バイクでサーフボードを運ぶ際に
バイクでサーフボードを使うときに注意したいこと
サーフィンを楽しむ際、サーフボードが必要です。より手間なくサーフボードを移動させたいという方の中には、バイクや原付、自転車、スクーターなどに移動で必要なキャリアを取り付けたいという方もいるかもしれません。
しかしサーフボードキャリアは、道路交通法に反する違法な行動ではないかと不安に感じる方も多いでしょう。違法であれば、車にサーフボードを取り付けたいと考える方もいるかもしれません。
バイクでサーフィンに行く前に知っておこう
サーフィンが盛んな地域では、バイクやスクーターなどにキャリアを取り付けている方も少なくありません。取り付けは簡単ですが、サーフィンに行く前に違法かどうか確認しておくと安心でしょう。
今回は、サーフボードに関連した法律に触れて違法になるのか詳しくご紹介していきます。なお地域によって細かなルールが異なる場合があるので、必ずご自身でも確認してみてください。この記事は、2022年6月22日の情報を基にしています。
キャリアって何?
話題の人気アイテム
バイクやスクーター、車などに取り付けてサーフボードを運ぶアイテムのことです。サイズや形は様々あり、ネット上でも気軽に購入できます。湘南地方を中心にバイクでサーフボードキャリアを使う人の姿を見かける機会が多いのです。
広く流通しているタイプは、キャリアベースにアタッチメントをつけるタイプです。しっかりと取り付けた後は、収縮性のあるロープで落ちないように固定して運びます。
うれしいポイント
サーフボードキャリアの魅力は、バイクやスクーターなどを利用して必要最低限の荷物で移動できる点です。取付けや取り外しは簡単なものが多く、ウエットスーツを着たまま移動できます。自宅が海に近い方はサーフィンを楽しんだ後に濡れたままで帰宅して、すぐにお風呂に入るといった使い方も可能です。
また自動車であれば、台数が限られている駐車場が少なくありません。バイクであれば比較的駐車スペースに余裕のある場所が多く、駐車場も見つけやすいでしょう。
運ぶことは違法?
サーフボードキャリアは違法の可能性あり
道路交通法第57条1項では、制限を超えたものを搭載してはならないという決まりがあります。バイクの場合は、横15cm、縦30cmを超えるものを載せて移動してはなりません。そのため種類や運び方によっては、サイズがオーバーしているものもあります。
今からアイテムを選ぶ場合は、意識してみてください。またボードを手で持った状態で移動する方法も道路交通法に違反します。行わないようにしてみてください。
地域によって対応が異なる
自治体の条例や地域の警察の考えによって、取締りの対象となるかどうかが異なります。地域によっては、取り締まりの強化をしている地域も少なくありません。過去には神奈川県が取り締まり強化を依頼して、地域で一斉に取り締まりをしたこともありました。
目視でみて適切なサイズで積載制限を越えなければ、取り締まりの対応になりにくいといえるでしょう。行きたいサーフィンスポットのローカルルールがあるのであれば、確認しておくことをおすすめします。
道路交通法に違反した場合は
罰金がある
サーフボードをバイクで運ぶ際に、道路交通法に違反すると罰金が命じられることも少なくありません。罰金の額は原付が5,000円、自動二輪は6,000円です。自転車の場合にも、注意や指導を受ける可能性があります。
違反点数は1点なので、免許の更新にも影響する恐れもあるでしょう。また地域によっては、特別な罰金や罰則を定めた条例があるケースも少なくありません。念のため地域の条例を確認してみてください。
対応は突然変わる可能性も
地元警察や道路交通法の対応は、変更になる可能性があります。積載制限を守れば取り締まりの対象にはならないので、常に最新の情報を確認して対応するといいでしょう。今後キャリアを販売している業者に対する取り締まりが強化される可能性もあるので、購入時にもよく確認が必要です。
分からないことがあれば、キャリアを販売している業者、出発地やサーフィンスポットの警察に相談してみるといいでしょう。
