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投げサビキなら大物が釣れる!?仕掛けや釣り方のコツなど攻略方法まとめ。

広いエリアをサーチできる投げサビキは、大物も狙える人気の釣り。道具は比較的リーズナブルで楽しめる時期も長いので、幅広いアングラーにおすすめです。以下では投げサビキの魅力をご紹介し、大物にも対応する仕掛けや釣り方のコツについても解説していきます。
更新: 2022年10月4日
haekon
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目次

大物も狙える人気の釣り方をご紹介

疑似餌を付けた複数の針をセットにした「サビキ」を、遠くに投げるのが「投げサビキ」という釣り方です。従来のサビキは足元にいる獲物しか狙えなかったのに対し、探索範囲を広げられるのが利点で、時には沖目を回遊する大物を釣り上げることもできます。

以下では投げサビキの魅力をピックアップし、仕掛けや釣り方のコツについても解説していきます(本記事は2022年9月27日の情報をもとにしました)。

投げサビキの魅力とは

1.釣れる魚が豊富&長いシーズン楽しめる

投げサビキで釣れる魚はサビキ釣りと同じく、アジやサバ、イワシといった魚種がメインとなります。より深い場所まで探索することができるため、同じ魚種でもより大物をゲットできる確率が高くなるでしょう。

また、足元で行うサビキ釣りではあまりお目にかかれない、サヨリやマダイ、スズメダイ、メバル、ボラ、イカといった多彩な魚種も釣れるのも魅力です。

全シーズン釣りができる

一般的なサビキ釣りは湾内の水温が高くなる7月から10月までがメインの時期となっています。一方で、沖まで狙える投げサビキは、ほぼオールシーズン釣りを楽しめるのが魅力です。

メインは6月中旬から11月中旬までとなりますが、冬でも沖のボトム周辺にはアジなどの大物が回遊していることがあり、特に朝夕のマズメの時間帯には釣れるチャンスが高くなるでしょう。

2.広いエリア&深いレンジも狙える

50m以上のキャスティングをする方も多く、通常のサビキ釣りに比べて広い範囲を使うことができます。足元が浅すぎてサビキ釣りができない場所でも、水深のある沖の獲物を狙えるのが投げサビキの強みです。キャスティングができる足場があれば、場所を選ばず釣りを楽しむことができるでしょう。

また、沖になるほど深いエリアを攻略できて、他のアングラーとはポイントが被りにくいのもメリットといえます。

3.安定した深さをターゲットにできる


投げサビキは通常のサビキとの違い、仕掛けにウキが付いています。ウキとサビキ針との距離は固定されているため、一定の水深の獲物を探索することができるのが特徴です。大物や魚の群れが集まりやすい場所が把握できれば、高い再現性でそのエリアに仕掛けを落とし、効率的に釣果を得ることができるでしょう。

4.初心者にもできるシンプルな釣り方

仕掛けにはウキが付いているため、獲物のアタリを簡単に確認することができます。竿に伝わる振動でアタリを判断する必要がないため、初心者にも分かりやすいのが魅力です。また、ウキのないサビキ釣りのように上下にしゃくる動作もあまり必要ありません。

仕掛けの概要&主なタックルの推奨スペック

1.投げサビキに必要な釣り道具は?

サビキ釣りにはロッドや道糸を巻いたリールのほか、サビキ仕掛け、サビキカゴ、オモリといったシンプルなタックルで構成されます。投げサビキの場合は追加で、(リールに近い方から)ウキ、ウキ止め、シモリ玉、からまん棒 (ウキストッパー)の順で道糸に通すのが一般的です。

なお、カゴがサビキ仕掛けの上に付くタイプと下に付くタイプがあり、前者はオモリを最下部に、後者はカゴと一体で取り付けます。

2.主なタックルのスペック&おすすめ商品

ロッドは長尺の振り出し式を選ぼう

3m~5mの長尺のロッドで、持ち運びのため小さく折りたためる振り出し式がおすすめです。磯竿や投げ竿が候補で、投げ竿なら10~20号(オモリ負荷)、磯竿の場合は3または4号(ラインの号数)程度の商品がよいでしょう。

