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【連載】夏場の魚のキープどうしてる?岸釣り・カヤックで使える3つの方法をご紹介!

真夏の魚のキープ方法!釣れた魚をキープする方法や保冷で覚えておきたいポイントをまとめて紹介しています。魚の持ち帰りとしては基本的な方法ですが、知っているのと知らないのでは魚の鮮度が大違い!釣り初心者の方は要チェックです!
更新: 2022年7月27日
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夏の魚のキープ方法を詳しくチェック!

しっかり冷やして鮮度をキープ!

連載第120回!今週の釣りはなんとかうねり・風とも良好な日を見つけてカヤックを出したもののいい魚ゼロ!

マゴチ・ホウボウ釣りに味を占めてしっかりクーラーを用意していったんですが、なんとも残念な結果に終わってしまいました。

でっかいマゴチはまた次回以降ということで、今回は陸っぱり~カヤックに使える魚のキープ手段・夏の釣りの保冷についてご紹介したいと思います。

これから特に気温が高い時期に向かっていくので、お出かけになる方はぜひ参考にしてみてください!

夏はキープした魚のダメージが大きい

夏はとにかく暑い!

今年は雨が多いこともあって朝方の気温が低めですが、日中は30°を越える日ばかり。

クーラーボックスを使っていても、正しく冷やさないとキープした魚はすぐに傷んでしまいます。

朝暗いうちから釣り始めても、片付けをする頃には日中の気温になって、帰りの車内温度も高いです。

保冷剤や凍らせたペットボトルだけの保冷はNG!せっかく持って帰るなら、美味しく食べられるようにしっかり準備をしておきましょう!

便利な道具を使いこなそう

魚のキープは最終的にはクーラーボックスということになりますが、釣りの最中はストリンガーやスカリを使う方法があります。

スムーズに使えるフィールドはやや限定的ながらも、利便性を考えてこの2つを組み合わせるのも1つの方法。持っているとなにかと便利なので、まだお持ちでない方はこの機会にぜひ検討してみてください。

また、血抜きや神経抜きを行うことも魚の鮮度キープに効果があります。ナイフや締め具も要チェックです!

魚のキープ方法:クーラーボックス

必ず用意したいマストアイテム

まずは必ず必要になるクーラーボックス!どういう手段でキープするにしても、最終的には魚をクーラーボックスに入れて持ち帰ることになります。

クーラーボックスを釣り場に持ちこんで直接キープというのが一番シンプルな魚のキープ方法。

この場合は重くて移動時に嵩張る、マイボートや陸っぱりではサイズに限界があるというのがネックになる部分です。

半日の釣りなら特別に高価なものを用意する必要はありませんが、準備するならある程度の保冷力がある釣り向けのクーラーボックスがおすすめ!これは必ず用意してください!

潮氷にして魚を冷やそう

クーラーボックスを使う場合でも、中に保冷剤や凍らせたペットボトルを入れた程度では夏場の高気温に太刀打ちできません。

中に入れた氷そのものはゆっくり溶けて、魚の温度は下がらないということが起きます。これを防ぐのが潮氷です。

潮氷というのは冷やした海水のことで、クーラーボックスに保冷剤・凍らせたペットボトルを入れて、さらに海水を入れれば冷たい海水の出来上がり。

これを低い温度でキープして、初めて魚の鮮度を保てるクーラーボックスになります。

氷を直接入れるのではなく保冷剤・凍らせたペットボトルを使うことである程度塩分濃度を保てるのもポイントです!

潮氷は早めに準備!

夏はとりあえずクーラーに冷却材を入れておいて魚が釣れたら海水を汲んでとやるよりも、早い段階で海水を入れて冷やしておく方がスマート。

海水の量は魚がつかるぐらい、なみなみ入れる必要はありません。

カヤックフィッシングでは海上で振り向きながら作業するのは面倒なので、出航時に海水を入れておく方がトラブルになりにくいです。

今回のように準備だけして何も釣れないと徒労感がありますが、とにかく暑いのでできることはやっておくべきです!

魚を濡らしたタオルで巻くのも効果的

クーラーをできるだけ軽く、つまり入れる海水の量を減らしたいときは薄いタオルを持っていくのがおすすめ!

海水で濡らして魚に巻いておけば、温度上昇と渇きの対策になります。

少なめの潮氷+濡らしたタオルというのが一番軽量なスタイル、自分はカヤックの釣りでこの方法を使っています!

