ハスクバーナ H900
土佐鍛ダマスカス豆山遊鉈
NedFoss 「シースナイフ」
キャプテンスタッグ「アウトドアソフトレザーグローブ」
Donfri「防刃手袋」
バンドック「小型薪割り台」
コテージ「薪割り台」
グレンスフォシュ ハンドハチェット
五十嵐刃物工業 鋼典 鋼付ミニ箸付鉈
モーラナイフ Companion Heavy Duty
薪の割り方を道具ごとに知っておこう!
キャンプ初心者にとって憧れるのが、薪割りから焚き火まですべての手順を自分でやってみることでしょう。しかし、道具の使い方や割り方のコツや方法を知らなければ思うように楽しめません。
当記事では、薪割りに使われる代表的な道具「斧・鉈・ナイフ」に分けて薪の割り方からコツ、おすすめアイテムまでご紹介。自分のアウトドアスタイルにピッタリな道具と薪の割り方をチェックして、ソロ・ファミリーキャンプで焚き火を楽しんでみましょう。
薪を簡単に割る方法
基本的な割り方
太い薪を割るには大きな斧を使用します。しかし、キャンプで使う場合は小さな刃物で十分です。いずれの道具で薪割りをするときでも方法や手順はあまり変わりません。ブレードを当てて、表面に食い込ませて薪割り台や地面に打ち付けるようにしてください。力を入れなくても簡単に割ることができます。
薪割り手順
- 1:薪を安定した場所に置く
- 2:刃物を食い込ませる
- 3:衝撃を与えて刃を進める
- 4:下まで到達したら手で割る
薪割り方法を動画でチェック!
薪の割り方は難しくありません。手順と併せて参考動画をチェックしてみてください。薪割りをしなければ、着火しにくくいつまで経っても火を大きくできません。斧や鉈・ナイフを使い分けて、大きな薪を小さくしてから焚き火を始めましょう。
斧は太い薪を割るときに最適!
斧のよくあるイメージとしては、大きく振りかぶって丸太を割っていく作業。
しかし、キャンプなどでは大型ではなくコンパクトな手斧を使うことがほとんどです。安心して持ち運びやすいブレードケース付のものや、薪を割るときに斧がすっぽ抜けを予防できるストラップ付きものをおすすめします。
斧はこんな人におすすめ
- 太めの薪を割りたい
- 固い広葉樹で焚き火したい
- ハンマーとしても使える
斧を使った薪の割り方
斧を使った薪の割り方は、まず薪を薪割り台など安定した場所に置きます。一度斧のブレードを割りたい箇所に当ててから、小さく振りかぶって食い込ませましょう。少しずつ薪を台に打ち付けていき、下まで割れたら完了です。
おすすめアイテム1:ハスクバーナ
ハスクバーナ H900
ハスクバーナ「H900」は、プラスチック素材のハンドル・持ちやすい取手付きの収納ケースが付属しており、使いやすさと携行性の高さを両立しています。ハンドルが軽く、ヘッドが重いことから力を入れなくても簡単に小さく割れるため、初心者にもおすすめの1本です。
ヘッドに背中があるため、ハンマーとしても使えます。
おすすめ2:グレンスフォシュ
グレンスフォシュ ハンドハチェット
グレンスフォシュ「ハンドハチェット」は、コンパクトながら重量感のある手斧です。重心のバランスが取れているため、余計な力を入れなくても薪割りができます。また、刃が鋭く付けられていますので、ブッシュクラフトにも最適。ナイフのように取り回せる斧を探している人におすすめします。
鉈は携行性と使い勝手のバランスがよい
鉈は、主に山の中での作業などに多く使われる道具です。薪割りはもちろん、枝打ちや木を削るときに使われます。薪割りに向いた鉈は片手で使えて、両刃のものが最適です。斧と比較すると、鉈はが柄・刃渡りが短くなっており、取り回しやすさが特徴。
また、鉈にはあらゆる種類がありますが、幅広い用途に使いたい人は腰鉈に分類されるものをおすすめします。
鉈はこんな人におすすめ
