検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

中上級者向けのサーフボード「ツインピン 」。特徴や注意点、乗り方のコツを完全解説。

ツインピンは、中上級者向けとして知られているサーフボードです。本記事では、ツインピンの特徴や注意点、サーフボードの乗り方などについて紹介します。ツインピンのサーフボードを乗りこなすにはどうすればよいのかチェックして、サーフィンを楽しんでみてください。
更新: 2023年7月25日
kon_w
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

サーフボード・ツインピンを特集!

ツインフィンとピンテールを合わせたツインピン

夕方にサーフィンをする人
Photo byPexels

ツインピンとは、ピンテールとツインフィンを組み合わせたサーフボードのことを指します。ピンテイルは先端が尖った形、ツインフィンは2本のフィンがついているのが特徴で、ツインピンは両者の利点を兼ね備えたサーフボードと言えるでしょう。

ツインピンサーフボードの特徴をチェックしよう

本記事では、ツインピンのサーフボードを特集します。サーフボードの特徴や注意点、乗り方のコツなど、ツインピンについて把握しておきたい情報を集めました。ツインピンでサーフィンを楽しむために役立ててみてください。

ボードの特徴

ミッドレングス〜ショートボードが多い

サーフィンをする男性
Photo byStockSnap

ツインピンは、もともとミッドレングスで人気を集めたサーフボードですが、近年はショートボードでもツインピンを採用することが増えています。逆に、ミッドレングス以上のロングボードで取り入られることは少ないと言えるでしょう。

軽くターンできる

ツインピンはテール部分が尖った形になっているため、波に乗った時にテールが沈みやすいという特徴があります。テールが水中に沈むことでターンが軽くなり、スムーズなアクションが可能になるところがツインピンのよいところです。

逆に、テールの沈み込みが少ないとターンが重くなり、サーフボードから落ちる原因にもなります。軽快なターンを楽しみたい時にはツインピンを取り入れるとよいでしょう。

スピードを出しやすい


波に乗る男性
Photo by goodsurfers2015

ピンテールは、テール部分の面積が狭いため大波に乗りやすいという利点がありますが、小波ではスピードが出ず思ったように波に乗れないことも少なくありません。そんなピンテールにツインフィンを組み合せることによって、小波に対応できるようにしてあるのもツインピンのよいところです。

小波に対応できないというピンテールの欠点を補い、どのような波でも乗りやすくしたのがツインピンと言えるでしょう。乗れる波の幅を広げたい時に最適なサーフボードです。
 

フィンが抜けづらい

通常のツインフィンは、大きなアクションをかけるとフィンが抜けて波をつかめないことも珍しくありません。ツインピンはテールが尖っていますのでフィン同士の間隔が狭く、大きなアクションを加えた場合でも抜けにくいという特徴があります。

そのため、ダイナミックなアクションをたくさん繰り出したい時にもツインピンを取り入れるとよいでしょう。

意識しておきたい注意点

トライフィンよりコントロールに劣る

一人でサーフィンをする人
Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ツインピンにはフィンが2つ付いていますが、サーフボードの中にはフィンが3つ付いたトライフィンも存在します。トライフィンは昔から親しまれてきたサーフボードのタイプであり、コントロール性の高さが特徴です。

ツインピンはフィンが2つになりますので、フィンを3つ備えたトライフィンと比べてコントロール性が劣ります。そのため、初心者がツインピンに乗るとコントロールの難易度は高まるでしょう。

波が高いとスピードが出過ぎることがある

ツインピンはセンターフィンが付いていないため、スピードが出やすいという特性があります。しかし、波の高さによってはスピードが出過ぎてしまうため注意が必要です。

例えば、高い波にツインピンで乗った場合はスピードが出過ぎてサーフボードを操作できなくなることも少なくありません。そのため高い波に乗る時には、スピードの調整力が必要不可欠です。

