冬のツーリングガイド・小豆島編！おすすめのルートや絶景スポットもご紹介！

冬こそ楽しみたい小豆島のツーリング

小豆島ってどんなところ？

小豆島は瀬戸内海に浮かぶ、香川県に属する島です。瀬戸内海では淡路島に次いで2番めに大きな島で、周囲に20の属島があります。江戸時代から塩や醤油の産地として栄え、近年はオリーブの産地としても有名です。

年間を通して温暖で雨が少なく、夏の平均気温は26度、冬の平均気温は5度となっています。冬の最低気温は1度前後で、年によっては氷点下になることもあるので防寒が必要です。年に1～2回降雪があり、山間部では積もることもあります。

小豆島一周ツーリングルートをご紹介

小豆島は、絶景を眺めながらツーリングやサイクリングが楽しめる人気観光地です。海岸線に沿って島をぐるりと一周する道路が整備されていて、ソロやグループで爽快な走りができます。

小豆島一周の総距離は約120kmで、バイクで主要道路を走るだけなら約3時間、半島の先まで行っても4～5時間で一周でき、日帰りでツーリングができます。しかし小豆島には見どころが多く、2～3日かけて観光をしながらゆっくりと走るのがおすすめです。

日帰りのツーリングは半周がおすすめ

本記事では、見どころの多い小豆島一周コースを北側と南側に分けてご紹介します。北側は海岸線に沿って滑らかな道が続き、南側はリアス式海岸の絶景が楽しめます。日帰りでツーリングをしたい時は、島の半周を時間をかけてゆっくりと走るといいでしょう。

小豆島へのアクセス方法

香川県の沖合に浮かぶ小豆島には本土からの橋はなく、アクセスはフェリーのみとなります。小豆島には5つの港があり、本土側からは姫路港・高松港・神戸港新港などからフェリーが運航されています。フェリーによってはバイクや自転車の予約が必要な場合があるので、乗船する前にご確認ください。

山の絶景が楽しめる島の北側ルート

島の内陸部を爽快に走るコース

小豆島北側のツーリングルートは、東側にある福田港または大部港と、西側にある土庄港または池田港を結ぶルートです。

港に到着したら内陸部の「小豆島スカイライン」をバイクで走って渓谷や高原を抜け、観光スポットを巡ります。島の反対側の港に着いたら、そのまま南側のルートに進んでもいいですし、海側の道路を走ってもとの港に戻ることもできます。

冬のツーリングにおすすめのスポット

小豆島北側の海岸沿いのルートにも見どころがたくさんあるのですが、ここでは内陸部のおすすめ観光スポットをご紹介します。小豆島には温泉が多いので、ゴールに到着したら、日帰り温泉に立ち寄って疲れを癒すのもいいでしょう。

①寒霞渓

福田港または大部港に到着したら、最初に寒霞渓（かんかけい）を目指しましょう。寒霞渓は日本三大渓谷美の一つに数えられる絶景スポットで、山頂からは瀬戸内海と小豆島が一望できます。

山頂までは寒霞渓ロープウェイでアクセスすることもできますが、ワインディングロードを通ってバイクで登るのもおすすめです。また寒霞渓の周囲を巡るブルーライン（県道29号線）にも見どころが多く、絶好のツーリングルートとなっています。

②銚子渓おさるの国

寒霞渓からは小豆島スカイラインを通って、銚子渓を目指します。銚子渓は「香川のみどり100選」に選ばれている絶景スポットで、野生のニホンザルが約500頭が暮らす「おさるの国」があります。

冬の風物詩として知られているのが、猿たちが体を寄せ合って寒さをしのぐ「サル団子」です。多い時はボスザルを中心に200頭以上の猿が集まり、冬ならではの光景が見られます。

③中山千枚田

中山千枚田は小豆島スカイラインから少し南に下ったところにある観光名所です。大小約800枚の棚田が広がる絶景スポットで、「日本の棚田100選」にも選定されています。