例えばシマノのホリデーイソ3号-400は、5~8gのオモリ負荷に耐えられる大物釣りにもおすすめの釣り道具です。

リールはスピニングがおすすめ

シマノ シエナ C3000

出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

ベイトリールに比べて、投げた場合のライントラブルが少なく、飛距離が出るスピニングタイプがおすすめです。サイズはPEラインやナイロンラインを100mほど巻くことができて、取り扱いやすい2500~3000番を選びましょう。

シマノのシエナC3000は「AR-Cスプール」を採用したトラブルレスで飛距離を稼げる人気のリールで、大物との対峙も可能です。

仕掛けはセット品が便利

うきまろ遠投サビキ スキン 7号

出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon

針やカゴ、ウキなどがセットになっている、投げサビキ専用の仕掛けが多数のメーカーから販売されています。大物を狙う場合は針が大きめ(6~7号)の商品を選びましょう。

がまかつの「うきまろ遠投サビキ(スキン)」の7号針用セットには、4本の針が付いた全長1mの仕掛けのほか、ウキやウキ止め、仕掛けが一揃い入っています。使い方も簡単なので、ファミリー用としてもおすすめです。

ラインは飛距離を稼げるPEラインを

道糸にはPEラインとナイロンラインとの選択肢があります。PEラインはナイロンに比べて3~4倍の強度があるため、細いラインを使えるのが特徴。空気抵抗が少ないため、より遠くに飛ばしたい場合はPEラインがおすすめです。

太さはキャスティングの負荷や大物に対応できる3号程度を選びましょう。シマノの「タナトル4」も人気のPEラインの一つで、感度が高いことでも高評価を得ています。

投げサビキの手順やコツを解説

1.基本的な手順について

釣り方は、仕掛けを投げてアタリを待つというシンプルなスタイルです。ロッドの長さが3m以上もあるので、周辺に人がいないことを確認してから開始しましょう。

仕掛けを投入したら水面でウキが正常に浮いているか確認をしてください。ウキが浮いてこない場合は負荷が大きすぎ、横に倒れる場合はカゴがボトムに沈んでいる可能性が大です。また、投げた後にロッドを2、3回あおり、カゴからしっかりとエサを出すことも意識しましょう。

2.ポイントを選んでキャストするのがコツ

仕掛けを投げる場合、魚が集まりやすい場所を選ぶのが釣果を上げるコツです。テトラポッドのような構造物や岩礁といった異なる潮流が当たる場所には、魚のエサとなるプランクトンが多く、魚のたまり場となっています。また、沖に向かって急激に深くなる「かけあがり」の部分にもエサが流れるため、釣れる確率も上がるでしょう。

3.獲物の水深に合わせて仕掛けをセット


既に述べたように投げサビキではウキ下の深さは固定できるのが特徴です。例えば、イワシは表層にいることが多く、サバは表層から中層、アジは中層からボトムなどと一定のパターンがあります。狙うターゲットに応じてウキの位置を設定しましょう。

なお、慣れていないポイントの場合は、最初にオモリだけを付けてポイントに投げ込み、水深を把握しておくことも重要です。

4.エサを利用して獲物を集めよう

投げサビキでは一発のキャストで獲物がかかることはあまり多くありません。同じエリアに投げいれてエサをまき、時間をかけて魚を集めていくのがコツとなります。アタリが出てきたら、群れで集まっている可能性があるので、手返し良く大漁を狙ってみましょう。

エリアを広げて大物をゲットしよう

投げサビキはエリアや水深を自由自在に活用しながら大物を狙える人気のスタイルです。投げの爽快感を味わえるとともに、仕掛けも比較的シンプルなので、初心者からベテランまで幅広いアングラーが楽しめるでしょう。

また、冬を含め時期を選ばず遊べるのも投げサビキの魅力です。ロッドやリールなどの道具は比較的安い価格帯で販売されているので、先ずは釣り具店などで実物をチェックしてみてはいかがでしょう。

投げサビキが気になる方はこちらもチェック!

下には大物も狙えるサビキ釣りの仕掛けや道具についての特集をリンクしました。参考のためサビキ釣り用のおすすめタックルについての記事も追加しましたので、併せてお楽しみください。