ヤマシタ 遠投マウスIIセット F10
ヤマトヨテグス フロロショックリーダー 5号 20lb
ヤマシタ サーフ弓角II 40mm
メジャークラフト ジグパラ ショート 30g
弓角でサーフとローリングにチャレンジ!
夏におすすめの疑似餌釣法をご紹介!
再び注目度が上昇中!漁具生まれの疑似餌「弓角」を使うサーフトローリング釣法の入門情報まとめです。弓角がどんなものなのか、仕掛け関連から釣り方までをまとめてご紹介します。
夏から早秋にかけて特に強い釣り方で、小型回遊魚全般に有効!ルアーフィッシング的な面白さもバッチリ楽しめます。メタルジグよりも動かすのが簡単なので、釣り初心者の方もぜひ気軽にチャレンジしてみてください。仕掛けを軽くすればルアー用のタックルも使えます!
弓角とは
フックを樹脂で加工したシンプルな疑似餌
今回ご紹介する「弓角」は、フックを樹脂で加工した疑似餌です。漁具を釣り向けにチューニングしたものなので、価格が安価かつ構造がシンプル。かつては角や骨を材料にしていたこと、弓なりの形状から弓角と名付けられました。
釣りをする上での特徴はとにかかくシルエットが小さいこと!ヘビーなオモリに弓角をつけて投げるので、小さい疑似餌で沖の魚を狙えるというのが一番の長所です。この特徴はシラス~小型のイワシを狙う回遊魚に超効果的!メタルジグと同等~それ以上の飛距離を出しつつ、メタルジグよりも小さいシルエットで魚にアプローチできます!
釣れる魚は青物&回遊魚
釣れる魚は小型の魚を狙うフィッシュイーターであればなんでも可能性アリ。表層~中層付近を泳ぎ、速いアクションに反応するタイプの魚がメインターゲットになります。
釣れる魚のうち代表的なものはブリの幼魚(ワカシ~イナダ)とカンパチの幼魚(シオ)!ソウダガツオ系やシイラがヒットすることもあり、小型がメインながら釣れる魚のサイズもさまざまです。夏はベイト・フィッシュイーターとも小型であるケースが多く、弓角の効果が高い&魚とのやり取りが簡単なので、初心者の方はまずこの時期から弓角の釣りにチャレンジしてみてください!
弓角の仕掛け構成
弓角の仕掛けを3つに分けてご紹介!
ここからは弓角の仕掛けをご紹介!仕掛けに必要な3つのパーツと仕掛けの作り方についてご紹介します。仕掛けの構成自体も非常にシンプルなので、ルアーゲームしかやったことが無いという方でもすぐに作れます。
仕掛け選びのポイントは使おうと思っているタックルでキャストできる範囲のオモリを選ぶこと!本来は投げ竿でやる釣りなので、専用製品にはかなりヘビーな重さのオモリまでラインナップされています。シーバスロッドやライトショアジギングタックルを使う方はオモリの項目を要チェックです!
①弓角仕掛け:オモリ
ヤマシタ 遠投マウスIIセット F10
弓角仕掛けで使うオモリは専用の「遠投マウス」、もしくは投げ釣り定番のジェット天秤から選べます。
遠投マウスはオモリとしてはちょっと価格が高めではありますが、浮くものと沈むものが選べて海面を効率よくスプラッシュできるのが大きなメリット。弓角自体はアピール力が非常に低いので、水を使ったアピールは非常に重要度が高いです。
一方のジェット天秤は浮き上がりが強いこと、そして安いというのが大きな魅力!魚の活性が十分なら、遠投マウスに負けない釣果が望めます。予算を抑えたい場合はジェット天秤、少しでも釣果を伸ばしたい場合は遠投マウスを選びましょう!
メタルジグを使ってもOK!
メジャークラフト ジグパラ ショート 30g
オモリの代わりにメタルジグを使う方法もあります。この場合はメタルジグのフックを外してリアにリーダーを接続。リーダーに弓角を結んで使いましょう。弓角は回転するので、ローリングスイベルなどを挟むとトラブルが少ないです。
この方法のメリットは軽い重さを選びやすいことと、パーツをルアーゲームから流用できること!ジグサビキのような釣りになります!
オモリの重さについて
遠投マウスやジェット天秤は重さが号(1号=3.75g)で、投げ竿向けに25号程度までラインナップがあります。ロッドのパワーが合えば重いほど飛距離が出ますが、25号はグラムに直すと90gを越えていて、ルアーロッドでのキャストはかなり難しいウェイト。この重さは投げ竿を持っている場合のみ使用できます。
ルアーロッドで遠投マウス・ジェット天秤を使うときは10号(37g)を選んで40gをキャストできるロッドで投げること!20g程度を使いたい場合はメタルジグかジェット天秤の5号を選びましょう。
飛距離を出せるのが弓角の大きなメリットなので、基本的にはタックルを調整して40g以上を使うのがおすすめです!
②弓角仕掛け:リーダー(ハリス)
ヤマトヨテグス フロロショックリーダー 5号 20lb
道糸(PEラインを使う場合はリーダー)をオモリに結んだら、オモリにハリスの役割を果たすリーダーを結びます。太さは釣れる魚のサイズ次第ですが、小型がメインの夏なら6号程度を選んでおけば問題ありません。細いとトラブルが増えるので、太めを選ぶのがポイントです。
ハリスの長さは弓角仕掛け作りで非常に重要なポイントで、できれば長めに取りたいところですが長いとトラブルが増えます。ルアーロッドを使う場合は投げやすさも考慮して1.2m程度から調整、4m以上の投げ竿を使うときは2m程度からチャレンジしてみましょう!
