いぶし処 ピートスモークパウダー
メスティン バット BK18
多彩な調理が楽しめるクッカーを紹介
メスティンは万能
今回紹介するメスティンは1台で炊飯したり、フライパンのように炒めたり、焼き揚げも可能な万能クッカーのため非常に人気があります。メスティンはさまざまな調理方法ができるため、必要な道具が減らせるところが大きな魅力です。
また、四角い形状のためバックパックでもきれいに収納できたり、他のキャンプ道具をスタッキングしやすいなどさまざまな点で評価されています。
種類が豊富
メスティンは四角形の飯ごうです。もともとは海外のアウトドアのトランギアが発売したものが火付け役となり、トランギアのメスティンが非常に知名度が高く人気です。しかし、現在はトランギアだけではなくさまざまなブランドからメスティンが発売されています。
形状は似ていますが、内側に目盛りがついていたり焦げ付きに強いフッ素加工やノンスティック加工が施されているなどの違いが多いため、細かい部分まで注意して選ぶといいでしょう。
メスティンでの燻製の作り方
底上げ用の網が必要
メスティン バット BK18
一般的にメスティンは付属品がなく、四角いクッカーのため蒸し料理をするときや燻製器として使うには底を少しだけ高くする底上げ用の網が別途必要です。メスティンのサイズより少し小さいもを使うといいでしょう。
メスティン本体と同様にさまざまなブランドからメスティン底上げ用の網やバットアミなどの名称で発売されています。また、もともとメスティン用ではない製品でもサイズが合えば底上げ用の網の代用品として使用可能です。
燻製の作り方
メスティンでの燻製のやり方は、アルミホイルで小さなお皿を作りスモークチップをメスティンの底に置きます。次に底上げ用の網をおいて内側を底上げし、燻製にしたい食材を置きましょう。スモークチップに直接食材が触れないように底上げ用の網が必要です。
下からアルミホイルの皿、スモークチップ、底上げ用の網、食材と並べたら蓋を閉めて弱めの火にかけましょう。
食材により時間が異なる
火にかける時間は燻製する食材により異なります。メスティンでする燻製は短時間で仕上げる熱燻や温燻となるため長くても煙が出てから10~15分程度で火から降ろしましょう。チーズのように熱に弱い食材は5分程度にするなら様子を確かめつつ時間を調整しましょう。
燻製するときのコツ
ひと手間かけるのがコツ
水分と煙が混ざることで酸味やえぐ味になるため、水分量の多い食材は上級者向きになります。また、おいしい燻製をするには水分量をできるだけ減らす必要があります。
水分の多い食材はいきなり燻製にするのではなく、一度網などにいれ水分を飛ばしてから燻製しましょう。食材を干す時間がない場合はキッチンペーパーで表面の水分を拭くだけでも効果があります。
短時間だけ燻(いぶ)す
メスティンでの燻製は短時間だけ煙で燻すというのがコツです。スモークチップを使って、熱を加えながら燻すため長時間燻製してしまうと食材が焦げます。また、メスティンはアルミ製のものが多く火が強かったり、長時間火にかけると変形する恐れがあります。長くても10~15分程度を目安に燻製するようにしましょう。
チップの種類と相性
メスティンでの燻製に使うスモークチップは桜やくるみ、ナラやメイプルなどの木を原料にしており、樹種により香りや色づきが異なります。そのため、食材により相性のいい樹種が決まってくるためおいしい燻製を作るにはチップの種類にも注意しましょう。
チップ選びのコツは、桜のように香りが強い樹種の場合は癖のある肉類との相性がよく、ナラのように香りに癖がない樹種は魚との相性がいいとされています。
メスティンで燻製するときの注意点
燻製すると手入れが大変
燻製をすると臭いや汚れが強めに付着するため、炊飯したり蒸し料理を作ったときと比べ手入れに手間がかかるようになります。そのため、メスティンで燻製するときは可能な限りアルミホイルでメスティンと蓋が露出しないように覆いましょう。
