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八ヶ岳のテント泊登山ガイド。周辺のテント場3選やおすすめコース、絶景スポットもご紹介

八ヶ岳は都心からアクセスしやすく、山行にもぴったりなことからテント泊をする人が多くいます。そこで、本記事では八ヶ岳のテント泊についてまとめました。八ヶ岳周辺のテント場やおすすめコース、絶景スポットを紹介しますので、ぜひテント泊の参考にしてみてください。
更新: 2022年8月5日
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目次

八ヶ岳はテント泊に人気!

雄大な自然に恵まれた八ヶ岳

長野県と山梨県の境に位置する八ヶ岳は、国定公園に指定されており、個性豊かな山々が連なる名所です。都心から2時間弱でアクセスできることから山行で訪れる人も多く、テント泊の定番スポットでもあります。

テント泊情報を確認して八ヶ岳へ行こう

本記事では、八ヶ岳でテント泊をしたい場合に役立つ情報を集めました。周辺で人気のテント場やおすすめのコース、絶景スポットなど、知っておくと便利な八ヶ岳情報を紹介します。ぜひ、今度の休日は八ヶ岳へ行ってみませんか。

周辺のテント場3選

①:黒百合ヒュッテ

八ヶ岳周辺には、初心者にもぴったりなテント場がたくさんあります。黒百合ヒュッテは山小屋を備えたテント場で、快適に過ごす設備を揃えているのが魅力です。お手洗いや炊事場、シャワーといった設備が整っており、初心者でも安心して利用できます。

テント場はなだらかな平地になっていますが、ゴツゴツとした小石が多いところもあるため、設営しやすいようスノコを借りることが可能です。また、ペグの貸し出しも行っていますので、ペグを忘れた時も安心でしょう。

音楽会などのイベントを定期開催

山小屋では、ジャズやクラシックの音楽会などのイベントを定期的に開催しています。テント場を利用している人でも参加でき、楽しげな雰囲気を満喫できるのが嬉しいポイントです。敷地内のカフェでは特製のビーフシチューやカップケーキなどが提供され、充実した時間を過ごせます。

黒百合ヒュッテの基本情報

黒百合ヒュッテ

  • 住所
    〒391-0013
    長野県茅野市 豊平 宮川8065-1
  • 電話番号
    090-2533-0620

さらに詳しい情報はこちら

八ヶ岳登山黒百合ヒュッテのご案内 | 黒百合ヒュッテ
黒百合ヒュッテは八ヶ岳の山小屋。黒百合が咲く黒百合平で通年営業しています

②:オーレン小屋

八ヶ岳の中央に位置し、硫黄岳や天狗岳、横岳などを登頂するのに最適なテント場です。敷地内の山小屋には薪ストーブを備えており、体を温めてリラックスできると評判を集めています。

宿泊者向けに荷物預かりサービスを行なっており、身軽に登山へ出かけられるのも嬉しいポイントです。テントや寝袋など、登頂に必要ないものを預けておけば、体に余計な負担をかけることなく八ヶ岳を満喫できます。

檜展望風呂や満天の星空も

檜展望風呂に入り、ゆったりとしたリラックスタイムを過ごせるのも人気を集めている理由です。天然の湧水をふんだんに使用し、薪で沸かしたお風呂は登山の疲れを癒してくれるでしょう。天気のよい日は美しい夕焼けを見ることもでき、充実した時間を過ごせます。

日が暮れるとテント場の頭上には満天の星空が広がり、ロマンティックな雰囲気が流れるのも魅力です。大自然を感じたい時に訪れてはいかがでしょうか。

オーレン小屋の基本情報

オーレン小屋

  • 住所
    〒391-0213
    長野県茅野市豊平2472
  • 電話番号
    0266-72-1279

さらに詳しい情報はこちら

八ヶ岳オーレン小屋(硫黄岳 天狗岳 赤岳 登山に最適な山小屋)

③:青苔荘

白駒池の畔にある山小屋のテント場です。専用の駐車場から20分ほどのところにあるため、大きめの荷物も簡単に運べるでしょう。白駒池の神秘的な景観は多くの登山好きを惹きつけていることでも知られており、美しい眺望を楽しめます。

