シマノ 21 アルテグラ 4000XG
シマノ 19 スフェロス SW 4000HG
シマノ 21 スフェロス SW 6000PG
ダイワ 22 カルディアSW 6000D-H
ダイワ 21 カルディア LT4000S-C
スピニングリールでキャスティング!
カヤックフィッシングにスピニングリールを導入しよう
カヤックフィッシング向けのおすすめスピニングリール5選!入門用に検討できるグレードのアイテムから2022年版のおすすめをご紹介します。
最初は陸っぱりの道具を流用して始めたいという方が多い釣りなので、どんなリールが合うのか条件が気になる方は要チェック!ロッドはオフショア向けとショア向けで長さやアクションに大きな違いがあるので流用すると使いにくいですが、スピニングリールは条件に合うものであればバッチリ流用できます!
カヤックフィッシングのスピニングリールはこう使う!
広く探るキャスティング
まずはカヤックでスピニングリールをどのように使うのか、基本的な運用方法について確認しておきましょう。
1つ目の使い方はSLJやシーバスゲームで主流になっているキャスティング。ベイトリールよりもトラブルが無く、安価なモデルでも軽いルアーをしっかり投げられるのがスピニングリールのメリットです。ミノー、ジグヘッド+ワーム、メタルジグを投げるならスピニングタックルがおすすめ。
キャスティングは障害物ギリギリを狙える点、浅場を手早くサーチできる点が大きなメリットです。魚探に映らない範囲まで広く探りましょう!
SLJタックル
具体的な釣り方もチェックしておきましょう!
SLJ的な釣り方は沖の根周りなど魚が多いエリアを流しつつ、メタルジグを投げて魚を探す釣り方です。移動が速いアジイサキに対応しやすく、中層も効率的に攻められます。魚探に反応があればそのまま真下に落としてもOKです。
フォールを待つ時間が長くなると効率が悪くなるので、40m程度までとイメージして試してみてください!
シーバスキャスティングタックル
テトラなどストラクチャーに潜むシーバスはキャスティングで攻めるのがセオリー。近づきすぎて警戒心を与えることなく、ストラクチャーから出てきた魚を誘う距離も稼げます。目で見て狙えるストラクチャーの釣りは魚探の情報収集が終わっていない初心者の方にもおすすめです。
地形が掴めたら、駆け上がりや沈み根をストラクチャー的にとらえて釣ることで、フラットフィッシュやロックフィッシュも狙えます!
パワーゲームでも活躍
SW機など大型のスピニングリールはバーチカルのジギング、トップやミノーを使ったキャスティングの両方で活躍。スピニングリールはフォール毎にベールを上げなければいけないので、カヤックではフォール時間が長くとれる深場ジギング向けとイメージしておきましょう。
また、スピニングリールはベイトリールに比べて高剛性モデルの価格が安いという長所があります。カヤックは海水によるダメージ、落下によるロストなど陸っぱりや船に比べてリスクがある釣りなので、ソルティガ、オシアコンクエストは高い!という方はSWサイズのスピニングを使うのがおすすめです!
カヤックフィッシング用スピニングリールの選び方
最初の1台の選び方を解説!
続いてはカヤック向けスピニングリールの選び方!まずは基本となる番手とギア比の選び方からご紹介します。
カヤックフィッシングは自分の好きな場所で好きな釣りをできるのが最大の魅力!アジングをしてもいいし、ブリカンパチをやってもOKです。基本は釣りモノごとに基本となっている番手を選ぶのがセオリーですが、今回は初心者の方向けに何が釣れるか分からないという状態での選び方について解説します。
リール選びに迷ったら番手は4000XG!
どの釣りをやるか分からないという方におすすめの番手は4000、LT4000-C!分からないところから始める=ジグの使用機会が多いと考えて、青物系に備えておくのがおすすめの選び方です。高剛性モデルならバッチリ。替えスプールを使ってPE1号と1.5号という使い分けをすれば、SLJからシーバス・青物まで幅広くカバーできます。
ギア比は浅場をやるならノーマルギア・深場をやるならエクストラハイギアとなりますが、基本的には浅場を釣る機会が多いのでノーマルギアをおすすめします。もちろん陸っぱりからXGを流用しても問題ナシです!
SW機の番手は6000番のPGかHG
カヤックは太い糸を使っても船が引っ張られて強度を発揮できないので、バーチカルと考えてもPE3号程度がMAX。強すぎるセッティングにすると態勢を崩して危険です。強いボディとドラグを目当てにSW機を選ぶ場合は、6000番クラスの糸巻き量(PE3号300m)があれば十分!ギア比は先ほどと同じように浅場=ノーマル、深場=ハイギアで選びましょう!
防水機能もチェックしておこう
グレード選びの際に必ず考慮に入れておきたいのが防水に関する機能です。スピニングリールはベイトリールほど海水が内部に入る可能性は高くありませんが、それでも海水を被る頻度は陸っぱりの比ではありません。実釣中、ロッドホルダーに収納中、どちらも海水に近い位置で、波しぶきによる海水侵入のリスクも高めです。
1台を長く使うのか、それなりに使って買い替えるかは考え方次第。海水によるダメージは避けられないので、基本的には海水対応ベアリング&防水機能付きのモデルをおすすめします。
釣行後はいつも以上に海水をしっかり洗い流すのが長持ちのポイントです!
カヤックフィッシング向けスピニングリール3選!
初心者におすすめの3台をピックアップ!