小さなフィンだと不安定になりやすい

大波でサーフィンをする人
Photo byKanenori

小さなフィンのツインピンは不安定になりやすく、プロレベルでなければ乗りこなすのは難しいでしょう。大きめのフィンであれば安定感は確保できますが、抜けは悪くなります。安定感を確保するか、抜けを重視するかは、自分のサーフィンレベルを考慮に入れて決めることが重要です。

初心者には向かない


ツインピンには、コントロールしづらいところやスピードが出過ぎるところなど、気をつけておきたいことがいくつかあり、初心者が乗りこなすのは難しいと考えられます。初心者がいきなりツインピンに挑戦すると気持ちよく波に乗り切れない可能性が高いため、中上級者レベルに達してから取り入れるとよいのではないでしょうか。

知っておきたい!乗り方のコツ

ピーク周辺で波待ちをする

波に乗った状態の男性
Photo by goodsurfers2015

ツインピンは加速力があるため、ピーク周辺で波待ちをするのがおすすめです。また、チャンネルを上手に活かせば、波待ちポイントへのパドルも楽になるでしょう。

チャンネルとは岸から沖に向かう潮の流れのことです。チャンネルに乗ることができれば体力を使わずとも目的地まで行けるため、海に入る前にチャンネルの場所を探ってみてください。

テールが持ち上がったら一気に立ち上がる

好みの波が起きたら、ピークに向かってパドルを開始します。パドルをする時は、波にテールを押し上げてもらうイメージを持ってください。

テールが押し上げられたら一気に立ち上がり、前足に体重をかけるようにするとスムーズにドロップダウンできるようになります。テールの持ち上がりが鈍いと波乗りに失敗する可能性も高まるため、テールが波に押し上げられた時の感覚を覚えておくとよいでしょう。

波側に足を置く

サーフィンをする人の近影
Photo by goodsurfers2015

サーフボードに乗る際には、波側に足を置くことを意識するのもポイントです。波側に足を置くとサーフボードのコントロール性が上がり、大きな波やチューブの波でも乗りこなすのが簡単になります。中心に乗るとサーフボードのコントロールが困難になるため、注意するようにしてください。

ボードの選び方

長さは200〜270cmを目安に

白いボードでサーフィンをする人
Photo by422737

もともと中上級者向けと言われているツインピンですが、ショートボードになるとさらに乗りこなすのが難しくなるため、まずはミッドレングスを選ぶのがおすすめです。約200〜270cmを目安に選べば、長さと浮力のバランスが取れたサーフボードを取り入れられるでしょう。


体重の40〜30%の重量がおすすめ

中上級者向けの場合、サーフボードの重量は体重の40〜30%を目安に選びます。適度な浮力があればツインピンも乗りこなしやすくなるため、重量にもこだわりを持って商品をチェックするようにしてみてください。

EPSとPU素材の特徴を把握する

サーフィンでターンをする人
Photo byhhach

近年、サーフボードに用いられることの多い素材として知られているのがEPSです。軽くて扱いやすい利点がある一方で、不安定になりやすい場合もあるため注意してください。

EPSの次に使われているPUは、トータルバランスの取れた素材ではありますが、強度が弱いという欠点があります。それぞれの素材の特徴を把握した上で、自分が使いやすいボードを選んでみてください。

ツインピンのサーフボードに挑戦!

大きな波に挑戦する人
Photo byandyperdana69

ツインフィンとピンテールのよいところ取りをしたツインピンは、軽いターンができるところや、大きい波だけでなく小さい波にも対応しているところなど、さまざまな利点があります。

一方で、コントロールが難しかったり、スピードが出過ぎてしまったりすることがありますので扱いには注意が必要です。サーフィンに慣れ、中上級者レベルなった時にツインピンを検討するとよいでしょう。乗り方のコツも確認しながら、気持ちのよいサーフィンを満喫してください。

ツインピンのサーフボードが気になる方はこちらもチェック!

ツインピンは中級者以上に最適なサーフボードであり、選び方を間違えると乗りづらさを感じることもあります。関連記事ではサーフボードの選び方やおすすめのサーフボードを紹介していますので、自分にぴったりなボードを選ぶための参考にしてみてください。