魚のキープ方法:ストリンガー

大型魚のキープに適したアイテム

クーラーボックスを車内に置いての短時間釣行やカヤックフィッシングで手軽なキープ方法を選択したい場合はストリンガーを使うのがおすすめ!

魚のアゴに穴をあけて、紐でつないで泳がせておく道具です。どの釣り方で使う場合も大型魚のキープに適しています。

岸釣りではウツボ、カヤックではサメに注意が必要なので場所を選ぶ方法ではありますが、比較的安価に導入できて何より道具の持ち運びが手軽!

自分は冬季の堤防でサワラ・ブリを狙うときに使っています!

夏のカヤックには不向き?

ストリンガーの弱点はとにかくウツボ・サメに弱いこと。

自分は岸釣りで尺メバルをキープしていて引っ張りっこになったことがあります。結果はメバルの口が切れて魚を取られてしまいました。

また、カヤックで出会う可能性のあるサメは岸近くにいるものよりも大型で、船上の不安定さもあってリスクが高めです。

数が多いわけではありませんが、高水温期はどこからともなくやってくるので自分は釣りの最中様子が気になって仕方ありませんでした。

最悪トラブルが起きてもリスクが低い岸釣り向け、カヤックで使うなら水温が低い時期限定かなという感じです!

魚のキープ方法:スカリ

中小型魚のキープに適したアイテム

スカリは袋状のネットに浮力体がついたような構造のアイテムで、こちらもストリンガーと同じく魚を活かしたままキープできる道具です。

毎回袋を開いて魚を入れるので手間が掛かる、ウツボ・サメのリスクはある、ストリンガーと同じく激流やテトラまわりでは使えない、と弱点もそれなりにありますが、中小型魚であれば数入れられるというのがスカリのメリットです。

スカリもストリンガーも魚を活かしておけるので、保冷を後回しにできるのがいいところ!30cm前後の魚を釣るときはこんなキープ方法もあるのです。

万全を期すなら大きめサイズが必要

ハタやコチなど泳ぎ回らないタイプの魚であれば、少々サイズがあってもスカリで活かしておけますが、アジや青物など泳ぐタイプの魚を活かすにはスカリ内に相応のスペースが必要です。

大型魚をギリギリサイズで入れると動けなくてすぐに弱ってしまいます。

これは数を入れる場合も同じ!魚のサイズと数をイメージして、スペースが必要だと感じたら大きめを選びましょう!

望外の大物キャッチリリースor帰るのもアリ

キープが難しい場合は一旦バック!

持ち込めるクーラーボックスのサイズに制限があるカヤックフィッシングでは、キープできない場合はリリースor一旦戻るというのも覚えておきたい選択肢。

岸釣りの場合も、望外の大物をキャッチした場合はどちらかの手段を検討するべきです。クーラーに入らない場合は頭と尻尾をカットしましょう。

どうしようかなと魚を野ざらしにするのが一番よくない選択肢なので、事前に決めておくのがスムーズです!

釣行計画の組み立てでコントロールしよう

どの程度魚を活かしておくのか、どの程度保冷が必要になるかは、釣行計画のプランニングである程度コントロールできます。

大型魚を持ち帰りたいときは事前に考えておくと◎

たとえば真冬で3時間釣行ならストリンガー+防水バッグで1mクラスの魚まで対応可能、真夏は朝マズメ短間勝負でも潮氷がいる、カヤックなら大型魚狙いの釣りは釣りの最後半にしようという風に組み立てて調整できます!

夏は魚のキープに一工夫!

しっかり冷やして美味しくキープ!

魚の痛みが早い真夏の釣りは、いつもよりさらにしっかり冷やすのが美味しく持ち帰るポイントです。

氷は多め、潮氷もしっかり作って魚を冷やしましょう。

マゴチにアジ、ハタにキスと夏も美味しいターゲットがいっぱい!キープ系のアイテムや締め具を整えて、夏の釣りと美味しい料理を満喫してください!

連載が気になる方はこちらをチェック!

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今回不発だったカヤックの砂ラバ釣行レポートをご紹介します。釣れるマゴチは60cmクラス、ホウボウも40cmはあるかなという感じで自分の使っているクーラーはギリギリサイズ。少なめ潮氷+海水タオル巻きがちょうどいいです。

釣り方に関しても紹介しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください!