四尾連湖「水明荘キャンプ場」特集！ゆるキャン△の聖地で大自然を堪能しよう！

水明荘は四尾連湖畔のキャンプ場

四尾連湖は山梨県の名湖

四尾連湖は山梨県市川三郷町にある景勝地です。標高850メートルの高所に位置しており、湖の周囲は約1.2キロメートルほどあります。山梨県の県立自然公園に指定されているため、昔から俗化されずに自然のままの環境がキープされています。

新緑の季節や紅葉の季節は特に素晴らしく、初めて四尾連湖を訪れるとその神秘的な美しさに誰もが魅了されるに違いありません。富士山周辺で観光を楽しむ際にはぜひ組み込んでおきたいスポットの一つです。

四尾連湖畔にあるキャンプ場は2つ

四尾連湖には水明荘キャンプ場と龍雲荘キャンプ場という2つのキャンプ場があります。湖畔でキャンプができる点は共通していますが、龍雲荘キャンプ場は車をキャンプサイト内に乗り入れることが可能です。

利便性という点で優れた龍雲荘キャンプ場は、初心者やファミリーでキャンプを楽しみたいという人には最適でしょう。一方の水明荘は不便さを楽しめる経験者向きのキャンプ場で、大自然の中でワイルドなキャンプを楽しみたい人にぜひおすすめです。

水明荘は「ゆるキャン△」で人気急上昇

水明荘キャンプ場は「ゆるキャン△」という漫画作品の中で取り上げられてから広く知られるようになりました。ゆるキャン△は山梨県などを舞台にキャンプの魅力とキャンプを楽しむ高校生たちの姿を描いた作品です。

作品の中ではソロキャンパーのしまりんと、山梨県に引っ越してきたなでしこがこちらのキャンプ場で2人で初めてキャンプを楽しんでいました。今回の記事ではその水明荘キャンプ場の魅力にとことん迫っていきます(記載の情報は2022年6月30日現在のものです)。

キャンプサイトの概要

キャンプサイトの構成

水明荘キャンプ場のキャンプサイトはフリーのテントサイトのみと非常にシンプルです。湖を前にしてテントが設営できるフリーサイトと木立の中にテントを設営できる林間サイトがあり、林間サイトは湖畔のサイトよりもスペースが狭めです。

圧倒的に人気なのは湖畔のフリーサイトで、美しい四尾連湖の景色を一日中サイト内から眺めて過ごすことができます。ただ、真夏のキャンプや冬場のキャンプは林間サイトの方が比較的快適に過ごせるに違いありません。

荷物運びに一苦労

水明荘キャンプ場のキャンプサイトはキャンプ場の受付場所から見て対岸に整備されているため、キャンパーはテント機材やバーベキュー機材などを自分で運び込まねばなりません。

荷物の運搬方法は2つで、四尾連湖の湖畔沿いに作られた細い道をカートなどを利用して運ぶ方法と、ボートに荷物を乗せて四尾連湖を渡って運ぶ方法から選択できます。手押し車は無料で借りられますがボートは有料です。どちらの運搬方法でも10分ほどの時間がかかります。

焚き火も可能

キャンプといえば焚き火ですが水明荘キャンプ場でも焚き火をすることが許可されています。湖畔のサイトと林間サイト両方で楽しむことができますが、直火での焚き火は決められた場所でのみ行うことが可能です。

直火が可能なキャンプサイトには囲炉裏のような囲いが設置されているのですぐに見分けがつきます。キャンプサイト内には木々の枝などがたくさん落ちているので、それを拾って焚き火の燃料にすることもできるでしょう。

設備&サービス

センターロッジでは薪も販売

キャンプ場の受付場所となっているセンターロッジにはペットボトルのお茶やアルコール類、ロックアイスやアイスクリームなどが販売されています。薪も販売されているので、キャンプサイト周辺で天然の薪が調達できない場合でも安心です。

テラス席では四尾連湖の景色を眺めながら食事や飲み物がいただけます。特に冬は体が芯から温まる美味しいチャイがおすすめです。ゆるキャン△に登場するなでしこの姉が飲んでいたチャイなので、ぜひ味わってみましょう。