- 枝払いにも使いたい
- 細かい作業もこなしたい
- フィールドでも腰につけて携行したい
鉈を使った薪の割り方
鉈を使った薪の割り方は、まず、鉈を薪の木目に沿うよう当て、軽く薪に食い込ませておきます。 そのまま鉈と薪を持ち上げて、台に打ち付けるように落としていきましょう。 この動作を繰り返せば、振り回さなくても簡単に薪が割れます。
ほかにも鉈の背を薪などで叩き、食い込ませる割り方もおすすめです。
おすすめアイテム1:トヨクニ「土佐鍛ダマスカス豆山遊鉈」
土佐鍛ダマスカス豆山遊鉈
トヨクニ「土佐鍛ダマスカス豆山遊鉈」は、小型で携行しやすい腰鉈です。 全長が20cmほどとなっており、楽に取り回せます。薪割りはもちろんですが、枝打ちや料理にも使いやすいのが特長。ブレードは、鉄と鋼を7層重ねて加工されており頑丈さと美しさを兼ね備えた1本です。
また、ハンドルは樫の木でできており握りやすく、細かいな刻み目が滑り止めとしても機能します。美しい見た目にもこだわりたい人におすすめです。
おすすめアイテム2:五十嵐刃物工業
五十嵐刃物工業 鋼典 鋼付ミニ箸付鉈
五十嵐刃物工業「鋼付ミニ箸付鉈 」は、先端に突起があることで枝を手繰り寄せたり、薪割りしたときに地面へブレードが当たらないようにしたりする工夫が施されています。価格も比較的リーズナブルなため、初めて鉈を購入する人にもおすすめの1本です。
ナイフは薪割りから調理までこなせる
ナイフでの薪割りは、片手で掴める太さの薪に限られます。太すぎる薪を割ろうとするとナイフに大きな負荷が掛かり、破損してしまうおそれもあるため非常に危険です。しかし、使いやすい長さであることから調理やフェザースティック作りなど細かい作業にも最適。
薪割りに向いたナイフは、ブレードと柄が一体となったシースナイフをおすすめします。
ナイフはこんな人におすすめ
- 薪を小さく割りたい
- ソロキャンプに使いたい
- 料理やブッシュクラフトもしたい
ナイフを使った薪の割り方
ナイフを使った薪の割り方は、薪に使う木の種類から考える必要があります。薪には針葉樹と広葉樹の2種類が選ばれますが、割れやすい針葉樹を選びましょう。
薪を台に置き、木目に合わせてナイフの刃を当てて、ナイフの背中を他の薪で叩きます。背を叩けなくなったら刃先に叩く場所を変えて、割れ目が下まできたら手で割くようにすれば完了です。
おすすめアイテム1: NedFoss 「シースナイフ」
NedFoss 「シースナイフ」
NedFoss 「シースナイフ」は、アウトドアで幅広く使えるサイズ感の1本です。鏡面処理されたブレードは、切れ味・耐久性ともに優れ、研ぎやすさも抜群。
美しい曲線を描いた刃先と独特の指掛け形状、握りやすいグリップが魅力です。刃厚が5mm・刃渡り15cmとバトニングもやりやすく、針葉樹を楽に割れます。使いやすさとデザイン性の高いナイフを探している人におすすめです。
おすすめアイテム2:モーラナイフ
モーラナイフ Companion Heavy Duty
モーラナイフ「Companion Heavy Duty 」は、ブッシュクラフトやハンティングに適したドナイフです。ブレード刃厚が3.2mmとなっており、より取り回しやすい1本。ラバー製のハンドルは、丈夫さと手への馴染みやすさを両立しています。
リーズナブルな価格・使い心地・丈夫さを高い水準で備えたナイフを探している人におすすめしたいナイフです。
そろえておきたいアイテム2選
斧や鉈、ナイフを持っているだけで薪割り以外にもフェザースティック作りなどブッシュクラフトに役立ちます。しかし、いずれも便利な刃物ですが、使い方を誤ると大きな怪我につながりかねません。
ここでは、そろえておきたいアイテムを2種類選んで紹介します。安全・快適に焚き火を楽しむ際の参考にしてみてください!