夏から秋の風景が人気ですが、冬は静かにゆくっりと景色が楽しめます。周辺にはランチにおすすめの食堂やカフェがあるので、休憩をするのもいいでしょう。

④迷路のまち

「迷路のまち」は、土庄港から徒歩15分ほどのところに位置する観光名所。約700年前の南北朝時代に、敵の侵入を防ぐために迷路のような路地を作ったのが始まりです。お寺や歴史のある建物が点在し、ノスタルジックな雰囲気が満載です。昔の家屋を改装したギャラリーやカフェも多く、街歩きが楽しめます。

海の絶景が楽しめる島の南側ルート

島の南側には観光名所がたくさん

小豆島南側のツーリングルートには観光スポットが多く、グループで訪れることはもちろん、マイペースで観光を楽しみたいソロライダーにもおすすめです。

南側ルートは小豆島西側の港・土庄港と、東側の福田港または大部港を結ぶルートで、風光明媚な小豆島南部の景色を眺めながら走行します。ルート上には道の駅があり、休憩スポットとしても活用できます。

冬のツーリングにおすすめのスポット

小豆島南側のツーリングは、海沿いの国道436号を走ります。国道から離れた岬にも見どころがたくさんありますが、舗装されていない道路が多いので、慎重に走行するようにしてください。

小豆島南側のハイライト「エンジェルロード」は、潮の満ち干が重要なポイントになるので、干潮時に合わせて訪れるよう計画するといいでしょう。

①エンジェルロード

土庄港に到着したら、すぐ南にある小豆島の人気観光スポット「エンジェルロード」を訪れましょう。干潮になると、沖合に浮かぶ中余島まで「天使の散歩道」とも呼ばれる砂の道が現れます。

「恋人の聖地」にも選ばれているロマンチックな観光スポットで、海岸にある「約束の丘展望台」には永遠の愛を誓う「幸せの鐘」が設置されています。冬は観光客が少なく、刻々と変わる海の風景をゆっくりと眺めることができるでしょう。

② 道の駅 小豆島オリーブ公園

エンジェルロードから東に進み池田港を通り過ぎると、「道の駅 小豆島オリーブ公園」が現れます。ここは小豆島のオリーブ栽培発祥の地で、園内には世界のオリーブが植樹されている遊歩道や、オリーブオイルの搾油をする小屋などがあります。

その他にもオリーブを使った料理が味わえるレストランや、ハーブ湯や露天風呂などがある入浴施設もあり、時間をかけてゆっくりと観光するのがおすすめです。

③二十四の瞳映画村

二十四の瞳映画村は、道の駅 小豆島オリーブ公園から南下した岬にある観光スポット。昭和29年公開の映画「二十四の瞳」のロケセットを再現したテーマパークで、木造校舎や漁師の家などが並んでいます。

昭和の時代に戻ったようなノスタルジックな雰囲気を味わうことができ、冬は人が少なくゆっくりと写真を撮って楽しめます。カフェで、アルマイトの食器を使った「給食セット」を味わうのもおすすめです。

小豆島で冬のツーリングを満喫！

出典：https://unsplash.com/

香川県の小豆島は青い海やオリーブ畑などに囲まれた自然豊かな島で、バイクでツーリングを楽しむのにぴったりの場所です。冬は観光客が少なく、ソロでのんびりとツーリングをしたい人にもおすすめです。

小豆島は日帰りでもツーリングが楽しめますが、できたら宿泊をしてさまざまな観光名所を訪れるといいでしょう。本記事を参考にして、小豆島のツーリングを満喫してください。

小豆島の情報はこちらから！

本記事でご紹介した以外にも、小豆島には観光スポットがたくさんあります。おすすめのツーリングスポットやサイクリングスポットについての記事をご紹介します。また今回ご紹介できなかった、ランチスポットについても記事もぜひ参考にしてください。

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