キャンプギアはきちんと固定できないと危険
倒壊する危険性がある
ドームテントや魚座型テントなどは自立式テントのためペグで固定しなくても設営できます。しかし、ペグで固定しないと風で飛ばされる危険性があるためペグで固定するのは非常に重要です。また、非自立式のテントやタープやシェルターは適切なペグできちんと固定しないと設営できません。また、風が吹いたときに倒壊する危険性もあります。
風で飛ばされたペグは危険
テントやタープが倒壊するだけでも非常に危険ですが、ペグの種類や長さ、地面との相性があっていない場合は風でペグが飛んでしまう可能性もあります。テントやタープの倒壊で怪我するのは自分ですが、ペグが風で飛んだ場合は第三者にも怪我を負わせる可能性もあるため、特に注意しましょう。特に鍛造ペグやスチールペグなどは危険性が高いです。
また、地面の状態やペグの形状や素材によって抜けやすい場合もあるため、ペグの選び方も大切です。
ペグの選び方
ギアの大きさに応じて長さを選ぶ
ペグは長ければ長いほど深く打ち込めるため、強い力が加わっても抜けにくくなります。そのため、ギアの大きさに合ったペグを選ぶようにしましょう。ソロテントや3人程度の小型のタープなら18～25cm程度ので問題ありません。登山では15cmのペグを使用する場合もあります。
大きいタープやテントの場合は32cm以上の長いペグがおすすめです。短いペグでは深く打ち込めず大型ギアを支えられないため、注意しましょう。
素材に注目
ペグは、鉄（鍛造）やスチール、アルミ合金（ジュラルミン）などさまざまな材質で作られています。それぞれ素材により価格、重量、強度などが異なるためキャンプスタイルにあったペグが必要です。例えば登山では鉄よりも軽いジュラルミンやアルミペグが向いており、重さを気にしなくてもいいオートキャンプでは鍛造ペグでも問題ありません。
| 鍛造 | スチール | アルミ合金 | 樹脂 | |
| 長所 | 頑丈 小石を破砕可能 |
やや軽量 低価格 |
軽量 やや頑丈 |
安い 軽い |
| 注意点 | 高価 重たい |
重たい すぐに錆びることもある |
やや高価 | 簡単に曲がる |
場所によっては専用のペグを使用する
場所によっては専用のペグを使うのも大切。例えば砂浜では鍛造ペグ、ジュラルミンペグは刺さりにくく、テントやタープを保持するだけの張力がありません。柔らかい砂場でも簡単に抜けないサンドペグを利用しましょう。
鉄素材の最強ペグ3選
1：ソリッドステーク
本品は大人気ブランドのスノーピーク定番の鍛造ペグです。鍛造は流すだけの鋳造とはことなり、鉄を叩いて圧力を加える方法で作られており密度が高くなるため強度が非常に高くなります。そのため、小石を破砕しながら打ち込めるようになっており硬い地面に向いています。
また、アルミ素材のペグと比べると曲がることが少なく、曲がってもハンマーで簡単に曲げ直せるため長く使えるペグです。一方、価格が高く重たい点は注意しましょう。
鍛造ペグの評価
文字通り最強と評価されているペグです。鍛造ペグは強度が非常に高く、小石も粉砕できるほど硬くどんな場所でも打ち込めます。そのため初心者にもおすすめです。ただし、形状が楕円形のためYやV型と比べると地面との接触面積が少ないため、柔らかい地面では抜けやすくなります。
最強のペグ、噂通りでした。
どんな硬い所でもへこたれません。
2：ネイルペグ
アルミと比べると強度のあるスチールを使用し、鍛造と比べると価格が非常に安いため誰でも使いやすいペグ。そのため、コスパを重視しつつ強度を求める方にとっては最強のペグです。小さな小石なら鍛造ペグと同じように破砕しながら打ち込めますが、ヘッドのパーツはタッパーで使われているポリプロピレン製の樹脂パーツののため強度は低めです。
ハンマーで樹脂パーツを叩いてしまうと簡単に破損する可能性があるため注意しましょう。
ネイルペグの評価
人気ブランドのキャプテンスタッグのネイルペグは、樹脂やアルミと比べると強度が高く、硬い場所でも打ち込めると評価されています。鍛造や鋳造のペグと比べるとスチール（鉄）のため強度は落ちますが、価格が非常に安くバランスの取れた最強のペグとして初心者にも上級者にもおすすめです。
3：Soomloom スチール ソリッド
本品はスチールペグの中でも安さが最強クラスのペグです。一本辺り最安値では137円程度と非常に安く、スチールのためやや硬い地面でも小石を粉砕しながら打ち込める高い強度があります。安いだけではなく、耐錆塗装や打ちやすいヘッドなどの工夫も豊富で扱いやすいペグのため初心者にもおすすめです。
有名ブランドのアイテムではありませんがECサイトでは非常に評価されており、価格と強度のバランスのよさが魅力になります。
スチールソリッドの評価
本品はコスパ最強のペグとして評価できるペグです。また、スチール製で強度も高く使いやすいペグです。口コミでも価格に対し、作りがいいという声が多数あります。素材がスチールのため鍛造や鋳造のペグの硬さには敵いませんが、硬い地面にでも比較的使いやすいペグと言えます。
軽量で携帯性が最強のペグ2選
1：チタンV型ペグ
本品は人気ブランドのキャプテンスタッグから発売しているチタニウム（チタン）を使用したV型のペグ。本品は強度とカルアを合わせ持ち、V型のため重ねて収納でき非常に軽量なため徒歩でのキャンプにおすすめのモデルです。
チタンはアルミと比べると強度も高く腐食にも強い高機能な素材。そのため、登山用のクッカーなどでも用いられます。アルミと比べると高機な素材となるため、一本で594円と値段が高くなる点は注意しましょう。
