リトルマーレー
シュガーグライダー
気軽にサーフィンが始められるボード
ミックファニング(MFソフトボード)について
ミックファニング氏はWSL(ワールドサーフリーグ)のツアーにおいて2007年と2009年、2013年の3度にわたり総合優勝を獲得した有名なサーファーで、2018年にツアーからは引退しますが、昨年はワイルドカードでツアーに参加するなど、現在でも一流プレイヤーとして活躍しています。
MFソフトボードはそんなオーストラリア出身のプロサーファー・ミックファニング氏が立ち上げたブランドです。
プロサーファーも楽しめる本格的なソフトボード
MFソフトボードの商品は実際にミックファニング氏が考案・開発したボードを忠実に再現しているのが特徴。実際にご本人がオーストラリアのゴールドコーストで愛用しているモデルもあり、ソフトボードでありながら本格的なライディングを楽しめます。
ミックファニングのソフトボードにはメリットが満載
ミックファニングは2018年に日本初上陸以降、毎年のように多彩な商品をリリースしてきました。初心者でも簡単に乗ることができて、上級者も満足できる剛性や性能の高さが評判です。
以下ではそんなミックファニング製のソフトボードの魅力や選び方について解説し、おすすめのモデルをピックアップしていきます。本記事は2022年6月15日の情報をもとにしました。ご購入の際は最新の情報をご確認ください。
ミックファニングのソフトボードの魅力とは
1.内部の構造はハードボードと同じ
ミックファニングのソフトボードには、EPSフォームの芯材をエポキシ樹脂でラミネートするというハードボード(EPSボード)と同じ工程が用いられています。異なるのはその後で表面をIXPEというスポンジ素材で覆っていることです。
一般的なソフトボードと比べると剛性が高く、ハードボードなみのアクションを楽しめるのが魅力で、表面が柔らかいので子供でも安心してサーフィンを楽しむことができます。
2.マシン加工により個体差が少ない
こちらのソフトボードの削り出しには「AKU」という精度の高いシェイプマシンが使われているため、ミックファニング氏の設計どおりの形状が忠実に再現されています。安定した性能が得られるだけでなく、大量生産によりハンドシェイプの製品に比べて低価格で入手できるのもうれしいポイントです。
3.ハードボード用の本格的なフィンが使える
ミックファニングのソフトボードのフィンは一般的なソフトボードに用いられている貫通式ではなく、ハードボードと同じ埋め込み式です。付属しているのはソフトフィンですが、FCSIIまたはFutures互換のハードフィンを取り付けることも簡単にできます。
本体の耐久性が高いので、フィンをアップグレードしながら、初心者から上級者まで長い間楽しむことができるでしょう。
4.かっこいいデザインも魅力
性能だけでなく洗練されたデザインも人気のポイントです。遠目からもミックファニング製と分かるのが特徴のシンプルなロゴを筆頭に、ボードのボトムには精密なコンケーブ(溝)が設けられるなど、ソフトボードとは思えない繊細なつくりになっています。
ミックファニングのソフトボードの選び方
1.11種類のラインナップから選べる
現在公式サイトではスクールレンタル用を除いて11種類のソフトボードが掲載されています。以下の表にはソフトボードをリストアップし、長さや推奨されるフィンの数、テールの形状といった選ぶのに重要なポイントを付記しました。
商品名 | 長さ | 推奨フィン数 | テール形状 |
ユージーン | 5'0~5'10 | 3 | スクエア |
リトルマーレー | 5'2~5'10 | 3または4 | ワイドダイヤモンド |
キャットフィッシュ | 5'4~5'10 | 4 | スワロー |
DHDツイン | 5'4~6'0 | 2 | スワロー |
クマフィッシュ | 5'4~6'0 | 2 | スワロー |
ブラックダイヤモンド | 5'10~6'10 | 3 | ラウンド |
ビースティー | 6'0~8'0 | 3 | ワイドラウンド |
シュガーグライダー | 6'6~8'0 | 1 | ピン |
ツインタウン | 6'6~8'0 | 2 | スワロー |
スーパーソフトクアッド | 6'0~8'6 | 4 | ワイド |
スーパーソフト | 6'6~9'0 | 3 | ワイドラウンド |
2.初心者にはファンボードやロングボードがおすすめ
サーフボードの長さは6'6(6フィート6インチ)以下がショートボード、9'0(9フィート)以上がロングボード、その間の長さのボードはファンボードやセミロングボード(8フィート以上)と呼ばれます。
ロングやファンボードは安定感があり、テイクオフやライディングの練習におすすめです。また、ソフトボードはハードボードに比べて浮力が大きいため、短いボードでも比較的短期間で乗りこなせるようになるでしょう。
3.フィンやテールのバリエーションが豊富
フィンやテールの形状はサーフィンのスタイルを決める重要なスペックです。ミックファニングには安定性とパフォーマンス性を兼ね備えたトライ(3本)フィンタイプの複数のモデルがあります。