高速道路でも注意
高速で移動すると交通事故にあう可能性が高まる
バイクにサーフボードを取り付けて高速道路を走る場合も、違反になる可能性があります。場合によっては、取り締まりを受けて罰金や罰則、注意を受けることもあるでしょう。バイクで長距離移動する場合は、宅配便を利用してサーフボードだけを先に目的地に送ることをおすすめします。
また高速道路にかかわらず、バイクに取り付けて高速で移動することは交通事故を起こす可能性が高いものです。道路交通法を守りながら、一般道の走行する計画を立ててみてください。
運ぶ計画を立てる場合は
サイズがわかる規制品を選ぶことがおすすめ
法律的に問題のないサイズであれば、バイクでの移動も咎められないでしょう。しっかり確認してから、自分にあったアイテムを選ぶことをおすすめします。自分で持ち運ぶアイテムを作る方も多いですが、サイズがはっきりしている既製品の方がサイズがわかりやすいでしょう。
またバイクのサイズに合わないものは危険です。原付に大きいサーフボードは違反になる可能性が高いので、避けた方がいいでしょう。
取り付け方をしっかり確認する
取り付け方が間違っていると、サイズが合っていても道路交通法に違反したサイズになる恐れが高いものです。サーフボードキャリアの取り付けに関する説明書を確認して、正しく取り付けしてみてください。
サーフボードキャリアの多くは、ビスとリアキャリアを利用して固定します。バイクや原付の種類によっては、取り付けられない困難な場合もあるので注意が必要です。
違反を気にせず運ぶには
現地でレンタルする
バイクでサーフィンに行きたいけれど違反が心配という場合は、現地でサーフボードを用意する方法をおすすめします。人の多いサーフィンスポットでは、レンタルショップも充実しています。自宅にサーフボードの置き場所がないという方も活用できるのでおすすめです。
まだサーフボードを持っていないという方や仕事や趣味がいそがしくて頻繁にサーフィンには行けないという方は参考にしてみてください。
サーフショップのボードロッカーを利用
よく行く海が決まっている方は、サーフショップのボードロッカーにサーフボードを保管しておく方法もおすすめです。サーフショップは海まで徒歩圏内で行ける立地が少なくありません。サーフショップまでバイクで向かい、サーフボードを受け取りサーフィンに行くといいでしょう。
持ち運ぶ方法はほかにも
車への搭載
違反する可能性が高いなら別の方法でサーフィンに向かいたいという方もいるかもしれません。その場合は、免許をお持ちでしたら車がおすすめです。車は車内と車外に取り付ける方法があり、適切に搭載すれば道路交通法に違反する心配もいりません。
免許をお持ちの方は、バイクと車のどちらが利便性が高いかよく検討するといいでしょう。
サーフィンボードを電車で運ぶ
サーフィンスポットが遠い場合は、電車を使う方法もおすすめです。電車で移動した場合は、駅近くのロッカーに貴重品を預けておけば気軽にサーフィンが楽しめます。身軽にサーフィンしたい方にとっては、メリットが大きいでしょう。
バイクでサーフボードを上手く運ぼう
サーフィンには、必要なアイテムがあります。足を運ぶ場合は、道路交通法に違反しないようにうまくバイクに荷物を取り付けましょう。サーフボードやサーフボードキャリアにも色々なサイズや形があるので、ご自身のバイクに取り付けて問題ないか確認してみてください。
今回は、一般的な道路交通法の考え方をご紹介しました。地域によっても対応が異なる可能性があるので、サーフィンをしたい地域でチェックしてみてください。
サーフィンが気になる方はこちらをチェック
今回はバイクでサーフィンに行く方法についてご紹介しましたが、サーフィンにはほかにも注意すべきポイントがあります。以下の記事では、サーフィン初心者が知っておきたい情報をご紹介しているので、参考にしてみてください。
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