③弓角仕掛け:弓角
ヤマシタ サーフ弓角II 40mm
仕掛けのメインである弓角はサイズとカラーが選択のポイント!夏の釣りには40mmから50mm程度のサイズがおすすめで、カラーはクリア系が実績があります。
弓角の形状は角度が深いものが遅巻き向けで、角度が浅いものは早巻き向けです。初心者の方には釣り方をイメージしやすい早巻き向けがおすすめ!いろいろなメーカーから展開されているので、価格や形状をチェックしながら気に入るものを探してみてください!
弓角の結び方
弓角にはルアーに付いているラインアイがありません。結び方は弓角本体の穴にリーダー(ハリス)を通し、結びコブを作って糸を止めるという方法を使います。弓角の裏側からラインを通してセットしましょう。
知っていれば超簡単!結びコブの作り方と合わせて動画で予習しておきましょう!
弓角向けのタックル
サーフトローリングは2パターンのタックルで楽しめる!
仕掛けの確認が終わったら次はタックルをチェック!
20号クラスのオモリが使える投げ釣り系のタックルと流用からスタートできるルアーゲーム系タックルの2つに分けて、サーフトローリングのタックルをご紹介します。どちらのパターンでもオモリの重さを調整することである程度幅を出せるので、まずは持っている道具で遊べる範囲から試してみるのがおすすめです!
投げ釣り系のタックルで弓角!
投げ釣り系のタックルは遠投性能の高さが最大の魅力。本格的な投げ釣り用のロッドは25号前後のオモリを弾き飛ばすようにキャストできるパワーがあるので、ルアーでは届かない沖のナブラまで仕掛けを飛ばせます。
ロッドは投げ釣り用で4m前後、25号程度に対応したものがおすすめ。リールはドラグを搭載した投げ釣り用のもので、道糸はナイロンの5号・PEの2号程度を使うのがおすすめです。引きが強い魚を狙うのでロッドは柔らかめのものを選択しましょう!
ルアーゲーム系のタックルで弓角!
ルアーゲーム向けのタックルを使う場合はできるだけ長いロッドを選ぶのがポイント。ハリスを長くすれば弓角が海面から飛び出しにくくなります。10フィートクラスのロッドを選択しましょう。リールは4000番のエクストラハイギア、PEラインはオモリが40gまでであれば1.2号前後、40g以上を使う場合は2号がおすすめです。
シーバスロッドやサーフゲームロッドなら40g程度まで、ショアジギングロッドなら60g以上もキャスト可能!長くて強いロッドを選びましょう!
弓角の釣り方
釣り方を3つに分けてご紹介!
最後は弓角を使ったサーフトローリングの釣り方についてです。
遠投マウス・ジェット天秤・メタルジグどの重りを使う場合も釣り方自体は非常にシンプルで、弓角の自発的なアクションに任せてただ巻きするだけでOK。曲がりがついた弓角が回転しながら左右にユラユラと揺れて、オートマチックに魚を誘います。初心者の方でも簡単に釣れる釣り方です!
①釣り方の基本は投げて巻くだけ!
基本の動作はキャスト後にロッドを立てて、ハンドル1秒1.5回転程度のスピードでひたすら巻くだけ。ロッドアクションは必要ありません。オモリが海面を滑って水が動く程度のスピードで巻き続けましょう。
沈めたりスピードをコントロールして海面直下を引く方法もありますが、初心者の方は海面で水が動くスピードをキープする釣り方オンリーでもバッチリ楽しめます。活性が高い魚が釣れる釣り方なので、アワセが多少遅れても問題ナシです!
②着水時のサミングがポイント!
弓角を使うときのコツはキャスト後に必ずサミングを行うこと。これは糸ふけのコントロールではなく、オモリの向こうに弓角が落ちるように着水させるのが目的です。着水するタイミングではなく、オモリが空中にあるタイミングでスプールに触ってラインの放出を止めましょう。
絡みが多い仕掛けではありますが、リーダーを短くすることとサミングを行うことでかなりトラブルが低減できます。リーダーを短くすると弓角が浮き上がりやすくなるので、海面から飛び出してしまう場合は巻きスピードを落としたりオモリを軽くして調整です!
③釣り方を動画でチェック!
小型青物を狙う夏のサーフトローリング動画もチェックしておきましょう!巻きスピードや海面で水が動くところ、青物の反応もチェックできます。
青物になれていない方は海面をオモリでバシャバシャやると魚を警戒させるように感じるかもしれませんが、スイッチが入った青物は超アグレッシブ。当日思い切ってスプラッシュでアピールできるように、動画で青物の反応をチェックしてみてください。
青物のチェイス、水の動きやオモリ側に出るシーンもチェックしておくと、アワセのタイミングもつかみやすいです!
弓角で回遊魚を攻略しよう!
弓角なら小型青物が楽々釣れる!
遠投性能と小さなシルエットで小型回遊魚を簡単に狙える弓角仕掛け。青物釣りなのでベイトがいないと魚もいない、寄りがいい日と悪い日がありますが、回遊さえあれば初心者の方でも釣れる可能性はかなり高い釣り方です。
コツは思い切って水しぶきを上げること!堤防、サーフ、ゴロタ浜で夏の小型回遊魚を狙ってみましょう!
夏の釣りが気になる方はこちらをチェック!
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中大アジが狙える遠投アジングとジグサビキの入門情報まとめをご紹介します。夏の回遊アジはサーフトローリングのポイントに回ってくることが多いので、弓角の釣りに行くなら覚えておいて損はナシ。薄暗い時間はアジ、明るくなってからは青物の食いが立つパターンが多いので、仕掛けを変えながら両方を狙ってもOKです。
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