また、ラインナップにはテールが2つに分かれたフィッシュボードが多いのも特徴。初心者でもソフトボードならではの浮力を利用して、独特の乗り心地を楽しむことが可能です。
おすすめMFソフトボード【ショートボード】2選
1.リトルマーレー
リトルマーレー
ここからはおすすめのボードをピックアップし詳細にご紹介していきます。リトルマーレーは5'2から5'10までのサイズがあり、5'10(172.7cm)タイプを例にとると、幅が56.2cmもあり浮力が大きいのが特徴です。
軽量なショートボードでテイクオフがしやすいので、初心者や子供用としてもおすすめできます。カラーはスカイブルーとコーラルピンクの2種類があり、価格は56000円ほどです。
フィンのセッティングにより多彩なスタイルを満喫
ソフトボードですがボトムのフロント側にはシングル、バック側にはダブルのコンケーブ(溝)が施されていて推進力とコントロール性能のバランスがよいのが特徴。ボードのロッカー(反り)は小さいため、パワーのない波であっても素早くトップスピードに乗せることができるでしょう。
5つのフィンが取り付け可能ですが、トライフィンで大きなカーブを描いたり、クワッドで高速走行を堪能したりと多彩な遊び方ができます。
2.クマフィッシュ
クマフィッシュ
MFソフトボードと世界プロサーフィン連盟が共同で開催した、「グローバルシェイパーチャレンジ」で優勝したボードです。オーストラリア在住の日本人シェイパー・熊谷充功(みつのり)氏がデザインしたため、「クマ」の名前が付いています。
スワローテールにツインフィンの構成なので、トライフィンの板とは一味違う遊び方ができるでしょう。カラーはベージュとホワイトの2種類があり、53000円ほどの価格帯です。
ハードボードに劣らない性能が魅力
クマフィッシュは幅が53.3cm・厚み6.7cm(5'8の場合)とボリュームがあるため浮力が大きいのが特徴。接触面が大きいフラットデッキは波の力を受けやすく、スムーズにテイクオフができます。
また、ボトムにシングル~ダブルコンケーブ~VEEを最適配置することにより、スピード感を楽しめるのも魅力です。ミックファニング氏が多くのボードの中から選定したハイスペックボードを試してみてはいかがでしょう。
おすすめMFソフトボード【ファンボード】2選
1.ビースティー
ビースティー
ビースティーはトライフィンを標準装備した6~8フィートのファンボードです。ワイドラウンド形状のテールが波を効率的にキャッチするため、弱い波でも比較的簡単にテイクオフができます。
テールだけでなくノーズも丸みを帯びた形状なので、混雑したポイントでも安全にサーフィンを楽しめるでしょう。カラーはスカイブルーとコーラルピンク、ベージュがあり、価格は6万円~7万円ほどとサイズにより異なります。
初心者から上級者まで楽しめる汎用ボード
ビースティーのボトムには前方からシングル~ダブルのコンケーブが設けられていて、スピード感と操作性の高さを兼ね備えています。7フィート以上のラインナップはロングボードと同様の安定感があり初心者の方からも人気です。
短めの6フィートモデルはパフォーマンス性能が高く上級者にもおすすめ。お好みのハードフィンをセッティングして、より高度な技を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2.シュガーグライダー
シュガーグライダー
6'6から8'0までのサイズのラインナップがあり、ソフトボードとしては珍しいシングルフィンの製品です。ロングボードほどの長さはありませんが、ソフトボードならではの浮力を利用して、ゆったりとしたライディングを満喫できます。
2021年にリリースされた新しいモデルで、カラーはグレーとメルロー(赤ワイン色)の2種類。サイズにより4万円から6万円ほどの価格帯です。
クラシックボードで多彩なサーフィンを満喫
形状はノーズ・テールともにやや鋭角のピンタイプで、パワーのある波に乗った場合でも、しっかりとホールドしてくれます。シングル~ダブルのコンケーブと直進性の高いシングルフィンの組み合わせにより、安定したスピードが出せるのも魅力です。
大きなライン取りでグライドを楽しむのが定番の遊び方ですが、最近では本場オーストラリアのようにフィンを外して自由なサーフィンスタイルを楽しむ方も増えています。
評判のサーフボードで波乗りを満喫しよう
ミックファニング製ソフトボードの概要をご紹介し、おすすめ品をピックアップしてきました。有名なプロサーファーも実際に愛用する本格的なソフトボードで、推進能力やターン性能に優れ上級者からも人気があります。
また、ハードボードに比べて低価格で簡単に乗ることができるため、初心者用としてもぴったりです。売り切れになることも多い人気商品のため、気になるソフトボードがありましたらお早目にチェックしてみてください。
ミックファニングのソフトボードが気になる方はこちらもチェック!
ミックファニング以外にも人気のソフトボードは数多くあります。下にはソフトボードを含めたサーフボードの選び方や、おすすめの商品についての記事をリンクしました。こちらもあわせてお楽しみください。

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