シンプルなトイレと炊事場

水明荘キャンプ場の設備やサービスはごくシンプルです。トイレ施設は汲み取り式が一ヶ所しかなく決して清潔とはいえない状態になっています。キャンプ場の受付場所には綺麗なトイレ施設があるので、トイレに抵抗を感じる人は面倒でもこちらのトイレを利用するのがおすすめです。

炊事場も一ヶ所ですが屋根付きで雨の日でも洗い物をすることができます。ただ、冬場は強い冷え込みで水道が凍ることがあるため、万が一のために水を持参するのがベストです。

シャワーや入浴は近隣の温泉施設で

水明荘キャンプ場にキャンパーのためのシャワー施設やお風呂はありません。そのため汗を流してさっぱりしたい人は車で30分ほどの場所にある日帰り温泉施設「みたまの湯」がおすすめです。

天然温泉を広々したお風呂で堪能できるのが魅力で、特に露天風呂からは素晴らしい山々の絶景を眺めることができます。水明荘ではみたまの湯の割引チケットを販売しているので、ぜひこちらを購入してから出かけてみてはいかがでしょうか。

ゴミはすべて持ち帰り

キャンプの際に出たゴミはすべて持ち帰りがルールです。近年水明荘キャンプ場の人気が高まるにつれてゴミの問題がクローズアップされています。キャンプサイトがセンターロッジから離れている場所にあるため監視の目が届きにくいという現状もあるでしょう。

四尾連湖は手付かずの自然が残されている山梨県でも貴重なスポットの一つです。キャンパーは入場禁止などとならぬよう、キャンプを楽しむ人は使用済みの炭も含めゴミを必ず持ち帰りましょう。

屋内宿泊施設も活用しよう！

山荘

水明荘のメインは山荘です。建物の1階には間仕切りも可能な大広間があり、2階には畳敷の落ち着いた和室があります。四尾連湖の湖畔に佇む素晴らしいロケーションが魅力で、客室からは春夏秋冬に変化する四尾連湖の美しい景色を眺めることが可能です。

キャンプ場にはコテージ施設などがないため、山荘の客室をコテージ代わりにして楽しむのもおすすめです。昼間は四尾連湖の湖畔にテントを張って過ごし、夜は客室でゆっくりと休むというスタイルはいかがでしょうか。

ロッジ

水明荘には山荘の他にロッジもあります。一般のコテージ施設のように一棟貸しのタイプではなく、一つの建物の中にいくつもの客室を備えたタイプのロッジです。

ロッジは2階建で全部で8つの部屋があり、1階がフローリングの部屋、2階が畳敷の部屋という構成になっています。トイレと炊事場は屋外にある施設を共同利用することになりますが、コテージ感覚で快適に過ごせるのでテント宿泊が苦手な人はロッジという選択肢もアリでしょう。

利用方法&アクセス

予約とチェックイン

水明荘キャンプ場は一年を通じて予約が可能です。チェックインは午後1時からで翌日の午前11時まで滞在できます。予約は電話のみとなっていて、チェックイン時に予約の際に告知される予約番号を受付に提出して手続き完了です。

宿泊料金はチェックイン時に支払うことになっていて、平日料金が1泊1,650円、休日料金が1泊2,200円となっています。駐車料金も別途必要となるため、設備やサービス面を考慮すると少々割高な料金設定といえるでしょう。

キャンプ場へのアクセス

水明荘キャンプ場はテント機材やバーベキュー機材をすべて持参しなければならないため、アクセス方法の選択肢は車のみとなります。東京方面からは中央自動車道を利用して甲府南インターチェンジで降り、そこから国道と県道を走って35分ほどで水明荘に到着します。

県道から駐車場までの道が極端に狭く車のすれ違いはほぼ不可能です。対向車の有無を確認するため、アクセス路に侵入する前に水明荘に電話連絡をしましょう。

水明荘の所在地・問合せ

水明荘キャンプ場で四尾連湖の魅力を満喫

Photo bymostafa_meraji

ここまで山梨県にある水明荘キャンプ場について解説してきましたがいかがでしたか？神秘的な四尾連湖の魅力を思う存分満喫できるのが水明荘キャンプ場の大きな魅力です。次のキャンプはぜひ本記事の情報を参考にしてゆるキャン△の舞台にもなった水明荘キャンプ場に出かけてみてはいかがでしょうか。

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