バーナーパッドがあると便利
バーナーパッド
メスティンで燻製するときに必須の道具となるのは底上げ用の網だけです。しかしメスティンはアルミのため熱に弱く長時間火にかけるときはバーナーパッドを使ったほうが変形を軽減できます。
バーナーパッドはバーナーの火を拡散して均一に炎を当たるようにしてくれる道具です。パッドを使うことで熱が一点集中せず広がるため、メスティンでも変形しづらくなり10~15分程度火にかけられます。
脂の落下に注意
豚バラ肉などの脂が多い食材は、アルミホイルで皿を作ってその上に食材を置きましょう。スモークチップに脂が垂れてしまうと煙が発生しづらくなります。溶けたチーズがスモークチップにつかないようにすることも大切です。
自宅で燻製するときは煙に注意
メスティンは燻製器ではありません。そのため煙が漏れやすい点に注意しましょう。特にアルミホイルで保護した場合は蓋と本体の間に隙間ができやすくなるため自宅で燻製するときは換気扇の下で作るといいでしょう。
燻製におすすめの材料
ザラメ糖
ザラメ糖は燻製に絶対に必要な材料ではありませんが、仕上がったときに食材に艶が出るため可能であれば用意しておきたい材料の1つ。色づきが薄いりんごでもきれいな飴色のような色が付きます。
煙の香りが変化したり、食材の風味に影響することは少ないところもザラメ糖の魅力となっており、僅かに甘みがつくだけとなり大きく味は変わりません。そのため肉類とも相性がよくきれいにないろがつくためおすすめです。
ピートモスもおすすめ
いぶし処 ピートスモークパウダー
ピートモスとは植物が堆積した後に長い年月を経て、腐植化した泥炭です。農業用の資材として使われますが、農業用資材とは別に燻製の材料としてのピートモスも発売されています。また、燻製用のピートモスはウィスキーのスモーキーな香り付けに使われている素材。
使い方は好みのスモークチップの上にザラメ糖と同じように少量振りかけるだけです。燻製で使うときは、燻製用のピートモスを使うようにしましょう。
初心者でも楽しめるおすすめの食材
ナッツ類
ナッツ類は熱で溶けることがなく、水分が少ないため初心者でも簡単に燻製ができるおすすめ食材です。そのまま入れると底上げ用の網の隙間から落ちるためアルミホイルで小皿を作ってその中に入れるといいでしょう。アーモンド、くるみ、カシューナッツなどのミックスナッツでもアーモンド単体でもおいしいスモークナッツが作れます。
チーズは水分量が少ないものがおすすめ
チーズは熱に弱いため、水分量が多く溶けやすいものはメスティンを使った燻製では向きません。スモークチーズを作る場合は、6Pチーズなどの硬めのチーズを使うといいでしょう。慣れてくるとカマンベールチーズなどの柔らかなチーズでも燻製が楽しめるようになります。
硬めのプロセスチーズでもメスティンで燻製するときは熱で溶けやすくなるため注意しましょう。また、溶けたチーズはスモークチップに付着しないように注意してください。
煮玉子もおすすめ
煮玉子も燻製におすすめの素材。煮玉子はすでに作られているパウチタイプのものでも燻製にできます。調味液に浸されているため、おいしい燻製にするには表面の水分を陰干しにするなどしてきちんと飛ばしましょう。干す時間がない場合でも表面の水分はキッチンペーパーで拭き取っておくのがポイントです。
簡単にスモーク料理が楽しめる
メスティンだけでは燻製はできませんが、底上げ用の網とアルミホイルがあると簡易的な燻製器として活用できます。水分に注意しながら好きな材料を燻してみましょう。ちくわやウィンナーなどのすでに加工されている食材でもおいしい燻製ができます。
チップの種類やピートモスの有無で風味や色づきも異なるため、さまざまなチップを利用して食べ比べしてみるのもおすすめです。好きなチップを探してみてくださいね。
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