チタンペグの評価
チタン製のペグは軽さと強度が高いため、使いやすさ最強クラスと評価されているアイテム。スチールや鍛造ペグとくらべると極めて軽量になっており、アルミの強度も高いためさまざまなスタイルのキャンプにおすすめのペグです。また、本品はアルミペグに多いY字型と同じように柔らかい地面でも使えるところも人気です。
口コミでも指摘されていますが、アルミやジュラルミンと比べると極めて軽いわけではありません。この点に注意しましょう。
2：チタンペグ ソリッド
本品は長さ16.5cmの小型のチタン製ペグです。製造しているのはチタン製品専門店のTITAN MANIAとなっておりチタンの特製を生かした非常に軽量で強度のあるペグに仕上がっています。1本15gしかなく腐食にも強いため悪天候の中でも使いやすく徒歩でのアウトドアにおすすめです。
キャプテンスタッグはV型ですが本品は円のため柔らかい地面では抜ける可能性があります。ペグの形状の違いに注意して選びましょう。
チタンペグ ソリッドの評価
本品は細身のペグですが、鍛造ペグのような形状になっているため、小石なら砕くことも可能と評価されている最強クラスのペグです。軽くて硬い地面でも使えることから非常に使い勝手のいいペグとなります。
そのため、鍛造ペグと同じような感覚で使用できますが、最強といえる強度はありません。鉄に圧力を加え高密度にして製造する鍛造ペグのほうが強度が高いです。そのため同じように硬い地面で使った場合本品は曲がる可能性もあります。
細くて軽くて石のある地面でもハンマーで打ち込むと石を砕いて入っていく頼もしいペグ
各種最強のペグの比較
軽さの比較
| 商品 |  |  |
|---|---|---|
| 商品名 | TITAN MANIA チタンペグ ソリッド | チタンV型ペグ |
| 素材 | チタニウム | チタニウム |
| 重量 | 15g | 17g |
| 形状 | 円 | V字 |
| 商品リンク |
軽さを優先して比較すると上記のようになります。最も軽いのはチタン製のシンプルな円形のペグとなっており、わずか15gしかありません。次いで軽いのは、チタン製のV字型のペグとなり登山でも使いやすいモデル。その反面短く、価格も高い点は注意しましょう。軽いペグは登山で好まれるモデルです。
耐久性で比較
| 商品 |  |  |  |
|---|---|---|---|
| 商品名 | Soomloom スチール ソリッド | キャプテンスタッグ ネイルペグ | スノーピーク ソリッドステーク |
| 素材 | 合金鋼 | 鉄, 合金鋼 | 炭素鋼 |
| 重量 | 130g | 100g | 75g |
| 形状 | 円 | 円 | 楕円 |
| 商品リンク |
耐久性や石を破砕できる丈夫なペグの比較です。最強のペグとして名高いソリッドステークは非常に人気があり実力は折り紙付き。また、他のペグよりも少し軽めです。同じように丈夫なネイルペグとスチールソリッドはコスパも高めです。キャプテンスタッグのネイルペグは人気ブランドの製品ですが非常に安くなっています。
ただし、ネイルペグとスチールソリッドはシンプルな円形のため、柔らかい地面では抜けやすいため注意しましょう。
コスパで比較
| 商品 | | |
|---|---|---|
| 商品名 | Soomloom スチール ソリッド | キャプテンスタッグ ネイルペグ |
| 素材 | 合金鋼 | 鉄, 合金鋼 |
| 重量 | 130g | 100g |
| 形状 | 円 | 円 |
| 1本あたりの値段 | 137円 | 150円 |
| 商品リンク |
コスパで比較すると一番安いのはスチールソリッド。16本セットで1本あたりの価格が137円と最強のコスパです。また、キャプテンスタッグのネイルペグは有名ブランドの製品ですが、1本あたり150円と非常に安く丈夫。価格を優先して選びたい場合はスチールペグがおすすめです。
ペグは使い方も重要
強度最強でも使い方が悪いと意味がない
強度が最強でも使い方が悪いとペグは簡単に抜けてしまいます。そのため、正しい使い方を覚えましょう。ペグを打ち込むときはロープとペグの頭が平行になるように打ち込みます。ペグを打ち込む角度は45～60度ほどになるようにしてロープに対しペグが90度になるように引っ掛けましょう。
このとき角度が浅いとペグが抜ける可能性もあるため注意してください。また、樹脂できたペグは少しだけ打ち方が異なる点に注意しましょう。
柔らかい地面では2本使う
最強のペグでも地面が柔らかいと保持力が弱まり抜ける可能性があります。そのためペグ一本でテントやタープを支えるのではく、ペグを2本使い交差させて打ち込みましょう。2本使うと保持力が高くなり抜けにくくなります。
砂と雪上では2本使うよりサンドペグ、スノーペグという専門のペグを使ったほうがいいでしょう。サンドペグは樹脂でできたペグです。動画の冒頭で使い方が紹介されていますが、通常のペグと少し打ち込み方が小なります。
比較すると差が大きいキャンプギア
ペグには鍛造、鋳造などの製造方法による違い、樹脂や鉄、アルミなどの素材による違い、長さや太さなどの形状よる違いなど比較すると違いが多いキャンプギアです。製造方法や素材の違いで丈夫さが異なるところも重要な要素になります。
さらに、素材や形状で硬い地面に向いたり柔らかい地面に向いたりします。そのためペグはよく見比べてキャンプ地の地面に合った最強のペグを探してみてください。
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