります。油は排水口にそのまま流して捨てることもできないため、基本は持ち帰るようにしましょう。使用した油が冷えたらペットボトルなどの蓋がきちんと閉まる容器に入れてから持ち帰り、自治体の指示に沿った方法で廃棄してください。ペットボトルに入れるときは漏斗を使うと入れやすくなります。

固めると処理が楽に

油を捨てやすいように固めて燃えるゴミとして処理する方法もおすすめ。油固め剤の使い方は、油が冷え切る前に混ぜておくだけです。固めた油は一般的に燃えるゴミとして廃棄できるため、キャンプ場によってはその場で捨てられます。そのため、最も手軽な油の処理方法と言えます。

油固め剤を使うと天かすなどのゴミも一緒に固まるため、汚れも同時に落とせるため非常に手軽で便利です。

新聞紙を活用

少量の油なら新聞紙に吸わせて牛乳パックや袋に入れて持ち帰るという方法もできます。上記の方法と比べると密閉できる容器を用意しなくても手軽に持ち帰りできるため、油を少量のしか使っていない時におすすめの方法です。

アウトドアでの揚げ物は危険?

危険性は天ぷら鍋とあまり変わらない

出典:unsplash.com


結論から言うとメスティンで揚げ物をするときも、天ぷら鍋で揚げ物をするときも危険性自体に大きな差はあまりないでしょう。メスティンの素材となるアルミの融点は660度です。揚げ物は180度となるため、メスティンが溶けるようなことは通常はありません。

揚げ物での火災は使用者に原因があると言われており、メスティンでも天ぷら鍋でも目を離したり火器を消し忘れたりすると危険です。

風に注意

屋外で火器を使う場合は風に注意しましょう。風により焚き火や炭火の温度が一気に高くなる場合があります。メスティンではなく火の温度や勢いに注意しながら揚げ物をすることが大切です。

風を避けるためにテント内で揚げ物をするときは、換気をよくして火事にならないように常に火力に注意しましょう。化繊のテントは一瞬で燃え広がるため、スペースが小さいテントでの火器の使用は特に注意してください。

消火方法の確認

揚げ物で火災が起きた時に水を掛けるとより火面が広がるため絶対に水を掛けないようにしましょう。濡らしたタオルをメスティンにかぶせて沈下するまで待つか、消火剤を用意しておくなど消化方法を確認しておくことも大切です。

キャンプでも天ぷらやフライが楽しめる

Photo byadamcreatives

メスティンは天ぷら鍋よりも携帯しやすく、油も少量で済むためアウトドアでも揚げ物が作りやすくなります。そのため、メスティンを使うとアウトドアでもフライドポテトや唐揚げなどのお酒と相性のいい料理も手軽に作れます。

また、油も処理方法によってはキャンプ場で処理できる場合もあるため、撤収するときも手間がかかりにくいところも大きな魅力です。そのため、アウトドアでの揚げ物もおすすめです。

メスティン料理が気になる方はこちらもチェック!

メスティンはさまざまな調理方法に対応したクッカーです。そのためメスティンで作れる料理は種類が豊富にあります。当サイトにもメスティンを使ったさまざまな料理に関する記事がたくさんあるため、よかったらチェックしてくださいね。