グローブ
グローブは、薪割りをするときに手を保護するアイテムです。軍手などでも構いませんが、レザーグローブは手の動きを制限しにくくおすすめ。また、薪割り以外にも焚き火に薪を焼べる際、熱からも手を守れます。
より安全性を求める場合は、革素材だけでなくステンレス素材のものもおすすめ。ここでは、グローブのおすすめアイテムを2つ選んでご紹介します。
キャプテンスタッグ「アウトドアソフトレザーグローブ」
キャプテンスタッグ「アウトドアソフトレザーグローブ」
キャプテンスタッグ「アウトドアソフトレザーグローブ」は、柔らかな牛革と裏地に肌触りのいいポリエステルを採用することで、下ろし立てでも使いやすいアイテムです。薪を焼べるのにも使いやすく、価格もリーズナブル。初心者が最初に購入するグローブとしておすすめします。
Donfri「防刃手袋」
Donfri「防刃手袋」
Donfri「防刃手袋」は、刃を握り込んでも破れないステンレス鋼で作られたアイテムです。手首に固定用のストラップが付いているため、作業していてもずれにくく、安心して薪割り可能。
また、使い心地を向上させる綿グローブもセットになっているので長時間使っても快適です。装着してもストレスが少ないグローブを探している人におすすめします。
薪割り台
薪割り台を準備しておくと薪を安定させられます。さらに、道具を壊してしまうことを予防可能です。どうしても地面に直接薪を置いて薪割りしてしまうと、小石などにブレードを当ててしまい刃が欠けてしまう原因となります。特長の異なるアイテムを2つご紹介しますので、チェックしておきましょう。
バンドック「小型薪割り台」
バンドック「小型薪割り台」
バンドック「小型薪割り台」は、木製合板で作られているため、持ち運びやすいアイテムです。面も広く取られているので丸太でも安心して置けます。重量1.2kg・厚さ28mmと収納スペースを選ばないのもポイント。携行性を重視する人におすすめします。
コテージ「薪割り台」
コテージ「薪割り台」
コテージ「薪割り台」は、重量感があり安定した使用感と、アウトドアの雰囲気を高められるアイテムです。薪割り台としてだけではなく、ダッチオーブンの置き場やローテーブルとしても使えます。フィールドで持ち運びやすい麻紐製のストラップも付属。安定した使い心地を重視する人におすすめします。
薪割りや焚き火の注意点
薪割りや焚き火をするときは、安全に楽しむために注意点を知っておくことが大切です。斧などの刃物類や炎は使い方を間違えなければ楽しいひと時を過ごせますが、取り扱いを間違えると怪我や事故につながるおそれもあります。ここでは、それぞれに分けて注意点を解説しますので、チェックしておきましょう。
周囲の確認
薪割り・焚き火をする際、始める前に周囲の確認を必ず行いましょう。薪割りするときは、刃物を使っても安全な距離を確保してください。目安としては半径5m程度の距離を確保すると、万が一刃物がすっぽ抜けたり薪が飛んでも安心です。
焚き火をする場所も、テントやタープに火の粉が飛んでも当たらない距離を確保して選びましょう。
刃物の扱い
薪割りには当然刃物を使用します。薪割りをするときは安全対策としてグローブを着用しましょう。素手でやると怪我するリスクが高まります。また、薪割りしないときは斧や鉈、ナイフを安全に収納するようにしてください。置きっぱなしにすると踏んでしまい、こちらも怪我の可能性があるので、注意しましょう。
薪の割り方を覚えて快適に焚き火を楽しもう
薪の割り方や、それぞれのおすすめを道具別にご紹介しました。斧や鉈、ナイフにはそれぞれの特性があるため、自分が割りたい薪の太さや使いたい用途によって使い分けるのが快適に焚き火を楽しむコツです。
また、1本だけに決めるのではなく、斧とナイフ、斧と鉈などのように特性の違う道具を組み合わせて携行するとよいでしょう。併せてそろえておきたいアイテムも解説しましたので、ぜひ、アウトドアへ出かける前に割り方などのポイントをチェックしてみてください!
キャンプ初心者の方はこちらもチェック!
当サイトでは、【道具別】薪の割り方ガイド。ナイフ・斧・鉈それぞれのコツやおすすめアイテムも紹介以外にも、キャンプ初心者が知っておきたいキャンプ知識に関することを取り扱った記事がたくさん掲載されています。気になる方はチェックしてみてください!
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