冬になると、凍った白駒池の上で星空鑑賞を満喫できるのも嬉しいポイントです。通年営業しており、冬のテント泊に挑戦したい方にも最適なテント場となります。

青苔荘の基本情報

青苔荘

  • 住所
    〒384-0704
    長野県南佐久郡佐久穂町大字八郡白駒池畔
  • 電話番号
    090-1423-2725

さらに詳しい情報はこちら

青苔荘

おすすめのコース2選

①:双子山コース

八ヶ岳にはさまざまなコースがあるため、登頂の前に確認しておくのがおすすめです。初心者でも山行を楽しめるコースとして人気なのが、双子山コースとなります。

まずは大河原峠から出発し、双子山を通りながら双子池へ向かってください。その後、亀甲池へ向かって天祥寺原を通り、スタート地点へと戻ってくるのが基本のコースです。双子池から亀甲池に至るまでには美しい苔の森を見ることができ、八ヶ岳ならではの景観を楽しめます。

絶景スポット:美しい双子池

双子山コースの絶景スポットとしては、双子池が挙げられます。雌池と雄池の2つの池で構成され、それぞれに異なる趣を感じられるのが特徴です。夏の季節は池が新緑に染まり、美しい景観を楽しめます。

秋になると、紅葉の色を移して池の表面が赤く染まるのも注目しておきたい見どころです。八ヶ岳は紅葉の名所として多くの人が訪れますが、双子山はハイシーズンでも訪れる人が少なく、のんびり紅葉を満喫できます。

②:蓼科山(たてしなやま)コース

迫力のある自然を楽しむなら、蓼科山エリアのコースも人気を集めています。最初に蓼科御泉水自然園からゴンドラで7合目登山口まで行くため、初心者でも高いハードルを感じることなく登頂をスタートできるのが魅力です。

登山口からは、馬返しや将軍平といった名所を通りつつ山頂を目指します。登頂を終えたら元来た道を戻って登山口へ行き、ゴンドラに乗って蓼科御泉水自然園に戻ったらゴールです。

絶景スポット:八ヶ岳連邦を一望できる山頂

蓼科山コースの絶景スポットとして見逃せないのが、山頂から見える八ヶ岳連邦です。北アルプスや南アルプスも目の前に広がり、山頂ならではの雄大な景色を満喫できます。

また、蓼科山の山頂には大きな岩がいくつも転がり、火山群として知られる八ヶ岳らしさを感じられるところも嬉しいポイントです。周囲には植物が全く生えておらず、八ヶ岳でしか見られない荒々しい雰囲気も感じられます。普段とは異なる山の光景を楽しみたい時にいかがでしょうか。

意識しておきたい注意点

正午前にはテント場に到着する

ドーム型の白いテント
Photo byFabricioMacedoPhotos

翌日の登頂に備えてゆっくり体を休めるためには、早めの行動が重要なポイントです。そのため、正午までにはテント場に到着するようにしてください。朝早くに出発してテント場を目指し、正午過ぎにはテント設営を終えているのが理想でしょう。

テント場に着く時間が遅くなると日が暮れてしまい、テントの設営が困難になる場合があります。また、テントを立てやすい場所は順に埋まっていくため、休憩に適した場所を確保するためにも早めの到着を意識してみてください。

設営には平らな場所を選ぶ

設営の際には、なるべく平らな場所を選ぶようにしてください。急な斜面はテントを設営しにくいだけでなく、就寝時に体の位置を整えるのが難しいため、寝違えたり、熟睡できなかったりする可能性があります。初心者向けのテント場は平らな場所が多いですが、よく確認してから設営場所を選ぶようにすると安心です。

宿泊可能エリア以外には行かない

山に設営されたテント
Photo byFabricioMacedoPhotos

山はどこでもテントを立てられるのではなく、宿泊可能エリアが決まっているということも意識しておきたい注意点です。宿泊可能エリア以外にテントを設営すると、害獣被害などのリスクが高まります。安全を確保しながらテント泊を楽しむためにも、必ず八ヶ岳周辺のテント場を利用するようにしてください。

八ヶ岳でテント泊を満喫しよう

都心からアクセスしやすく、気軽に山行を楽しめる八ヶ岳は、テント泊初心者にぴったりなテント場が揃っているところが魅力です。登頂しやすい場所に位置し、設備が充実したテント場が多いため、初めてでも安心して過ごせます。

八ヶ岳にはさまざまなコースがありますので、好みに合わせて選ぶのも重要なポイントです。正午までにはテント場へつき、早めにテント設営を終えるようにすれば、登山の疲れも飛んでいくでしょう。ぜひ、テント泊を満喫してみてください。

八ヶ岳のテント泊情報が気になる方はこちらもチェック!

八ヶ岳でテント泊を楽しむためには、登山コースについて把握しておくことも大切です。関連記事では八ヶ岳の登山コースや登山情報について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。