まずはスタンダードサイズのスピニングリールから!釣り初心者の方にもおすすめできる、ハイコスパな4000番クラスのアイテムをご紹介します。
このサイズはPE1号前後のタックルにマッチする番手で、SLJやジグサビキ、フラットフィッシュや根魚釣りにマッチします。自重が軽い点も注目のポイントで、長時間の釣りを気持ちよく楽しめるサイズ感!番手選びに迷ったらまずはこのクラスから始めてみましょう!
①シマノ「21 アルテグラ」
シマノ 21 アルテグラ 4000XG
スタンダードタイプのハイコスパアイテムと言えばコレ!発売直後の品薄が解消されてきたシマノの「21 アルテグラ」です。シマノのエントリーグレード機では最もグレードの高いアイテムで、16,000円前後の流通価格と上位機種から引き継いだシマノテクノロジーが魅力。「ロングストロークスプール」採用モデルでは最も安価です。
カヤックフィッシングで重要な防水性能は「X プロテクト」でバッチリ。特別剛性に優れたモデルではありませんが、軽さとパワーのバランスに優れています。何よりも価格が魅力!コスパで選ぶなら「21 アルテグラ」をチェックしてみましょう!
②シマノ「19 スフェロス SW」
シマノ 19 スフェロス SW 4000HG
青物をはじめ、大型魚を意識したPE1.5号クラスのタックルには「19 スフェロス SW」がおすすめ。SWモデルですが、ご紹介しているアイテムは4000番サイズでスタンダードなリールとして使えます。流通価格は12,000円を切る程度とコスパ抜群。オフショア・ショアとも高い実績を持っています。
防水性能は「21 アルテグラ」よりワンランク下の「コアプロテクト」ですが、剛性感のあるボディと「カーボンクロスワッシャー」を採用したパワー重視の構成は十分に魅力的。アジイサキよりも青物という方はこのモデルをチェックです!
③ダイワ「21 カルディア」
ダイワ 21 カルディア LT4000S-C
ワングレード上のリールからスタートしたい方には、ダイワの「21 カルディア」がおすすめ。ダイワの新構造「モノコックボディ」採用機で最も安価、デザインも優れていてコスパは十分の1台です。
このリールの長所は、4000番比較でご紹介してきた「21 アルテグラ」や「19 スフェロス SW」よりも40gほど軽いこと。ボディ自体もコンパクトですが、パワーや剛性感はミドルクラスらしく上記2機種に劣りません。
ロッドが軽いSLJとは相性バッチリ!2万円アンダーと検討しやすい価格なので、釣り具に慣れている方はぜひこちらもチェックしてみてください!
カヤックフィッシング向け大型スピニングリール2選!
初心者におすすめの2台をピックアップ!
続いては対大型回遊魚用のSWモデルを2つご紹介。初心者の方向けというよりはどんな釣りをするかはっきりとイメージできている方向けの選択肢で、カヤックフィッシング的にはかなり強めのタックル構成になります。
キャスティング・ジギングともこのクラスの番手は何を掛けても巻けるのが最大の魅力!夏はシイラ、秋は青物と使いまわしてハイコスパに楽しみましょう!
①シマノ「21 スフェロス SW」
シマノ 21 スフェロス SW 6000PG
1台目はスタンダードサイズのリールでもご紹介した「スフェロス SW」。タイトルは同じですが、こちらは21年リリースでSW機らしいボディサイズがラインナップされたシリーズです。流通価格12,000円程度とサイズが変わってもかなり安い!SW機では最安値でコスパは間違いナシと言えます。
5000番・6000番・8000番は「X プロテクト」仕様で防水性もバッチリ。耐久性を確保しつつ、ジギング・キャスティングで大型魚に挑めます。PE3号300mの6000番で大型青物に挑戦してみましょう!
準新作ですがインプレは数が多く内容も非常に好評です!
②ダイワ「22 カルディア SW」
ダイワ 22 カルディアSW 6000D-H
最後の一台はダイワの「22 カルディア SW」。デザイン性の高さをカルディアから引き継いで、4000C番から18000番までの全9アイテムをラインナップする大型タイトルとしてリリースされました。ローターこそ樹脂素材ですが、ボディや巻きの強さは上位機種に引けを取らない仕上がりです。
「22 カルディア SW」には6000Sという番手があって、こちらはPE2号300mのスプールを搭載。6000DならPE3号300mです。PE1.5号200mの4000-Cという番手も用意されているので、タックルの内容に合わせてセレクトしましょう!
カヤックフィッシングもスピニングリールで楽しもう!
スピニングタックルを活用!
カヤックフィッシングは魚探の関係でやはりベイトリールが主役ですが、スピニングリールも使いこなせば大きな武器になります。キャスティングや強力なドラグ性能を活かせれば、戦略を一気に広げてくれる選択肢です。
ベイトリールに比べて価格が安い・コスパが高いといった特徴もあるので、釣り初心者の方も上手に自分の釣りに取り入れて、カヤックの釣りを楽しんでください!
カヤックフィッシングが気になる方はこちらをチェック!
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これからカヤックを始める方向けの初心者情報まとめを2記事ご紹介します。事前に確認しておきたいポイント・購入前のチェック次項など、まずは基本的な内容をしっかり確認!カヤックフィッシングは自由な釣りであると同時に自己責任な釣りでもあります。
リールも艤装もしっかり整えて当日の釣りを満喫しましょう!

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